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2023年03月13日更新

注文住宅の平屋は相場費用が二階建てより高い!費用を抑えるポイントを解説

「注文住宅を建てよう」と計画をはじめると、平屋建てがいいのか、2階建てがいいのか迷います。平屋のメリットやデメリット、建築費用はどのぐらいかかるのか、費用を抑えるポイント・不動産業者の選び方を知って、快適な平屋注文住宅を建てましょう。

この記事では、注文住宅で平屋を建てようかご検討されている方に、注文住宅の平屋の建築費用や平屋住宅のメリット・デメリットなどについて解説していきます。

また注文住宅で平屋を建てる際の注意点や費用を抑えるポイントなどについてもご紹介します。

平屋住宅についてお悩みの方は、ぜひご参考ください。

新築で平屋を建てた場合の費用はどれくらい?

新築で平屋建て住宅を建てる場合、費用はどのぐらいかかるのでしょうか?2階建てと比較した費用の特徴を知っておきましょう。

「平屋のほうが安い」は嘘

「平屋建ての住宅は、2階建て住宅より建築費が安くなる」という考えがありますが、必ずしも安くはなりません。

「平屋建てのほうが安い」という理由は、住宅全体の広さにあります。

2階建ての場合、平屋建てにはない「階段」や「2階のホール」・「2階のトイレ」が必要です。

平屋建ての場合、それらの面積が必要なくなり、同じ「3LDK」でも延べ床面積が小さくなり、総建築費が安くなると考えるからでしょう。

しかし、平屋建てには2階建てより割高になる費用があります。

それは、「土地」と「屋根」、「基礎」、「床組」です。

土地から購入して新築を建てる場合、土地の広さは2階建てより平屋建ての方が広い土地面積が必要となります。

土地面積が広くなるとその分、土地代は高くなります。

「屋根」と「基礎」は、単純に同じ延床面積で比較すると、平屋建ては2階建ての2倍の費用がかかります。

住宅の建築コストのなかで「屋根」と「基礎」の費用は、単価が高いため総建築工事費が高くなるのです。

「床組」は、2階床組より1階床組の方が費用が高いため、平屋建ての方が建築工事費が高くなります。

また、「階段」や「2階ホール」、「2階トイレ」分の床面積が減る間取りを、そのまま平屋建てとするのは無理があります。

平屋建ての間取りを検討していく上で、間取りの効率性と住みやすさを考えなくてはなりません。

「平屋建てのほうが安くなる」というケースは、トータルに考えないと実現できないでしょう。

注文住宅で平屋を建てるときの相場は?

同じ間取りの平屋建て住宅と2階建て住宅を比較すると、総面積が変わります。

2階建ての場合、階段・2階ホール・2階トイレの合計は4坪ほどで、平屋建てより延床面積が多くなります。

しかし、坪単価は屋根や基礎・床構造の違いにより平屋建ての方が高くなります。

  • 2階建て住宅の建築費用
  • 平屋建てと同じ様な間取り30坪に、階段・2階ホール・2階トイレの合計4坪が必要になり、延床面積34坪となります。

    坪単価60万円 ÷ 34坪 = 建築費用2,040万円

  • 平屋建て住宅の建築費用
  • 延床面積30坪の住宅を建てる場合、坪単価が2階建てより15%高くなるとして考えます。(屋根・基礎工事の面積が倍になり、床構造が割増になる費用など)

    坪単価69万円 ÷ 30坪 = 建築費用2,070万円

新築で平屋建ての住宅を建てる費用を、間取りと延べ床面積だけで比較するのは、難しいといえます。

平屋の建築費用を決める要素とは?

建物の広さ

まず平屋の建築費用を決める大きな要素の一つは建物の広さです。

建物を建てる面積が広くなるほど、必要な建材が多くなり、時間もかかります。

面積と広さは正比例するとまではいきませんが、広いほど建築費用は高くなる傾向にあります。

広さを求めすぎてしまうと、コストが膨大に膨らんでしまうことがあるため、暮らしていく際にどれくらいの広さが適切かを把握し検討するようにしましょう。

建材のグレード

建物を建てるために使用される材料のことを建材と言います。

建材の具体的な例は木材やタイル、塗料、セメント、ガラス、砂、砂利、合板などです。

そしてこの建材にもグレードが存在します。

例えば外壁などに使われる塗料やタイルなどでも、耐久性の強さ、汚れの付きにくさ、メンテナンスのしやすさ、雨で汚れが落ちやすいなどの機能が優れているものほどグレードが高く費用も高額になります。

建具の数量やグレード

建具とは開口部に使うドアや窓、襖などの総称のことです。

空間を仕切ることや人やものの出入り、採光、通気、それらの遮断などの目的に使われます。これらの数が多くなるとその分費用は高くなります。

また建具にもグレードが存在します。

例えば玄関のドアなども耐熱や通気性、防犯性に優れているものなどは費用が高くなる傾向にあります。

そのほかにも襖などは、麻・絹・木綿などの天然繊維を用いたものはグレードが高いため、高額になります。

設備の数量やグレード

設備も建築費用を決める大きな要素です。

水回り(キッチン・トイレ・お風呂・洗面所)などにも、それぞれの設備でグレードがあり、機能性やデザイン性に優れているグレードが高いものの方が費用は高くなります。

高ければいいというものではなく、どのような機能が欲しいのか、またライフスタイルなどに合わせて適切な設備を選ぶことが大切です。

外観のデザイン

外観をどのようなデザインにするかによっても建築費用は変わってきます。

費用が高ければデザインも優れているわけではありません。

オリジナリティを求めてこだわりすぎてしまうと、その分費用も高額になる傾向にあります。

例えば外構の門のデザイン一つとっても、サイディングパネルを張るのか、それとも塗り壁にするかでは費用は変わってきます。

サイディングパネルであれば技術などは特に必要なく張るだけですが、塗り壁となると技術を持った職人による施工が必要なため、オリジナルのデザインにできますが、その分費用が高額になります。

