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2021年10月15日更新
オープン外構に効果的な目隠しとは?選び方や設置費用もご紹介
塀などで外構を覆わず、開放感を維持するオープン外構ですが、プライバシー上の問題が気になるという方も多いようです。そこで、今回はオープン外構の開放感を失わずにプライバシーを守ることができる、効果的な目隠しの方法についてご紹介します。
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- 監修者樋田明夫
オープン外構に目隠しを付ける理由

オープン外構は庭の周囲に塀が無いため、庭や駐車場への侵入やプライバシーの問題が気になります。
また、民法では隣家との敷地の境界線から1m未満の距離に隣家を見通せる窓やベランダを設置する場合、目隠しを付けなければならないと定められているため、法律上の理由で目隠しが必要となることもあるのです。侵入者が鍵をこじ開けようとしているのも丸見えになってしまいますので隠れられないようにした方が防犯面で良いという場合も有りますが、人通りがあるとか、幹線道路に面していないとか様々な条件にもよりますので、プランニングの際に相談されるとよいでしょう。
オープン外構の庭に目隠しを付ける理由はさまざまですが、できる限り開放的なオープン外構の良さを保ちたいという方向けに、おすすめの目隠しの選び方や種類をご紹介します。
エクステリア用目隠しの種類
オープン外構の庭に設置できる目隠しには色々な種類がありますが、材質や種類によってどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ブロック塀や化粧ブロックによる目隠し
コンクリートブロックやレンガなどで作られる塀は、耐久性が高くメンテナンス頻度が抑えられ、さらに視線も完全にシャットアウトできる点がメリットです。
しかし、完全に視線を遮るため、どうしても圧迫感を覚えてしまいますし、施工方法によっては地震の際に倒壊してしまい、周辺に被害を及ぼしてしまう可能性があります。
目隠しフェンスの設置
目隠しフェンスは、金属や木材などで作られており、さまざまなデザインのものがあります。
木製のものは見た目の圧迫感が少なく、デザインが庭に合わせやすいというメリットがありますが、メンテナンスを怠ると色あせや腐食が起こる点がデメリットです。
アルミや鉄などの板を組み合わせた製品については、耐久性が高く部品形状によって風通しも維持できますが、金属質の見た目のため、デザインのバランスが悪くなる可能性がある点がデメリットと言えます。
鋳物で作られたフェンスなら見た目は保たれますが、こちらは錆びのリスクがあるため、定期的なメンテナンスが欠かせないのがデメリットです。
最後に、金属網を用いたメッシュフェンスですが、風通しの維持と侵入対策には効果的ですが、隙間が大きいので目隠しには向いていません。
植え込みなどの植栽による目隠し
植物を植えて生け垣などをつくって目隠しする方法もあります。
この目隠しは庭の一部として溶け込むため、デザインを崩す可能性は低いのですが、生育状況によっては目隠し効果が薄れてしまうのがデメリットです。
植栽による目隠しは、刈り込み等の手間もかかりますので、ガーデニングがお好きな方が趣味の一環として設置すると良いでしょう。
目隠しの選び方
目隠しを選ぶ際には、高さや風通し、日当たり、外観とのバランスなども重要となります。
高さについては、成人からの目線を遮るには約180cm程度で良いとされていますが、隣家の屋内からの視線も遮りたい場合には、床面の高さによって必要な高さが変わるため、塀の高さがさらに必要です。
風通しや日当たり、圧迫感については、斜めに設置されたプレートを並べ、視線を遮りつつ風や日光を通す製品がありますので、そのような目隠しフェンスの利用がおすすめです。
デザインについては建物や周辺環境とのマッチングが重要ですので、リフォーム会社のデザイナーにデザインを依頼し、パース図やシミュレーターで確認させてもらうと良いでしょう。
リフォーム会社の中でもエクステリアに強い会社なら、植栽を組み合わせたおしゃれな目隠しにも対応していますので、見た目にこだわりたいという方はこういった会社がおすすめです。
オープン外構の目隠し設置費用
オープン外構の設置費用は使用するフェンスの材質によって変わり、1,800×900の木製フェンスの場合は本体と柱を合わせて約6,000円からが目安です。
アルミ製フェンスについては、支柱工事が1カ所約4,000円、組み立てが1枚で約5,000円、本体価格は1mあたり約5,000円、柱は1本2,000円が相場となります。
隣家との境界線に目隠しフェンスを設置する場合については、フェンスの設置によって日当たりが変わるといった問題が起こるため、隣家との合意を行わなければなりません。
また、設置費用については、隣家との合意がある場合、費用を折半するのが一般的です。
しかし、隣家との土地に高低差がある場合や、フェンスのデザインにこだわりたいという場合には費用を折半することが難しくなるため、費用負担については双方での交渉となります。
隣家と共同で設置する場合については、メンテナンス費についてもあらかじめ決めておき、将来的な問題が起きないようにしておきましょう。
まとめ
オープン外構への目隠しの設置は、駐車場に設置するか、窓の外に設置するかによっても求められる構造が変わってきます。
駐車場には頑丈な柵を、窓の外には開放感のあるものを使うというように使い分けを行い、オープン外構の良さをできるだけ確保しつつプライバシーや防犯性を高めましょう。
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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