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2023年01月13日更新
外構工事の予算100万円〜150万円でできるリフォームについて紹介します!
外構やエクステリアの工事は、後回しにしがちな家の周囲のリフォーム。ところが、家の外観や景観だけでなく、セキュリティ対策としても重要です。100万円、150万円と予算を想定し、どんな外構やエクステリアの工事が可能になるかまとめました。
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- 監修者久田麻里子
目次
外構・エクステリアで可能なリフォームとは?
一戸建て住宅の構造により、リフォームの予算や費用は変動します。
まず、家と敷地を塀や柵などで囲っている「クローズドスタイル」があります。
対照的に、門や門扉、フェンスなどもなく仕切りがない開放的な「オープンスタイル」、そして「セミオープンスタイル」という開放感も防犯機能も取り入れたタイプに分けられます。
外構工事の費用相場とは?
外構工事の費用相場はどのくらいなのでしょうか。
新築工事の場合とリフォームの場合に分けて解説します。
新築工事の場合
新築の場合の外構工事費用相場は、建物全体の建築費の約10%であれば建物と外構のバランスがちょうど良いとされています。
新築工事の場合は建物自体にかなり費用がかかりますので、外構工事にかかる費用があまり大きくなると建物とのバランスが悪くなってしまいます。
そのため建物全体の建築費の約10%程度がちょうど良いでしょう。
建物の規模や敷地の広さによって変わってきますが、実際には外構工事に約100万円~約300万円使う場合が多いとされています。
リフォームの外構工事費用
一方、リフォームで外構工事を行う場合の費用相場は約150万円〜約200万円とされます。
リフォームの場合、どの程度の規模でどこをリフォームするかによって費用はかなり変わってきます。
例えばウッドデッキを設置する場合は約100万円〜約150万円、門扉やフェンスなど外構全体をリフォームする場合は約150万円〜約200万程度かかる場合もあります。
なお、複数箇所のリフォームを行う場合やコンクリートの基礎工事から行う場合は、重機を使うこともあり一度にリフォームした方が効率的で費用も抑えられます。
いずれリフォームしようと思っている箇所があるなら、一気に外構リフォームをすることをおすすめします。
予算ごとの外構リフォームの内容
予算ごとの外構リフォームにはどのようなものがあるのでしょうか。
外構の3つのタイプに分けて、予算ごとの具体的なリフォーム内容を解説します。
クローズドスタイル
クローズドスタイルの外構は家と敷地を塀や柵などで囲っているという特徴があります。
プライバシーの確保と防犯性が高いというメリットがあります。
また子供の飛び出しを防止することもでき安全性は高いです。
一方で敷地が狭い場合は閉塞感を感じてしまうというデメリットもあります。
予算50万円の場合
クローズドスタイルの外構リフォームで予算が50万円の場合は、駐車スペース、門扉、外周フェンスなど部分的なリフォームがほとんどです。
- 目隠しフェンス 約40万円~約50万円
目隠しのためのフェンスはプライバシーの確保や防犯対策にもなります。
アルミや木材など素材によって価格が変わってきます。
- 門柱、門まわり 約50万円
門柱、門扉とカーゲートを設置することで、安心感のあるクローズドスタイルの外構が作れます。
- 玄関アプローチ 約40万円~約50万円
アプローチに自然石を乱張りし、門扉と角柱フェンスを設置することができます。
予算100万円の場合
クローズドスタイルの外構リフォームで予算が100万円の場合は、比較的広い範囲の外周フェンスや2か所同時リフォームなどの実例があります。
また予算100万円なら建物とのコーディネートにこだわることも可能です。
- 駐車スペース 約90万円
