2018年10月10日更新

監修記事

カーペットのメリット・デメリットは?

ダニの温床といわれるカーペットは床のリフォームの際に避けられがちですが、最近のカーペットはデザインも機能も進化しました。デメリットだけでなく、メリットもいっぱいのカーペットに張替えませんか?工事不要のタイルカーペットもおすすめです。カーペットの利点と欠点をまとめました。

日本のインテリア史におけるカーペット

近頃の新築物件やマンションでは、フローリングの普及により繊維系床材であるカーペットをほとんど見ることがなくなってしまいました。

しかし、かつては床材としてカーペットが大ヒットした時代もあったことをご存知ですか?

一般家庭へのカーペット普及率が70%越えた全盛期

昭和40年代から50年代にかけてはカーペットの爆発的ヒットにより、 一般家庭への普及率が70%を越えていたそうです。

カーペットのメリット・デメリットは?

その人気ぶりは、高度成長期のステータスであった「3C」、カラーテレビ、カー(車)、クーラーに加え、カーペットは「第四のC」とも言われました。

しかし昭和50年代後半になると気密性の高い住宅が増え、アレルギーの原因ともなるカーペットのダニ問題をテレビで取り上げることもあり、カーペットの人気に陰りが見え始めます。

人気低迷の原因は相性の悪い床材との組み合わせ

畳の上にカーペットを敷くことは、ダニを繁殖させる原因となることから、今でこそタブーとされています。

しかし当時の日本の住宅は和室が主流だったので、カラーバリエーションやデザインが豊富なカーペットを敷くことでモダンな洋室になることを引き換えに、ダニの温床となっていたのが現状です。

平成に入るとフローリング床材が普及し始めました。

ダニの問題だけではなく、日本のインテリアの傾向は、カラフルでゴージャスなカーペットから、ナチュラルでシンプルなフローリングへ移り変わっていったのです。

現在では、カーペットからフローリングへリフォームするケースも多く、新築物件においても、カーペットの床をみることはほとんどありません。

欠点だらけの従来のカーペット?

一時は一世を風靡したカーペットですが、よく耳にするカーペットの欠点は主に以下のようなことです。

・カーペットはダニの温床
・汚れが付いたら落ちにくい
・夏はチクチク暑苦しい

上記のようなデメリットから「清潔」「メンテナンスが楽」「夏も涼しい」フローリングに、首位の座を明け渡したのです。

デメリットが改善されつつある近年のカーペット

普及率も下がり欠点ばかりを挙げられるカーペットですが、それでもインテリア資材メーカーではカーペットの生産を続けています。

「きっとカーペットにも利点があるはず。」と思いませんか?

カーペット生産の先駆けとなった東リでは、カーペットの利点と欠点について次のように述べています。

カーペットの利点

・保温性があるので冬も暖か
・クッション性があるので足腰に優しい
・吸音性があるので階下に迷惑がかからない
・防滑性があるので安全

ひやっとしない事や滑りにくいことなどバリアフリーの一面もあり、高齢者の寝室にも適しているといえるでしょう。

欠点についての解決策

欠点が目立つカーペットですが、カーペットは進化し、デメリットを補う製品が登場しました。

夏の不快感

ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの素材は湿気を含みにくく、硬く織ったカーペットならサラッとした感触で夏も快適です。もちろん天然素材のウール100%なら呼吸もするので夏もさらっとした感触を維持出来ます。

タイルカーペットなどの置き敷きタイプは、簡単に取り外しができるので夏はフローリング、冬はカーペットと使い分けることができます。

ダニ対策

防ダニ加工がされているのでダニの発生を最小限に抑えられます。フローリングに比べ、ほこりが舞い上がらないので、空気中のホコリの量はかえって低いほど。

きれいに掃除をしていればアレルギーも気になりません。

汚れ対策

防汚加工されているものが多く、ナイロンやポリプロピレンなどのカーペットは掃除や手入れがしやすく、きれいに保つことができます。

カーペットの欠点を改善するため技術は発達し、新しいものが開発されてきたのですね。

リフォームするメリットとデメリットは?

フローリングに張替えるリフォームが大多数の中、床をあえてカーペットに張替えるメリットはあるのでしょうか。

素材とデザイン性の向上

素材やデザイン性に優れているものが豊富であることは、選択肢の幅が広くなります。これはリフォームする上で大きなメリットですね。

インテリア資材メーカーの東リはカーペット床材の老舗だけあり、デザイン性が非常に優れています。

置き敷きタイプのタイルカーペットは、その敷き方で市松模様など、カラーコーディネートを楽しむことができます。

色々なデザインが選べる!タイルカーペットに張替える費用についてご紹介しています

カーペットのメリット・デメリットは?

また匠の技を誇る「ファブテック」シリーズは、日本伝統の平織りと最新テクノロジーを融合させた品格のあるタイルカーペットです。

以前のような和室を洋室に変えるためのカーペットではなく、和をテーマにしたデザインもあります。

床材に部屋を合わせるのではなく、部屋を使う人や使い方に床材を合わせることが本来のリフォームのあり方ですね。

和と洋を手軽にチェンジ!ウッドカーペットについて知りたい方はこちら!

リフォームの工事費用が安価になりやすい

床をカーペットに張替える場合、フローリングの上に重ね貼りする方法が最も工事費用が安く済みます。

タイルカーペットであれば、自分で敷き詰めることも可能です。またタイル状なので、汚れたピースのみ交換できるメリットもあります。

床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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