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2023年01月04日更新

オープンキッチンのメリットや施工費用・失敗しないためのコツを解説

家事効率を高めるだけでなく、モダンな雰囲気を持つ事から、オープンキッチンの設置はキッチンリフォームの定番となっています。使いやすいキッチンを手に入れるためにも、オープンキッチンのメリットとデメリットを知って、間取り計画に役立てましょう。

オープンキッチンの特徴を知ろう

オープンキッチンとは、リビングやダイニングの中に、仕切りを隔てずに設置されたキッチンの総称です。

これに対し、家事を行なうための部屋に単独で設けられているキッチンを、セパレートキッチンと呼びます。

オープンキッチンの利点と欠点は、この、キッチン用の独立した区画を設けないという点に集約されています。

オープンキッチンにリフォームするのにかかる費用の相場はこちら

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オープンキッチンの代表的なレイアウト

オープンキッチンの代表的なレイアウトは、アイランド型とペニンシュラ型です。

それぞれの特徴を解説していきます。

アイランド型のオープンキッチン

アイランド型はキッチンの作業台が壁に接しておらず、空間に独立して設置されているタイプです。

左右どちらからでも出入りできるため、回遊性が高まり作業動線がスムーズになるメリットがあります。

また壁に接していないことから、オープンキッチンの中でもとくに開放感があるタイプで、複数人で使用するのにもぴったりです。

ただしアイランド型は作業台の左右に空間が必要な分、設置の際にはほかのタイプより広いスペースが必要です。

リビングやダイニングが圧迫されたり、間取りによっては設置が難しい場合もあります。

ペニンシュラ型のオープンキッチン

ペニンシュラ型は左右のどちらか一方が壁に接しているタイプです。

回遊できるアイランド型に比べると作業動線はやや限られてしまいます。

また作業台を囲んでの調理ができないので、複数人でぐるりとキッチンに立つことが多い場合は、使い勝手にものたりなさを感じてしまうかもしれません。

その反面、ペニンシュラ型は狭いスペースでも設置できるメリットがあります。

一方が壁に面している分、アイランド型に比べて油が飛散しにくいのも魅力のひとつです。

オープンキッチン向きなのはどんな人?

いろいろなメリットがあるオープンキッチンですが、人によっては使いづらさを感じるかもしれません。

オープンキッチンが向いている人と向いていない人の特徴を解説していきます。

オープンキッチンが向いている人

オープンキッチンが向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 家族やゲストと会話を楽しみながら調理したい人
  • こまめな掃除が苦ではない人
  • 収納が得意な人

オープンキッチンはリビングやダイニングとの間を遮る間仕切り壁がないので、会話を楽しみながら調理したい人に向いています。

またコミュニケーションがとりやすいので、ゲストを呼ぶ機会が多い人にもぴったりです。

その反面、遮る間仕切り壁がない分、キッチンの様子が丸見えなので、キッチンが散らかっていると部屋全体の雰囲気を損なう可能性があります。

そのため、こまめに掃除をするのが苦でない人のほうがストレスなくオープンキッチンを使えるでしょう。

さらに対面式のオープンキッチンの場合は作業台の上部に吊戸棚を設置しないことが多く、収納スペースが少なくなりがちです。

スペースをうまく活用できる収納上手な人のほうがオープンキッチンを使いこなせるでしょう。

オープンキッチンが向いていない人

オープンキッチンが向いていない人の特徴は以下の通りです。

  • 調理に集中したい人
  • キッチンのにおいや汚れをリビングに持ち込みたくない人

リビングにいる人と会話が楽しめるのはオープンキッチンのメリットである一方、調理に集中したい人にとってはデメリットにもなり得ます。

調理中にあまり話しかけられたくない人や作業を中断されるのがストレスに感じる人にはオープンキッチンは不向きです。

またオープンキッチンは調理中のにおいや汚れが部屋全体に広がりやすい特徴があります。

換気扇などである程度対策できるとはいえ、においや汚れを一切持ち込まないのは難しいです。

リビングに油汚れが飛散したり、家具ににおいが染みついたりするのが気になる場合は、オープンキッチンは避けたほうがいいかもしれません。

オープンキッチンにリフォームするメリット

壁の解体が行なわれるような大規模リフォームでは、キッチン専用の空間を取り払い、リビングやダイニングに使い勝手の良いオープンキッチンを設置するケースが増えています。

