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2018年10月10日更新
壁紙を紙クロスに張替えるリフォーム費用は?
国内での壁紙クロスのリフォームは、ビニールクロスが主流で約9割を占めているといわれています。しかし、日本独特の和紙や、海外から輸入したおしゃれな紙クロスも根強い人気があります。紙クロスに張替えリフォームした場合の費用や特徴について説明します。
壁紙の変遷と紙クロスの特徴について
日本では古来より、壁といえば漆喰(しっくい)や聚楽壁(じゅらくかべ)や珪藻土(けいそうど)などの「湿式」と呼ばれる塗り壁(土壁) が主流で、左官屋と呼ばれる職人さんの仕事でした。

和室においては襖や障子などの和紙や、金・銀を施した紙を多く使われていましたが、壁紙に紙などのクロスを使うようになったのは1960年代に入ったころからだといわれています。
施工に手間と時間のかかる湿式工法から、下地材として石膏ボードなどを施し、その上に糊をつけて壁紙を張る乾式工法は、簡単で時間がかからないので急速に普及していきました。
乾湿工法が一般的になると同時に、ビニールクロス、紙クロス、織物クロス、無機質壁紙などの壁紙が研究開発されて、リフォームする際も多種多様なクロスから選択できるようになりました。
紙クロスにリフォームしたときの特徴
一般的な紙クロスは、木材などから抽出したパルプを原料にした洋紙の表面に、プリント柄やエンボス加工などが施されています。
他にも、楮(コウゾ)や三椏(ミツマタ)を原料にした和紙や、ケナフや亜麻などを原料にした非木材紙などのクロスがあります。
また、ヨーロッパやアメリカなどでは、壁紙リフォームの定番として紙クロスが使用されているので、おしゃれで洗練されたデザインや柄を選びたいという場合には、欧米から輸入された紙クロスを選ぶのも良いでしょう。

紙は天然素材なので、環境適応素材であるとともに通気性が良いのが特徴です。また、色や柄の種類も比較的豊富です。
紙クロスでリフォームするときに知っておきたいこと
紙クロスは、ビニールクロスに比べると薄いため、下地の処理をしっかりする必要があります。そのために、下地処理の費用が多少かさむ場合があります。
また、紙の表面は通常、樹脂系の撥水コーティングが施されていますが、それでも汚れや油に弱く、摩擦にも弱いというデメリットがあります。キッチンやトイレなどの壁紙で使用するのは避けたほうが良いでしょう。
最近では紙クロスの表面に「防汚フィルム」が施されているものもあり、汚れに強いものも出ていますが、摩擦には弱いので注意が必要です。
紙クロスに張替えリフォームする場合の費用について
紙クロスはビニールクロスに比べると、全体にかかる費用は高くなります。
一般に、広く家庭で使用されているビニールクロス(ハイグレードクロス)では、1平方メートル当たり約1500円~(工事費込み)でリフォームできるといわれています。

また、安価なタイプであれば、1平方メートル当たり約1000円~(工事費込み)で張替えることができます。
一方、紙クロスの工事費込みの費用をみてみましょう。(すべて1平方メートル当たりの単価)
・天然素材の和紙:約1500円~
・撥水加工や防汚加工されたもの:約2000円~
・欧米製クロス:約2500円~
・楮(コウゾ)和紙を使用したクロス:約1万5000円~
というように、紙の素材やグレードによってもかなり価格や費用に幅があります。しっかり予算を立ててから、紙クロス選びをするようにすると良いでしょう。
紙クロスのリフォーム費用の内訳等
リフォームの工事内容はビニールクロスなどと同様で、養生費、既存のクロス剥がし費、廃棄処分費、施工費、諸費用などがかかります。
特に薄手の紙クロスでは、下地処理が重要になります。クロスに響かないようにきれいな処理をする必要があるため、ビニールクロスよりも少しだけ施工費が高くなる場合があります。
下地処理や施工に関しての費用や価格については、リフォーム会社によっても違いがあるので、分からないことは直接、業者に問い合わせてみましょう。
他には必要に応じて、家具の移動費、エアコンの取り外しと取り付け費、駐車場代などがかかる場合があります。
紙クロスの手入れの仕方
せっかく新しい紙クロスにリフォームしても、間違った掃除の仕方で台無しにしてしまうということがあるかもしれません。簡単なお手入れ方法をみてみましょう。
紙クロスは紙の性質上、傷や擦れに弱く、水分を吸収しやすいのが特徴です。
水分が付着したら、すぐに乾いた布やティッシュペーパーで、擦らないようにポンポンとたたくようにして汚れを吸い取るようにしましょう。
また、薬剤にも弱いので、薄めた中性洗剤よりも強い薬品は使わないように注意し、普段から汚れが付かないように、はたきなどでマメに埃を払っておくと良いでしょう。
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ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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