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2021年05月27日更新
マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社の選び方を解説
マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社はどのように選べばいいのでしょうか。最適な不動産会社を選ぶためには、不動産会社の特徴などを理解しておく必要があります。今回はマンション売却時に仲介を依頼する不動産会社の選び方を解説します。
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- 監修者濵田昭平
マンション売却時に知っておきたい不動産会社の特徴
マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社にはそれぞれ特徴があります。「大手不動産会社」「フランチャイズの不動産会社」「地域密着型の不動産会社」について、特徴を詳しく見ていきましょう。
大手不動産会社の特徴
大手不動産会社は、テレビや雑誌などで名が広く知られている大規模な不動産会社のことです。全国各地に営業所がある不動産会社も少なくありません。
あまり不動産会社に詳しくない人でも、その知名度とブランド力で仲介の依頼をする人も多いのではないでしょうか。
大手不動産会社なだけに売り手と買い手が自然と集まりやすく、物件の種類や量も豊富にあるため、成約件数も多く安心して仲介依頼することができます。
また従業員が多く営業活動も活発なため、きめ細かくスピーディーな対応を提供することができます。
大手不動産会社に不動産売却の仲介依頼をした場合、広告費をかけて物件の販売を促進することが多い傾向にあります。
特に大手不動産会社の場合、インターネットや広告など販売促進ツールが充実しているため、積極的な販売活動を行うことができます。
しかし、地方の情報には疎い傾向があり、都市部から離れた物件の場合対応できないケースもあるようです。
フランチャイズの不動産会社の特徴
フランチャイズの不動産会社の場合、元々地域密着型の中小不動産会社が大手の看板を借りて営業しています。
そのため、地域の情報に詳しく大手不動産会社では対応できないエリアも営業範囲としている場合があります。
また、大手の看板があるため買い手が見つかりやすく、物件も集まりやすい傾向にあります。
しかし、元々は中小不動産会社であることが多いため、顧客に対して従業員数が足りず対応に時間がかかってしまうこともあるようです。
地域密着型の不動産会社の特徴
地域密着型の不動産会社の場合、規模が小さな不動産会社が多いのですが、その地域の情報に精通していて大手不動産会社が知らないような情報も網羅しているケースもあります。
また、きめ細かい対応ができ大手不動産会社より査定額の精度が高いため、大手不動産会社の査定額より高めになることもあります。
しかし、その地域のみに特化していることが多く、他の地域の物件に関する情報が少ないため、他県など他の地域の物件を探すことが難しくなる傾向にあります。
その他にも、大手不動産会社に比べ知名度が低いため買い手が集まらなかったり、従業員が少人数のため対応まで時間がかかる傾向にあるようです。
マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社の選び方
次に、マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社の選び方を詳しくご説明します。
不動産会社一括査定サイトを利用して選ぶ
不動産会社一括査定サイトとは、インターネット上の一括査定サイトで物件についての詳細を入力すると複数の不動産会社に同時に査定依頼ができ、それぞれの不動産会社から査定価格を見積もってもらえるサイトのことです。
一括査定サイトを利用することで複数の不動産会社に対して査定依頼ができるため、それぞれの不動産会社の対応の違いや相場価格を知ることができます。
不動産一括査定サイトを利用しない場合は、実際に不動産会社に行き詳細を伝えて査定価格を出してもらうという行為を何件も行わなければなりませんが、一括査定サイトであればそのような手間を省くことができます。
また、一括査定サイトを利用し査定依頼をすると、不動産会社同士が意識し競争をすることがあります。
不動産会社同士を競合させることによって売却価格のつり上げが起こり、1社のみに依頼した場合の査定額より少し高めになる可能性があります。
また各社同時に査定依頼することで、査定価格を低くまたは仲介料目的のため極端に高く設定している会社を見分けることができ、売却予定のマンションの正確な相場を知ることができるでしょう。
その他に一括査定のサービスを利用することによって、仲介手数料が安くなるケースもあります。
マンションの仲介が得意な不動産会社を選ぶ
