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2019年03月30日更新

注文住宅で平屋を建てる場合の費用相場やメリット・デメリットについて

「注文住宅を建てよう」と計画をはじめると、平屋建てがいいのか、2階建てがいいのか迷います。平屋のメリットやデメリット、建築費用はどのぐらいかかるのか、費用を抑えるポイント・不動産業者の選び方を知って、快適な平屋注文住宅を建てましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

新築で平屋を建てた場合の費用はどれくらい?

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新築で平屋建て住宅を建てる場合、費用はどのぐらいかかるのでしょうか?2階建てと比較した費用の特徴を知っておきましょう。

「平屋のほうが安い」は嘘

「平屋建ての住宅は、2階建て住宅より建築費が安くなる」という考えがありますが、必ずしも安くはなりません。

「平屋建てのほうが安い」という理由は、住宅全体の広さにあります。2階建ての場合、平屋建てにはない「階段」や「2階のホール」・「2階のトイレ」が必要です。

平屋建ての場合、それらの面積が必要なくなり、同じ「3LDK」でも延べ床面積が小さくなり、総建築費が安くなると考えるからでしょう。

しかし、平屋建てには2階建てより割高になる費用があります。それは、「土地」と「屋根」、「基礎」、「床組」です。

土地から購入して新築を建てる場合、土地の広さは2階建てより平屋建ての方が広い土地面積が必要となります。土地面積が広くなるとその分、土地代は高くなります。

「屋根」と「基礎」は、単純に同じ延床面積で比較すると、平屋建ては2階建ての2倍の費用がかかります。住宅の建築コストのなかで「屋根」と「基礎」の費用は、単価が高いため総建築工事費が高くなるのです。

「床組」は、2階床組より1階床組の方が費用が高いため、平屋建ての方が建築工事費が高くなります。

また、「階段」や「2階ホール」、「2階トイレ」分の床面積が減る間取りを、そのまま平屋建てとするのは無理があります。平屋建ての間取りを検討していく上で、間取りの効率性と住みやすさを考えなくてはなりません。

「平屋建てのほうが安くなる」というケースは、トータルに考えないと実現できないでしょう。

注文住宅で平屋を建てるときの相場は?

同じ間取りの平屋建て住宅と2階建て住宅を比較すると、総面積が変わります。2階建ての場合、階段・2階ホール・2階トイレの合計は4坪ほどで、平屋建てより延床面積が多くなります。

しかし、坪単価は屋根や基礎・床構造の違いにより平屋建ての方が高くなります。

●2階建て住宅の建築費用
平屋建てと同じ様な間取り30坪に、階段・2階ホール・2階トイレの合計4坪が必要になり、延床面積34坪となります。

坪単価60万円 ÷ 34坪 = 建築費用2,040万円

●平屋建て住宅の建築費用
延床面積30坪の住宅を建てる場合、坪単価が2階建てより15%高くなるとして考えます。(屋根・基礎工事の面積が倍になり、床構造が割増になる費用など)

坪単価69万円 ÷ 30坪 = 建築費用2,070万円
新築で平屋建ての住宅を建てる費用を、間取りと延べ床面積だけで比較するのは、難しいといえます。

注文住宅の平屋で費用を抑えるポイントは?

注文住宅の平屋建ての建築費用は、敷地面積や間取り、どこに建築を依頼するかで変わります。平屋建て注文住宅の費用を抑えるポイントを見てみましょう。

シンプルな間取りにする

平屋建ての場合、キッチン・リビング・ダイニング等のパブリックなスペースと寝室や子供室の様なプライベートなスペースが同じ階にあります。

それぞれの快適さを保つために、ホールが広くなったり、廊下が長くなったりする傾向があります。
間取りを検討する際に、ホールや廊下の面積を極力減らし、効率の良い間取りを検討しましょう。

同じ間取りでも、ホールや廊下の面積を減らすことで、住宅の延べ床面積を減らすことが可能です。

住宅の建築費用は、坪単価で計算される部分があります。面積を抑えることで、建築費用を抑えることができます。

敷地面積を小さくする

敷地全体の配置も効率よく配置できるように検討しましょう。駐車スペースの取り方やアプローチの動線・自転車置き場の位置やサイズなどをコンパクトで効率的にすることで、必要な敷地面積を小さくすることができます。

土地の価格は、坪単価で計算されます。敷地面積を小さくすることで、住宅建築の総建築費用をおさえると良いでしょう。

平屋が得意なメーカーに依頼する

平屋建て住宅と2階建て住宅では、部材の種類や施工方法に違いがあります。注文住宅で平屋住宅の建築をお願いする会社は、平屋が得意なメーカーに依頼すると良いでしょう。

平屋建ての部材

平屋建ての部材と2階建ての部材は違います。

一般的に平屋建て住宅より2階建て住宅が多く建築されています。そのため、2階建て住宅専用の部材は種類が多く、量も多く出回っています。また、大量に仕入れ、在庫を持っているメーカーも多くあります。

2階建て住宅を主に建築する会社は、平屋建ての部材を在庫していないことがほとんどです。必要になった時に、個別で仕入れるので、価格も高めで運送費もかかります。

しかし、平屋建てが得意なメーカーは、平屋建て住宅用の部材を在庫で持っているため、新たに発注する必要がありません。大量に仕入れるため、新たな運搬費用も必要ないので、リーズナブルに部材を調達できます。

平屋建ての施工

また、平屋建て住宅には、平屋建て住宅の施工方法があります。効率が良い施工は、職人の工事日数を減らすことができます。また、住宅建築全体の工期も短縮することができます。