オープンキッチンが人気を集める理由や、設置後の利点などを知っておきましょう。

空間に明るく開放的な印象を与える

開放的なオープンキッチンは、リビングやダイニングに設置する事で、モダンで洗練されたインテリアを作る事ができます。

特に、リフォームでのオープンキッチンの設置は、お部屋の雰囲気が大きく変わるメリットを、より感じる事ができるでしょう。

使い心地の良い自由な家事動線

オープンキッチンは、キッチンに向かうまでに壁やドアなどの障害物がないため、最も無駄のない家事動線を確保する事ができるメリットを持っています。

忙しい朝や夕飯の支度も、食卓からコンロ、リビングからシンクなど、スムーズな移動ができる使い勝手の良さが、オープンキッチンの大きな利点です。

キッチンがコミュニケーションの場に

オープンキッチンは、ダイニングテーブルを側に設置したり、キッチンカウンターをテーブルにしてスツールを並べたりする事で、調理だけでなく食事を楽しむスペースとしても機能します。

そのため、調理時や後片付けのために会話を中断する必要がなく、家事を行いながら家族や客人とコミュニケーションを取る事が可能です。

オープンキッチンで発生するデメリット

開放感と使い勝手の良さが利点のオープンキッチンですが、その形状の特徴を理解していなければ、キッチンリフォームによって使いにくいキッチンになってしまいます。

リフォーム前に改善できるデメリットや、使いやすさを高めるためにリフォームで取り入れるべき工夫を、前もって調べておく必要があります。

リビングやダイニングの床に汚れが飛散

コンロやシンクがリビングに面しているタイプのオープンキッチンは、油汚れが飛散しやすくいという欠点を持っています。

調理中の油汚れを抑え、使い心地を保つためにも、つい立てとなるガラスプレートをコンロ前に設置したり、カウンター部分の奥行きを伸ばしたりと言った、汚れ対策もリフォーム前に計画しておきましょう。

居室の臭い対策も忘れずに

調理時の臭いが部屋中に充満してしまう点も、オープンキッチンの欠点です。特に、ダイニングと一続きの広いリビングを設けているお宅では、居室中に臭いがこもってしまいます。

リフォーム前に、換気扇だけでは制御できない臭いのデメリット面についても、あらかじめ把握しておきましょう。

無計画には生み出せない家事動線

キッチンの周りに広いスペースが保たれたオープンキッチンですが、必ずしもスムーズな家事動線が確保できるとは限りません。

例えば、冷蔵庫の設置スペースを計算していなかったばかりに、冷蔵庫のドアが開き辛くなったり、キッチンから離れた位置に置かざるを得なくなったりと、使いにくい間取りになってしまいます。

オープンキッチンのデメリット解消方法

オープンキッチンにはいくつかのデメリットがありますが、適切に対策することである程度解消することができます。

オープンキッチンのデメリット解消方法を解説していきます。

汚れの飛散を防ぐ方法

オープンキッチンで気になる油や水の飛散は、コンロやシンクにガードを設置することで軽減できます。

ガードにもいろいろな種類がありますが、開放感を優先したい場合は低めのガードを、汚れの飛散防止を優先したい場合は高さのあるガードを選択するといいでしょう。

また油や水に強い床材を使うことで、床へのダメージも小さくできます。

例えばタイルや防水・防汚加工がされているフローリング材は汚れに強い素材です。

デザイン性にも優れているので、おしゃれさと手入れのしやすさを両立できるでしょう。

リビングへのにおいを防ぐ方法

リビングへのにおいを防ぎたいときは、換気扇とグリルの性能を重視しましょう。

具体的にはすばやく換気できるターボファンの換気扇や、グリル調理時に煙が発生しにくいコンロなどがおすすめです。

換気扇やグリルは汚れが蓄積すると性能が低下するので、手入れがしやすさも大切なポイントになります。

機能とあわせて手入れのしやすさもチェックしておきましょう。

スムーズな家事動線を確保する方法

スムーズな家事動線を確保するためには冷蔵庫や収納棚、ダイニングテーブルなどキッチン周りに配置するものの大きさを把握し、事前にレイアウトをしっかり考えて置くことが大切です。

冷蔵庫の位置をコンロやシンクと、3辺の合計が3.6〜6mに収まる三角形になるように配置するのが理想です。

スペースがないからと適当な場所に設置すると、せっかくリフォームしたにもかかわらず使いにくさを感じる可能性があります。

ダイニングテーブルや収納棚の位置もキッチンの使い勝手を大きく左右するポイントです。

動線を具体的にイメージしながら計画を立てましょう。

オープンキッチンの施工費用はどのくらい?

