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2019年02月12日更新

キッチンの水漏れの原因は?パターン別の修理方法も解説

キッチンの水漏れはどのような原因で発生するのでしょうか?一般的に起こりやすい排水管の詰まりなど、キッチンで発生する水漏れの原因についてと、原因別の修理方法、修理の際にかかる費用などについてご紹介していきます。

キッチンの水漏れの主な原因

キッチンの水漏れの原因は?パターン別の修理方法も解説

キッチンで起こる水漏れにはどのような原因が考えられるのでしょうか?

キッチン全体の構造から、水漏れが起こりやすい箇所とその原因について見てみましょう。

キッチンの蛇口やパッキンなどの経年劣化

長期間の使用で起こりやすいのが蛇口やパッキンの劣化による水漏れです。

蛇口や配管には、接続部分や可動部分からの水漏れを防ぐためにパッキンという部品が用いられているのですが、この部品はゴムで作られているため、経年劣化によって弾力性が失われると、隙間から水が漏れるようになります。

また、蛇口内部にあるコマという水量を調整する部品についてもゴムが素材として用いられているため、この部分が劣化すると水が止まらなくなってしまうでしょう。

ただ、これらのパッキンについては通常の利用なら耐用年数は約10年と比較的長めに設計されていますので、施工後短期間で水漏れが起きた場合や、急に大量の水が漏れた場合などは別の原因が考えられます。

蛇口・水栓の水漏れは接合部分の劣化が主な原因

蛇口や水栓については、パッキンの劣化以外に、部品の接合部分からの水漏れが起こる場合もあります。

これは、蛇口の構造が複雑なことが理由のためで、蛇口の根元が左右に動かせるものや、フレキシブルホースで引き出せるタイプのものではより水漏れが起こりやすいようです。

蛇口の接合部分からの水漏れについては外部に漏れ出す事例が多く、見た目で漏れを確認しやすいのですが、場合によっては蛇口内部に漏れた水がキッチンの中に流れ込み、見た目で漏水が把握できないこともあります。

このような場合には、室内の蛇口を全て止め、水道メーターを確認すると水漏れの有無を確認することが可能です。

もし蛇口を全て止めているにも関わらず、水道メーターが動いているようなら、どこかから水漏れが発生しているということになるでしょう。

キッチンの床までの水漏れは配管関係の故障が主な原因

シンク周りの床が濡れている場合は排水管のどこかから水漏れを起こしている可能性が高いと考えられます。

この場合は、配管の詰まりや配管の接合部分の劣化、配管そのものの劣化による破損などが原因です。

また、漏水箇所についてもキッチン内部の配管から漏れている場合もありますが、床下配管から漏れている場合もあるため、漏水かどうか判断しにくい場合もあります。

特に床面が濡れているだけの場合、漏水量によっては洗い物の際に水が飛び散っただけなのか、漏れているのかわかりにくいため、気になった場合にはシンクに水を流して確認を行った方が良いでしょう。

もし、配管から水が漏れていた場合には、シンクに水を流すだけで床面に水が流れ出すことになります。

床下部分の配管から水が漏れていた場合については、フローリングの隙間から水が湧き出したり、床が湿り気を帯びたりといった症状が発生するでしょう。

水漏れが少量の場合については、水を流した直後に症状が発生しないという場合もありますので、10分程度水を流し続け、1時間後に床が濡れているかどうかで確認するという方法もあります。

排水からの水漏れについては、蛇口からの水漏れと違い水道メーターで確認することができませんので、床面やキッチンが不自然に濡れていないか日頃から注意しておくことが重要です。

シンク下の水漏れはシンク自体に破損がある場合も

シンク下の収納部分が濡れていたり、シンク周辺の床が濡れていたりする場合には、配管ではなくシンクそのものが破損して水漏れを起こしている可能性も考えられます。

一般的なキッチンの場合、シンクにはステンレスが材料として使用されているため、錆や破損による水漏れは起こりにくいのですが、重量物をシンクに落としてしまった場合などはその限りではありません。

特に排水口周辺に重量物を落としたり、熱湯をシンクにかけて変形させてしまったりした場合には、排水口とシンクの接合部にずれが生じ、水漏れの原因となってしまうことがあります。

確認方法は配管からの水漏れと同じようにシンクに水を流して調査を行いますが、ただ水を流すだけでは配管からの水漏れと区別を付けるのが難しいため、排水口を塞いでから水を流すといいでしょう。

破損状況によってはある程度水を溜めて圧力を高めないと水漏れが起こらないという場合もありますので、できる限りシンクの限界まで水を溜めて1時間程度放置し、水漏れの有無を確かめてください。

水漏れが確認できた場合は、そのまま放置すると被害が広がってしまいますので、すぐに排水口の栓を取り除いて排水しておきましょう。

また近年キッチンカウンターだけでなくシンクも人工大理石を使っている場合があります。重たい鍋などを落としてひび割れができてしまったりしていると、毛細管現象で水が伝って漏れてしまったり、ヒビが酷くなっていることも考えられますのでチェックが必要です。

シンクの裏側には防音などのために発砲スチロールなどが貼りこんであり、すぐに下部の収納や床に漏れ出すことは少ないかもしれませんが、キッチン本体が傷む前に補修が必要です。

水漏れでこぼれた水についても、そのままではキッチンや床を傷める原因となりますので、雑巾などで拭き取り、できるだけ早く修理業者や管理会社に連絡してください。

キッチンの水漏れのパターン別修理方法

キッチンの水漏れの原因は?パターン別の修理方法も解説

キッチンの水漏れ修理ではどのような工事が行われるのでしょうか?

