2024年06月05日更新

監修記事

屋上防水とは?工法の種類・費用相場・耐用年数を紹介!

屋上防水は、屋上からの雨漏りを防ぐために必須の工事で、FRP防水などの4つの工法があります。
屋上防水の工法はそれぞれ特徴が異なるため、最適な工法を選ぶことが大切です。
そこでこの記事では、屋上防水工事を検討中の方が最適な工法を選べるよう、工法ごとの費用相場や耐用年数などを紹介します。
屋上タイプ別のおすすめ工法も紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。

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屋上防水とは?

屋上防水とは、雨風にさらされている屋上を守り、雨漏りを防ぐために行う防水工事のことです。

勾配のある屋根に瓦や金属屋根を施工して雨漏りを防ぐように、勾配がなく雨水が流れにくい陸屋根には防水工事が必要になります。

屋上(陸屋根)の広さや形状などによって、選ぶべき防水工法は異なるので、次項で工法ごとの特徴の他、費用相場・耐用年数についても合わせて紹介していきます。

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屋上防水の種類別に特徴・費用相場・耐用年数を紹介

屋上防水の種類は以下の4つです。

  • FRP防水
  • ウレタン防水
  • シート防水
  • アスファルト防水

FRP防水とウレタン防水は、塗装による防水工法であるという点は同じですが、特徴などが異なる上に、それぞれ多く採用される工法なので別々に紹介していきます。

【屋上防水1】FRP防水

FRP防水を施工する屋上
出典:三井化学産資株式会社-FRP防水
メリット
デメリット
  • 摩耗に強い
  • 施工時間が短い
  • 補修が簡単
  • 耐用年数がやや短い
  • 定期的な補修が必要
費用相場6,000〜9,000円/㎡
耐用年数10〜12年
FRP防水の費用相場・耐用年数

FRP防水は、液体の樹脂に、硬化剤や補強材であるガラス繊維を混ぜ合わせて作るFRPを使った防水工法です。

FRP防水については、下記記事でメリット・デメリットを詳しく解説していますので、FRP防水を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

>>屋上のFRP防水についてはこちら

【屋上防水2】ウレタン防水

ウレタン防水を行った屋上
ウレタン防水を施工
メリット
デメリット
  • 費用が安い
  • 複雑な形状に対応できる
  • 補修が簡単
  • 耐用年数がやや短い
  • 摩耗に弱い
費用相場7,000〜10,000円/㎡
耐用年数10〜12年
ウレタン防水の費用相場・耐用年数

ウレタン防水は、FRP防水と同じく「塗膜防水」に分類され、ウレタン樹脂を使う工法です。比較的安価に施工でき、複雑な形状にも対応できるのが魅力となっています。

ただ、摩耗に弱いので頻繁に人が出入りするような屋上であれば、シート防水やアスファルト防水を選択するのがおすすめです。

【屋上防水3】シート防水

シート防水を施工した屋上
出典:ロンシール工業株式会社-シート防水施工事例
メリット
デメリット
  • 面積が広くても対応できる
  • 施工しやすい
  • 工法によっては騒音が発生する
  • シートが破れると防水性が低下する
費用相場8,000〜15,000円/㎡
耐用年数10〜15年
シート防水の費用相場・耐用年数

シート防水は、塩化ビニールやゴムのシートを密着工法」または「機械的固定工法」で敷く防水工法です。

以前は安価なゴムシートを使うのが主流でしたが、シートが約1.5〜2.5mmほどと薄く、鳥のクチバシによって穴が空きやすいことから、厚みのある塩化ビニールシートが採用されるようになりました。

シート防水については、下記記事で詳しく解説していますので、シート防水を希望される方は合わせてチェックしてみてください。

>>屋上のシート防水について

【屋上防水4】アスファルト防水

アスファルト防水を施工した屋上
出典:写真AC-アスファルト防水
メリット
デメリット
  • 耐用年数が長い
  • メンテナンスサイクルが長い
  • 施工時に臭いや煙が出る
  • 施工費が高い
費用相場11,000〜20,000円/㎡
耐用年数15〜25年
アスファルト防水の費用相場・耐用年数

