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2018年11月26日更新

勝手口がある家のメリット・デメリットは?

以前は一戸建てのキッチンによく見られていた勝手口。現在では勝手口を設置していない家も増えており、設置した方がいいのか悩むところではないでしょうか。今回は勝手口がある家のメリット・デメリットや設置費用、勝手口のドアのタイプについてご紹介します。

勝手口とは何をする場所なのか

勝手口がある家のメリット・デメリットは?

勝手口とは、一戸建てのキッチンなどに設置された玄関以外の出入口のことで、ごみを出すときに使用したり、近所の方々との通用口などに利用されます。また、近年では防災の観点から非常口として使用することもあります。

勝手口と窓設置のメリット・デメリットの比較

昔からある勝手口ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。今回はキッチンに窓を設置した場合と比較してみました。

勝手口と窓設置のメリット

【勝手口のメリット】
・泥付きの野菜などを外からキッチンへ短い距離で運ぶことができる
・近所の方々の通用口として利用できる
・自然光を取り入れることができ、部屋が明るくなる
・生ごみを外に出しやすい
・換気できる
・非常口として利用できる

【窓設置のメリット】
・換気できる
・自然光を取り入れることができ、部屋が明るくなる
・勝手口と比べ、防犯面で安全なこともある

勝手口と窓設置のデメリット

【勝手口のデメリット】
・防犯面で不安がある
・断熱性がない場合、キッチンやリビングが寒くなる
・ドアの前が土間で段差になっている場合、落ちる可能性がある
・雪が降り積もる場所は、ドアが開かなくなる可能性がある
・使わなくなった場合、勝手口の土間部分のスペースが無駄になる
・玄関に勝手口が近い間取りの場合、勝手口を使わなくなる可能性がある

【窓設置のデメリット】
・断熱性がない場合、キッチンやリビングが寒くなる
・防犯対策をしないと、防犯面で不安がある
・外から出入りができない

勝手口を新設するときの費用の相場は?

【勝手口を新設する場合の費用の相場】
・価格:約30万円~約50万円

【勝手口のドアを交換する場合の費用の相場】
・価格(ランマ無しタイプ、工事費込):約20万円

既存のキッチンに勝手口を新設する場合、勝手口部分の外壁を壊しドアをはめ込むリフォーム工事をしなければなりません。

一戸建ての外壁の種類(木造または鉄筋など)によって工事費用が変わりますが、勝手口を新設するリフォーム費用の相場は約100万円です。

一方、既存の勝手口のドアを交換する場合のリフォーム価格の相場は約20万円となります。こちらも勝手口ドアの商品によって金額が変わってきます。

勝手口のドアのタイプはどのようなものがあるのか

勝手口のドアには大きく分けて、押戸タイプと引き戸タイプの2種類があります。また、その他に採光や通風タイプ、断熱性や防犯面に優れたタイプもあります。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

【押戸タイプ】
一般的によく使用されているスタンダードタイプの勝手口ドアです。デザインや種類も豊富で家の雰囲気によって、勝手口のドアを合わせることが可能です。

押戸タイプにする場合、ドアを開けるスペースが必要になるので、外に設置可能なスペースが確保できる家に向いています。

【引き戸タイプ】
引き戸タイプは、横にスライドさせて開閉するタイプの勝手口ドアです。引き戸は、荷物を持ちながらでも開閉しやすく、外や家へ出入りしやすくなります。

押戸と違い、ドアの前後にスペースが必要ないため、スペースが狭くて押戸が設置できないときにおすすめの勝手口ドアです。

【採光、通風タイプ】
光や風を通りやすくするために、複層ガラスでできているタイプの勝手口ドアです。上半分が複層ガラスになっているものや、全面が複層ガラスになっているものなどデザインはさまざまです。

また、ドア全体がアルミ格子で覆われていて、窓をずらすことによって通風も可能になるデザインもあります。

【防犯タイプ】
防犯性を高めるためにピッキング対策が施されたものや破壊されにくい防犯ガラスを使用したものなどがあり、家に侵入しずらい仕様になっています。

【断熱タイプ】
勝手口から冷気が流れ込まないように、断熱性を高くしたタイプのドアです。素材に樹脂を使用し、気密性が高くなっているタイプもあります。

勝手口を設置する位置と必要性

勝手口がある家のメリット・デメリットは?

勝手口を設置できる場所はキッチンだけではありません。どの位置に勝手口を設置すれば使いやすいか生活動線を考えた上で、勝手口の位置を決めていきます。

どのような場所に勝手口を設置したら使いやすいのか、場所別に可能性を考えてみましょう。

キッチンに勝手口を設置した場合

勝手口の位置としてはスタンダードなキッチンですが、キッチンに勝手口があることで生ごみを外に出したり、泥が付いた野菜を最短距離でキッチンに運ぶことができます。

また、買い物をしたときに勝手口から家に入れば、荷物をスムーズにキッチンに運ぶことが可能になります。

できれば勝手口の内側にキッチン床面より一段下げた土間スペースを少しでも確保しましょう。履物やゴミ袋などの仮置場として重宝します。

脱衣所や洗面所に勝手口を設置した場合

玄関から廊下やリビングを通って洗面所や脱衣所に行くと、泥などの汚れが室内に落ちてしまうことも。勝手口を脱衣所や洗面所に設置した場合、子供や家族が帰ってきたあと、すぐに手を洗ったり着替えることが可能です。

住まいの間取りや、家族の生活動線を意識した勝手口の設置ケースと言えます。

勝手口の必要性は?

勝手口のメリット・デメリットを見てきましたが、その必要性は個人によって異なります。

勝手口を設置するのには費用がかかりますし、土間を作ったりドアが開くようにスペースを確保しなければならないため、勝手口作るときは慎重に考えるようにしましょう。

また、勝手口を設置する際は、玄関や洗面所、脱衣所などの間取りと家族の生活動線を確認し、使いやすい位置に勝手口を設置すると良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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