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2019年08月23日更新

マンションのリフォームにかかる費用や相場は?

マンションのリフォームを行う場合、施工部位や工事の内容によって施工費用はどう変わるのでしょうか?オール電化や内装トイレやキッチン浴室、洗面所などの水回りリフォーム、その他和室や洋室の間取り変更などのリフォーム方法と費用をご紹介します。

  • 【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子
  • この記事の監修者
    株式会社KURODA一級建築士事務所
    坂田理恵子

マンションのリフォームではどんなことができる?

マンションをリフォームする場合、どのようなリフォームを行うことができるのでしょうか?

まず考えられるのが、キッチンやトイレ、洗面所、浴室などの水回りのリフォームです。

これらの場所は日常的に使用する設備ですので、リフォームで良いものに交換すれば、それだけで生活のクオリティを上げることができるでしょう。

また、クロス張替えやフローリングの張替え、内窓の設置などの内装リフォームもおすすめです。

内窓を設置すれば窓を断熱することができるので、エアコンの消費電力を減らせますし、壁紙やフローリングを新しいものに交換すれば気持ちよく毎日の生活を送ることができます。

その他のリフォームでおすすめなのは、玄関のリフォーム、間取りの変更などです。

玄関については、靴箱を増設すれば靴が多くてもすっきりとした見た目にすることができるでしょう。

間取り変更については、リビング、ダイニング、キッチンを繋げて1つの大きな部屋にしたり、家族構成の変化に合わせて4LDKを3LDKに変えて広くしたりすることもできます。

また、逆に3LDKの部屋を区切って部屋を増やすことで4LDKへと変更することも可能です。

マンションのリフォームでは、一般的な物でもこれだけのリフォームプランがありますので、用途や目的に合わせてどんなリフォームを行うか選ぶと良いでしょう。

マンション リフォーム 費用

マンションをオール電化リフォームすることはできる?

ガスと電気を使用しているマンションで、オール電化に変更することはできるのでしょうか?

まず、オール電化のメリットとしては、深夜電力を利用した給湯があります。

この給湯設備はサイズが大きいため、マンションに新たに設置するのは難しいでしょう。

また、マンションに200Vの配線が引き込まれていない場合、IHクッキングヒーターを使用することができません。

電気の引き込み線は共用部分となりますので、個人での施工も不可能です。

オール電化住宅に住みたい場合にはあらかじめオール電化で建築されたマンションを購入するようにしましょう。

部位別の施工期間の目安

工事の内容によって施工期間が変わるため、住みながらリフォームする場合や、一時的に引っ越しを行う場合にはどの程度かかるか確認しておきましょう。

リフォームに必要な期間は、一部屋分のクロス張替えや内窓の設置、トイレの便器交換などの簡単な工事なら約1日が目安です。

キッチンの入れ替えについては、作業量が多いため、約1週間が目安となります。

スケルトンリフォームや大規模な間取り変更、内装の全面リフォームの場合はもう少し時間がかかり、スケルトンリフォームが数ヶ月、間取り変更が約2カ月、内装工事は約3週間が目安です。


リフォームにかかる費用

木造 耐震リフォーム

施工箇所別のリフォーム費用と相場

では、施工箇所別にリフォーム費用の相場を見てみましょう。

まず、水回りのリフォーム費用ですが、浴室のユニットバスの交換が設備を含めて約80万円、洗面所の内装と設備交換で約20万円、トイレも同様に内装まで交換して約20万円からが相場です。

キッチンについては、内装とシステムキッチンの入れ替えがスタンダードなものを使用した場合が約80万円、ハイグレードなものでは約150万円が相場となります。

内装リフォームについては、クロス張替えが1平米あたり約1,200円、フローリングの張替えが1平米あたり約8,000円、内窓についてはワンタッチで施工できるものなら1カ所あたり約7万円です。