アスファルト防水は、木造住宅のリフォームでは採用数が少なくおもにマンションやビルの屋上の防水工事に採用される工法です。

合成繊維不織布にアスファルトを含ませた後、加工したシート状のルーフィングを重ねていくことで防水層を作り上げていきます。

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屋上タイプ別のおすすめ工法

屋上の広さや状態などタイプ別に最適な工法が異なります。

以下より3つの屋上のタイプ別に、おすすめの工法を紹介していきますので、自宅の屋上がどのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

【タイプ1】面積が小さい屋上ならFRP防水

FRP防水を施工する前のベランダ
出典:写真AC-FRP防水

比較的安価で施工できるFRP防水は、施工しやすい一方で、伸縮性が低いため、動きの少ない面積が小さい屋上などに最適です。

同じく防水塗料を使うウレタン防水も小さい面積におすすめですが、硬化が約5日かかる上、摩耗性が低いため、硬化が早く摩耗性がウレタン防水より高いFRP防水の方が適しています。

FRP防水は、シート防水やアスファルト防水よりも使い材料が軽いので、住宅への負担を軽減できるのも魅力です。一戸建て住宅など、比較的面積の小さい屋上の防水工事であれば、FRP防水の採用を検討しましょう。

【タイプ2】広く平らな屋上ならシート防水

シート防水は、塩化ビニールやゴムのシートを敷き詰めていく工法なので、広く平らな屋上におすすめです。

防水塗装でシームレスに仕上げていくFRP防水とは違い、既製品のシートを張っていくのが主な作業なので、工事の際品質の差ができにくく、短工期なのが魅力のひとつです。

ただ、広い屋上であっても、凹凸があったり、換気口などがあって複雑な形状になっている箇所があったりするのであれば、シート防水は適しません。凹凸がある、複雑な形状である場合は、下地の形状に左右されず、複雑な形状にも対応できるFRP防水やウレタン防水の方が適しています。

防水工事の費用だけでなく、屋上の下地の状態や形状によって最適な工法を選択しましょう。

【タイプ3】メンテナンス頻度を減らしたいならアスファルト防水

耐用年数が約15〜25年と長いアスファルト防水は、耐久性だけでなく、耐水性・摩耗性にも優れているため、ほかの工法よりもメンテナンス頻度が少なく済みます。

屋上は、太陽光や雨風の影響を受け続ける場所なので、劣化しやすい工法では、こまめに補修が必要です。

耐用年数が短いと初期費用は安く済みますが、長期的なメンテナンスコストは高くなりがちです。そのため、マンションやビルの屋上における防水工事であれば、耐用年数が長いアスファルト防水を採用するのがおすすめです。

