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2018年12月27日更新

監修記事

買ってから10年後経ったマンションを売却する相場について

マンションを売却する際の相場はどのような条件によって変化するのか?

マンション 売却 相場 10 年

築10年のマンションを売却する場合、売却価格の相場はどのような条件によって変わってくるのでしょうか?

一般的な中古マンションの査定方法から、代表的な条件を見てみましょう。

築年数

中古マンションの査定では、築年数を参考にして価格や売れ行きなどを調べていきます。

これは、基本的に中古物件の場合、築年数が短いものほど売却価格が高値になり、売れるまでの期間も短い傾向があるためです。

マンションによって立地条件や設備などに違いはありますが、基本的な相場は築年数が主要因として取り扱われています。

公共交通機関や道路状況などの交通の便

電車やバスといった公共交通機関の駅がマンションからどの程度の距離にあるか、自動車の場合は幹線道路や高速道路などが近いかといった交通の便も査定価格に影響します。

幹線道路については、道のすぐ側にある物件の場合は騒音などの問題があるため、幹線道路まですぐに出ることができる交通量の少ない道が近い物件が好まれる傾向があるようです。

また、電車の駅までの距離についても、大手私鉄やJRなどの駅が好まれ、第三セクターなどの小規模な路線の場合は価格への影響度は少なくなります。

マンション周辺の環境

騒音や治安といったマンション周辺の環境も売却価格に影響します。

また、学校や商業施設、医療機関などの利便性の高い施設が近隣にあるかどうかも重要なポイントです。

マンションのブランド

分譲マンションでは、「パークホームズ」や「ザ・パークハウス」などの大手不動産会社が取り扱う高級ブランド物件がありますが、このタイプのブランドマンションは同程度の物件に比べて高額で取引されます。

これは、ブランド力による人気や、高級マンションならではの設備や内装の良さが考慮されていることが理由です。

業者ごとの査定価格の違い

各業者のごとに査定価格は、実際は大きく変わりません。地域密着型の不動産会社であれ、大手であれ中小であれ、近隣成約事例、売却募集中の競合となる物件、査定依頼をしたタイミングの相場などは同一のため、高い査定価格提示をする=媒介契約がほしいため高く売れると査定し、その後に募集価格の見直しが必要となるケースなどがあり注意が必要です。

築10年のマンションは売却物件としてどういった扱いになるのか?

物件によっては100年住み続けられることを売りとしているものもありますが、一般的には約50年が分譲マンションの耐用年数と言われています。

そのため、築10年の中古マンションについては、耐用年数から考えるとまだまだ築年数が短いと考えられ、築浅物件として中古マンション市場では人気です。

また、築年数が短いことで築浅物件を希望する顧客と、中古物件を希望する顧客の双方に紹介することができるため、不動産会社としても販売しやすい物件とされています。

価格に関しても、新築や新古マンションに比べて安価で築浅と言うことを考えると購入希望者が納得しやすい価格帯となっているため、この点からも売れやすい物件だと言えるでしょう。

築10年のマンションの売却相場は新築に比べてどの程度変わるのか?

築10年のマンションを売却する場合、新築に比べて価格相場はどの程度変化しているのでしょうか?

近畿、関東、中部の3都市圏の中古市場から下落率を調べてみると、築10年のマンションでは新築時より平均約40%の価格下落となっているようです。

不動産価格の下落率については、新築に近ければ近いほど1年あたりの下落幅が大きい傾向があり、築5年では約26%の下落率となりますが、逆に築11年では約42%の下落率に留まります。

また、中古マンションの相場では築10年が目安とされることが多いのですが、これはインターネットの不動産売買サイトなどで、築10年と入力して検索を行うユーザーが多いことが理由です。

実際のところ、中古マンションの価格については新築から5年以内を除くと、年間で2~3%程度の変動に留まります。

しかし、この程度の価格差は売却を行う時期やタイミングによって簡単にひっくり返りますので、無理に築10年で売りに出すのは得策ではありません。

1~2年程度の差なら、より条件の良いタイミングで売りに出した方が、早く、高値で売却できる可能性が高いと言えるでしょう。

築10年のマンションはどう売り出すと良いのか?

築10年のマンションは築浅物件として人気が高く、比較的売れやすい物件と言われています。

しかし、居住後10年となると住人の転勤や進学といったイベントが発生しやすい時期ですし、高値で売って住み替えを考える方も多いため、競合物件が多いというデメリットもあるのです。

ただし、競合物件が多いとしても、築10年のマンションを探している顧客は全体的に多いため、適切な価格設定を行っていれば問題なく売却することができるでしょう。

環境やブランド力などの条件が良い物件なら、相場より高い価格でもあっという間に売れてしまいますが、平均的なマンションの場合、売れるまでに時間がかかったり、売れなかったりといったことも考えられます。

築10年のマンションを売却する際には、あらかじめ不動産情報誌やインターネット上にある不動産売買サイトなどを調査し、近隣の似たような条件の物件がどの程度の価格で売れたかを確認しておくと良いでしょう。

似た条件で売れた物件があるのなら、同じような価格帯に設定することにより、自己の物件が売れる可能性をさらに高めることができます。

築10年のマンションの正確な相場はどうやって調査すると良いのか?

マンション 売却 相場 10 年

不動産情報サイトや不動産情報誌などを利用してある程度売却価格の相場を掴むことはできますが、自己所有物件の正確な価値を計ることはできません。

これは、条件上は似ていると思っても、実際には物件によって差異があることが理由です。

中古マンションを売却する際に、前もって正確な価値や相場を知っておきたいという場合には、不動産会社に査定を依頼すると良いでしょう。

査定には過去の取引や住所、設備に関する情報などを元に簡易的に行う「机上査定」と、物件まで実際に出向いて物件の内部状況や周辺環境等を確認して行う「訪問査定」とがあります。

不動産売却に対応する優良な不動産会社を見つけるには?

ここまで説明してきた不動産売却は、あくまで一例となっています。

正確な売却金額を知るためには、売却前に「売却査定」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちに不動産売却をする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない売却をするためにも、不動産会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社worth style home 濵田昭平

株式会社worth style home

濵田昭平

2005年より東京急行電鉄株式会社財務戦略室主計部にて都市開発における多様な事業セグメントの業務を経験。2012年1月より都心部で高級マンション賃貸仲介業を展開する株式会社ModernStandardへ転職し、賃貸仲介営業職での最短トップ記録樹立。2014年1月より「株式会社worth style home」での総合不動産業をスタート。1,000万円~10億のマンション・土地等の売買仲介業務を行う。

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