2024年01月24日更新

監修記事

寝室の増築費用ってどれくらい?良い方角などのポイントも解説

寝室を増築する場合、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか?寝室を増築する際に抑えておきたいポイントと木造住宅や鉄筋コンクリート住宅に寝室を増築する際にかかる費用などについてご紹介していきます。

寝室を増築する際に抑えておくべきポイントは?

寝室の増築費用ってどれくらい?良い方角などのポイントも解説

住宅を増改築して新しく寝室を作る場合、いくつか抑えておきたいポイントがあります。

ひとつ目のポイントは、寝室を増築する方向についてです。

寝室は夜間に限らず睡眠をとるための部屋ですので、太陽光が入りやすい南向きや東向きはあまり向いていません。

逆に東向きに関しては、朝日が良く入って来るので目覚めやすい、太陽光を朝浴びることで体内時計がリセットされるといったメリットもあります。

しかし、夏場などの日の出が早い時期になると予定している起床時刻より先に目が覚めてしまう可能性もあるため、時間までゆっくり眠りたいという場合は避けた方が良いでしょう。

日差しについては、遮光カーテンの取り付けや、窓の位置を調整するなどすれば対処は可能ですので、スペースの都合で東向きや南向きにしか増築できない場合に利用しましょう。

その他の方向、例えば北向きについてですが、北側は日光が入りにくく、日中でも室内が薄暗くなりやすいため、睡眠をとる時間が日中になることがあるという方におすすめです。

ただ、北側は日当たりが悪いため、湿気がこもりやすく、布団が湿りやすいともいわれています。

換気扇などを導入することで湿気の問題には対処できますが、部屋が北側の場合布団を干すのに移動が大変といった問題も起こりえますので、乾燥場所までの距離などを考慮して決めることが大切です。

このように、増築箇所を寝室として考えた場合、方位によって環境は大きく変わりますので、寝室を増築する場所は生活リズムや家事の動線などを良く考慮した上で、選びましょう。

増築の際に抑えておきたいもうひとつのポイントは、寝室をトイレが近い場所に増築するのも便利です。

夜間にトイレまで移動するのは面倒ですし、もし小さなお子様がいらっしゃる場合にはトイレが近い方が楽に連れて行くことができます。

また、二世帯住宅としての増築により、高齢者が寝室を利用する場合に関しても、トイレが近ければそれだけ移動の負担が抑えられますので、おすすめです。

二世帯住宅で高齢者向けの寝室を増築する場合については、布団の出入りが楽になるよう、和室ではなく洋室にし、ベッドを利用できるようにしておくのも良いでしょう。

寝室を増築する際の費用と相場

寝室を増築する場合、費用はどれぐらいが目安となるのでしょうか?

まず、既存の寝室を増築し、3畳分のスペースを追加する場合の費用について見てみましょう。

寝室の増築工事については、洋間や和室を増築する場合と同じく、木造建築なら1坪あたり約70万円が相場です。

3畳の増築なら、約1.5坪となるため、建築費用は約100万円、これに追加の内装や電気工事などを行って約120万円が相場となります。

しかし、既存の寝室を拡張する場合、増改築部分と既存部分の内装が合っていない状態では落ち着くことができません。

このような場合には増改築部分と既存部分の内装を合わせたり、既存部分ごと内装をリフォームしたりすると効果的です。

これらの費用を含めて考えると、3畳の増改築は合計で約150万円を目安とすると良いでしょう。

寝室の増築費用ってどれくらい?良い方角などのポイントも解説

木造住宅を増築して寝室を作る場合の費用

木造住宅の1階部分に増築を行い、6畳分の寝室を増築した場合はどの程度の費用が目安となるのでしょうか?

木造で増築した場合の相場は和室でも洋室でも1坪あたり約70万円ですので、6畳なら約210万円が目安です。

この価格は庭が広く、施工がスムーズに行えた場合の費用となり、もし整地に手間がかかった場合や基礎工事に手間がかかる場合などにはもっと費用はかかります。

また、二世帯住宅で寝室の側にトイレを増築したいという場合や、寝室内にエアコンを設置する場合、窓をペアガラスにして防音性と断熱性を高める場合なども費用は増加するでしょう。

設備の追加費用については、スタンダードな6畳用エアコンの設置費用が約10万円から、ペアガラスについては、窓の大きさにもよりますが、1カ所あたり約5万円が相場です。

収納設備としてクローゼットなどを追加する場合は、収納スペースの広さや、クローゼットをウォークインクローゼットにするかなどの違いによって価格が大きく変わるため、見積りの際に相談してみると良いでしょう。

鉄骨住宅に8畳分の寝室を増築する費用は?

鉄骨住宅の場合、木造住宅とは違って外壁を解体して開口部を作るのが難しい場合が多く、増築の際にコストがかかる傾向にあります。

また、建築費用についても坪単価が約100万円と高めですので、8畳の寝室を増築する場合の価格は約400万円が相場です。

しかし、この費用はあくまで基本的な建築方法で増築した場合の価格となりますので、プランや内装、収納などの付帯設備を工夫することによってある程度費用を抑えることができます。

鉄骨住宅の増築については、上で述べた通り難易度がやや高めとなっていますので、プラン作成や設計については鉄骨住宅のリフォームを得意としているリフォーム会社に相談すると良いでしょう。

増築費用は2階と1階で大きく変わる

寝室に限らず、増築によって部屋の広さを増やす場合には、傾向として2階部分を増築する方が費用は高くなります。

これは、増築した2階部分を支える1階部分の構造を補強する工事が必要となるためです。

土地の広さに余裕がなく、1階部分への増築が難しいという場合以外は、できるだけ2階ではなく1階に増築を行った方が良いでしょう。増築の場合は建築確認が必要になる場合が多いので、計画の最初にどの場所にどのくらいの大きさの増築が可能かきちんと調べてもらうとよいでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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