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2018年11月30日更新
天井の雨漏りを修理・補修する費用は?
雨が降ると天井から水漏れがする、そんな時はすぐに修理してください。もし補修せずに放置すると、躯体が腐ってしまい、大がかりなリフォームが必要となってしまいます。地震などに対しても強度が弱くなりシロアリの危険性も増してきます。雨漏りが起きる原因と、修理にかかる費用、火災保険を使える条件について調査しました。
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- 監修者下久保彰
雨漏りが起きる原因とは?
天井から雨がしみ出してくる雨漏り、水漏れについては外装に問題が無ければほとんど発生することはありません。
二階など上の階に水回りがあり、給排水の問題により一階の天井、壁にしみが出る場合もありますので、それは考慮してください。
もし天井からの雨漏りや水漏れが起こっているのなら、屋根や外壁などの外装部分に何らかのトラブルが発生していることが考えられます。
外壁の亀裂による雨漏り
外壁に亀裂ができ、雨がそこから侵入してくると壁から水がしみ出してくるのですが、もしこの外壁のヒビが天井に近い部分だった場合、建物の内部を伝って天井から雨漏りとして出てくることもあります。
このような原因によって雨漏りが起こっている場合、屋根をいくら調査しても原因がわからず、高い費用を払って屋根をリフォームしたにもかかわらず、雨漏りが治らないこともあり得るでしょう。
もし雨漏りや水漏れが起こっているなら、外壁の調査も同時に行ってください。
手馴れた業者なら、先ず天井裏や壁内側の水道(みずみち)を調査します。水が浸入した形跡です。
水道が見つかれば漏水経路が分り雨漏りの原因がほぼ特定できます。
屋根の劣化による雨漏り
屋根材の劣化や隙間を埋めているシーリング剤などの劣化によって雨漏りが起こります。
通常、屋根材の下地には防水シートを施工することが多いのですが、古い住宅の場合は防水シートが無かったり、防水シートが劣化したりして雨水の浸入が防げないこともあるのです。
このような場合には屋根の全体的なリフォームが必要ですので、修繕費用は高くなります。
屋根からの雨漏りの原因の多くは、瓦の割れやズレ、シール切れ、水切り板金の腐食や変形などが考えられます。
セメント瓦やカラーベストは陶器瓦に比べ寸法精度は高いけど強度は弱いので注意が必要です。
屋根材のズレや破損による雨漏り
台風や強風、地震などの自然災害による屋根材のずれ、破損も雨漏りの原因です。
破損による雨漏りの場合は、破損部分だけの交換とシーリングで対応し、ずれがある場合は位置を修正するだけで補修できることもあります。
屋根材のずれについてはある程度補修で対応できるのですが、破損については大がかりな交換、リフォームが必要となることもありますので、一度業者に見て貰い、修理内容と費用について相談すると良いでしょう。

天井の雨漏りを修理する費用
雨漏りの修理については、原因によって費用が大きく変わります。
屋根瓦のずれを補修するなら約3万円で修繕できますが、全葺き替えとなると約200万円が相場です。
ただ、全体的に状態が悪化していないなら部分補修で対応できるため、この場合は約30万円が相場となります。
雨漏りの原因は見つけにくい事が多く、風向きによって漏れてきたり、複数箇所が絡んでいる事もあります。
すき間をコーキングで埋めても漏れが続いて何度も作業するようになることもありますのできちんと調査をし、説明してくれる会社を見つける事が大切です。
屋根の修理工事費用の内訳は?
ずれの修正やサッシや下地のひび割れにコーキング剤を充填するだけなら職人を1人雇うだけで対処できるため、一人分の工賃だけとなります。
部分補修工事の場合は補修する面積にもよりますが、交換する部材の価格、工賃、状況によっては足場代が必要です。
足場代は100平米程度の屋根なら約15万円が相場ですので、もし足場が必要となったらその分の費用が加わると考えておきましょう。
葺き替え工事の場合は、元々あった屋根材の撤去費用や処分費用、下地の修正、新しい屋根材の費用、足場代などが必要となり、施工期間も長くなるため、工賃も他の修理に比べて高くなります。
外壁の修理工事費用の内訳は?