工事日数が減れば、工事費用を抑えることができるだけでなく、住宅ローンのつなぎ融資の期間、仮住まいの期間が短くなり、諸費用も抑えることが可能となります。


平屋にすることのメリット・デメリット

平屋建て住宅は、2階がないので移動が楽なことが大きなメリットです。しかし、住宅内の家族コミュニケーションとプライバシーには、メリットもあればデメリットがあります。
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平屋建て住宅のメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。

平屋建て住宅のメリット:バリアフリーになる

平屋建ての場合、2階がないため階段がありません。そのため、リビング・ダイニングや水回り、寝室もすべて同じフロアになり、移動がとても楽になります。

子供が階段で遊んで落ちる事故や高齢になって階段でつまずいたりすることがなくなります。階段の上り下りは、高齢になると身体的にも負担になるものです。

また、同じフロアで生活ができるということは、床の段差をなくせば、バリアフリー生活が可能になります。バリアフリー住宅は、床に段差がないため、つまずくなどの事故を防止するだけでなく、車椅子での生活も可能になります。

バリアフリー住宅は、高齢者だけでなく、怪我をした時や妊娠中なども安心して生活できます。

平屋建て住宅のメリット:家事が効率的になる

平屋建て住宅は、家事の効率も良くなります。洗濯物を持って、階段を上がりバルコニーに洗濯物を干したり、洗濯物を取り込み片付けるために、階段を上り下りする必要がなくなります。

朝の忙しい時間に、洗濯物を持って階段を上がるのは大変です。平屋建て住宅ならば、重い洗濯物を運ぶのが楽になります。

また、掃除も効率的になります。2階を掃除するために、掃除機を2階に運ぶ必要がありません。階段の掃除もなくなり、一度に掃除機をかけることができ、自動掃除機もワンフロアなら一度で掃除できます。

平屋建て住宅のメリット:家族の会話が生まれる

ワンフロアにリビング・ダイニングのパブリックスペースと寝室や子供室のプライベートスペースがあると、外出から帰ってきて、そのまま個室にこもってしまうというケースが少なくなります。

キッチンや洗面で家事をしている時も声がかけやすいため、気がついたら出掛けていたということがなくなります。また、家事をしながら、子供室にいる子供の様子もわかるので安心です。

子供もおかあさんやおとうさんの気配を感じることができるので、何か聞きたいことができた時など気軽に話しかけられます。

プライベートスペースが2階にある場合と比べると、平屋建ての住宅は家族の会話がしやすい間取りりです。

平屋建て住宅のデメリット:広い平屋は2階建てより割高

平屋建て住宅は、基礎と屋根の面積が2階建て住宅の倍になります。そのため、その分坪単価が2階建てより割高になります。

広い面積の平屋建ては、2階建てよりも割高になる基礎と屋根の金額がそのまま建築費に影響します。

平屋建て住宅のデメリット:プライベートな空間が減ってしまう

家族の様子がわかりやすい、会話がしやすいというメリットがある平屋建て住宅ですが、反面プライベート空間が減ってしまうというデメリットを合わせ持っています。

特にシンプルに、廊下やホールの面積を抑えた間取りにすると、その傾向がでてしまいます。

プライベート空間を確保するには、廊下やホールを経て、寝室や子供室に出入りできる間取りを考えます。そうすると、廊下やホールが広くなり、延床面積が増えてしまいます。

廊下やホールの面積を減らすために、リビングから直接、寝室・子供室に出入りできるようにすると、音や話し声が聞こえる、部屋の出入りが気になる、トイレやお風呂の音が聞こえるなど、プライバシーの確保が難しくなるでしょう。

平屋建て住宅のデメリット:陽当たりに工夫がいる

平屋建て住宅の場合、面積が広くなると住宅の中心には、外からの光がとどきづらくなります。間取りを考える際に、部屋に陽の光があたるように配置すると、中心部には陽があたらなくなるのです。

改善するには天窓を設けたり、室内のドアを陽の光が通るガラス戸にしたり、中庭を設けて、陽当たりを検討すると良いでしょう。

注文住宅の依頼に最適な不動産業者の選び方を知りたい

地価の高い都市部近郊では、ほとんどの宅建業者は2階建ての標準モデルを基準に分譲区画を造成し販売しています。

平屋建てを前提で計画する場合は注文住宅となり、平屋建て住宅の施工実績が豊富な会社を選びましょう。そのためには、その会社が施工した住宅を見学したり、写真を見せてもらうのがお勧めです。

また、平屋建て住宅のモデルハウスを持っている会社は、平屋建て住宅に力をいれていて、実績や設計・施工のノウハウももっています。

検討している会社の見学会があったら、ぜひ参加しましょう。平屋建て住宅の広さや家事動線・移動の便利さなど、体験することができます。

平屋建て住宅を建てるにあたり、土地から探す人は、早いうちから土地探しを始めましょう。平屋建て住宅の場合、2階建てより広い土地が必要になります。

直ぐに自分たちの希望に合った土地が見つからないこともあるので、ハウスメーカー選びと同時に土地探しも始めると良いかもしれません。

土地を探す場合は、住宅建築の知識がある不動産会社又は、土地探しを一緒に手伝ってくれる建築会社(ハウスメーカーや工務店など)と一緒に土地を探しましょう。

「土地は見つかったけど、どうやって平屋建ての間取りを頼んだらいいかわからない」、「この土地で希望の平屋建てが建てられるのか判断できない」など土地だけでは中々イメージできません。

土地を購入する際は的確な判断をするために、土地と住宅建築の両方の知識と経験がある会社に手伝ってもらうと良いでしょう。

その際、事前に学区や最寄り駅・住宅の希望(広さや間取り)などの希望をまとめておきましょう。希望を細かく伝えることで、気持ちも伝わり、希望の土地が早く見つけることができます。

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こここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

正確な建て替え金額を知るためには、建て替え前に「見積もり査定」を受ける必要があります。

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