2024年04月19日更新

監修記事

アイランドキッチンの使い勝手は?間取りを見てメリット・デメリットを考えよう!

リフォームで開放感のあるおしゃれなキッチンに変えたい方にはアイランドキッチンがおすすめです。アイランドキッチンのメリットやデメリット、その特徴を活かした間取りの作り方や費用などを詳しく解説します。

アイランドキッチンの特徴

アイランドキッチンとは、「アイランド=島」という名の通り、部屋の中央に浮いたように配置されたキッチンのことを指します。

出典:パナソニック-ラクシ-ナ

一般的な対面キッチンとの違い

アイランドキッチン(I型フラット対面)
I型キッチン(ペニンシュラキッチン)

アイランドキッチンの定義は、キッチンのすべての面が壁に接しておらず、島のように独立して配置されていることです。

デザイン的に似ているペニンシュラキッチンは「ペニンシュラ=半島」の意味で片面が壁に接しているため、アイランドキッチンではありません。逆に、どんな形のキッチンであっても、壁から離れて配置されているものはアイランドキッチンであるといえます。

アイランドキッチンのバリエーション

島のように配置されるアイランドキッチンには様々な形状とバリエーションがあり、下図の例はすべてアイランドキッチンに入ります。

一般的にアイランドキッチンと呼ばれるのは、コンロとシンクを一列に並べ、奥行きの深いワークトップを備えた、I型フラット対面式であることが多いでしょう。

I型 フラット対面
I型 カウンター付き対面
変形型(キューブ型など)
Ⅱ型(セパレート型・一部アイランド)

アイランドキッチンのレイアウトと間取り

ここまではアイランドキッチン本体の形状のことを解説しました。ではアイランドキッチンはどんな部屋に、どのようにレイアウトされるのでしょうか。

アイランドキッチンはリビングやダイニングと一体的な空間に配置されますが、ここで大切なのは、キッチンとダイニングの位置関係です。大きく分けて以下の2つのパターンがあります。

対面配置

対面配置

アイランドキッチンとダイニングが対面するレイアウトです。

カタログや展示場などで多く見られる間取りで、キッチン→ダイニング→リビングが一列に並んでいます。空間が一体的に見えるため、広々とした開放感や高級感が得られます。

空間が大きく、床面積も多く必要なため、在来木造のリフォームでは構造的に難しい場合もあります。また、キッチンからダイニングテーブルへの動線は長めになります。

横並び配置

横並び配置

アイランドキッチンとダイニングが横1列に並ぶレイアウトです。

リフォームでは、隣室の間仕切りを撤去するなどの間取りの工夫で実現できる場合があります。

ダイニングテーブルをキッチンと接して置くことで、キッチンとダイニングテーブルを一体化した大きなアイランドのように見せることもできます。キッチンからダイニングテーブルへの動線が最短になり、配膳や後片付けが効率的になります。

食事とくつろぎのスペースを分けることができ、リビング側の家族と対話したりテレビを見ながら快適に調理することもできます。

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アイランドキッチンの寸法

一般的なI型アイランドキッチンは以下のような寸法になります。I型キッチンの奥行きを深くしたような寸法になっています。

アイランドキッチンの寸法例
間口(幅)240〜270cm
奥行き75〜105cm
高さ80〜90cm
I型アイランドキッチンの寸法例

アイランド型の注意点として、ワークトップのサイズが大きくなるため、施工時に部屋に搬入できるかどうか確認が必要です。

>>使いやすいキッチンのサイズ・寸法とは?

アイランドキッチンに必要な部屋の寸法

アイランドキッチンを導入するためには、ある程度の部屋の広さが必要です。キッチンの両側に通路スペースがあるため、一般的なI型よりも大きな間口が必要になります。

スムーズな動線を確保し、冷蔵庫などを搬入するためにも、少なくとも片方の通路は75cm以上を確保します。また、なるべく周囲の空間にゆとりを持たせた方が、アイランドキッチンをより美しく見せることができます。

