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2022年05月06日更新
マンションのキッチン・台所リフォーム費用・価格は?【事例・工期もあり】
マンションのキッチンをリフォームする場合、工事の内容や目的によって費用はどの程度変わってくるのでしょうか?キッチンリフォームで可能な工事と、費用、おすすめのシステムキッチンメーカーなどについてご紹介していきます。
目次
キッチンのリフォームでできることは?
マンションのキッチンをリフォームする場合、どのようなことができるのでしょうか?
キッチンのリフォームでは、システムキッチンの変更、キッチンの位置変更、壁際キッチンからアイランドキッチンへの変更、収納家具の追加、床や壁紙などの内装の変更が可能です。

また、換気扇や照明、食器洗い乾燥機(食洗機)の追加なども行えるため、最終的な施工費用は工事の目的によって大きく変わってきます。
マンションのキッチンリフォームをする前に知っておきたいポイント
次に、マンションのキッチンリフォームをする前に知っておきたいポイントについてご紹介します。
マンションのキッチンリフォームでは管理規約による制限を受ける
マンションのキッチンリフォームの場合、戸建てのリフォームとは違いマンションの管理規約による制限を受ける可能性があります。マンションの管理規約の内容には以下のようものがあります。
- 騒音を防ぐための遮音等級の制約
- リフォーム機材の搬入や組み立てをする際の制約
- 床材に関する制約
- 電気容量やガス給湯器の大きさに関する制約
- リフォーム工事の時間に関する制約
上記のような規約の他にも、キッチンを移動させて設置する場合、マンションによっては移動範囲に制限がある可能性もあります。
そのため、どのようなキッチンリフォームが可能なのかあらかじめマンションの管理会社に問い合わせておきましょう。
マンションのキッチンは種類やグレードによって費用が異なる
マンションのキッチンリフォームをする際、選ぶキッチンの種類やグレードによって費用が異なります。
セパレートキッチン・I型キッチン・L型キッチン・アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンの特徴と費用相場をそれぞれ見ていきましょう。
セパレートキッチンの特徴と費用相場
施工:バレッグス
セパレートキッチンとは、コンロとシンクのカウンターが1か所にまとまっていないキッチンのことで、壁付けのコンロカウンターとシンクのカウンターに分かれているのが特徴です。作業スペースが十分に確保されており、収納も大容量です。
・セパレートキッチンの費用相場:約70万円〜約320万円
I型キッチンの特徴と費用相場
施工:システムアート湘南
I型キッチンは、シンク・コンロなどが横一列に並んでいるレイアウトのキッチンのことです。狭い場所にも設置できるため、アパートなどの共同住宅に多いキッチンのタイプです。
・I型キッチンの費用相場:約37万円〜約100万円
L型キッチンの特徴と費用相場
施工:システムアート湘南
L型キッチンとは、シンクのある作業台とコンロ部分がL字のように垂直に交わったキッチンのことです。L型キッチンは動線が短いため、スムーズに調理することが可能です。
・L型キッチンの費用相場:約80万円〜約150万円
アイランドキッチンの特徴と費用相場
施工:システムアート湘南
アイランドキッチンとは、壁などに接していないカウンターキッチンのことです。周りに壁がないので、どこからでもキッチンに入ることができます。また、デザイン性が高く、おしゃれなキッチンにできます。
・アイランドキッチンの費用相場:約150万円〜約220万円
ペニンシュラキッチンの特徴と費用相場
施工:ぐっとリフォーム
ペニンシュラキッチンとは、左右のどちらかが壁に接しているキッチンのことです。
ペニンシュラタイプは対面キッチンなので、ダイニングにいる家族とのコミュニケーションが取りやすく、ダイニングにも移動しやすいため、よく選ばれていれるキッチンです。
・ペニンシュラキッチンの費用相場:約140万円〜約270万円
マンションのキッチンをリフォームする費用
工事内容、目的ごとにキッチンリフォームの施工費用は変わりますが、費用の目安はどれくらいなのでしょうか?
