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2019年10月25日更新
ユニットバスのメリットとデメリットは?
浴室リフォームでも最も人気が高いユニットバスは、短い工期や家事効率を助けるデザインなど、数々の魅力的なメリットを持っています。しかし、設置条件や規格がリフォーム時のデメリットとなる事もありますので、メリットと併せて、ユニットバスの特徴をよく把握しておきましょう。
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- 監修者樋田明夫
目次
ユニットバスリフォームを行うために
お風呂のリフォームを行う前に、まずはその種類を知っておきましょう。
現在、お風呂のリフォームは、ほとんどの現場でユニットバスが採用されています。
それに対し、昔ながらの在来工法も、一定のシェアを有しています。

ユニットバスのお風呂の特徴
ユニットという名前の通り、ユニットバスは壁や床、浴槽などの部材がセットになった、規格品のお風呂の事です。
それぞれの部材は工場であらかじめ作られており、設置箇所の現場で組み立てます。
もう1つの浴室の作り方
部材があらかじめ完成しているユニットバスに対し、部材をコンクリートや木材を使って現場で1から整えて作成する浴室の作り方は、在来工法と呼ばれます。
ユニットバスが登場するまで、浴室はこの工法で作られていました。
ユニットバスの規格サイズを知っておくメリットとは
ユニットバスには一定の規格サイズが存在します。どのような規格があるのかについて詳しくみていきましょう。
ユニットバスの規格サイズ
ユニットバスの規格サイズは通常、4桁の数字で表記されています。この4桁の数字は頭2ケタと後2ケタでそれぞれ意味を持ち、頭2ケタが幅を、後2ケタが奥行の寸法を表しています。
たとえば「1612」という規格サイズについて見てみましょう。この数字からは、頭の2ケタの16が幅1600mmであることを表しており、後2ケタの12は奥行1200mmであるということを表します。
ユニットバスの浴槽は長方形のものがほとんどであるため、一般的には長辺が幅、短辺が奥行となります。
ユニットバスの規格サイズを知っておくメリット
ユニットバスのリフォーム費用は機器のグレードや施工条件によって大きく異なるため、費用の相場も約50万~100万以上と幅広くなります。
そのためユニットバスの規格サイズについての知識があれば、希望する機器の費用相場をより簡単にリサーチすることができるでしょう。
また、業者との価格交渉の際に業者に言われるがまま機器を選ぶのではなく、自分の希望する商品を選びやすくなるというメリットもあります。
ユニットバスリフォームのメリット
多くのリフォームで選ばれているユニットバスは、費用や工事だけでなく、それまで使っていたお風呂で感じていた使いにくさや欠点を解消する使い勝手の良さなど、さまざまなメリットや利点を持っています。
わかりやすい価格設定
どのメーカーのユニットバスも、設備のグレードや選べるデザイン数に応じて、クラス分けされています。
お風呂リフォームの予算に合わせて、クラスごとに設定されている価格帯を参考に商品を選ぶ事が可能です。
工事にかかる手間を削減
部材が既に工場で作られた状態で現場に届くユニットバスは、リフォーム箇所の調整と組み立てのみという、少ない作業で済む点が大きなメリットです。
職人の手間賃も少なくて済み、在来工法に比べて短い工期が利点となります。
選びやすい部材と豊富なデザイン
ユニットバスの見た目は、一昔前まで、デザイン力に優れたメーカーは限られていました。
しかし、リフォームが盛んになった現在、各メーカーはデザインにも力を入れるようになり、選べる素材の種類も豊富になっています。

毎日の家事から負担を減らすしくみ
ユニットバスのデザインは、見た目だけでなく、家事効率に配慮した使い勝手の良さも特徴です。
抗菌性に優れた素材や、水はけの良いフロア材、汚れが自然に集まる排水溝など、毎日のお手入れを軽減するメリットがあります。
バリアフリーが標準仕様
現在生産されているユニットバスは、バリアフリー性にも配慮して設計されています。
浴室と脱衣所間の段差をなくし、浴槽のまたぎ高さも低く設計され、床フロアのすべりにくい加工などが代表的なバリアフリー性能です。
安心の断熱性と気密性
ユニットバス最大の利点は、箱状の形によって作られる断熱性と気密性です。
さらに、壁や天井、床や浴槽の裏側まで張り巡らされた断熱材によって、冬でもお湯が冷めにくく、暖かいお風呂、浴室にする事ができます。
ユニットバスの欠点やデメリット
短い工期で、暖かくおしゃれなお風呂が手に入るユニットバスですが、設置条件をクリアしなければリフォームはできません。
その他、後付け品や特注品が取り入れられない点が、プランニングのデメリットとなる事もあります。

スペースに納まるかどうかを最初に要検証
箱型のユニットバスは、設置スペースに全体が納まらなければ設置する事ができません。
天井の梁や、屋根の傾斜、壁の柱などが干渉する場合、オーダーメイドのユニットバス商品か、在来工法を検討する必要があります。
部材の後付けはできない事がある
ユニットバス設置後に使いにくいと感じ、設備を追加したくても、天井や壁の解体など大掛かりな工事を伴います。
或いは部材自体が後付けに対応しておらず、リフォーム後に変更できない事がありますので注意しましょう。
特注の商品には対応していない
ヒノキ風呂や特殊な形状の浴槽などを取り入れたくとも、決められたカタログの中から選ぶしかなく、規格外の設備に対応していない点が、ユニットバスのデメリットと言えるでしょう。
これらのこだわりをどうしても浴室に取り入れたい場合は、在来工法で全ての部材を1から選ぶ事になります。
ユニットバスリフォームの見積もりを相見積もりにするメリットとは
ユニットバスのリフォームを行う場合は1社だけでなく、必ず複数の業者へ相見積もりを取るようにしましょう。
業者によって得意とする作業や部材の仕入れ先が異なるため、同じ内容のリフォームであっても費用が異なることがあります。
そのため、相見積もりを取ることによってより良い価格や条件でリフォームを行うことができる可能性が高まります。
また、正式に契約を締結する前に業者の対応を比較することもできるため、後々のトラブルを避けることにも繋がるでしょう。
ユニットバスリフォームにメリットのある補助金や減税制度はあるの?
ユニットバスリフォームを行う際に特定の条件を満たしていれば、補助金の交付を受けたり減税制度を利用できることがあります。
補助金や減税を受けるためには実施するリフォームが耐震リフォーム、バリアフリーリフォーム、省エネリフォーム等に該当する必要があります。
それぞれのリフォームの内容について見ていきましょう。
1つ目の「耐震リフォーム」とは、住宅の耐震性を高めるために行うリフォームのことを言います。
耐震リフォームは浴室のように限られた範囲のみで実施するのではなく、通常は住宅全体を対象として行います。この時、リフォームの対象範囲内に浴室が含まれている場合は、浴室部分についても補助金の交付を受けることが可能です。
2つ目は「バリアフリーリフォーム」です。バリアフリーリフォームとは高齢者や身体の不自由な方が安全に暮らしやすい住宅環境を整えるためのリフォームのことを言います。
浴室をバリアフリー化する場合は、壁に手すりを設置する、入口付近のスペースを広げる、浴室の床を滑りにくい素材に変更する等のリフォームが該当します。
3つ目は「省エネリフォーム」です。省エネリフォームとは、住宅の気密性・断熱性を高めることによって、必要なエネルギーを省力化するためのリフォームのことを言います。
浴室に関して言えば、給湯設備を省エネ効果の高いものに交換したり、窓を断熱性の高いものに交換するといったリフォームが該当します。
お風呂・浴室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたお風呂・浴室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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