システムキッチンの間口部屋の最小間口(内法)
240cm380cm
255cm395cm
270cm410cm
アイランドキッチンの最小間口

アイランドキッチンのリフォーム費用

アイランドキッチンは一般的に高価であるといわれています。キッチン本体価格が高く、周囲の仕上げや造作などの付帯工事も高くなることが多くなっています。

本体価格と付帯工事費を含めたリフォーム費用の相場は以下の表のとおりです。

キッチン本体価格180~250万円
キッチン付帯工事費60~100万円
合計240~350万円
アイランドキッチンのリフォーム費用相場

キッチン本体価格

アイランドキッチンは一般的なI型と比べてワークトップの奥行きが大きく、4方がきれいに仕上げられていたり、収納が多いことなどから、同じ間口でも価格は高くなります。グレードやオプションにもよりますが、I型に比べて1.6〜1.8倍程度になることが多いでしょう。

以下に、TOTO 「ザ・クラッソ」基本プランを例として一般的なI型とアイランド型の定価を比較します。

I型 間口255 奥行65約113万円
アイランド 間口259 奥行97約198万円
キッチン本体定価の例(TOTO ザ・クラッソ 基本プラン)

キッチン本体以外の付帯工事費用

キッチンのリフォームでは、キッチン本体価格以外に以下のような付帯工事の費用がかかります。

  • 既存解体撤去工事
  • 間仕切り壁などの大工工事
  • 床、壁、天井の仕上げ工事
  • キッチン組み立て設置工事
  • 電気工事
  • 換気設備工事
  • 給排水配管工事

既存のI型キッチンをアイランドキッチンにリフォームする場合、これらの付帯工事にも違いがあります。既存の間仕切り壁を解体撤去し、床や天井の改修面積も増え、配管の位置が移動したり床下への電気配線工事も必要になるなど、付帯工事が増える傾向があります。

I型対面→I型対面への入れ替えリフォーム約30万円〜50万円
I型対面→アイランドへのリフォーム約60万円〜100万円
キッチン付帯工事費用の例
アイランドキッチンへの改修例
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アイランドキッチンのメリット

開放的で美しい空間デザイン

出典:リクシル-リシェルSI

アイランドキッチンの外観や、そこから生まれる美しい空間デザインに憧れている方は多いでしょう。

アイランドキッチンはリビング・ダイニングとの一体感を高め、開放的で広々とした空間を演出することができます。キッチン本体も大きく迫力があり、中央に配置されることでインテリアの中心的な要素として、美しいオブジェのような存在感を感じられることも魅力です。

レイアウトの自由度が高い

出典:トーヨーキッチン-iNO

アイランドキッチンは壁から離して自由に配置できるため、様々なレイアウトが可能になります。

ある程度のスペースのゆとりや、配管の検討などは必要になりますが、自由にレイアウトを検討することによって斬新な空間を実現することができます。

動線が効率的

アイランドキッチンの動線

アイランドキッチンは周囲をぐるっと一回りすることができます。一般的なI型キッチンでは、対面するダイニングテーブルへの配膳と後片付けの動線は長くなりがちですが、アイランドキッチンの場合はどちらか近いルートを通ることで動線が短くなり、作業効率が向上します。

みんなで集まって料理しやすい

出典:トクラス-コラージア

アイランドキッチンは4方に開かれているので、どこからでもアクセスすることができます。多くの人が集まっても動線がスムーズで渋滞せず、互いに向き合いながらワイワイと楽しむことができます。

開放的な外観から、ゲストがキッチン内に入りやすい雰囲気も生まれます。家族みんなで料理を楽しめるだけでなく、ホームパーティーなどにも特に向いているキッチンです。

コミュニケーションがとりやすい

出典:TOTO-キッチン

アイランドキッチンはダイニングやリビング対して開放的なため、ひとりの調理作業でも孤独感が少なくなります。声も聞こえやすく会話がスムーズに行えるため、家族とのコミュニケーションがとりやすくなります。

>>オープンキッチンのメリットとは?

アイランドキッチンで後悔しやすいポイントと対策

このように、メリットが多く魅力的なアイランドキッチンですが、注意すべきデメリットもあります。ここでは、後悔しやすいポイントと、それを防ぐための対策についても解説します。

キッチンが丸見えになりやすく、収納を工夫したい

アイランドキッチンの最大の特徴である開放感は、キッチンの中までよく見えてしまうということも意味します。片付けの得意な方であっても、キッチンは作業スペースなので常にきれいにできるわけではありません。キッチン内の散らかりがリビング・ダイニングからそのまま見えてしまうため、ゲストへの気づかいだけでなく、家族も気になってしまうものです。

