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2019年01月23日更新
本棚リフォームで本収納の悩みを解決!リフォーム&収納アイデア5選
本が好きな人の場合増えてしまう本の収納方法に悩んでしまうことはありませんか。本をスムーズに出し入れしたり、本が増えても片付いて見える収納にするにはどのような方法があるのでしょうか。今回は本棚リフォームについて詳しくご紹介します。
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この記事の監修者株式会社KURODA一級建築士事務所坂田理恵子
本棚収納の2つの方法

本棚を設置したい場合、本棚を施工業者に造作してもらうというリフォームがあります。また業者に依頼してリフォームするときの本棚は、造り付けタイプとビルトインタイプの2つの収納方法があります。
では、2つの施工方法の特徴やメリット・デメリットにどのようなことがあるのか、詳しく見ていきましょう。
造り付けタイプの本棚
本棚の造り付けタイプは、自分が欲しい形や色、サイズなど詳細を家具メーカーなどの職人にオーダーし、自分好みの本棚を作るタイプのことです。
市販品の本棚の場合サイズが合わなかったり、使いづらいなどの不具合があるかもしれませんが、オーダーして作った本棚なら自分が使いやすいように設計できるため、長年愛用できる本棚として使用できます。
造り付けタイプのメリット
造り付けタイプのメリットは以下の通りです。
- 高さや幅などの寸法を細かく指定できるため、サイズで悩む心配がない
- 寸法をミリ単位で調節できるため、部屋の凹凸に合わせた形に対応できる
- 色や素材などのデザインも自由自在でインテリアに合わせられる
- 造り付けするときに耐震補強ができるため、耐震性に優れている
造り付けタイプのデメリット
造り付けタイプのデメリットは以下の通りです。
- オーダーするため費用が高額になる可能性がある
- 施工業者との打ち合わせの頻度が多い
- 本棚が完成し終わらないと、どのようなものが出来上がるのか分からない
- 完成するまでに時間がかかる
- 壁や天井に設置した場合、撤去するのが難しくなることがある
- 構造などが複雑なデザインの場合、対応できる工場などが限られる場合がある
ビルトインタイプ
ビルトインタイプとは、壁一面に本棚を埋め込んでいるのが特徴です。他にも壁面収納や埋め込み収納とも呼ばれています。こちらも幅などの寸法を伝えオーダーする方法が一般的になります。
市販品の本棚の場合、壁一面に合うように購入しても少しすき間が空いてしまったり、本棚が入らなかったという不具合が起こる場合もありますが、ビルトインタイプでは業者に依頼するため本棚を壁一面にぴったり収めることができます。
ビルトインタイプのメリット
ビルトインタイプのメリットは以下の通りです。
- 壁にぴったり収めることが可能
- 部屋の雰囲気にあった本棚を作ることができる
- 耐震性に優れている
ビルトインタイプのデメリット
ビルトインタイプのデメリットは以下の通りです。
- ビルトインタイプの本棚を撤去したくても、簡単に撤去できない
- 普通の壁に戻すことが難しい
- 壁一面を本棚にしているため目立ちやすくなり、常にきれいにしておく必要がある
本棚リフォームするときのポイントと注意点
本棚リフォームするときに、失敗しないしないためには本棚造りのポイントと注意点が3つあります。
奥行を取りすぎないようにする
本棚を作るときに「たくさん本を入れたい」と奥行を取りすぎると、ほこりが溜まりやすくなり掃除も大変になる可能性があります。
また、奥と手前の2列にわたって本を収納すると、奥の本が見えなくなったり、取り出しにくくなるため本棚として使いづらくなってしまいます。
そのため、本棚の奥行は30センチ程度にし、必要以上に奥行を取らないようにすると掃除しやすく本を見つけやすい本棚になるでしょう。
棚板の高さを合わせるにする
棚をはずして移動させることができる「可動式本棚」は、便利な反面、棚の位置が変わることによって本の高さや棚板の高さも変わり、雑然とした印象を与える可能性があります。
もし可動式の本棚を利用したい場合は、高さをそろえて棚板が通るような本棚にすると整然とした印象を与えることができ、部屋がきれいに片付いているように見られます。
地震対策として扉を付ける
地震大国日本では頻繁に地震が発生しています。そのとき、本棚から重たい本が頭の上から落ちてきたら大変危険です。また落下した大量の本により避難経路などが遮られたり、部屋の扉が開かなくなる恐れもあります。いつ大きな地震が起きてもいいように、地震対策として本棚にはロックがかけられる扉を付けるといいでしょう。
また本棚に扉を付けることで落下防止になったり、ほこりも入りにくくなります。
本棚リフォームのアイデア5選

ここでは、本棚リフォームのアイデアを5つご紹介していきます。
本好きが憧れる壁一面の本棚
様々な大きさの箱を組み合わせて作る壁一面の個性的な本棚です。頻繁に読む本は下に、上部の箱には小物などの飾りを置いて、使いやすいレイアウトにすることができます。
箱の大きさもいろいろあるので、大きい本から小さい本など本の大きさに応じて収納できます。
廊下や玄関のスペースを利用した本棚
リビングを広く使いたい場合、廊下に本棚を設置するのも有効です。通常何もない廊下の壁に大容量の本棚を設置し、小さな図書館のような空間にすることもできます。普段使わないスペースを本棚に有効利用できます。
間仕切りと兼用の本棚
壁に本棚が作れない場合、間仕切り本棚を作るのも1つの方法です。間仕切り本棚とは壁の代わりに床から天井までを本棚にしたもので、大容量の本が収納できます。
また、腰の高さまでにすれば間仕切りカウンターとして使用することも可能です。
階段を本棚収納に利用する
階段の下や踊り場の壁など、本棚を設置できる場所は意外とあります。階段付近は収納として使用していない場所が多いので、本棚を設置しやすい場所といえるでしょう。
クローゼット式収納の本棚
あまり本棚を人に見られたくない人には、クローゼット式収納の本棚がおすすめです。本をたくさん収納できるのはもちろんのこと、本棚をしっかり隠すことができるので好きな本を好きなだけ収納することが可能で、紫外線などから本を守ることができます。
本棚リフォームの費用相場
次に、本棚リフォームの費用相場や本棚リフォームの費用を抑えるコツについてご紹介します。
壁一面の本棚の価格相場は?
造り付け本棚の価格相場は、約12~約50万円になります。しかし、本棚の設置場所やサイズなどによって金額が違います。
- リビングに壁一面の本棚を設置した場合:約40万円~約70万円
- 書斎や寝室の壁一面に本棚を設置した場合:約15万円~約20万円
※あくまでも相場になりますので、詳細な金額は施工業者に見積もりを依頼しましょう
本棚リフォームの費用を抑えるコツ
本棚リフォームをする場合、選ぶ建材などの材料費・工賃費用・人件費などによって大きく金額が違います。一般的に家具屋さんにオーダーするよりも大工さんにオーダーする方が価格を抑えることが可能です。
また同じ本棚でも施工業者によって金額か違うことがあるため、本棚リフォームをするときは複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが費用を抑えるコツになります。
リフォームする際のポイント
もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。
リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。
正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。
その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。
それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。
複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。
このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。
「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
