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2019年02月03日更新
子供部屋を増築するタイミングは?子供に適した部屋作りも解説
増築で子供部屋を建て増しする場合、子供が何歳くらいのタイミングで工事を行うのが望ましいのでしょうか?子供部屋を増築するタイミングについてと、おすすめの増築方法、子供部屋を増築するためにかかる費用などについて見てみましょう。
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- 監修者樋田明夫
子供部屋を増築するタイミングはいつが良い?

子供部屋を増築するタイミングは、中学校への進学前、小学生の間が良いと言われていますが、低学年と高学年ではどう違ってくるのでしょうか?
まず、小学校低学年の段階で子供部屋を増築した場合について見てみましょう。
小学校低学年の時期では、精神的な成長が早い子供でもまだ身の回りのことを完璧にこなすのは難しく、宿題や勉強についても集中してこなすのが難しい場合がほとんどです。
そのため、この時期に子供部屋を増築して一人で利用した場合、勉強に影響が出てしまうことも考えられます。
ですので、小学校低学年で子供部屋を増築する場合は、子供部屋を主に就寝場所として利用し、勉強はリビングなどの目の届く場所で行うようにすると良いでしょう。
中高学年まで成長すると、段々と身の回りのことが一人でできるようになり、勉強の際にもある程度子供一人で集中してこなすことができるようになってきます。
この時期に子供部屋を増築し、勉強部屋や着替えなどを行う部屋として利用すれば、子供の精神的な自立が促されるでしょう。
子供部屋に適した増築パターンとは
子供部屋を増築する場合、部屋の場所や間取りなどはどのような形にするのが望ましいのでしょうか?
まず、子供部屋については、家族が集まる場所、例えばリビングなどを通過しなければ入れないような間取りにしておくのが良いと考えられています。
これは、日常生活の中で必然的に子供と家族が顔を合わせる機会を作ることにより、家族間のコミュニケーションが取りやすくなるという考え方です。
しかし、2階を建て増しして子供部屋を作る場合などは階段位置の都合で顔を合わせにくい間取りになってしまうことも考えられます。
このような場合には、子供部屋を吹き抜けと一体化するような形状にして気配を感じられるようにする、ドアを取り付けずに声が通りやすい環境を作るといった方法が用いられることも多いようです。
こういった設計を用いると、確かにお互いが気配を感じられるようになり、声かけも楽になりますが、子供からするとプライバシーがほとんどない状態のため、ある程度の年齢になるとストレスの原因となってしまうこともあります。
将来のことを考え、子供部屋の建て増しを行う際には、あらかじめドアが後付けできる設計にしておいたり、間仕切り壁できちんと個別の居室として利用できるつくりにしておいたりすると良いでしょう。
部屋の向きも子供部屋作りの重要なポイント
建物を増築して子供部屋を作る場合、部屋の向きも重要なポイントとなります。
日当たりを重視して南向きの部屋にした場合、日光が入りやすいため、昼下がりに勉強をすると室内が明るくなりすぎてしまうのです。
また、夏場も室温が上がりやすくなるため、居室の環境が悪くなり、勉強が長続きしない可能性も考えられます。
室温については外壁の断熱や断熱窓の利用である程度対処できますが、明るさは対処が難しいため、子供部屋は他の向きにしておくと良いでしょう。
おすすめの部屋の位置は、東から北東にかけての向きになります。
東向きの部屋の場合、朝日が窓から入ってくるので目覚めが良くなり、日中の日差しもある程度避けられるため、子供に向いた環境を作ることができるでしょう。
日差しを防ぐという目的で考えた場合、北向きも良さそうに思えますが、北向きの場合は日光があまり入らず、部屋自体が暗くなってしまいます。
部屋の暗さは照明を工夫すれば十分カバーできますが、日光に当たる時間が短いと精神面や肉体面の成長が遅くなるといった研究もあるため、できれば避けた方が安心です。
1階ではなく、2階部分に子供部屋を作るなら北向きでも東向きに明かり取り窓を設置すれば日当たりについてある程度対策することができますので、構造上北向きにしか部屋を作れない場合には、このような方法で対処すると良いでしょう。

地下に子供部屋を作ることはできる?
建ぺい率などの問題で1階や2階などの地上階が増床できない場合、地上階ではなく地下に子供部屋を増築することはできるのでしょうか?
土地の状態にもよりますが、地下室を増築して増床すること自体は可能です。もちろん建築法上の建蔽率や容積率、床面積、採光などをクリアしなければならないですし、建物の下に地下室を造る事は既存建物の強度面、金銭面でまだまだ問題が多いですので設計士がいる施工業者、建築事務所などによく相談するとよいでしょう。
しかし、地下室の場合は日当たりが悪く、湿気もこもりやすい環境となるため、地上階の部屋に比べて子供の成長にはあまり良くないと考えられています。
ですので、このような場合には増床して増えたスペースに納戸や書斎などを移設し、空いた部分をリフォームして子供部屋として作り替えるといった形をとった方が良いでしょう。
子供部屋を増築する費用の目安
子供部屋を増築する際に必要となる費用は、戸建て住宅の1階部分に3坪(約6畳)の面積の居室を作った場合で約200万円が目安です。
工事の内容は、まず既存建物の外壁を解体してから増築部分の土地を整地し、基礎工事を実施、基礎のコンクリートが硬化したら柱と屋根を建築し、床面や外装を仕上げてから内装および電気工事等を行っていく形となります。
施工期間は増築部分の形状などによって多少変化しますが、整地から基礎工事までが約2週間、柱を建てる棟上げが約1日、外装と床面の仕上げが約1週間、内装の仕上げと電気工事などで約1週間です。
離れとして子供部屋を別棟で建てる際には外壁の解体は行わず、新築の場合と同じく整地から基礎工事、建築工事という流れになります。
しかし、別棟の場合は既存の建物からどうやって移動するかを考えなければなりません。
もし、子供が帰宅時に直接別棟にある居室に帰ってしまうのが当たり前になってしまうとコミュニケーションに影響が出てしまう可能性が高いからです。
こういった問題を起こさないためにも、子供部屋を離れにする場合には、母屋から渡り廊下を延ばすなどの方法で母屋を経由しなければ子供部屋に入れないような間取りにしておくと良いでしょう。
離れの建築費用の目安については、建物は6畳の面積で約300万円、渡り廊下の追加が約50万円です。
また、床材については汚れなどの問題があるため、床面が滑らかで清掃しやすいフローリングをおすすめします。
椅子などによる傷が気になるところですが、子供部屋向けの傷が付きにくい製品も販売されていますので、子供部屋に使用する場合はこのようなタイプの製品がおすすめです。
価格は一般的なフローリング材に比べて高めではありますが、施工面積が建物全体にリフォームを施す場合に比べてそこまで広くないため、そこまで大きな費用差にはならないでしょう。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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