これらを改善するためには収納がポイントです。物を置きっぱなしにする場所をつくらないことや、さっと取り出せて片付けられたり、隠せるような収納スペースを適切に計画することが大切です。

臭いや煙、油汚れの対策をしたい

アイランドキッチンでは、コンロ(IHクッキングヒーター)とレンジフードが壁に囲まれていません。このため、レンジフードによる排気効率が低くなり、加熱調理で発生する煙や蒸気、臭いや油汚れが周囲に広がりやすくなります。

この問題を重視する場合には、シンク側のみアイランドとして、コンロ側を壁付けにしたⅡ型(セパレート型)キッチンもおすすめです。

また、排気効率の優れたレンジフードを採用したり、コンロとレンジフード間にオプションのガラスパネルを設置したり、油はねが少ない調理器具を選んで使用することでも、ある程度は防ぐことができます。

>>レンジフードの選び方、おすすめメーカーとは?

コンセントの配置に注意したい

アイランドキッチンは周囲が壁に接していないため、壁コンセントから遠くなります。

アイランドキッチンのワークトップ上でハンドミキサーなどの家電製品を使用したい場合は、キッチン本体にオプションのコンセントを選定するとよいでしょう。

また、アイランドキッチンへのリフォームでは床下から電気配線を行う必要があり、費用や工期が多くかかる場合があります。

リビングに音が伝わりやすい

アイランドキッチンは壁で遮られず開放感が高いため、どうしてもキッチン内の調理作業音がリビングやダイニングへ聞こえやすくなります。

これはアイランドキッチンがマッチするような、家族が積極的に料理に参加するライフスタイルであれば問題になりませんし、食器洗い乾燥機をタイマー運転にするなどの工夫をすることもできます。

広いスペースが必要

アイランドキッチンは広々とした開放感や効率的な動線などのメリットがありますが、そのために両側に通路を確保して島のように設置するため、一般的なI型キッチンに比べて広いスペース・間口が必要になります。

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アイランドキッチンの収納を増やす方法

アイランドキッチンはキッチン空間がオープンでリビング・ダイニングと一体的になるため、一般的なキッチン以上に、すっきりと片付けられるような収納計画が大切です。

アイランドキッチン本体の収納はどれくらい?

アイランドキッチンの収納例

アイランドキッチンのキッチン作業台側の収納はI型キッチンと同様ですが、奥行きの深いワークトップを活かして、対面側にも収納を追加できるのが特徴です。キッチンの間口分たっぷりの収納量があり、ダイニングで使う食器やグラス類はもちろん、ちょっとした小物や書類などのリビング収納としても幅広く活用できます。

ウォールキャビネット・カウンター

アイランドキッチンのワークトップ上を快適に使うためには、振り返ればすぐそこにある背面収納のウォールキャビネットやカウンターも大切です。

なるべく大きな間口を確保して、ゆとりをもって食器類や家電製品を配置することで、キッチンを片付けやすくなります。カウンター面が多すぎても、物をたくさん置いて散らかってしまうことがあり、調理動線の邪魔にならないような、大きな引き戸や内部に収納できる機能的な扉などもあります。

パントリー収納のすすめ

パントリーのある間取り例
パントリー例

アイランドキッチンと相性のよい収納方法として、おすすめしたいのがパントリー形式の収納です。

パントリーとは、食材や調理道具などをたくさん並べて収納できる棚を設置した小部屋のことです。扉を開閉することなくサッと出し入れできるため、調理中もキッチン内が片付きやすくなります。冷蔵庫やオーブンレンジなどの家電製品もここに隠してしまう方法もあります。

パントリーには、可動式の棚板を設置したり、DIYで製作したり、既成家具を置くだけでも機能します。アイランドキッチンのそばに1.5〜2帖程度のスペースが確保できる場合、同等の収納量をもつウォールキャビネットよりも費用は少なくすみます。

アイランドキッチン風のレイアウト方法

アイランドキッチンには憧れるけれどスペースがない、予算がオーバーする…そんな場合にもあきらめずに検討し、リフォーム会社に相談してみましょう。

ここでは、アイランドキッチン風のスタイルを実現する方法を提案します。

I型キッチンを利用したアイランドスタイル

I型キッチン+造作カウンター例
著者撮影

「アイランドキッチンを設置するスペースはあるが、本体価格が高くて手が出ない」

こんな場合には、標準的なI型キッチンを利用して、造作によって対面側に腰壁やカウンターをつくることで、アイランドキッチンと同等の機能を比較的安価につくることができます。大工・造作工事を得意とするリフォーム会社であれば、好みのデザインのオーダーカウンターにも柔軟に対応してもらえるでしょう。

