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2019年01月21日更新
床が黒く変色したら…黒ずみの原因や対処法・予防対策を徹底解説
いつの間にか発生してしまうフローリングの変色や黒ずみ。毎日お掃除しているのになぜ?と思いますよね。床の変色や黒ずみはその原因を特定して適切なお掃除をしないときれいにならない上、床を傷つけてしまうことも。汚れの原因と対処法をご紹介します。
床が黒っぽく変色した主な原因と対処法

床が変色したり黒ずんだりする原因は様々。場所や生活スタイルによって原因も異なりますので、汚れの原因は何かまずは把握しましょう。対処法も合わせてご紹介します。
油汚れによる黒いシミ
台所付近の床に黒いシミがあったり変色している場合は、油汚れが原因のことが多いといえます。お料理をよくするご家庭では特に注意して床を観察してみましょう。
この場合の対処法は、台所用洗剤を水に溶かしてスプレーなどで吹きかけ、雑巾で拭くと良いでしょう。油汚れに強い台所用洗剤を使うと、お皿についた油同様、床の油汚れもよく落ちます。
洗剤入りのお水でよく拭いたら、最後は水拭きを行い洗剤を残さないように注意。滑りやすくなり大変危険ですし、ペットやお子さんが触れたり、なめてしまうと危険です。
カビによる黒ずみ
カーペットやジョイントマット、ローソファーやこたつなどフローリングの上に布団類を敷きっぱなしにしている場合は、カビが原因となって変色や黒ずみが起こっている可能性があります。
布団類は汗や水汚れなどの水分を吸収してくれますが、定期的に布団類を移動させフローリングを空気に当て通気性を良くしておかないと、布団類にもフローリング表面にもカビが生えてしまいます。
この場合は、クエン酸やアルコール類を床にスプレーで吹きかけ、雑巾で拭き取るのがおすすめです。掃除用のアルコールスプレーも販売しているので上手く活用すると良いでしょう。
ペットや小さいお子さんがいるご家庭では、触れたりなめたりしないように水拭きでよく拭き取っておきましょう。心配な方は食酢でも代用できますので試してみてください。
足の裏の皮脂の汚れ
リビングや子供部屋などのフローリングの変色や黒ずみは、一般的に足の裏の皮脂が酸化したことが原因です。
特にペットを飼っていたり、部活動に励むお子さんがいるご家庭では、皮脂や汚れの量も多くなりますので、フローリングも汚れやすくなります。
皮脂はすなわち油なので、水拭きだけでは落ちません。お掃除用アルカリ性洗剤を使用し、スプレーした箇所を乾いた雑巾で拭き取ると良いでしょう。
お掃除用アルカリ性洗剤は、マジックリンやセスキ炭酸ソーダなどの台所用、お風呂用の洗剤が有名です。
ただし、お風呂や台所を掃除する時のようにスプレーしてしばらく置いてしまうと、皮脂汚れだけではなく、フローリングのワックスまではがしてしまう恐れがあるので、すぐに拭き取りましょう。
ワックスの劣化
一般的に木製のフローリングは傷つきやすく、表面に膜を張って保護するワックスがかけられています。しかし、このワックスも日々生活する中で劣化し、その部分に汚れがついて黒ずみが現れます。
玄関や廊下、リビングなど人通りが多くよく歩く場所ほどワックスが剥がれ、汚れが付きやすくなりますので、汚れている箇所をよく観察するとよいでしょう。
この場合は、フローリング用の中性洗剤で拭き取りをすると変色や黒ずみが取れ綺麗になります。持ち家の場合は、建築会社やフローリングメーカーに確認の上、1年に1回ほどワックスの塗り替えをするのがおすすめです。
賃貸物件の場合は、入居前に管理会社が塗り替えを行っていることがほとんど。ワックスの塗り替えをしてよいか管理会社に確認をしてから行い、トラブルが起こらないようにしましょう。
フローリング継ぎ目の黒い汚れの落とし方
脂や皮脂汚れなどはフローリングの継ぎ目に流れやすいので、黒い汚れも溜まってしまっていること がよくあります。そんな場合の対処法をご紹介します。
歯ブラシや楊枝を使って掃除
継ぎ目の幅が比較的広い場合は、爪楊枝を使って汚れを掻き出すと綺麗に掃除ができます。掻き出した汚れは掃除機で吸い取ったり、濡れた雑巾で拭き取っておきましょう。
継ぎ目の幅が比較的狭い場合は爪楊枝は入りませんので、古い歯ブラシがおすすめです。フローリング用中性洗剤を付けて継ぎ目を優しくこすり、汚れを浮き出させ乾いた雑巾で拭き取ります。
フローリング全体の黒ずみを掃除しよう

ここでもう一度、フローリング全体の汚れや黒ずみの掃除の仕方をご紹介します。手順を間違えると効率的にお掃除ができないこともありますので、ぜひ知っておいてくださいね。
フローリング掃除の手順