施工:バレッグス
大手住宅機器メーカーのシステムキッチン製品に交換した場合で見てみると、スタンダードなシステムキッチンに入れ替えるだけなら施工費用を含め、約80万円が相場となります。
同時に床や壁のリフォームを行う場合の追加費用はキッチンの面積にもよりますが、6畳で床がフローリング、壁がクロスなら合計で約15万円が目安です。
この費用は既存の床材を取り除き、新しい床材に張替えた場合の価格ですので、重ね張りで施工した場合はもう少し安価に、内装に自然素材を用いる場合は、平米あたりの単価が上がるため、施工価格の相場は高くなります。
壁付けのI型キッチンをアイランドキッチンに変更する場合は、キッチン本体の価格が約150万円の場合、配管変更及び内装工事、システムキッチンの解体撤去、設置費用を含め工事費は約220万円が相場です。
ただアイランドキッチンに変更する際には、換気扇の位置も変更する必要があるため、元々の換気扇の形状によってはさらに費用が追加でかかる場合もあります。
壁付けのI型キッチンを対面式キッチンへと変更する場合もアイランドキッチンへと変更する場合と同様に、配管、電気、内装の工事が必要ですので、工事費用は約70万円が相場です。
キッチンに収納を増やす場合の費用
吊戸棚例(施工:ぐっとリフォーム)
システムキッチンを入れ替えるのではなく、収納だけを増やしたいという場合には、食器棚などの収納家具の増設が効果的です。
収納の設置は、水回りのリフォームと違い、配管工事の必要が無いため、施工費用も比較的安価となります。
例えば、高さ180cm、横90cm、奥行き40cmの食器棚を設置する場合なら、運送及び設置費用を含めて約5万円が相場です。
吊り戸棚を設置する場合の相場は約4万円、昇降機能付きで使いやすいものの場合は約4万円追加となります。
一戸建ての場合は床下に空間があるため、床下収納を増設することができますが、マンションの場合は躯体と床の間にあまり空間が無いため、床下収納は基本的に設置できません。
ただ、マンションの構造によっては床下に空間があり、収納を設置できるスペースが存在することもありますので、管理組合に問い合わせてみると良いでしょう。
換気扇やレンジフードをリフォームする費用
換気扇やレンジフードをリフォームする費用は、換気機能のみのシンプルなものを使用した場合で約6万円、自動で換気するタイプの製品やフィルター清掃機能付きのものは約15万円が相場です。
壁に設置するタイプの換気扇の場合は、約1万円が目安となります。
食器洗い乾燥機(食洗機)を設置する場合の費用
食器乾燥機(LIXIL・アレスタ)施工:ぐっとリフォーム
ビルトインタイプや後付けタイプの食器洗い乾燥機(食洗機)を交換する際にかかる費用の相場は、ビルトインタイプが約40万円、設置式が約10万円です。
これは、既に食器洗い乾燥機をお使いで新しい設備に交換する場合の費用となります。
水回りの配管や電気配線が無い状態で新たに食器洗い乾燥機を追加する場合は、工事費用が約5万円程度必要です。
間取りの変更にともなうシステムキッチン移動の費用

住宅を再生する際には、内装や設備を全て取り除いて配管の交換まで行うスケルトンリフォームと、内装や設備のみを交換するリフォームとがあります。
設備だけでなく、内装部分まで解体を行い、スケルトンにしてキッチンを移動する場合は、間取り変更及び配管工事、場合によっては電気工事が必要となり、費用は約300万円が相場です。
ただ、スケルトンリフォームは内装を全て撤去して工事を行う方式のため、リフォームでシステムキッチンのみを移動する場合に比べて工事費用は高額になります。
また、元々使用していた中古のシステムキッチンを再利用する場合は、工事費のみとなりますので、安価に施工を行うことが可能です。
しかし、システムキッチンは水に触れる設備ですので、見えない部分が傷んでいることも考えられます。
お使いの中古システムキッチンを再利用するのも良いのですが、分解後にシステムキッチンが傷んでいる場合には再利用できないこともある点に注意しておきましょう。
キッチンリフォームにかかる時間はどれくらい?
施工:バレッグス
キッチンリフォームにかかる時間は、工事の内容によって大きく変わります。
例として、I型キッチンを新しいものに入れ替える場合は、中古設備の解体、交換、配管、内装の補修、新規設備の設置で約1週間が目安です。
I型キッチンをアイランドキッチンや対面式キッチンに変更する場合は、配管工事や内装工事、電気工事が必要となるため、設備の交換に比べて工事期間は長くなり、約2週間が目安となります。
リビングやダイニング、キッチンをまとめるなどの間取り変更をともなう大規模な工事では、施工箇所の状態によって前後しますが、概ね約2カ月の施工期間が必要です。
リビングやダイニングの変更を行わず、キッチンのみの間取り変更ならもう少し施工期間は短くなり、約1カ月が目安となります。
その他の設備、換気扇やレンジフードの交換、収納の設置については、約1日が施工期間の目安です。
LIXIL?クリナップ?おすすめの住宅設備機器メーカーは?