Ⅱ型キッチン(セパレートキッチン)のアイランドスタイル

Ⅱ型キッチンを利用したアイランドスタイル

「アイランドキッチンを設置するには間口が足りない」

「アイランドキッチンの開放感は欲しいが、排気効率や油汚れにも気を配りたい」

これらの場合には、コンロ側を壁付けとして、シンク側をアイランドにしたⅡ型(セパレート型)キッチンがおすすめです。調理の中で食材の下ごしらえや洗い物の割合は大きいので、アイランド気分を味わうことができます。コンロ側を壁付けとすることで、排気や油汚れなどのデメリットを減らすことができ、メンテナンスも楽になります。

>>セパレートキッチンの価格・レイアウトはこちらの記事から!

作業台を設置したアイランドスタイル

作業台を設置したアイランドスタイル

「壁付けキッチンしかつくれないが、アイランドキッチンのような使い勝手にしたい」

構造や配管などの都合で、壁付けキッチンを移動できない場合もあります。こんなときに、ダイニングテーブルとの間に作業台を置くだけで簡易的にアイランドキッチンのような使い勝手を実現することができます。この作業台で食材の整理や盛り付け、配膳を行い、家族で囲んで作業することができ、作業台下のキャビネットは豊富な収納スペースにもなります。欧米のキッチンでもよく見かけるスタイルです。

作業台は、キッチンメーカー製のセミオーダー品や、造作家具としてオーダーしたり、DIYで製作する方法があります。給排水などの工事が不要なため、比較的安価につくることができるでしょう。

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アイランドキッチンのおすすめメーカーと人気商品

ここでは、アイランドキッチンのおすすめメーカーと人気商品をご紹介します。

LIXIL「リシェルSI」

画像出典:リクシル-リシェルSI

リシェルSIは、機能性とデザイン性の高さを併せもつ高価格帯のシステムキッチンです。

熱や汚れに強いセラミックワークトップや、シンクの中で下ごしらえができるWサポートシンク、自動水栓のナビッシュ、独自の技術でスムーズな動きが実現できる引き出しなど、ひとつひとつの機能にこだわっています。扉や取手のデザインも豊富に用意されており、好みに合わせて自由にコーディネートできます。油はねを防ぐガラスパネルや、アイランドで不足しがちなキッチンコンセントも設置できます。

TOTO「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」

画像出典:TOTO-ザ・クラッソ

クラッソはクリスタルカウンターが特徴の上級グレードです。

空間の調和を妨げない「ノイズレスデザイン」という発想で、余分な凹凸や隙間のない美しいカタチを追及しており、アイランドキッチンには高級感があります。衛生器具メーカーらしい高性能なタッチレス水栓や浄水器なども特徴で、高級感のある扉面材や、豊富な収納レイアウトにも定評があります。

Panasonic「ラクシーナ」

画像出典:パナソニック-ラクシーナ

パナソニックのラクシーナは、基本的な機能を備えた標準的な価格帯のキッチンです。豊富なカラーバリエーションで、特にグレイッシュ系の組み合わせが充実しています。ワークトップ手前に差込み口がある「クッキングコンセント」やシンク下ユニットのコンセントなども用意されています。

パナソニックのキッチンの魅力である横長のトリプルワイドコンロも設置可能で、複数での作業もしやすいキッチンです。

クリナップ「STEDIA(ステディア)」

出典:クリナップ-ステディア

ステディアは、クリナップのシステムキッチンの中ではミドルグレードにあたるシリーズで、価格と機能のバランスがよく人気となっています。

スタイリッシュでお手入れしやすいオールステンレスのキャビネットが最大の特徴です。リアルな木目で高級感のある扉などのデザイン性が高く、天板は特殊セラミックコーティングを行い、キズと汚れに強い仕様になっています。シンクに溜まりがちなゴミや汚れも自然に排水溝へと流れる「流レールシンク」も備え、コンセント付きシンクキャビネットのオプションもあります。

