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2018年10月10日更新
無垢材の床のメリット・デメリットは?
主流の床材と言えばフローリングですが、インテリア性がぐっと上がる無垢材フローリング人気が上昇中です。天然木の豊かな表情と温もりが魅力です。手入れが大変そう!長持ちするの?など、疑問もありますね。無垢材のメリットとデメリットをお教えします。
無垢材フローリングとは?
一般的なフローリングは複合フローリングと呼ばれ、基板となる合板の上に化粧板を張り付けたものです。
それに対し無垢材フローリングは、単一木材から切り出した一枚の木材でできています。

無垢材フローリングにリフォームするメリット
建売住宅やマンションにはまだまだ採用例の少ない無垢材フローリングですが、こだわりのあるリフォームでは無垢材を選ぶ方も増えてきました。
無垢材フローリングにはどのようなメリットがあるでしょうか。
利点その1・本物の木質感
何と言っても無垢材フローリングは、本物の木質が魅力です。
複合フローリングのデザイン性がアップしているとは言え、木の断面がそのままフローリングとなる無垢材の質感には及びません。
無垢材にはさまざまな木が使用されます。樹種によって色や柄も異なりますが、丸太の状態からの切り方でも、柾目挽きと板目挽きで模様が変わってきます。
樹心から年輪に対して垂直に挽いたものが柾目、丸太を上から見て平行に板状に挽いたものが板目です。
つまり、柾目は板目より一本の丸太から挽ける数が少ないので価格も高くなります。

柾目挽きは年輪の模様が真っすぐに出るので、とても落ち着いた風合いになります。
板目挽きは同じ丸太でもいろいろな模様になる面白さがあります。
樹皮に近い部分では節もあります。節がある部分は価格も安くなりますが、その「天然木」らしさは板目ならではの模様です。
利点その2・経年による風格
張替えたばかりの新しい木質も良いですが、歳月を経て変化していく色や艶を楽しむことができるのも無垢材ならではの醍醐味です。
チークは経年変化の代表的な樹種で、徐々に飴色に変化し重厚感が増していきます。

一生ものとして無垢材の経年変化を楽しむと愛着も湧きますね。
利点その3・調湿作用
自然素材の無垢材は、複合フローリングにはない調湿作用があることもメリットです。お部屋の湿度によって空気中の水分を吸放出し、一定に保とうとします。
昔の木造家屋が、高温多湿の日本の夏をエアコンなしでも過ごせたことも納得できますね。
利点その4・心地良さ
寒い冬は床も冷たくなり、素足ではひんやり感じます。無垢材は素足でも体温が奪われにくく、温もりを感じられるメリットがあります。

木材はタイルやコンクリートに比べて熱伝導率が低いためです。コンクリートと比較すると木材の熱伝導率はわずか10分の1程度です。
伐採された木材は空気をたくさん含みます。空気があることで熱が伝わりにくいのです。
また木は柔らかさもあるので、高齢の方や赤ちゃんにも優しい床材と言えます。
樹種によって硬さも変わってきますが、広葉樹より針葉樹の方が柔らかいようです。
代表的な針葉樹は、ヒノキや杉、パイン材など。広葉樹はウォールナットやチーク、メープル、オークなどが挙げられます。
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無垢材フローリングにリフォームするデメリット
無垢材フローリングのメリットがわかったところで、自然素材ならではのデメリットについても知っておく必要があります。
欠点その1・膨張と収縮
無垢材のメリットとして調湿効果を挙げましたが、水分を吸放出することで木は膨張や収縮を起こします。
それによってフローリングに隙間や反りが生じることが無垢材のデメリットと言えます。
しかし施工する際にさまざまな対処をすることで、それらのトラブルを最小限に抑えることが可能です。
木材は含水率が30%を越すと収縮しやすくなります。
木材は日本の平均的な気温20度、湿度65%の状態に放置しておくと、含水率が12%前後に安定してきます。これを平衡含水率と言います。
無垢材フローリングは湿度変化の環境下で、平衡含水率を10~14%に保つことが理想です。
無垢材を選ぶ際には含水率12%以下のフローリング材を選び、実際に張替える部屋に数日間置くことで、その環境に順応し平衡含水率が安定します。
欠点その2・傷がつきやすい
無垢材は天然木という面から、ウォールナットなど硬いとされる広葉樹でも、どうしても傷がつきやすいというデメリットがあります。
杉などの針葉樹は特に柔らかく、物を落とすと凹んでしまうこともあります。
複合フローリングは傷がつくと修復不可能ですが、無垢材は、無塗装の場合は水を含ませて膨らませたり、削ったりすることである程度修復することができます。
全面を薄く削りなおすことで新品同様のフローリングに再生もできます。生きている木だからこそ、なせるワザですね。
欠点その3・水に弱い
無垢材は表面を塗装してあったとしても水に弱いデメリットがあります。無塗装であればなおさらです。
シミになりやすく、濡れたままにしておくと腐朽菌が繁殖してしまう恐れもあります。
できればオイル塗装や自然塗装をして表面を保護し、濡れた場合はすぐに拭き取りよく乾燥させることです。
床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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