システムキッチンをリフォームする場合、どの住宅設備機器メーカーの製品がおすすめなのでしょうか?
キッチンなどの水回り設備では、LIXILやクリナップ、パナソニックなどが有名です。
他にはTOTOやタカラスタンダード、トクラスなども人気のメーカーとなっており、各社とも低価格帯から高価格帯まで多くの製品を取り扱っているため、デザインの好みや機能面で選ぶと良いでしょう。
ただ、メーカーによってはシステムキッチン以外の設備も取り扱っているため、同時に色々なリフォームを行う場合はまとめて注文できるメーカーを選ぶ方が費用を抑えられる可能性があります。
マンションのキッチンリフォーム事例・工期
デザイン・使いやすさ重視のキッチンの入れ替えリフォーム
リフォーム費用 | 100万円 |
---|---|
施行日数 | 14日 |
住宅の種類 | マンション |
築年数 | 20年 |
料理をする機会が増え、狭く火力の弱いキッチンを変えたいと思い、デザイン性の高いTOYOキッチンへ入れ替えた。オシャレなデザインに加え、奥に広い作りのため効率的に料理ができるようになった。
L型キッチンからI型キッチンの入れ替えリフォーム
リフォーム費用 | 250万円 |
---|---|
施行日数 | 3日 |
住宅の種類 | マンション |
築年数 | 24年 |
元はL型キッチンでコーナー部分がデッドスペースになっていました。そのためクリナップのセントロのI型キッチンへ変更しました。L型からI型に変更したことで、デッドスペースがなくなり、スペースを有効活用できる機能的なキッチンになりました。
マンションのキッチンリフォームで注意することは?
マンションのキッチンをリフォームやリノベーションする際には、いくつか注意しておかなければいけないポイントもあります。
まず大切なのは、使用するシステムキッチン選びです。
マンションの場合、一戸建てに比べてスペースに制限がある場合が多いため、使用できるシステムキッチンのサイズにも注意しなければいけません。
大手メーカーなら、マンション用にやや小さめのサイズで作られたシステムキッチンが用意されていますし、組み替えることである程度サイズを調整できる製品もあります。
ただ、部屋の形状によっては希望する製品が使用できないことも考えられるため、まずはリフォーム会社に現地確認をしてもらった上で対面式、アイランド式などの希望を伝え、見積もりを依頼すると良いでしょう。
内装についても、キッチンの場合は注意が必要です。
床に自然素材の無垢材を使用した場合、リビングやダイニングなら問題はありませんが、キッチンでは洗い物の際などに飛び散る水滴によって床にシミができてしまうことがあります。
定期的にワックスをかければ自然素材の天然木でもシミや傷みは予防できますが、手間がかかってしまいますので、メンテナンスの手間を省きたいという方は防水タイプの床材を使用すると良いでしょう。
見積もりは複数の会社に依頼しよう
リフォームの見積もりは、設備機器の仕入れ価格や工事方法、会社が必要とする経費などによって変わってきます。
マンションのキッチンリフォームを成功させるポイント
マンションのキッチンリフォームを成功させるポイントは、まずマンションの管理規約の中でどこまでのリフォームができるのかを調べておくことです。
リフォーム途中で制限に気づき、作業を中断したりプランを変更することがないようにするためにも事前の確認はとても大切です。
次に、リフォーム業者に自分たちの生活スタイルを伝え、生活動線に配慮したキッチンづくりをすることも大切です。
特によくキッチンを利用する場合、調理に欠かせない設備や収納などを業者と細かく打ち合わせすることで、より使いやすいキッチンにすることができるでしょう。
また、キッチンリフォームを依頼する際には、キッチンなどの水回りのリフォームが得意な業者を選ぶことが大切です。
特にマンションの場合、水回りがきちんと施工されていないと、水漏れなどが発生し近隣の住人とトラブルになる可能性も考えられます。そのため、マンションのキッチンリフォームの経験が豊富な業者に依頼するようにしましょう。
マンションのキッチンリフォーム費用を抑えるポイント
キッチンリフォームの費用はどうしても高額になりがちです。少しでもリフォーム費用を安くするためには、キッチン本体の費用を抑えるのが有効です。
例えば、メーカーの在庫品等を選ぶと、十分な機能を備えつつも通常より安くで購入できることがあります。
どうしても最新のシステムキッチンが良いという人でなければ、このような選択肢も頭に入れておくと費用を抑えることができるでしょう。
同じ内容の工事でも、施工を行う会社によって見積もりが違うことも多いため、リフォームを依頼する際には複数の会社に見積もりを依頼するようにしましょう。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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