小さなお子様が安心して過ごせるように、駐車スペースに電動カーゲートを設けて、アプローチ側にもフェンスを設置することでクローズドスタイルにリフォームすることが可能です。
- 外周フェンス 約100万円
建物の外観と同じ木目調などのフェンスを取り付けることで、建物との統一感が生まれ、おしゃれなクローズドスタイルの外構が作れます。
- 門柱、門まわり 約90万円~約100万円
たとえば、建物の色味と逆の色味の門まわりにリフォームすることで、すっきりとメリハリのある外構になります。
予算150万円の場合
クローズドスタイルの外構リフォームで予算が150万円の場合は、外構の広い範囲のリフォームができたり、デザインにこだわったりすることが可能です。
- 外構一式 約130万円~約150万円
フェンス、門扉、アプローチに天然石を敷きヨーロピアン調にすることも可能です。
- 外構一式 約140万円~約150万円
たとえば、建物の雰囲気に合わせて、クラシカルなアルミ鋳物の門扉とフェンスを施工することができます。
- 雑草対策・防犯砂利 約140万円~約150万円
お庭に雑草対策として自然石を市松デザインに敷き詰め、タイルデッキと防犯砂利を取り入れ、こだわりのクローズドスタイルの外構にすることも可能です。
予算200万円の場合
クローズドスタイルの外構リフォームで予算が200万円の場合は、外構一式についてこだわりのあるリフォームが可能です。
- ウッドデッキ、アプローチ 約200万円
ウッドデッキの設置と、アプローチ部分には雑草対策として化粧砂利と敷石の施工が可能です。
- テラスまわり 約190万円~約200万円
テラスまわりにおしゃれな塀を設置し、オープンスタイルからクローズドスタイルの外構へリフォームすることが可能です。
- 外構一式 約190万円~約220万円
門柱や門扉に重厚感のあるこだわりの素材を使って、高級感のあるクローズドスタイルの外構を造ることが可能です。
オープンスタイル
オープンスタイルの外構は門扉、フェンスなどの仕切りがないため開放的な雰囲気になります。
多少狭い敷地でも実際より広く見えるというメリットはありますが、防犯性は低いというデメリットがあります。
予算50万円の場合
オープンスタイルの外構リフォームで予算が50万円の場合は、駐車スペース、門扉、フェンスなど部分的なリフォームが多いです。
- 玄関アプローチ 約40万円
たとえば、従来は土のままのアプローチだったものにインターロッキングと人工芝を敷いた実例などがあります。
- 駐車スペース 約30万円~約50万円
従来は砂利の駐車スペースだったところにコンクリートを打設して、雨の日の水たまり問題を解消することなども可能です。
- 門柱、門まわり 約40万円~約50万円
車が停めにくい場所に門柱がある場合、それを撤去し、車が停めやすいようにコンパクトな門柱と門まわりに改善することなどが可能です。
予算100万円の場合
オープンスタイルの外構リフォームで予算が100万円の場合は、外周フェンスがいらない分ほかの部分にこだわってリフォームできるでしょう。
- 玄関アプローチ 約70万円
門柱とアプローチを南フランス風などこだわりのデザインにするなどができます。
- 駐車スペース 約80万円~約100万円
たとえば、カーポートの屋根材に熱線遮断の素材を使用し、通常より紫外線や熱を通しにくく夏を快適に過ごせるようなリフォームも可能です。
- 花壇・菜園・芝生 約80万円
従来の芝生の一部分を撤去して、花壇と菜園ができるスペースを設置することもできます。
予算150万円の場合
オープンスタイルの外構リフォームで予算が150万円の場合は、外構の広い範囲のリフォームができたり、デザインにこだわったりすることが可能です。
- 外構一式 約140万円
こだわりのあるおしゃれな門柱や門まわり、アプローチまでデザインにこだわって外構をリフォームすることができます。
- 駐車スペース 約120万円~約140万円
駐車スペースに耐久性の高いコンクリートを敷き、レンガをアクセントに入れるなどして建物との調和を図ったリフォームも可能です。
- テラスまわり 約130万~約150万円