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屋上防水の工事のやり方を工法ごとに解説

屋上防水は、工法ごとに工事のやり方が異なるので、工法ごとの特徴をよりイメージしやすくするために、やり方について解説していきます。

【工法1】FRP防水

STEP
高圧洗浄機などを使って洗浄

下地補修が必要であれば、ひび割れや凹凸を埋める作業が入ります

STEP
下地にプライマー(下塗り材)を塗布

STEP
樹脂を塗布した後、ガラスマットを張る

STEP
樹脂を塗布した後、ガラスマットを張

この工程を2~3回繰り返します

STEP
仕上げ材であるトップコートを塗装

STEP
完成

樹脂の塗布とガラスマットを張る作業は2〜3回行いますが、樹脂の硬化を合わせても1〜2日で全ての工事が終わります。

同じ塗膜防水であるウレタン防水は、4〜5日ほどかかるので、約半分の工期で済ませられるのがFRP防水の強みです。

【工法2】ウレタン防水

サラセーヌの通気緩衝AV工法を行った屋上
サラセーヌの通気緩衝AV工法で施工
STEP
高圧洗浄機などを使って洗浄

下地補修が必要であれば、ひび割れや凹凸を埋める作業が入ります

STEP
下地にプライマー(下塗り材)を塗布

STEP
2〜3回に分けて、ウレタン防水材を塗布

STEP
仕上げ材のトップコートを塗装して完成

STEP
完成

ウレタン防水には「密着工法」と「通気緩衝工法」の2つの方法がありますが、上記は密着工法の手順です。

密着工法は、下地に直接ウレタン防水材を塗布していきますが、通気緩衝工法は下地に通気シートを施工した上でウレタン防水材を塗布します。

工程が多くなる分、通気緩衝工法の方が施工費が高いですが、コンクリートなどに含まれる湿気を逃がせるので「膨れ」の発生を抑えられるのが魅力です。

予算や施工する屋上の環境などを専門家にチェックしてもらった上で、最適な施工方法を提案してもらいましょう。

【工法3】シート防水

STEP
高圧洗浄機などを使って洗浄

下地補修が必要であればひび割れや凹凸を埋める作業が入ります

STEP
下地にプライマー(下塗り材)を塗布

STEP
ルーフィングシート用の接着剤を塗布

STEP
ルーフィングシートを張る

STEP
立ち上がり部を処理する

STEP
シートの接合部は、シール材で隙間のないように埋める

STEP
完成

上記は、塩化ビニールシートを使った密着工法の手順です。

密着工法の他に「機械的固定」という工法があり、それぞれ以下のような特徴があります。

  • 密着工法:専用の接着剤を使ってシートを張っていく
  • 機械的固定工法:固定ディスクと呼ばれる専用部品を使って屋根下地にシートを固定する

シートを全面接着することで耐風性が高まる密着工法は、作業工程が少なく済むのがメリットです。しかし、密着工法は下地の影響を受けやすいため、下地の影響を受けづらい機械的固定工法の方が多く採用されています。

ただ、機械的固定工法は、専用部品を打ち込む作業が必要で、密着工法よりも作業音が大きくなる点に注意が必要です。騒音によるトラブルを回避するために、近隣への事前挨拶をしておきましょう。

【工法4】アスファルト防水

STEP
高圧洗浄機などを使って洗浄

下地補修が必要であれば、ひび割れや凹凸を埋める作業が入ります

STEP
排水溝を設置

STEP
下地にプライマー(下塗り材)を塗布

STEP
アスファルトルーフィングを張る

STEP
溶かしたアスファルトをルーフィングに塗布

STEP
完成

上記は、アスファルト防水の熱工法の手順です。

アスファルト防水には、このほかにも「冷工法」や「トーチ工法」などがありますが、アスファルトルーフィングを張る作業までは手順は同じで、シートを張り合わせる方法やトップコート塗布の有無などが異なります。

冷工法

改質アスファルトシートをシール材で張り合わせ、トップコートで仕上げる

トーチ工法

アスファルトシートの裏面などをトーチバーナーであぶって張り合わせ、トップコートで仕上げる

熱や臭いが発生しない冷工法は、作業時の安全性は高いですが、熱を利用する他の方法よりも密着度が低いのがデメリットです。

それぞれメリット・デメリットがあるので、アスファルト防水を採用する際はプロと相談しながら方法を決定しましょう。

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屋上防水を自分でやるのは危険?

