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2021年05月27日更新
自宅売却代金の相場は?
自宅を売却するにあたり、まずは売却相場を知ることから始めます。売却相場を知る方法はいくつかあり、市場の価格や希望価格などのバランスを取りながら自宅の売却価格を設定しなければなりません。今回はそんな自宅の売却相場について詳しくご紹介します。
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- 監修者濵田昭平
自宅の売却価格の相場は?
自宅の売却価格は、相場を知らなければ価格を決めることができません。
では、スムーズに売却価格を決めるために、自宅の売却相場をどのように調べれば良いのでしょうか。
近隣の家や土地の相場から知る
まずは、近隣の家や土地の相場を調べてみます。
近隣で販売する家や土地だと、周りの環境などの販売条件が似ているため売却価格を決めるときの参考にしやすくなるでしょう。
では具体的にどのような方法なのかご紹介します。
売りに出ている家屋のチラシやインターネット広告から知る
近隣で売りに出している家や土地があれば、不動産会社に問い合わせて販売価格を調べます。
近隣であれば同じ環境で家や土地を販売することになるため、大体の相場が分かるでしょう。
また、ポストに投函されたチラシに掲載されている家や土地の販売価格も参考になります。
もう一つは、インターネットサイトから調べる方法です。
インターネットで自宅周辺の中古住宅がいくらで販売されているのかを調べます。
これらは実際販売されている価格のため、今後どの金額で販売するかを決めるときにとても参考になるでしょう。
レインズから知る
レインズとは「Real Information System」の頭文字をとった、不動産売却のための情報共有システムのことです。
レインズは不動産業者が会員となり、パソコン端末から不動産情報などを即座に検索できるツールです。
また、全国各地の土地や住宅の情報が共有できるため、遠く離れた不動産を探すこともできます。
レインズを閲覧したい場合は、不動産会社に希望する条件などを伝え検索してもらう方法となります。
「土地総合情報システム」の「不動産取引価格情報検索」から知る
国土交通省の「土地総合情報システム」でも土地や家の取引価格を知ることができます。
「土地総合情報システム」を利用して調べる際は、「不動産取引価格情報検索」をクリックしてあてはまる条件を選択します。
詳細な条件を入力し検索したら、見たい条件の物件が表示されます。
だいたいどの程度の価格で取引が行われているのかを知ることができるでしょう。
「土地情報システム」では、取引価格の概況と呼ばれる土地の中央値の推移が見られるため、売却する土地周辺の販売価格が今どういった状況なのかを調べることができます。
固定資産税額から知る
自宅の売却相場は、固定資産税通知書の「固定資産税評価額」からも知ることができます。
しかし、販売価格と固定資産税評価額には差があり、実際は固定資産税評価額よりも低い金額や高い金額で売買される可能性があります。
そのため、市場価格に近い売却価格の相場を知るためには以下の計算を行います。
・固定資産税評価額÷0.7=売却価格の相場
固定資産税通知書に記載している固定資産税評価額を0.7で割った数字が売却価格の相場と言われているため、計算して調べておくといいでしょう。
また、固定資産税評価額はさまざまな条件を考慮した数字ではない可能性があります。
例えば都市部等の人気エリアだともう少し高く売却できますが、交通の便が悪く人気のないエリアだともう少し安くなる可能性があるでしょう。
自宅の売却価格を査定してもらう
自宅の売却価格を査定してもらう際、不動産会社によって査定価格に10%程度差が出るケースもあるため、1社だけの査定だと相場がつかみにくい可能性があります。
そのため、査定依頼する場合は複数の不動産会社に依頼しましょう。
また、近年インターネットで不動産の一括査定を依頼できるサービスもあり、一度に複数社へ査定依頼することが可能です。
しかし、インターネットの一括査定の場合、一度不動産情報を入力してしまうと査定した不動産会社から電話が来る可能性が高くなります。
査定してもらった不動産会社の中で、希望額に近い金額を提示する不動産会社があったら次は訪問査定の依頼へと進みます。
訪問査定では、実際現地に出向いて物件の状態や自宅周辺の環境などを調査しします。
そして、机上査定の情報と訪問査定で調べた内容を照らし合わせて、適切な売却価格を算出します。
市場の相場と査定価格と売却価格
では、相場・査定価格・売却価格はそれぞれ全く同じ金額なのでしょうか。
それぞれの関係性や査定価格を出す不動産会社について見ていきましょう。
市場の相場と査定価格は売却価格とは違う
市場の相場とは、一般的に同じエリアの近い条件だった場合の相場のことで、査定価格はさまざまな住宅の条件を考慮した価格のことです。
この2つは実際の売却価格と違うことが多い傾向にあります。
市場の相場や自宅の状態などを考慮して算出された売却価格でも、買い手が現れないと売却することができず値下げをして販売しなければなりません。
しかし、同じ金額でも買い手が多いような場所であれば売却価格を高くできる可能性があります。
このように、売却価格は買い手次第で変動することを覚えておきましょう。
高い査定額を出した業者が信頼できるとは限らない
複数社に査定依頼を行い、一番高い金額を提示した不動産会社の方がいいのではと思う人も少なくないでしょう。
高く売却することは良いことなのですが、この場合不動産会社が売買契約を結びたいために相場とかけ離れた金額を提示している可能性もゼロではありません。
不動産会社が提示している金額が現実的なのか、売却できる金額なのかを見極めた上で不動産会社を選ぶ必要があります。
最終的な売却価格の決定権は売主にあるため、査定額や市場の相場を参考に売却価格を決めるようにしましょう。
希望額で売ってくれる不動産会社
自宅を売却する際はやはりできるだけ希望額で売却したいものです。
では売り主が希望する売却価格で販売する不動産会社とはどのような会社なのでしょうか。
都市部などの場合は大手不動産会社が強い可能性があります。
一方地方などのエリアの場合、地元の不動産会社の方がエリアの情報を網羅しているため売却価格の融通がききやすくなるでしょう。
また、担当する営業担当者によっても売却価格は変わってきます。
どんな物件でも担当する営業担当者との信頼関係がないと安心して物件を任せることができません。
その他にも、買い手との交渉能力も重要になります。
自宅を売却する場合は、上記のことを参考に安心して任せられる不動産会社を探しましょう。
不動産売却に対応する優良な不動産会社を見つけるには?
ここまで説明してきた不動産売却は、あくまで一例となっています。
正確な売却金額を知るためには、売却前に「売却査定」を受ける必要があります。
そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに不動産売却をする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない売却をするためにも、不動産会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社worth style home
濵田昭平2005年より東京急行電鉄株式会社財務戦略室主計部にて都市開発における多様な事業セグメントの業務を経験。2012年1月より都心部で高級マンション賃貸仲介業を展開する株式会社ModernStandardへ転職し、賃貸仲介営業職での最短トップ記録樹立。2014年1月より「株式会社worth style home」での総合不動産業をスタート。1,000万円~10億のマンション・土地等の売買仲介業務を行う。
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