2023年10月05日更新
カーペットの張替えリフォーム費用の相場は?
カーペットは使用年数が経過するほど表面に粗が目立ってくるため、定期的に張替えることが望ましいです。カーペットの種類によって費用の相場が異なるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。今回は、カーペットの張替えリフォームにかかる価格の相場を解説していきます。
目次
カーペットの種類によって価格の相場が異なる
カーペットにも様々な種類があります。クッションのような感覚で使用できるロールカーペットは、機能性だけではなくデザイン性にも優れています。カラーバリエーションも豊富であるため、インテリアに合わせて選びやすいカーペットです。
ロールカーペットのグレードにもよりますが、工賃込みで1平方メートルあたり約2400円~が価格の相場です。高いグレードのもので約4300円~ですので、グレードが低いものと比較すると10平方メートルあたり約2万円多く費用がかかります。
部分的な張替えリフォームが可能なタイルカーペットは、1平方メートルあたり約5000円~が価格の相場です。色や柄のバリエーションが豊富で組み合わせが自由であるため、オリジナル性が高いタイルカーペットを取り入れることも可能です。抗菌タイプや静電気防止タイプなどがあり、価格が変動します。
複数のカーペットを縫い合わせて作られたパンチカーペットはハサミで簡単にカットできるため、複雑な形状をしているスペースに敷くこともできます。パンチカーペットは1平方メートルあたり約4000円~が価格の相場です。
フェルトやグリッパーの交換費用
カーペットは部屋の四隅にグリッパーという金具で固定されています。カーペットの張替え工賃にはグリッパーの交換費用は含まれていないことが一般的です。グリッパーを全て交換する場合は、1平方メートルのカーペットを設置するごとにプラス約700円~の費用がかかります。
また、カーペットの下に敷くフェルトを交換する場合も別途料金が加算されます。1平方メートルあたり約600円~が相場です。長年使用しているとダニやハウスダストが大量に蓄積されるため、アレルギー体質の方は交換しておいた方がよいでしょう。
カーペットの張替えリフォームにかかる諸経費の相場
カーペットの張替えリフォームの際には、元のカーペットの廃棄処分費や交通費、駐車場代、大型家具の移動などに別途費用がかかります。廃棄処分費の相場はカーペットを張り替えた範囲によりますが、約1万円~となります。大型家具の移動は約3000円~が相場です。
カーペットの商品価格の相場
カーペットには、次のような種類があります。
(1)防炎
燃えにくい素材で作られています。
(2)制電
静電気が発生しにくいカーペットです。
(3)防ダニ
耐久性と安全性を加味した上で、ダニが発生しにくい加工が施されています。
(4)抗菌
臭いの原因になる細菌の増殖を抑制します。
(5)防音
下の階へ音が響くのを防ぎます。
(6)エアファイン
タバコの臭いなどを取り除く効果が期待できます。
機能が1つのものは1平方メートルあたり約3000~4000円、2つ~3つの機能が備わっているものは約5000~8000円、それ以上の機能性の高いものは約9000円~1万3000円が価格の相場です。
6畳の部屋のクッションフロアをカーペットに張替えリフォームをする場合は、約10平方メートルのカーペットが必要です。3000円のカーペットであれば3万円で、1万円のものだと10万円と、価格に大きな差が生じます。1000円高いだけでも総費用が1万円上がるため、よく考えて選ぶことが大切です。
格安・激安でカーペットの張替えリフォームをするには?