オープンキッチンのなかでも人気のあるペニンシュラ型キッチンとアイランドキッチンについて、施工費用の相場と工期を解説していきます。

ペニンシュラ型キッチンを施工する費用

ペニンシュラ型キッチンの施工費用と工期の目安は以下の通りです。

リフォーム内容費用目安工期目安
キッチンの交換のみ約80万円~約170万円約2日~約4日
レイアウト変更あり約90万円~190万円約5日~約10日

壁付けキッチンからペニンシュラ型キッチンにするなどレイアウトの変更をともなうときは水道配管や電気配線、内装工事などが追加になるため、費用も高額になりがちです。

また本体のグレードやオプションの有無などによって費用は大きく変動します。

業者によっても施工費用や本体の割引率などが異なるので、複数の業者から見積もりをとるのがおすすめです。

アイランド型キッチンを施工する費用

アイランド型キッチンの施工費用と工期の目安は以下の通りです。

リフォーム内容費用目安工期目安
キッチンの交換のみ約120万円~220万円約2日~約4日
レイアウト変更あり約140万円~約240万円約5日~約10日

アイランド型キッチンは本体が高額になる場合が多いため、ペニンシュラ型キッチンと比べると施工費用も高くなる傾向があります。

しかしペニンシュラ型キッチンと同様、本体のグレードやオプションの有無、施工業者によって費用は変動するので一概には言えません。

詳細な施工費用が知りたい場合は、実際に現場を確認してもらい、見積もりを出してもらう必要があります。

オープンキッチンのリフォーム事例

以下では、オープンキッチンのリフォーム事例を紹介します。

費用や工期の参考にしてみてください。

壁付けからオープンキッチンへのリフォーム事例

リフォーム費用約440万円
工期約1週間
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名リシェル

こちらは壁付けのI型キッチンからL型のオープンキッチンにリフォームした事例です。

もともと間仕切り壁に仕切られたセパレートキッチンでしたが、壁を撤去することで開放感のある空間になりました。

大容量の収納スペースがあるリクシルの「リシェル」を採用することで、吊り戸棚がなくても十分な収納スペースが確保できています。

またL型にしてコンロを壁側に配置することで、リビングへの油の飛散が抑えられるレイアウトになっています。

壁を撤去してオープンキッチンにリフォームした事例

リフォーム費用約134万円
工期約10日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名シエラ

こちらはキッチン周囲の垂れ壁と袖壁を撤去してペニンシュラ型キッチンにリフォームした事例です。

閉塞感のあるキッチンでしたが、壁を撤去することで広々とした印象になりました。

扉のパネルやカウンターを白で統一することで、明るく清潔感のある空間になっています。

食洗機を新設し、使い勝手も向上しました。

ペニンシュラ型キッチンにリフォームした事例

リフォーム費用約220万円
工期約6日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名リシェル

こちらは古くなったペニンシュラ型キッチンを新しくリフォームした事例です。

耐久性が高く、高級感のあるセラミックカウンターでスタイリッシュな雰囲気になりました。

大容量の引き出し式収納や側面のコンセント、自動水栓など機能性にもこだわっており、使い勝手に優れたキッチンになっています。

オープンキッチンの設置で失敗しないためには?

オープンキッチンの設置で失敗しないためには、収納スペースと通路を確保することが大切です。

とくに対面式キッチンの場合は、作業台の上部に吊戸棚を設置すると圧迫感がでるため、設置しないケースが多くみられます。

その分、背面カウンターの奥行きを広くしたり、食器棚を設けたりすることで収納スペースを確保することができますが、通路幅が狭くなり使い勝手が悪くなる可能性があります。

通路幅を狭めることなく収納スペースを確保する時はパントリーを設置したり、背面カウンターをトールタイプにしたり、上部に吊戸棚を設けたりするといいでしょう。

通路幅と収納スペースはキッチンの使い勝手を大きく左右するので、設置後に後悔しないように事前にしっかり検討しておくことをおすすめします。

理想のキッチンにするためのコツ

理想のキッチンにするためのコツは業者に相談するまえに希望を明確にしておくことです。

例えば以下のような準備をしておくと業者にもキッチンの理想像が相違なく伝わり、イメージ通りの空間が作りやすくなります。

  • 理想のデザインに近いキッチンの画像や雑誌の切り抜きを用意する
  • 現状のキッチンの不満を書き出す

自分の中で理想のキッチンがはっきりイメージできていたとしても、言葉だけで他人に伝えるのは限界があります。

とくにデザインは「モダン」や「ナチュラル」など大まかな雰囲気だけではすれ違いが起こりやすいです。

理想に近い雰囲気のキッチンの画像や雑誌の切り抜きなどをあらかじめ準備しておくことで、より具体的にイメージしてもらうことができるでしょう。

また機能面では現状のキッチンの不満を書き出し、それを補うような設計にすることで快適に使えるキッチンが作りやすくなります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

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