原因別の修理方法について詳しくご紹介していきます。

キッチンの蛇口や水栓が原因の水漏れの修理方法

蛇口や水栓のパッキンが劣化した場合や、接合部分の劣化から水漏れが起きている場合については、部品の交換や蛇口の交換によって対処を行います。

修理内容については、パッキンの交換だけなら蛇口を分解して古いパッキンを取り除き、金属部品等に劣化が見られなければ新しいパッキンを取り付けて組み立てるだけで完了です。

部品そのものの劣化が見られた場合については、補修部品があれば部品の交換だけで修理できますが、故障箇所が交換できない場合や部品がない場合は、蛇口そのものの交換となります。

キッチンの排水ホースが原因の水漏れの修理方法

排水ホースの破損や接合部の劣化による水漏れが起きた場合の修理方法は、配管の交換、劣化したパッキンの交換または接着剤の塗り直しとなります。

破損箇所が床下配管だった場合については、床材を剥がして作業を行う形となりますので、やや費用と時間がかかりますが、露出部分から水漏れを起こしている場合にはさほど時間はかかりません。

また、配管の詰まりによる水漏れについては、長いワイヤーの先端にブラシが取り付けられた配管掃除用の器具を用いて配管を磨き、詰まりを除去すれば対処できます。

ただ、配管の詰まりについてはブラシだけでは完璧に取り除くことが難しく、一時的に詰まりが解消できてもまた詰まる可能性もあるため、安心して利用するためには高圧洗浄や薬剤を用いた洗浄が必要です。

キッチンの流し台トラップが原因の水漏れの修理方法

排水口下部に設置されている流し台トラップ(蛇腹トラップ)の接合部などから水漏れを起こしている場合については、漏れの原因に合わせて修理方法が変わります。

流し台トラップには接合部にパッキンが用いられているのですが、このパッキンが劣化して止水力が低下し、水漏れを起こしている場合についてはパッキンの交換によって対処可能です。

流し台トラップ本体が破損したり変形したりして水漏れの原因となっている場合については、トラップ本体の交換及びパッキンの交換が必要となるため、部品代が追加となるでしょう。

破損や劣化以外にも、流し台トラップからの水漏れでは配管接合部のナットの緩みが原因という場合もあり、この場合は締め直しだけで修理することができます。

キッチンの水漏れ修理にかかる費用の目安

キッチンから水漏れが発生した場合、費用はどの程度が目安となるのでしょうか?

キッチンの水漏れ修理にかかる費用の相場

パッキンの交換やちょっとした補修で修理できる場合の費用は、約5,000円が相場となります。

ただ、蛇口本体の交換が必要となる場合や、配管を取り替える場合、床下工事で床の一部を取り除いて作業を行う場合などについては、部材の費用が追加となりますし、工事費用も高くなるでしょう。

特に蛇口の交換については、高機能な蛇口は製品価格が比較的高額ですので、想定以上に費用がかかってしまう可能性もあります。

基本的に水漏れ修理は原因や修理方法によって費用が大きく変化してしまう工事ですので、水漏れが起きた場合にはまず原因を調査してもらい、修理費の見積りを作成してもらいましょう。

水漏れについては、放置すると周辺への被害が拡大し、修理費がどんどん割り増しになっていく傾向がありますので、費用的に多少厳しい場合でも、水漏れ部分だけは早急に修理を行っておくことが重要です。

劣化が激しい場合はキッチン自体をリフォームした方が良い場合も

シンクや配管は水に強い素材で作られていますが、その他のキッチンの材料は合板などの木質系原料が用いられていることが多く、防水もそれほど強固には施されていません。

そのため、水漏れが起こるとキッチンの部材が湿気によって腐ってしまい、カビの発生や強度の低下などが起こります。

もし、劣化が小規模なら該当箇所を取り除いて合板などで補修することも可能ですが、水漏れによる劣化が大きいとキッチンそのものの交換が必要です。

システムキッチンの交換リフォームにかかる費用の目安

水漏れによる破損でシステムキッチンの交換が必要となった場合、費用はどの程度が目安となるのでしょうか?

マンションなどで用いられることが多いI型システムキッチンの場合、平均的な製品なら約50万円がリフォーム費用の相場となります。

高機能なシステムキッチンを用いる場合はもう少し費用が高くなり、約130万円が相場です。

床面の補修や配管の修繕といった追加工事が必要な場合については、工事内容や範囲によって費用が大きく変わりますので、まずはリフォーム会社に相談し、見積りを立ててもらうと良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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