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2019年01月24日更新
ベランダにおすすめの床材は?木材やタイルなどの種類を比較しました!
ベランダやバルコニーをリフォームして新たに設置する場合や、既存のベランダの床材を張り替える際には、どのような種類の床材がおすすめなのでしょうか?木材や樹脂、金属などのベランダ用床材の特徴と、メンテナンス方法についてご紹介していきます。
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- 監修者下久保彰
ベランダ用床材にはどのようなものがある?

ベランダ用床材には、天然木や人工木、金属、樹脂、タイルなどがあり、それぞれの素材ごとに特徴や費用、メンテナンス方法が変わってきます。
天然木床材の特徴
天然木はウッドデッキなどで多く用いられる床材で、質感の良さと見た目の良さがメリットです。
ハードウッドなどの防水性が高く、耐久性の良い木材を用いたものなら、長期間利用することができます。
ベランダとリビングが繋がっている家なら、ベランダにウッドデッキタイプの床材を使用すれば、リビングとして使用できる空間を増やすことも可能です。
施工費用は使用する木材の価格によって大きく変わり、ハードウッド系なら1平方メートルあたり約30,000円、一般的な天然木なら約25,000円が目安です。
人工木床材の特徴
人工木は樹脂を用いて天然木のような形状に固めたものと、粉砕した木材を樹脂で固めたものとがあります。
天然木と違い、元々の木材の質が悪くても形状を整えやすいため、コストを抑えて導入することができるのがメリットです。
素材に樹脂が使われているため、防水性が高く、耐久性についても高めとなっています。
天然木と同じく、こちらもリビング空間の拡張におすすめの素材です。
施工費用は1平方メートルあたり約20,000円からとなりますが、形状や使用する樹脂の質などで価格が変わりますので、注意してください。
金属製床材の特徴
金属系素材は、メーカー製ベランダや後付けタイプのベランダに多く用いられている床材で、アルミが多く用いられています。
アルミで作られているため、軽量で劣化に強く、雨の影響も受けにくいため、耐久性が高いのが特徴です。
デザインについては、仕上げ塗装が施されているため、ある程度好みの色を選べます。
施工価格は1平方メートルあたり約10,000円が相場です。
樹脂製床材の特徴
樹脂製の床材は、塩化ビニル(塩ビ)などの樹脂で作られた製品で、軽量で頑丈かつ断熱性の高さが特徴となります。
ただ、塩化ビニル(塩ビ)樹脂は紫外線で劣化しやすい特性があるため、製品によっては色あせや割れが気になることもあるでしょう。
塩ビ樹脂は形状を変更しやすいため、デザイン性に優れたものが多いのがメリットです。
施工価格はデザインや樹脂の厚みなどによって大きく変わりますが、シンプルなデザインの製品なら1平方メートルあたり約9,000円が目安となります。
タイル系床材の特徴
タイル系床材は、陶器や石材などを材料として作られた床材です。
劣化しにくく頑丈で長期間利用でき、デザインも豊富と、床材としては優れた性質を持っていますが、他の床材に比べてやや重いため、施工箇所が限られます。
石材や陶器なので、雨に強いのもタイル系床材のメリットです。
施工価格は使用する製品にもよりますが、下地づくりやタイルの貼り付けを含めて1平方メートルあたり約20,000円からとなります。
床材ごとのメンテナンス方法と掃除方法
床材によってメンテナンス方法や掃除方法はどう違うのでしょうか?
