2019年01月30日更新
マンションのクローゼットをリフォームする費用は?
クローゼットは住まいの収納場所として必要ですね。マンションでも限られた空間を上手に利用して、クローゼットを増設しませんか?壁面クローゼットやウォークインクローゼットなど、マンションでリフォームする場合の費用相場についての情報です。
生活感が出ないクローズ収納
住まいにおいて収納スペースと言えば、押入れやクローゼットが挙げられますが、これらは収納した物を見せないクローズ収納です。それに対してラックやユニットシェルフなどは、見せる収納、すなわちオープン収納です。
押入れは布団収納、クローゼットは衣類収納に適していますが、どちらもクローズ収納であることから、生活感が出ないメリットがあります。
マンションでは収納場所が少ないこともあり、布団収納や衣類収納に困っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、マンションの限られた空間に適したクローゼットのリフォーム方法を解説していきます。

6畳程度の部屋にクローゼットを増設する場合
マンションの限られた空間にクローゼットを増設する場合、スペースを無駄にしない工夫をすることです。6畳程度の部屋にクローゼットを増設する場合は、部屋の壁面を利用する方法がおすすめです。
壁面クローゼットを増設する位置
部屋のどの壁面でも良いわけではありません。部屋のドアが開き戸タイプの場合は注意が必要です。
住宅の部屋のドアは内開きに設計されることが基本となっているため、ドアの開閉に必要とする可動スペースには、クローゼットを増設することができません。
また、窓がある位置も避けなければならないため、ある程度クローゼットを増設するスペースが限られてくると思います。
布団収納をしたい場合のクローゼットサイズ
クローゼットの大きさは、何をどれくらい収納したいかによって変わってきます。
日本の建築では、91cmを基準とした尺モジュールが採用されることがほとんどです。和室の押入れや、洋室のクローゼットにおいても例外ではありません。
尺モジュール
3尺(半間):91cm
4.5尺:136cm
6尺(1間):182cm
通常のシングルサイズの布団は、敷布団で横100cm、縦210cmです。布団収納も可能なクローゼットにする場合は、間口4.5尺(136cm)以上のサイズが必要です。
1間(182cm)の押入れは、横幅100cmの敷布団の収納に充分な幅ですが、襖を開けたときの有効間口は約75cmしかないため、敷布団を畳んで押入れに入れようとしたとき、少し折り曲げて入れなければなりません。
クローゼットの利点は、押入れの襖のように引き違い戸だけではなく、扉のタイプが選べることです。全開できる折れ戸や両開き戸であれば、横幅100cmの布団もスムーズに出し入れできますね。
奥行きに関しては、敷布団を三つ折にすると約75cmなので、一般的な奥行きサイズ3尺(91cm)で充分に収納できます。
最低限の奥行きで空間を有効活用
奥行き3尺(91cm)は結構なスペースをクローゼットに取られてしまいますね。衣類をメインに収納する場合は、奥行きを控えることで圧迫感もなく部屋が狭くなりません。
ハンガーの横幅は約40cmです。衣類を掛けると50cm程度になります。クローゼットの奥行きを3尺の四分の三にすると、奥行きの有効サイズは約60cm強なので、ハンガーパイプに吊るすと丁度よく納まります。
壁面クローゼットを増設する費用の相場
壁面クローゼットを増設する価格の相場は、大きさや仕様によって30万~80万円と幅広いです。
天井に出ている梁や柱の側面にクローゼット寸法を合わせて作れば見た目もスッキリするし室内と一体化するのであまり狭さも感じません。
広い空間にウォークインクローゼットを増設する場合
広い部屋やスペースに余裕がある場合は、ウォークインクローゼットの増設も可能です。
ウォークインクローゼットを増設する位置
広い部屋があれば、部屋の一角にウォークインクローゼットが増設できますね。また、広い部屋の間仕切りとしてウォークインクローゼットを利用する方法もあります。
兄弟がそれぞれの部屋を持つ年齢になったとき、部屋の中央にウォークインクローゼットを増設し、どちら側からも利用できると便利です。家族構成やライフスタイルに合うウォークインクローゼットを設計しましょう。
ウォークインクローゼットの大きさ
ウォークインクローゼットは2~3畳程度の広さが一般的で、扉は開き戸、または引き戸になります。
人が通る通路は60cm以上が理想です。この「60cm」は、大人が胸の前で合掌した状態で肘を突き出した幅です。
そして前述したように、ハンガーに掛けた洋服は50cmなので、ゆとりを加味するとハンガーポールの設置に約60cmの幅が必要になります。
ウォークインクローゼットが1間(182cm)の幅であれば、左右にハンガーポールを設置しても、中央に60cmの通路を確保することができますね。
衣類の種類を分別することで、通路をもっと通りやすくすることが可能です。ブレザーなどのトップスは約50cm幅ですが、ズボンなどのボトムスは約40cm幅になります。
それぞれ10cmのゆとりを取って、トップス用で60cm幅、ボトムス用で50cm幅と、ハンガーパイプの設置位置を左右で変えると、中央には70cm幅の通路が確保できます。
しかしマンションなどの限られた空間では、1間の幅のウォークインクローゼットは難しいケースもありますね。
最低でも120cmの幅を確保できれば、内部の片側のみハンガーパイプや棚を設置することでウォークインクローゼットが可能になります。増設する場所や入口の位置・向きなど、使い勝手を考えながら設計しましょう。
ウォークインクローゼットを増設する費用の相場
壁面クローゼットの増設に比べ、ウォークインクローゼットは木工事や造作工事も増えるので、リフォーム費用も高くなり、大きさや仕様によって50万~120万円が相場です。

クローゼットを増設するスペースがない場合
クローゼットを増設するスペースがなくても、既存のクローゼットにハンガーパイプや棚を追加すれば収納量を増やすことができます。クローゼット内部のデッドスペースを有効に活用しましょう。
ハンガーパイプや棚を設置する費用の相場
ハンガーパイプの設置費用(商品価格込み):約1万5,000~3万円/個所
棚の設置費用(材料費込):約3~5万円/個所
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ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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