安全に屋上にのぼることができ、大きな剥がれや割れがない状態であれば、屋上防水を自分でやることは可能です。

ただ、表面がポロポロ剥がれているなど、防水層に凹凸や欠損が発生している場合は、専門的な技術が必要になるため、専門業者に依頼するのがおすすめです。

部分的な補修なら自分でもできる

ウレタン防水のように、防水塗料を塗り重ねて防水層をつくる工法を採用しているのであれば、ウレタン防水材やトップコートを購入して、自分で補修することも可能です。

また、シート防水で表面のトップコートが薄くなり、色あせが起きているのであれば、自分でトップコートを再塗装できるでしょう。

しかし、均一に塗装をしないと、ひび割れや剥がれが起きてしまう恐れがあるため、作業には注意が必要です。

自分で補修する際は「状態が悪化する可能性がある」という前提で行い、不安な点がある場合は専門業者に依頼しましょう。

広範囲の施工は専門業者に依頼がおすすめ

面積が広い屋上である場合や、FRP防水やウレタン防水で広範囲でひび割れ・亀裂が起きている場合など、広範囲で補修が必要なら専門業者に依頼するのがおすすめです。

広範囲で劣化が起きていると、雨漏りのリスクが高まっている状態なので、再度防水工事を行ったり、全面的に補修をしたりする必要があります。

転落の恐れがある危険な箇所も補修が必要になっている可能性が高いため、安全に作業できる専門業者に依頼しましょう。

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屋上からの雨漏り原因を工法別に紹介

屋上から雨漏りが発生してしまう原因を、工法別に紹介していきます。

なお、雨漏りが発生してしまった場合の修理方法については、下記の記事で詳しく紹介していますので「すでに雨漏りが起きている」という方は参考にしてみてください。

>>屋根の雨漏り修理についてはこちら

塗膜防水(FRP・ウレタン)

  • 塗膜のひび割れや剥がれ
  • トップコートの劣化
  • 排水溝の詰まり

FRP防水やウレタン防水などの、防水塗装をして防水層を形成する工法では、塗膜のひび割れや剥がれが雨漏りの原因となります。

歩行時の摩擦や、太陽光や雨風の影響を受けて、塗膜は徐々に劣化していくため、トップコートの再塗装などの補修が必要です。

また、面積が小さい屋上に採用されるケースが多いため、排水溝が詰まっていると、劣化した箇所から雨水が浸入しやすくなります。

あまり屋上に上がらない場合でも、定期的に排水溝の掃除を行い、防水層の劣化がないかもチェックしておくことが大切です。

シート防水

屋上の古い防水シートの破れと剥がれ
出典:写真AC-シートの剥がれ
  • シートの破れ
  • トップコートの劣化
  • 接合部の剥がれ

シート防水は、鳥のクチバシや落下物などにより、シートが破れてしまうことが雨漏りの原因のひとになります。

また、表面を保護するトップコートが劣化すると、シート間の接合部が剥がれ、雨水が浸入する可能性が高まるため、定期的な点検が必須です。

特に、鳥が屋上にとまっていることが多い場合は、シートが破れる可能性が高いです。雨漏り予防のために、鳥を寄せ付けない工夫をしておきましょう。

アスファルト防水

  • 接合部の剥がれ
  • トップコートの劣化
  • 勾配がとれていない

耐久性が高いアスファルト防水でも、紫外線や雨風の影響を受けて、接合部に剥がれが生じる場合があります。

特に、屋上の壁であるパラペット部分の立ち上がりに剥がれが生じる場合が多く、定期的に点検を行うことが大切です。

また、アスファルト防水を施工するような広い屋上で、勾配がうまくとれておらず、雨水が排水されにくい状態になっている場合もあります。

「雨水がいつまでも流れていかない」という状態であるなら、専門業者に一度相談してみましょう。

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屋上防水の施工事例を紹介

実際に屋上防水を行った施工事例を、いくつか紹介していきます。

【事例1】補修なしの状態からウレタン防水を施工

ウレタン防水を行った屋上
屋上防水をリフォーム
防水工法シート防水・ウレタン防水
リフォーム費用約125万円
工期6日
建物一戸建て
施工箇所屋上防水
【事例1】補修なしの状態からウレタン防水を施工

ノ―メンテナンス状態で、既設のシートがめくれていたり、防水シールが劣化して機能していなかったりと、早急に手を加える必要があった状態にあった物件の施工事例です。

シートがめくれていた部分は、再接着により補修、シート自体の状態が悪い箇所は張り直しを行った上で、ウレタン防水で仕上げました。

トップコートには、遮熱性がある塗料を採用したので、夏場の暑さ対策もバッチリです。

【事例2】洗浄とウレタン防水で屋上の劣化を改善

ウレタン防水を実施した屋上
建物寿命を延ばすために屋上防水工事を実施
防水工法ウレタン防水
リフォーム費用約120万円
※屋上防水以外も含む
工期約3週間
建物一戸建て
施工箇所屋上・雨樋
【事例2】洗浄とウレタン防水で屋上の劣化を改善