内窓の設置は断熱効果だけでなく、屋外の騒音を防ぐ防音効果も期待できるため、安価で効果的なリフォームをしたいという方におすすめとなっています。

間取り変更や洋室から和室への変更については、施工する面積によって費用が変わるので注意が必要です。

3LDKを4LDKに変更する場合なら、部屋の広さをある程度確保するために広い範囲の工事が必要となりますので、相場は約200万円となります。

逆に部屋の数を減らして広いリビングを作るようなリフォームなら、間仕切り壁の撤去と壁紙などの内装部分を調整するだけで対応できますので、約50万円が相場のようです。

和室から洋室、洋室から和室に変更する場合の費用は、壁紙の張替えなどの内装部分から全て変更する場合で約50万円、床を畳からフローリングに変えるだけなら6畳で約18万円が相場となります。

押し入れや床の間をクローゼットに変更する場合の費用は、ハンガーパイプの設置と内装調整、扉の設置で約10万円〜、拡張してウォークインクローゼットにする場合は約40万円が相場です。

これは、洋室を和室に変更する場合でもあまり変わりません。

玄関に収納を追加するリフォームでは、シンプルな収納なら約5万円が相場となります。

シューズクローゼットを増設する場合はもう少し費用がかかり、約20万円が相場です。

マンションを全面リフォーム(スケルトンリフォーム)する費用は?

既存の設備や内装を全て取り除いて新しくする全面リフォーム(スケルトンリフォーム)を行えば、排水管などを新しくすることができるため、古いマンションでも新築のような使い心地となります。

スケルトンリフォームなら、リビングの位置などの間取りもある程度自由に設計することもできるので、中古マンションを購入する際にはスケルトンリフォームを実施しても良いでしょう。

施工費用は部位ごとの価格ではなく、坪あたりの単価となり、一坪あたり約40万円が相場となります。

マンションのリフォーム費用を抑えるためのポイント

マンションのリフォームを費用を少しでも抑えたい場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?ここからは、マンションリフォームの費用を抑えるためのポイントについてご紹介します。

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設備のグレードを下げる

リフォームの見積もりが提出され、リフォーム費用をもっと低く抑えたいと思った場合は、設備のグレードを下げることを検討してみましょう。

キッチンやトイレなどの水回りや床の張り替えなど、多くのマンションリフォームでは新しい設備が導入されますが、その設備のグレードはさまざまです。

新商品で最新型のキッチンとなればその価格も高くなる傾向があるのに対して、少し古い型の場合は価格が下がる傾向にあります。

また、設備等にハイグレードのものを導入する予定だった場合には、ノーマルグレードにするなど、ひとつグレードを落とすだけでも費用を大きく抑えることが可能です。

しかし、費用をだけを気にして使い勝手をおろそかにしてしまうと、満足の低いリフォームになってしまう可能性もあるでしょう。

そのため、まずはリフォームに何を求めるのかを見直してから優先順位を決め、優先順位が低いものからグレードを下げるようにすることで、納得のいくリフォームが実現できるでしょう。

地元の優良工務店にリフォームを依頼する

リフォームを依頼する場合、全国規模で展開している大手業者や地元の工務店などさまざまな業者があります。

費用を少しでも抑えたい場合はマンションリフォームの実績が多い地元の工務店にリフォームを依頼することも視野に入れてみましょう。

地元の優良工務店は、宣伝費用などに大幅なコストを割いていない分、工務店の諸費用を上乗せしない堅実な見積もりを出してくることが多いためです。

また、マンションリフォームの実績が多ければ、マンションならではのリフォーム作業にも慣れており、効率的に工事を進めてもらえるでしょう。

それに加えて地元の強みを生かし、トラブルがあった場合でもすぐに駆けつけてもらえたり、十分なアフターケアが用意されている業者もあります。必要に応じたサービスを必要なタイミングで受けられることも多いため、安心してリフォームを依頼できるでしょう。

メーカーにこだわらず材料を選ぶ

材料や設備を決める際、大手メーカーだから、名前を知ってるメーカーだからという理由で選ぶケースもあるでしょう。しかし、名前を知っているメーカーだからいい商品であるとは限りません。

