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2021年01月05日更新
クローズドキッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?
既存のクローズドキッチンを活かして、新しいシステムキッチンにリフォームする場合や、オープンキッチンからクローズドキッチンに変更したいと考えている場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?クローズドキッチンリフォームの価格の相場について説明します。
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- 監修者明堂浩治
目次
クローズドキッチンにリフォームするメリットを知りたい
クローズドキッチンは現在の住宅にも多く採用される間取りの一つです。
開放的で見栄えのよいオープンキッチンが目立つ傾向にありますが、実用から考えるとクローズドキッチンにもメリットがたくさんあります。
クローズドキッチンのメリットを以下にまとめました。
- 料理に専念できる
- 来客が来ても安心、台所を見られない
- 臭いが他の部屋に届きにくい
- 効率的な空間利用と分離
- 収納に余裕を持たせられる
「料理に専念できる」ということは、普段料理する方にとって重要なことです。
リビングやダイニングを分けることで、人の動きや話し声などを遮ることができるため、調理に専念しやすいキッチンとなります。
オープンキッチンまたはセミオープンキッチンのように開放的なつくりだと、突然の来客が来た場合に片付いていないキッチン周りが来客者からまる見え、という可能性もあります。
普段の生活でも、オープンキッチンやセミオープンキッチンの場合は視界に入ってしまうため、どうしても細かい点まで気になってしまう、ということもあるでしょう。
普段生活しているスペースから程よくキッチンを隔てることで、必要以上に気にならないこともメリットと言えそうです。
そのほか、クローズドキッチンは壁に囲まれているため他の部屋に臭いが届きにくく、収納スペースの確保もしやすい間取りとなっています。
空間を部屋の用途ごとに分けて、必要な面積を確保する計画で設計するため、空間使用にも無駄がなくなります。
クローズドキッチンに合うシステムキッチンの型について
クローズドキッチンは独立型キッチンとも呼ばれ、一つの部屋のように仕切られた空間です。システムキッチンの形状はコンロ、調理台、シンクが一列に並んだ「I型」か、Lの文字のようにコンロ、調理台、シンクを配した「L型」が一般的です。

I型キッチンは必要なものがコンパクトにまとめられているので、スペースが狭い場合や機能を重視したい場合に適しています。
一方、L型キッチンはコーナースペースがあるので、調理するスペースが広いのが特徴です。料理やお菓子作りなどが趣味という方や、台所に立つ人数が多い場合にはお勧めです。
クローズドキッチンにおすすめのレイアウトとは?
クローズドキッチンに限らずどのキッチンにも言えることですが、キッチンのレイアウトを考える上で重要な「流れ」というものがあります。
それは、「食材を取り出す、洗う、切る、加熱する、配膳する」という流れです。
この流れの通りに設計されたレイアウトのキッチンは家事動線が良く効率的に作業ができます。
食品をストックしておく棚と冷蔵庫の位置に気を配り、食材を取り出した後にシンクで食材を洗う流れをイメージしてレイアウトをしましょう。
また、調理した料理を配膳しやすくするためには、ダイニングにつながるカウンターを設けることをおすすめします。
カウンターがあると、出来上がった料理を一つ一つ配膳する必要がなくなるため非常に効率的になります。
その他に、調味料など使用頻度の高いものは、調理スペースの正面壁に小さな棚を設けて、そこに調味料を置いてあげるとフライパンなどを使用していても片手で手に取ることができて便利です。
収納は空間が許されるならパントリーを設けるといいでしょう。
パントリーとは食品庫のことで、玄関とパントリー、キッチンと繋がる配置にしてあげれば、買い物した食料品をスムーズな動線で収納できます。
料理をするときはパントリーから食料品をすぐに取れるので、家事動線を考えたキッチンにしたい場合はパントリーを設けることを検討してみましょう。
クローズドキッチンに適した間取りは
クローズドキッチンの良いところは無駄なく空間を使えることです。
例えばオープンキッチンのようにリビング、ダイニング、キッチンをつなげて一つの空間にした間取りは十分な広さが必要です。
もし、広さを確保できないと各部屋の用途は十分に活用できず圧迫感を感じるでしょう。
こういった十分な広さを確保できない間取りの場合にクローズドキッチンは効果を発揮します。
利用できる広さ(面積)は同じでも、壁でキッチンを分けることで空間が分断し、余計な圧迫感を与えません。
このような間取りはどんな形かというと、空間の奥行きと幅がどちらかに偏っていて、縦長になっている間取りです。
その他にもL型の間取りも同じことが言えます。
一つの空間にキッチンとその他の部屋(リビングやダイニングなど)を配置するには狭いという場合は、クローズドキッチンが適しています。
無理にまとめようとしてしまうと、収納スペースが確保できなくなったり、調理スペースが狭くなったりします。
また、家具を配置すると移動スペースも狭くなるので、余裕を持った動線は難しいでしょう。
クローズドキッチンにすることで必要な広さを確保することができます。
必要な広さを確保できれば家事の効率も上がるので、オープンキッチンやセミオープンキッチンにこだわらず、与えられた間取りに適したキッチンを計画しましょう。
気になるリフォーム費用と価格の相場について
一般的なキッチンリフォーム費用の相場は50万円~150万円といわれています。リフォームの内容によって価格は変動しますが、シンプルなI型のキッチンならば、価格を抑えることができます。

実際のキッチンリフォームの中心価格帯は100万円~150万円といわれています。しかし、よりグレードの高いシステムキッチンを選択した場合は、約200万円を目安にして費用を用意すると良いでしょう。それでは、実際にどのような費用がかかるのかみてみましょう。
見積もり費用の内訳について
費用は大きく分けて、機材費と工事費に分け られます。機材費はシステムキッチン本体と取り付け費用です。機材費を相場のものよりもハイグレード(人工大理石など使用)にすると、全体の費用が多くなります。
工事には住宅設備工事、木工事、内装工事、電気工事、解体工事、仮設工事などがあり、その他に諸経費が加わります。
例えば、古いキッチンを取り外したときに、内部が痛んでいると木工事費用がかさみます。また、新規で壁や天井をリフォームした場合や、さらにハイグレードな素材を使用した場合は、内装工事が相場よりも高くなります。
配管等が痛んでいる場合も同様に、住宅設備工事がかさんでしまうことがあるので注意が必要です。
一般的なクローズドキッチンのモデルケース
既存のクローズドキッチンの間取りを変更しないで、システムキッチンのみをリフォームした場合を例にとってみてみましょう。
・システムキッチン本体の価格:約70万円
・組み立てや取り付け料:約10万円
・工事などその他の費用:約40万円
合計で約120万円となります。
この例を基にして、設計変更などのリフォーム内容の確認や、グレードの変更などを計算し、必要な費用の計画を立ててみると良いでしょう。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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