自分でカーペットを調達する
自分でカーペットを調達することで格安、激安で張替えリフォームができます。業者にカーペットの調達を依頼すると、手数料が上乗せされるため、1平方メートルあたり約2000~3000円高くなります。10平方メートルにもなると約2万~3万円高くなります。
業者によっては、持ち込みでカーペットの張替えを行う場合に工賃を割増することがあります。できるだけ割増料金が低い業者に依頼することが、格安、激安で張替えリフォームをするためのポイントです。
自分でカーペットを張替えよう
カーペットにより張替え方法が異なります。既存のカーペットを剥がすところまでは同じですが、接着剤で留めるものや金具で留めるものなどがあります。いずれにしても難しい作業ではないため、自分で張替えることができます。ただし、下地が傷んでいる場合は補修が必要なため、業者に依頼することをおすすめします。
下地が著しく損傷した状態でカーペットを張替えてしまうと、カーペットが浮いたり、下地との間にできた空間に湿気が溜まってカビが発生したりする恐れがあります。下地の補修は1箇所につき約5000円~1万円の費用がかかります。
軽度な傷などは自分でも補修できます。自分で補修した場合は数百円で済みます。格安、激安でカーペットの張替えリフォームをするためには、このように工賃や補修費などを削る必要があります。
カーペットの張替えを業者に依頼する場合は
カーペット材はどのメーカーで買うべき?
床用のカーペットは、様々なメーカーから発売されています。
大手メーカーの『サンゲツ』や『東リ』などは、一度は名前を聞いたことがあるでしょう。
この他にも、『スミノエ』や『モリヨシ』など、人気のカーペットメーカーは数多く存在しますが、メーカーによって得意とする商品や価格帯などは異なります。
カーペットリフォームの目的を明確に
床張替えリフォームを成功させるためには、カーぺットを選ぶことで生じるメリットやデメリットの把握だけでなく、カーペットリフォームの目的をはっきりさせておきましょう。
床をカーペットにリフォームする目的には、
・常に暖かい足元にしたい
・子供が転倒しても安全にしたい
・床を明るく華やかな色味にしたい
・楽器を演奏するので防音性を上げたい
などがあります。
これらの目的に、最もふさわしい商品を取り扱っているメーカーを選ぶと良いでしょう。
リフォーム用のカーペットを選ぶポイント
カーペット材選びでは、床リフォーム共通の懸念事項である「部材の価格」に加え、カーペットリフォームを成功させるために欠かせない「機能性」と「素材の品質」の、合計3点を重視しなくてはなりません。
快適なお部屋にするための機能性
カーペットは、柔らかさと防音性に優れた床材です。
小さなお子様やペットのいるご家庭では、柔らかく滑りにくいカーペットが適しています。
また、楽器を演奏するフロアでは、カーペット材が音の反響を抑えるため、防音材としての使用も可能です。
表面の柔らかさや滑りにくさは、各メーカーによって若干の違いがありますので、実際に触れて好みのものを選びましょう。
また、メンテナンスのしやすさも、カーペットに求める大切な機能です。
カーペットはホコリを付着させて逃がさない性質を持っているたため、フローリング材に比べるとホコリが溜まりやすくなります。
また、ダニなどの微生物の温床にもなるため、掃除がしやすい衛生面に優れた素材を選びましょう。
施工の手間にも影響する品質
床用のカーぺットのうち、1枚1枚が正方形のタイル状になっているものは、正方形の形がいびつであったり、糸がほつれていたりすると、施工時にそれらを調整するための手間をかけなくてはなりません。
また、カーペットは表面の触り心地だけでなく、裏地の素材の品質にもよく注目しましょう。
質の悪い裏地が使われていると、剥がれやすくなり転倒などの恐れがあります。
まずは、これらの部材の品質をよく吟味したうえで、好みのデザインや色を選ぶようにしましょう。
夏の不快感が軽減できる商品を選ぶ
ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの素材は湿気を含みにくく、硬く織ったカーペットならサラッとした感触で夏も快適です。もちろん天然素材のウール100%なら呼吸もするので夏もさらっとした感触を維持出来ます。
タイルカーペットなどの置き敷きタイプは、簡単に取り外しができるので夏はフローリング、冬はカーペットと使い分けることができます。
ダニ対策されている商品を選ぶ
防ダニ加工がされているのでダニの発生を最小限に抑えられます。フローリングに比べ、ほこりが舞い上がらないので、空気中のホコリの量はかえって低いほど。
きれいに掃除をしていればアレルギーも気になりません。
汚れ対策されている商品を選ぶ
防汚加工されているものが多く、ナイロンやポリプロピレンなどのカーペットは掃除や手入れがしやすく、きれいに保つことができます。
カーペットの欠点を改善するため技術は発達し、新しいものが開発されてきたのですね。
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