同等のクオリティであっても小規模なメーカーで製造された製品のほうが、より安い場合もあるのです。

そのため、リフォーム費用を抑えたい場合はメーカーに強くこだわりすぎず、性能等をよく比較した上でより安い商品を選ぶのも一つの手段です。

リフォームに優先順位を付けて必要な部分のみ行う

リフォーム費用を抑えたい場合、希望するリフォーム内容に優先順位をつけて、優先順位の高いリフォームを中心に行うようにするとよいでしょう。

例えばキッチン設備の劣化が激しくより使い勝手のよいキッチンにしたい場合、キッチン設備自体はハイグレードの製品を導入し、床材やクロス等はノーマルグレードの製品を使用するなど、メリハリをつけることでリフォーム費用をより抑えることができます。

また、優先順位の低い箇所は、リフォーム自体の見直しを検討したほうがよい場合もあるでしょう。

商品の掛け率がいい業者に依頼する

少しでもリフォーム費用を抑えたいのなら、相見積もりでマンションのリフォーム費用を比較するという方法があります。

リフォームで同じ商品を使うにしても業者によって仕入れ値が違う場合があります。この仕入れ値の違いは掛け率の違いによって生まれます。

「掛け率」とは、リフォーム業者がメーカーから商品を購入する場合に、メーカーの希望価格にかけられる割引率のことです。

例えば、掛け率が8だとすると見積もりでは×0.8、つまり2割引きとなり、掛け率が6なら見積もりでは×0.6、つまり4割引きということになります。

同じ条件で複数の業者に相見積もりを取り、掛け率にも注目しながら業者を比較すると、質は保ちながらもより費用を抑えられるリフォーム業者を見つけることができるでしょう。

材料をホームセンターなどで購入し施主支給にする

マンションのリフォーム費用を抑える方法として、リフォーム材料を自らが調達するという方法もあります。リフォームで使う材料をホームセンターなどで購入して、その材料を業者に使ってもらうのです。

ただしこのやり方は、使用する機材等の理由から業者によっては受けてもらえなかったり、持ち込み料が余分にかかる可能性もあります。

また、マンション等の集合住宅の場合は、部屋の中に入りきれない大きな資材を保管する場所を、別途探さなければならなくなるでしょう。

さらに、施主支給の場合、作業工程等が余計にかかり作業に手間取る可能性もあります。業者に無理して頼み込むようなことはせず、可能な場合のみ行うようにしましょう。
 

住宅ローンの減税制度を利用する

100万円を超す大掛かりなマンションリフォーム工事費用の場合、住宅ローンまたはリフォームローンを利用することで、所得税または住民税の減税処置を受けることができます。

住宅ローンまたはリフォームローンを利用するならばぜひ利用したい「住宅ローン減税制度」ですが、適用されるにはいくつかの条件があります。

主な条件は下記の通りです。
・減税対象はリフォーム工事費用が100万円以上
・物件の延べ床面積は50平方メートル以上
・住宅ローンの返済期間が10年以上
・年収3,000万円以下
・個人であること 等

ローン残高の1.0%が所得税額から10年間控除され、所得税から控除しきれない分は住民税からも控除されます。また令和元年10月に予定されている消費税引き上げが実施された場合には、控除期間が延長されて13年間になる予定です。

しかし、この制度を利用する場合には会社員であっても確定申告が必要です。期日までに確定申告を忘れないように行いましょう。

マンションのリフォームにかかる費用や相場は?

マンションリフォームの注意点

マンションをリフォームする際に注意が必要な点として、何処までリフォームすることができるかというものがあります。

例えば、外壁やベランダのリフォームについては共用部分となるため、個人がリフォームを行うことはできません。

また、外壁以外にも排水管の部屋と外部を繋いでいる部分も共用部分となるため、新たに排水管を増設する場合には管理組合の許可が必要となります。

窓についても、外壁と同じく共用部分として扱われるため、サッシを交換して断熱効果の高い二重窓に交換することができず、内窓の追加で対応しなければいけません。

マンションをリフォームする際には、何処まで自分で自由にリフォームすることができるのか、あらかじめ管理会社や管理組合に確認し、工事を始める前には必ず図面を提出し、同意を得る手続きをしておきましょう。

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ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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