天然木の場合、シロアリ対策は必須です。ベランダは普通日当り風通しの良い所にあると思いがちですが、屋根形状や構造によっては日陰で湿気の取れない部分がでる場合もある事でしょう。
気づかないうちに腐食がおこり絶好のシロアリの住み家となる危険があるので要注意です。
アルミや樹脂、タイルなどの素材の場合、掃除は濡れた雑巾で拭いたり、水で湿らせてブラシでこすったりといった方法が使えます。
ベランダは家屋の外にある設備ですので、どうしても位置的に土埃やゴミなどが溜まりやすく、そのまま拭き掃除を行うと傷の元になるため、水掃除の前にほうきでゴミを取り除いておくと良いでしょう。
メンテナンスについては、金属系床材なら塗装が剥がれた部分の再塗装、樹脂系床材なら割れた部分の交換や色あせ部の再塗装、タイル素材なら目地のひび割れの補修となります。
木材系床材については、基本的にはほうきでホコリを取り除き、年に2~3回水を流してデッキブラシで磨きます。
また、年に一度はウッドデッキ向けの木材保護用塗料を塗り、撥水性能を維持してあげましょう。
ウレタン塗料やアクリル塗料は塗膜が頑丈で防水性も高いのですが、木材内部に湿気を閉じ込めてしまい、腐食の原因となってしまうため、おすすめできません。
ベランダの種類によって使用できない床材もある
ベランダには、屋根の上に金属製の支柱などを取り付けて設置するタイプのものと、家屋を新築する際に最初から建物の一部として作られるものの2種類があります。
床については、屋根に取り付けるタイプの製品では板状の床材を並べたものが多く、作り付けタイプではモルタルなどでしっかり舗装されているものが多いようです。
後者の作り付けタイプのベランダで、床がモルタル舗装済みのものならどのタイプの床材でも使用することができますが、板状の床材を用いている後付けタイプの製品の場合、床材は金属もしくは木、樹脂しか使えません。
ただ、このような屋根に取り付けるタイプのベランダでも、床材にカーペットのように重ねて施工できるデッキパネルという製品を利用すれば、ある程度のリフォームは可能です。

デッキパネルで簡単に床材をリフォームする
デッキパネルは、板状に成型された各種床材をジョイント式のアタッチメントで繋いで施工する製品です。
ジョイント式のため、釘や工業用ホッチキス、接着剤が不要で、下地づくりも必要無いため、場所を問わずに施工することができます。
デッキパネルには、タイル系床材の用なデザインや、ウッドデッキ風デザインのものなどがあり、デザインの種類が豊富なのも特徴です。
ジョイント式のため、施工に手間がかからず、好きなデザインの床材に変更することができるので、気軽にリフォームしたいという方におすすめの床材となります。
また、手軽に交換することもできるので、こまめにリフォームしたいという方にもおすすめです。
マンションのベランダをリフォームすることはできる?
マンションなどの集合住宅の場合、建物の外側は共用部分のため、個人でリフォームを行うことができません。
ただ、デッキパネルやマットタイプの床材の場合、既存の構造を変更せずに施工することができるため、マンションなどの集合住宅でもベランダやバルコニーの床材を変えることができます。
デッキパネルには、ウッドデッキのようにある程度高さのあるものもありますので、一戸建ての場合と同じく、ベランダとリビングを繋げ、リビングの空間を広げることも可能です。
マットタイプの床材については、ベランダの床形状に合わせてカッターなどで切り抜くだけで施工することができますが、軽量で大きいため、強風が吹くとめくれ上がってしまったり、階下に落下したりする危険があります。
マットをベランダやバルコニーに設置する場合には、重りなどを利用して十分に固定しておきましょう。
激安床材にはリスクがある
リフォーム用の床材には、通常用いられている製品に比べて激安で販売されているものがあります。
激安販売の床材は、在庫処理として値引きされているものならお買い得で良いのですが、原材料費を抑えて価格を下げている場合は、耐久性で劣る可能性が高いのです。
このような素材が良くない床材は寿命が短いため、リフォーム周期が短くなり、長期的なコストパフォーマンスが悪化することも考えられます。
高級な製品を使うのは難しくても、コストパフォーマンスの観点から、ある程度信頼のできる製品を選ぶようにしましょう。
ベランダリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたベランダリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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