まずはフローリングワイパーを使って、ホコリや小さなゴミの掃除をしましょう。ドライシートはホコリを舞い上がらせることなくキャッチできるので衛生的です。
その次に、掃除機でより小さなホコリやチリを吸い取ります。掃除機はフローリングの溝の汚れも吸い取ることができますので、溝にそってかけていってください。
ここまで終わったら、前の章でご紹介した変色や黒ずみを落とす掃除を開始してください。先に水拭きや洗剤での掃除をしてしまうとホコリやチリが濡れて固まってしまうので注意。
洗剤を使ってフローリングの変色や黒ずみを掃除した後、ペットや小さいお子さんがいるご家庭は特に、水拭きをして洗剤を落としておくことを忘れないようにしましょう。
フローリングの材質や築年数にもよりますが、1年に1回程度ワックスをかけなおすと、フローリングを綺麗に維持しやすくなります。
使用するワックスは、建築会社や管理会社、フローリングメーカーに問い合わせをしてアドバイスをもらうと間違いがありません。相性の悪いワックスを上塗りしてしまうと、ざらつきや汚れの原因にもなります。
ご自分でワックスがけをする自信がない方は、プロにお願いする手もあります。どんなワックスを使用しているか、汚れがどの程度あるかを診断し、適切な補修をしてくれます。
近年では、フロアコーティングといって、傷がつきにくい薄い膜を張るワックスをかけて耐久性を上げたり、ペットが走っても滑らないような専用ワックスもあります。
黒ずみの予防対策
ここまでフローリングの汚れ・黒ずみのお掃除方法をご紹介してきましたが、一番良いのは黒ずみができないこと。ここからは、黒ずみの予防方法をご紹介します。
基本は毎日のお掃除
フローリングに黒ずみを発生させないための基本は、油や皮脂などの汚れをそのままにせず、毎日お掃除することです。
まずは、ドライシートを使いフローリングワイパーで大きなホコリやゴミをお掃除。ソファーや座布団の下、できればカーペットの下もお掃除しましょう。
その後、ウェットシートを使って油汚れ、水汚れ、皮脂汚れなどを落としていきます。ジュースをこぼしたりペットが粗相してしまった箇所は特に念入りに行いましょう。
定期的にスチームクリーナーでお手入れ
家庭用スチームクリーナーでのお掃除も効果的です。スチームクリーナーは従来は業務用だけでしたが近年は住宅用も出てきており、ハンディタイプであれば約1万円~で手に入れることができます。
約100℃の高温の蒸気で洗剤などなく汚れを落とすことができるので、薬品を使いたくないご家庭におすすめ。電子レンジやコンロの油汚れやお風呂のカビも落とすことができます。
注意点は、毎日使用せず週に1回など使用回数を制限することです。木製フローリングは湿気や水分に弱いので、頻度が高いと逆にフローリングを傷め補修が必要となってしまいます。
黒ずみや変色が気になる箇所をスチームクリーナーでお手入れし、よく乾燥させます。乾くまでは上にカーペットや座布団などを置かないようにしましょう。
ワックスやフロアコーティングで表面を保護
また、年に一度はワックスの上塗りをしたり、5年に一度は古いワックスをはがし、新しいワックスを塗り直すなど補修することもフローリングの表面を保護するために有効です。
ご自身で行うのは大変ですので、フロアコーティングをプロにお願いするのも一つの手です。
フロアコーティングには、最も一般的なウレタンコーティングの他、撥水性が高く滑りにいシリコンコーティング、摩擦に強く補修もしやすいといわれるUVコーティングなどがあります。
ウレタンコーティングは耐用年数が約3~10年。30平米のコーティングで相場は約5~10万円です。シリコンコーティングは耐用年数が約10~20年で30平米での相場は約8~15万円です。
耐用年数が20年以上と長く、撥水性・耐摩擦など機能的なUVコーティングは、ペットのいるご家庭でよく使用されており、30平米での相場は約10~20万円です。
他にも、耐用年数が20年以上で柔らかい素材で人気のクッションフロアにも使用することができるガラスコーティングがありますが、材質や築年数によっては床材が先に劣化する可能性もあります。
費用の相場も30平米で約10~25万円ともっとも高価になっていますので、リノベーション物件などに使用する場合は、よく床材の状態を確認してから依頼するようにしましょう。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社KURODA一級建築士事務所
坂田理恵子一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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