たとえば、従来のテラスに新たにタイルテラスを設け、おしゃれなプライベート空間を演出することが可能です。
予算200万円の場合
オープンスタイルの外構リフォームで予算が200万円の場合は、外構一式のこだわりのあるリフォームが可能です。
- 外構一式 約170万円~約190万円
植栽が優しく寄り添うモダンスタイルなど、こだわりの外構にすることができます。
- 外構一式 約200万円
レンガをアクセントにしたアットホームな門柱が佇む印象的な外構を造ることが可能です。
- テラスまわり 約190万円~約200万円
たとえば、テラス内のプライバシーを守るために目隠しフェンスを取り付け、オープンスタイルながら極上のテラス空間を作り上げることも可能です。
セミオープンスタイル
セミオープンスタイルの外構はクローズドスタイルとオープンスタイルの両方の特徴を取り入れたスタイルです。
開放感もあり防犯機能も備えたセミオープンスタイルの場合を見ていきましょう。
予算50万円の場合
セミオープンスタイルの外構リフォームで予算が50万円の場合は、駐車スペース、門扉、フェンスなど部分的なリフォームが多いです。
- 目隠しフェンス 約40万円
お庭で安心して遊んだり寛いだりできるように、木目調の目隠しフェンスを取り付けることができます。
- 外周フェンス 約40万円~約50万円
メッシュタイプの外周フェンスで、開放的な外観でありながら防犯機能も備えた外構を造ることが可能です。
- 外周フェンス 約40万円~約50万円
たとえば、木目調の細横格子のフェンスを取り付けることで、すっきりと開放感もありながらしっかり目隠しすることができます。
予算100万円の場合
セミオープンスタイルの外構リフォームで予算が100万円の場合は、比較的こだわって外構リフォームができます。
- 外構一式 約100万円
自然石とアルミ製の縦格子を取り付けるなどにより、さりげなく目隠しをしてプライバシーを守ることができます。
- 目隠しフェンス 約110万円
駐車スペースの部分はオープンに、それ以外の部分には目隠しフェンスを設けてセミオープンスタイルにすることが可能です。
- 外構一式 約120万円
ウッドデッキの周りにのみ生け垣を作るなどにより、さり気なく目隠しをしてプライバシーを守れる外構づくりができます。
予算150万円の場合
セミオープンスタイルの外構リフォームで予算が150万円の場合は、比較的広い範囲に渡って外構リフォームができます。
- テラスまわり 約130万円
アウターシェードでおしゃれな雰囲気でのプライベート空間を作ることなどが可能です。
- 目隠しフェンス 約140万円~約150万円
道路に面した部分に半透明の目隠しフェンスを設置すれば、明るさや開放感を感じながらプライバシーを守ることができます。
- 外構一式 約150万円~約160万円
道路に面した部分に2台分のカーポートと、同じ面の一部に目隠しフェンスを設置し たセミオープンスタイルの外構にリフォームすることが可能です。
予算200万円の場合
セミオープンスタイルの外構リフォームで予算が200万円の場合は、外構一式を比較的こだわりを持ってリフォームできるといえます。
- 外構一式 約180万円~約200万円
安全性を考えて道路に面した部分のみフェンスを設けてセミオープンスタイルにリフォームすることなどが可能です。
門まわりは建物のイメージに合わせてヨーロピアン調のデザインに統一するなど、こだわりの外構を造ることができるでしょう。
- 門柱・門まわり 約200万円
門柱と門まわりに美しいタイルをあしらい、美しい天然石のデザイン塀で安心感とデザイン性の両方を兼ね備えたセミオープンスタイルを完成させることが可能です。
- テラスまわり 約180万円~約200万円
天然芝が生えるオープンスタイルの外構から、お庭が独立したセミオープンスタイルにリフォームすることも可能です。
テラスまわりにデザイン性の高い塀を設ければ、リゾートホテルのような雰囲気を演出することもできます。
工事費用が予算オーバーになってしまう原因とは?