不動産会社には、それぞれ戸建てや新築・中古マンションなど得意とする分野があります。マンションの売却の場合、戸建ての売却を専門とした不動産会社に依頼をしたとしても売却できない可能性があります。
そのため、マンション売却の場合はマンションの仲介が得意な不動産会社を選ぶことが上手な売却のポイントでしょう。
マンションの仲介が得意な不動産会社であれば、マンション売却の実績やノウハウがあるため安心して仲介を任せることができるのではないでしょうか。
また、そのような不動産会社では、すでに中古マンションの購入希望者を抱えているケースもあるため、マンションをスムーズに売却できる可能性があります。
マンション売却時に売却方法などのこだわりもなく、マンション売却を不動産会社にお任せしたい場合は、マンション売却専門の不動産会社に依頼することをおすすめします。
不動産会社の対応を見て選ぶ
マンション売却をスムーズに行う際に必要なのは、不動産会社との信頼関係です。
売り手の希望や不安などをよく聞き、対応してくれる担当者がいる不動産会社であれば信頼できそうです。
また、査定額の根拠やマンション売却時の販売戦略に説得力を感じられるかどうかも重要になります。
一生のうちでもなかな経験することがないマンション売却になるため、不安や心配を取り除いてくれるような担当者が在籍する不動産会社を見つけることができたら、安心して仲介依頼できるのではないでしょうか。
訪問査定時に担当者の対応を見る
「机上査定」とは物件を実際に見ることなく、近隣の相場や似た物件の成約事例を元にして物件の売却価格を決めることです。
一方、「訪問査定」とは実際に見て物件の状態や近隣の状況などを加味した上で売却価格を決める方法のことです。
机上査定では担当者に会うことはありませんが、訪問査定を利用すると不動産会社から担当者が訪れるため、実際に会って話すことができます。
訪問査定を利用することで、机上査定よりも精度の高い査定価格が分かります。
またその際、分からないことや不安なことなど質問すると担当者の対応力を見ることができるでしょう。
公的な情報を利用して不動産会社を選ぶ
マンション売却時に仲介を依頼する不動産会社を選ぶときに、公的な情報を利用するのも有効です。
まず、気になる不動産会社を見つけたら、ホームページや広告などに記載してある「免許番号」を確認します。
「免許番号」とは、建物や土地などの不動産の売買の仲介を行うときに必要な免許のことです。
複数の都道府県に営業所(本支店など)がある場合は国土交通大臣の免許、ひとつの都道府県のみに営業所(本支店など)を構える場合は都道府県知事の免許が必要です。
免許番号の( )内の数字は不動産会社の免許の更新回数を表していて、免許は5年ごとに更新されるため、更新回数が多いほど営業歴が長く経験や実績が豊富な不動産会社だと判断できます。
一方、不動産会社に宅地建物取引業法の法令違反が会った場合は、国土交通大臣または都道府県知事による行政処分の対象となることがあります。
不動産会社が行政処分になった場合、国土交通省がインターネットで提供している「行政処分情報」に処分歴が記載されます。
行政処分情報には、直近のものから過去の行政処分歴も掲載されているため、気になる不動産会社の処分情報を調べることができます。
しかし、過去に行政処分歴があったとしても現在は営業内容などが改善されていることも多く、行政処分されているから悪い会社と一概に言えないことがあります。
もし行政処分情報に処分歴があり気になる場合は、直接どのようなトラブルだったのか問い合わせることも検討してみましょう。
不動産会社の免許番号や行政処分歴などはあくまで参考程度に留めておいて、不動産会社が売り手のためにしっかり対応してくれているかなどを考慮しながら、仲介依頼する不動産会社を選んでいくといいでしょう。
不動産売却に対応する優良な不動産会社を見つけるには?
ここまで説明してきた不動産売却は、あくまで一例となっています。
正確な売却金額を知るためには、売却前に「売却査定」を受ける必要があります。
そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに不動産売却をする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない売却をするためにも、不動産会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社worth style home
濵田昭平2005年より東京急行電鉄株式会社財務戦略室主計部にて都市開発における多様な事業セグメントの業務を経験。2012年1月より都心部で高級マンション賃貸仲介業を展開する株式会社ModernStandardへ転職し、賃貸仲介営業職での最短トップ記録樹立。2014年1月より「株式会社worth style home」での総合不動産業をスタート。1,000万円~10億のマンション・土地等の売買仲介業務を行う。
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