トクラス「Collagia(コラージア)」

出典:トクラス-コラージア

コラージアは美しいデザインと高い機能性をもったトクラスの上級グレードのキッチンです。

トクラスの特徴である人造大理石のワークトップは、汚れやキズ、衝撃、熱に強く、ワークトップ全体がシームレスになっているため、掃除しやすく汚れが溜まりにくくなっています。

高級感のある新質感人造大理石「テノール」がラインナップされ、アイランドキッチンでは特に高級感が引き立ちます。スムースワークシンクやシームレス接合、大容量のオーバービュー収納などの特徴もあります。

タカラスタンダード「LEMURE(レミュー)」

出典:タカラスタンダード-レミュー

タカラスタンダードのレミューは、収納部分の中までホーロー素材でできています。

収納棚の中で調味料が液だれしてもシミになることがなく、お掃除しやすいのが特徴です。調理も片付けも“時短を”かなえる「家事らくシンク」、スペースを有効活用する5段収納など、機能性にも優れています。キッチン全体で木目が揃う、一体感があり横につながる美しいグラデーションも特徴です。

ワークトップの高さが一般的な80cm、85cm、90cmのほか、82cm、88cmから選択できるのもポイントです。

トーヨーキッチン「BAY-CUBE(ベイ キューブ)」

出典:トーヨーキッチン

キューブ型のコンパクトなサイズと個性的なデザインは多様化する現代のライフタイルに柔軟に対応し、魅力的でスマートな暮らしを提案しています。

コンパクトなスペースに設置でき、シンクの前から加熱機器や食洗機、収納、カウンターに至るまでが手の届く距離にあり、調理も片付けもスピーディーにこなせます。立体活用の3Dシンクと組み合わせることで、小さくても、広い作業スペースと大きなシンクを両立しながら、動線が短く効率よく調理できます。

サンワカンパニー「OSSO(オッソ)」

出典:サンワカンパニー-オッソ

シンプルさが際立つ個性的なオールステンレスのフレームキッチンです。

ステンレスのフレームを使用して必要最小限の機能で構成され、業務用キッチンのようなシンプルなデザインでありながら、棚板の追加や収納の設置など、ライフスタイルに合わせてアレンジできるのも魅力です。
耐久性があり汚れに強いというステンレスの特徴に加えて、フレームキッチンならではの通気性のよさがあり、掃除もしやすく清潔さを保つことができます。アイランドキッチンとして使用すれば開放的で個性的なリビング空間を演出することができます。

>>人気システムキッチンメーカーの比較はこちらから!

アイランドキッチンのリフォーム事例

ここからは、アイランドキッチンにリフォームした事例を紹介します。

クールなキッチンが主役!アイランドキッチンを中心に家族が集うダイニングキッチン

独立キッチンをアイランドキッチンにリフォーム
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約248万円
施工期間3週間
リフォーム箇所・内容キッチン・台所、ダイニング
採用メーカー•シリーズLIXIL リシェル
施工地神戸市

独立型だったキッチンをリビングダイニングとつなげ、家族が集まる家の中心に。アイランドキッチンに加えて、サイドに3連引き戸によるワイドな収納を設けています。ホワイトオークのフローリングや白いクロスにアクセントクロスをあしらってシンプルで生活感を感じさせないおしゃれな空間になっています。

ワークスペース付きのアイランドキッチン

LDKとワークスペースの中心にアイランドキッチンを設置
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約255万円
施工期間3か月
リフォーム箇所・内容キッチン・台所、床・フローリング、洋室、ダイニング
施工地大阪市

バリのリゾートをイメージしたアイランドキッチンを採用し、キッチンの裏側には家事や勉強などに使用できるワークスペースを設置。アイランドキッチンの良さが活かされて、高級感があり開放的で、家族みんなで料理を楽しめるようなレイアウトになっています。

アイランドキッチンが主役!人もペットも快適な回遊動線

住宅の種類一戸建て
施工期間2か月
リフォーム箇所・内容キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・洗面所、床・フローリング、和室、洋室、リビング、ダイニング
施工地藤枝市

コの字型の独立キッチンをアイランドキッチンにリフォームし、明るい空間になっています。アイランドキッチンを中心にLDK・洗面脱衣所・ウォークインクローゼット・玄関ホールへと回遊できる動線に生まれ変わり、人もペットも快適な住まいとなっています。