「屋上の汚れが気になる。この先どのくらい住むことができるのか不安」とご相談があった物件の施工事例です。

気になる汚れを徹底的に落とす、パワークリーナーでの洗浄をした上で、新しくウレタン防水を実施しました。

「屋上に行きやすくなった。前よりも綺麗で家にいるのが楽しい」と、お客様から満足の声をいただいたほど、綺麗な仕上がりとなっています。

【事例3】外壁塗装と一緒に屋上防水工事を実施

防水工事を行った屋上
屋上防水でピカピカの仕上がりに
リフォーム費用約160万円
※屋上防水以外も含む
工期17日
建物一戸建て
施工箇所屋上バルコニー・屋根・外壁
【事例3】外壁塗装と一緒に屋上防水工事を実施

色褪せが起きていた屋上バルコニーの防水工事を実施した施工事例です。

屋上バルコニーの防水層が劣化していたため、再塗装を行い、綺麗な状態になりました。

劣化が進むと、雨漏りのリスクが高まるため、定期的に点検を行い、補修をしておくことが大切です。

【事例4】つなぎ目が見えていたシートを補修

シート防水の補修をした屋上
コケ汚れや剥がれがあったシートを補修
防水工法ウレタン防水
リフォーム費用約289万円
※屋上防水以外も含む
工期36日
建物一戸建て
施工箇所屋上・外壁・外構
【事例4】つなぎ目が見えていたシート防水を補修

シートのつなぎ目が見えるほど劣化が進んでいた屋上で、メンテナンスを行った施工事例です。

シートのシワやコケ汚れも綺麗に補修し、耐久性の高い屋上に仕上げました。

【事例5】倉庫屋根の雨漏り対策でウレタン防水を採用

ウレタン防水を施工した屋上
ウレタン防水でコーティング処理を実施
防水工法ウレタン防水
工期1日
建物倉庫
施工箇所屋上
【事例5】倉庫屋根の雨漏り対策でウレタン防水を採用

倉庫の屋上防水の効果が落ちていたため、ウレタン防水でコーティング処理をした施工事例です。

お客様からは、雨漏りの心配がなくなったことで喜びの声をいただけました。

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【Q&A】屋上防水に関するよくある質問

屋上防水を長持ちさせるためには?

防水の効果を長持ちさせるには、以下の方法が有効です。

  • 定期的なドレン(排水溝)の掃除
  • 5年に1回のトップコート塗布
  • 10年ごとの定期点検

排水溝にゴミや葉っぱが詰まると、防水層に雨水がたまり劣化しやすくなるため、定期的な掃除が必要になります。

また、防水層の耐久性を維持するため、トップコートの塗布や定期点検をしておくことが大切です。

屋上防水の工事業者を選ぶ際の注意点は?

工事業者を選ぶ際には、以下の点を確認しましょう。

  • 防水工事の施工実績が豊富か
  • 防水工事に関する専門知識や技術がある職人がいるか

防水工事を依頼する際、業者が保有していると安心な資格は「防水施工技能士」や「建築士」です。

施工実績と合わせて、保有している資格についてもチェックしてみてください。

屋上防水の工事費用を安く抑える方法はある?

防水層に5年に1回ほどトップコートの塗装を行っておく方法の他に、自社施工の専門業者で相見積もりをするのがおすすめです。

業者によって工事費用が異なるので、複数社で見積もりを比較すると、より安い業者に依頼できます。

ただ、安すぎる工事費用を提示する業者の中には、専門資格をもたない悪徳業者がまぎれているケースもあるのので注意が必要です。金額だけでなく、保有資格や施工実績も合わせてチェックしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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