外構のリフォーム工事費用は予算オーバーになることが比較的多いといわれています。
工事費用がオーバーしてしまうのはどのような原因によるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
広いウッドデッキやガレージを設置する場合
外構リフォームをするにあたり、広いウッドデッキで家族でバーベキューがしたい、車好きだからガレージにはこだわりたいなど夢はたくさんありますよね。
しかし広くて素敵なウッドデッキやこだわりのガレージをリフォーム内容に組み込んでいくと、意外と費用がかさみあっという間に予算オーバーになることもあります。
外構工事の費用は建物の建築費用とのバランスを考えて、予算内に納まるようにしましょう。
フェンスなどにこだわりがある場合
フェンスや門扉、外構に使われる様々な素材にはグレードの低い物から高い物まであります。
あまりにもグレードの高いものを使うと、予算オーバーになることは当然といえるでしょう。
外構リフォームを行うとなると、業者に希望を伝えてプランニングと見積りを出してもらいます。
業者は希望を叶えるために最初の見積もりはグレードの高いもので出してくるでしょう。
そこで予算オーバーにならないように素材のグレードをある程度抑えたり、業者と相談したりしながら予算内に納まるようにしましょう。
土地が広い・道路から高低差があるなどの場合
都心部に比べて比較的敷地面積が広く取れる郊外の場合、思ったより土地が広いという場合があり、それに伴って工事費用が予算オーバーになることがあります。
また、郊外では生活するために車を複数台もつことが多いです。
駐車スペースを作るのも1台分の場合と比べると約30万円〜約50万円高くなることがあります。
また道路と同じ高さの平坦な土地に比べて、高低差がある土地は外構工事費が高くなることがあります。
外構工事を行う前に見積りを取り、予算オーバーにならないように工事内容をしっかり確認する必要があるでしょう。
外構工事の費用を抑えるコツとは?
前述したとおり外構工事は意外と高額になりやすいため、なるべく費用を抑えたいですよね。
外構工事の費用を抑えるにはどのようなコツがあるのでしょうか。詳しく見ていきます。
既存のものを再利用する
外構工事の費用を抑えるには、既存のものを再利用するという方法もあります。
例えば既存の土間や柱などをそのまま利用すれば、既存物の撤去費用や処分費用、また材料費を抑えることができます。
またカバー工法での施工も費用削減につながります。カバー工法は既存のものの上にカバーするように重ねて施工する工法で、既存の部材の撤去費用などを抑えることができるのです。
このように既存のものをなるべく再利用して、外構工事の費用を抑えるようにしましょう。
複数業者から見積もりを取る
リフォームを行う際には必ず複数の業者から相見積りを取るようにしましょう。
同じ工事でも業者によって金額が変わるため、複数の業者から見積もりを取ることで比較検討ができるのです。
また、相見積もりを取っていることは業者に伝えておきましょう。
そうすることによって、不当に高い見積りをされる危険を避けることができ、適正な価格で検討することができます。
複数業者に見積りを依頼するのは面倒で大変という方も多いと思います。
その場合はリフォーム会社紹介サービス「ハピすむ」を使うことをおすすめします。
「ハピすむ」では全国1000社以上の優良リフォーム会社から無料で見積りを取ることが可能です。
それぞれの人にぴったりのリフォーム会社を紹介してくれます。
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予算100万円で外構リフォームする際の注意点とは?
予算100万円で外構リフォームをする際、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
外構リフォームを行う時は、フェンスや門扉などの商品代金や材料費のほかに設置工事費がかかってきます。
しかしそれだけではなく、既存の外構の撤去や解体処分費なども必要です。
撤去や解体処分費は外構工事の規模にもよりますが、約1万円〜約90万円と幅広くなっています。
またクレーン、ダンプ、トラックなどの重機などを利用して撤去や解体を行う場合は更に費用が高くなり、別途で約3万円〜約5万円掛かる場合もあります。
見積りを取る時にこうした撤去費用や解体処分費用などもしっかり確認しておく必要があるでしょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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