憧れのアイランドキッチン エルクラスの事例

住宅の種類マンション
施工期間1ヶ月
リフォーム箇所・内容キッチン・台所、リビング、ダイニング
採用メーカー•シリーズパナソニック エルクラス
施工地東京都港区

中古マンションを購入して間取りを変更し、アイランドキッチンを中心にしたリビングダイニングキッチンにリフォーム。白い面材とダーク色のワークトップが高級感を演出し、石調のフローリングなどの明るいインテリアと高層階の眺望によって、アイランドキッチンの良さが最大限に活かされています。

アイランドキッチン中心のマンションリノベーション

住宅の種類マンション
リフォーム費用約500万円
施工期間約1ヶ月
リフォーム箇所・内容トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、和室、洋室、リビング、ダイニング
採用メーカー•シリーズパナソニック
施工地広島市

キッチンをアイランド型に配置変更するとともに和室を洋室に変更しLDKと一体化し、明るく伸びやかなLDK空間にリフォームされています。キッチンを中心として家族の気配がわかる間取りになり、家事動線も大きく改善されています。

アイランドキッチンで明るく開放的な空間を実現!ナチュラルアンティークなリフォーム

住宅の種類マンション
リフォーム費用約740万円
施工期間約1.5ヶ月
リフォーム箇所・内容キッチン・台所、壁紙・壁、洋室、リビング、ダイニング
施工地東京都立川市

対面キッチンを開放的なペニンシュラキッチンに交換し、左右から回り込めるアイランドキッチンスタイルの動線を実現しています。キッチン上の天井から吊られた飾り棚もアクセントになっています。

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アイランドキッチンの5つのポイントと注意点

ここまでみてきたように、アイランドキッチンには他にない特徴と大きな魅力があります。

アイランドキッチンの外観や機能、そこからイメージできるライフスタイルに強い憧れがあるなら、ぜひチャレンジしてみましょう。いくつかのデメリットや費用などの制約があっても、きっと満足度の方が上回るでしょう。

アイランドキッチンを実現するために「これを考えておけば実現できる!」「ここだけは理解しておこう!」という5つの厳選ポイントをお伝えします。

1. アイランドキッチンはこんな人におすすめ!

  • 家族みんなで料理を楽しんだり、友人をホームパーティーに招いたりすることが好き
  • 広々とした開放的なリビング・ダイニング・キッチンを実現したい
  • キッチンをきれいに片付けることが面倒に感じない

アイランドキッチンは一般的なキッチンに比べて費用やスペースが必要で、どなたにでも合うわけではありませんが、こうしたライフスタイルを思い切り楽しみたい人には、この上ない魅力があるでしょう。

2. アイランドキッチンを美しく見せるためには収納が大切!

アイランドキッチンで最も後悔しやすいのが、開放的ゆえにキッチンが散らかって見えてしまうことです。リビングからの見え方を意識して片付けることはもちろんですが、使い方や間取りに合った収納があれば、きれいな状態を保ちやすくなります。アイランドキッチンを実現するためには、機能的な収納もセットであると考えましょう。

3. 臭いや汚れ、音に注意する!

アイランドキッチンは開放的で一体的なプランになるため、どうしても臭いや汚れ、音などがリビングに伝わりやすくなります。性能のよいレンジフードやパネルなどによってある程度は防ぐことができますが、壁で囲まれたキッチンのようにはいきません。

家族のライフスタイルと照らし合わせて、これらのデメリットを許容できるかどうかをよくシミュレーションしてみることが大切です。

4. アイランドキッチンはリフォーム費用に注意!

アイランドキッチンは贅沢なつくりのキッチンです。一般的なキッチンと単純に比較すれば、本体価格が高いだけでなく、付帯工事も多めにかかるので、予算を多めに考えておく必要はあります。

しかしアイランドキッチンには、家全体のイメージやライフスタイルを変えるような大きな魅力があります。ライフスタイルに合っていれば、リフォーム工事全体の中で一点豪華なキッチンに投資する価値はあるでしょう。

5. スペースや予算が少なくてもアイランドキッチン風にできる!

スペースや費用の関係でアイランドキッチンが難しい場合も、検討すべきことがあります。

アイランドキッチンに近い空間デザインや使い勝手を、より少ないスペースや費用で実現できる方法があるかもしれません。上に紹介したようなアイデアもヒントに、「こんなことができるだろうか?」とリフォーム会社に相談して、間取りやライフスタイルに合った理想のキッチンを検討してみましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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