2024年01月24日更新

監修記事

浴室の断熱リフォームをする費用・価格は?

浴室の寒さは、天井や床、壁、窓などに十分に断熱対策されていないことが原因です。快適に入浴できないだけでなく、急激な温度変化によるヒートショックなど命の危険も招きかねません。在来工法やユニットバスの浴室の断熱リフォームをご紹介します。

浴室全体を断熱リフォームする費用は?

浴室の断熱リフォームをする費用・価格は?

築15年以上を迎えているのであれば、浴室全体をリフォームすることがおすすめです。あまり寒さを感じていない場合でも、設備の劣化が進んでいることが多いものです。寒い季節の前に、リフォームを検討してみましょう。

在来工法の浴室全体をリフォームする場合の費用

昔ながらのお風呂である在来工法の浴室全体をリフォームして断熱化する場合、費用の相場や工期はどのくらいになるのでしょうか?

1.在来工法の浴室から在来工法の浴室へリフォームの場合

在来工法の浴室を、同じ在来工法の浴室へ断熱リフォームする場合、工期は約1~2週間かかり、費用は約100万〜150万円が相場です。

在来工法は、いわばオーダーメイドで作る浴室です。しかし、こだわった分だけ工期も費用もさらに上乗せされるので注意しましょう。

2.在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームの場合


施工:ぐっとリフォーム

最新のユニットバスは断熱効果も高いため、在来工法からユニットバスへリフォームする場合も多いようです。費用の相場は約90万〜120万円、工期は約1週間〜10日かかります。

ユニットバスの浴室全体をリフォームする場合の費用

古いユニットバスから最新のユニットバスへリフォームする場合、費用の相場は約60万〜100万円工期は約3〜5日です。

浴室を部分的に断熱リフォームする費用や工事内容は?

浴室の断熱リフォームをする費用・価格は?

浴室の断熱効果を高めたいけれど全体をリフォームするほど費用をかけられない、まだ全体的な劣化は見られない、などという場合には部分的な断熱リフォームがおすすめです。

断熱タイル

在来工法の浴室では、冬の入浴時に床のタイルから冷たさを感じやすいものです。既存のタイルの上から断熱タイルを貼ると、足元からの冷えを防ぐことができます。クッション性もあり、転倒時の不安も減らせます。

性能やタイルのサイズによっても費用は変わりますが、1平方メートルあたり、約1万〜2万円が相場です。工期は約1〜2日ほどで完了します。

断熱塗装

浴室は、塗装によっても断熱効果を得ることもできます。在来工法だけでなく、ユニットバスでも施工は可能です。ヒビなど気になる部分も合わせて補修できます。

浴室の断熱塗装の費用は約5万〜20万円が相場です。約1日半〜3日で完了します。

床下断熱

浴室が寒い理由に、床下の基礎部分の断熱がきちんとされていないことがあります。そのような場合には、床下に断熱材を入れて外気から浴室を守る床下断熱のリフォームが効果的です。

浴室の床下基礎断熱リフォームは、1平方メートルあたり約7,000円〜が費用の相場となっています。工期は約1日ですみます。

内窓を設置

窓の隙間から外気が入り込んできてしまうと、どんな断熱効果も感じられません。今ある窓に内窓をつけると、サッシの間に空気の層ができて断熱できます。アルミよりも樹脂サッシの方がより高い断熱効果が感じられます。

内窓の設置は約4万〜10万円が相場です。工期は約1日で完了します。内窓が難しい場合には、複層ガラス(ペアガラス)に交換することもおすすめです。こちらは、約3万〜15万円が相場となっています。

天井断熱

より高い断熱効果を得るためには、断熱材は横壁や床下だけでなく、天井も囲っておく必要があります。天井の部分に断熱材を入れることで、断熱効果を高めます。

天井断熱では、1平方メートルあたり約4,000円〜が費用の相場です。施工には、約2日〜4日かかります。

外壁の基礎断熱

外気の影響を受けにくくするために、外壁を断熱リフォームする外断熱という方法もあります。しかし、浴室が位置する部分の外壁だけでなく、家全体の壁を施工するのが一般的です。

外断熱には、建物の外側から断熱材で覆う方法と、既存の外壁を崩して断熱材をはめ込む方法があります。費用は、1平方メートルあたり約1万〜3万円が相場で、工期は約2週間〜1ヶ月かかります。

浴室換気暖房機の設置


施工:ぐっとリフォーム


寒い浴室を一気に暖かくしてくれるのが浴室換気暖房機です。乾燥機能も併せ持っているタイプもあるので、不在の間に洗濯物を乾かすことができるなど便利に使えます。

浴室換気暖房機の設置費用は、約10万〜30万円が相場です。工事は約半日で終わります。

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浴室断熱リフォームする際の注意点は?

浴室断熱リフォームについて、注意しておきたい点を挙げておきましょう。

結露

浴室の断熱対策をしていない寒い浴室は、結露を招きます。そのまま放っておくと、カビや水垢が発生してしまいます。また、カビの胞子がばらまかれてしまい、アレルギーなどの原因にもなりかねません。

浴室の断熱リフォームをしたあとも、入浴後は壁や天井の湿気をしっかりと拭き取る、換気をするなど心がけるようにしましょう。

できれば、浴室暖房乾燥機(15万程度)の設置が理想的です。この機器とスキ間処理だけでも、かなり改善されリフォームの必要がなくなったケースも多々あります。

自分でDIYする場合

浴室の断熱リフォームを、自分でDIYしようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、浴室の断熱リフォームでは、専門の知識が必要となるため、DIYによる施工はトラブルの原因となってしまいます。

浴室の断熱リフォームを検討する場合には、必ず専門のリフォーム会社に依頼するようにしましょう。

また、各自治体で省エネリフォームに対する補助金制度と減税制度などの制度があります。
有効に活用しましょう。

お風呂・浴室リフォームで、優良な会社を見つけるには?

本記事の浴室リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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