外壁からの雨漏りの場合、ひび割れやサッシの隙間などが原因ならコーキング剤で隙間を埋める作業だけになるため、約10万円が工事の相場です。
もし外壁の防水が限界で、再塗装が必要な場合はコーキング及び再塗装で約70万円が相場となります。
外壁には建具や換気口など多くの取り合い部分があります。
水切り板金やコーキングによって水の浸入を防いでいますが、特にサッシ回りなど目に付かない部分での切れや割れなどに注意が必要です。
塗装で補修することはできる?
外壁、屋根からの雨漏りの場合、ごく小さな亀裂やひびが原因なら該当箇所にコーキング剤で隙間を埋めるシーリング作業を施し、塗装を施すことで雨漏りを抑えることができます。
劣化によるひび割れなどの場合、同じ面(太陽の当たる時間が同じであったり、風の抜ける条件などが同じ環境である面)は同様にひび割れしている可能性が高いので周囲もチェックした方がよいでしょう。
この場合の費用は、高圧洗浄、下地処理、養生、足場代などを含めて約60万円が相場です。
ただ、使用する塗料によってこの費用は上下しますので、耐用年数や断熱性、汚れにくさなどを鑑み、費用の折り合いが付く塗料を選んでください。
外装用塗料の耐用年数と相場
屋根の塗装では、ウレタン塗料とフッ素塗料が主に使われます。
ウレタン塗料の耐用年数は約6年〜約10年で、平米あたりの単価は約2,000円です。
フッ素塗料は単価が約4,000円と一見割高に感じますが、汚れにくく、耐用年数も10~20年と長持ちするため、コストパフォーマンスを考えるとそれほど高いというわけではありません。
ただ、塗料の耐久性が高くても、屋根材そのものが傷んでしまえば結局交換することになってしまいますので、屋根材の耐用年数建て替えの時期などとあわせて塗料を選ぶことも大切です。
外壁塗装の場合はウレタン塗料やフッ素塗料の他にアクリル塗料やシリコン塗料も使われており、アクリル塗料の耐用年数は約6年、平米単価は約1,000円となります。
シリコン塗料の場合は耐用年数が約10~15年、平米単価は約3,000円です。
外壁部分の再塗装についても壁材の寿命や建て替えの予定をよく考え、塗装の寿命が壁材の寿命を必要以上に超えて無駄な出費にならないように注意しましょう。
フッ素塗料やシリコン塗料、断熱塗料などの長寿命、高性能な塗料を使用する場合は、葺き替えや重ね張り、外壁の塗り替えなどの大がかりなリフォームと同時に施工することをおすすめします。
足場が1度ですむので節約になりますし、やっていないところが古ぼけて見えたり建物全体の寿命がアンバランスになるのを防げます。

火災保険で天井の雨漏りは修理できる?
火災保険の契約内容によっては、雨漏りの修理費用を保険でまかなうことができます。
火災保険の契約には風災をカバーするものもあり、台風などの強い風によって屋根材が破損した際に保険金が支払われるのですが、契約に風災が入っていない場合は保険金が支払われません。
また、風による破損ではなく、経年劣化が原因だった場合も保険金は支払われないので注意してください。
雨漏りの修理・リフォーム工事は火災保険の対象になるかどうかは、こちらの記事でも解説しています
リフォーム業者の営業に注意
台風などの自然災害の後は火災保険で屋根の修理が無料でできるという業者が営業をかけてくることがありますが、これは保険会社とは何も関係が無い業者ですので注意してください。
火災保険による補償は、加入者が申請して保険会社が現地調査を行い、契約内容に沿った原因で災害によるものと認められてはじめて補償を受けられるようになっています。
業者によっては申請を代行すると言われる場合もありますが、申請費用が余分に請求されますし、保険で支払われるのを見越して相場より高い額で見積もりが作られる危険もあります。
もし保険が下りなければその費用を自分で支払うことになってしまいますので、まず保険会社に調査を依頼し、保険の対象となることを確認してから改めて業者に修理を依頼してください。
火災保険でリフォームはできない
似たような悪徳業者の例として、屋根の修理では無くリフォームが火災保険でできると宣伝している業者もあります。
基本的に災害による被害がよほど酷い状態でも無い限り火災保険で屋根の全体的な葺き替えは難しいですし、経年劣化を風災と言い張っても保険会社の調査員の目は誤魔化せません。
壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
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