建材の種類

建材それぞれのグレードによって費用が変わることを上記でご紹介しましたが、どのような種類を使うのかによっても費用は変わってきます。

屋根材を例としてあげると、スレートと瓦それぞれ素材自体でグレードがあります。

それとは別にスレートの屋根材は瓦の屋根材と比べると、費用は安いのです。

素材ごとでグレードがあり費用も変わってきますが、どの種類の素材にするのかによっても費用は大きく左右されます。

構造の種類

シンプルなつくりの建物のほうが建築費用は安くなります。

部屋数が多いほど必要な材料が増え、工程も増えるため工期が延び人件費も上がります。

そのため間取りなどはできるだけシンプルなものにした方が、建築費用を抑えることができるのです。

敷地面積により固定資産税も高くなる?

固定資産税は、住宅などの価値をもとに算出されます。

価値が高いと判断された方が税額は高くなるのです。

固定資産税評価額の算出基準はとても複雑ですが、主に、立地や規模、柱・外壁・屋根・仕上げ材や施工の程度などで細かく決められています。

平屋などは屋根や壁など住宅全体でより多くの資材を使う傾向にあり、その分資産価値が高く評価され、固定資産税が高くなる傾向にあるのです。

また平屋と2階建てで延べ床面積が同じ場合には、平屋のほうが多くの土地が必要となるため、その分固定資産税も高くなります。

平屋に必要な居住面積や土地面積

ここでは家に住む人数に合わせて必要な坪数、そして土地面積についてご紹介します。

建ぺい率はその土地に対してどの程度の広さの家を建てられるのかを表した数字のことです。

ここでは建ぺい率を60%として、居住面積に対してどれくらいの土地面積が必要になるかご紹介します。

2人家族の場合

ご夫婦やパートナーとの2人暮らしの場合には24坪くらいが部屋を無駄なく使うことができる大きさです。

24坪の面積があれば、それぞれの部屋や収納スペースもしっかりと取ることができます。

2人暮らしで広すぎるよりもコンパクトにすることで、無駄のない動線の間取りにすることができます。

居住面積が24坪の場合には建ぺい率が60%とすると、土地面積は40坪ほど必要になります。

3人家族の場合

3人家族の場合には26坪ほどの大きさがおすすめです。

26坪であれば3LDKも可能ですし、広々とした2LDKにするのもいいでしょう。

子供部屋や仕事部屋などそれぞれが集中できる空間を設けながらも、家族が憩える広々としたリビングを作ることができます。

居住面積を26坪の場合には、建ぺい率を60%とすると土地面積は43〜44坪ほど必要になります。

4人家族の場合

4人家族の場合には30坪くらいの大きさがおすすめです。

3LDKにプラスして書斎や趣味などを楽しめるスペースを取り入れることもでき、生活空間をより充実したものにできるでしょう。

平屋は坪数が大きくなるにつれて北側の部屋の日当たりが悪くなってしまうため、中庭などをつくるのもおすすめです。

そうすることで洗濯物なども周囲の目を気にすることなく干すことができます。

居住面積が30坪の場合、建ぺい率を60%とすると土地面積は50坪ほど必要になります。

5人家族の場合

5人家族の場合には35坪ほどの大きさがおすすめです。

これくらいの広さがあると、それぞれの部屋を設けつつも広々としたリビングスペースをつくることができます。

また日々の家事を少しでも楽にするためにも、家事動線を意識した間取りにするといいでしょう。

ランドリールームを設けて浴室やリビングへつながる間取りにすると、掃除などもまとめて円滑に行うことができます。

また家族が増えるほど収納スペースが必要になりますが、それぞれの部屋に収納スペースをつくり、それに加えて共有のクローゼットなどをつくることで管理が楽になるでしょう。

間取りごとの平屋の建築費用相場

ここでは間取りごとに平屋の建築費用相場についてご紹介していきます。

平屋の平均坪単価は木造だと40〜60万円、鐵構造は50万円〜80万円、鉄筋コンクリートは70万円〜100万円と言われていています。

2LDKの平屋住宅の費用相場の目安

構造建築費用
木造600万円〜1800万円
鉄骨造750万円〜2400万円
鉄筋コンクリート造1000万円〜3000万円

2LDK平屋の具体的な居住面積は15坪〜30坪程度です。

坪単価はハウスメーカーなどによって差があり、設備や建具のグレードなどによっても費用は大きく異なってきます。

3LDKの平屋住宅の費用相場の目安

構造建築費用
木造1000万円〜1800万円
鉄骨造1250万円〜2400万円
鉄筋コンクリート造1750万円〜3000万円

3LDK平屋の平均な居住面積は25坪〜30坪程度です。

4人家族の場合これくらいの広さが望ましいと言われています。

4LDKの平屋住宅の費用相場の目安

構造建築費用
木造1200万円〜3360万円
鉄骨造1500万円〜4480万円
鉄筋コンクリート造2100万円〜5600万円

4LDKの平均的な居住面積は30坪〜56坪です。

2階建てにする必要がないくらい広い敷地があるといった場合には4LDKの平屋はおすすめです。

注文住宅の平屋で建築費用を抑えるポイントは?

延べ床面積を小さくする

延べ床面積は各階の床面積の合計のことです。

建築費用は正比例とまではいかないまでも、やはり延べ床面積が大きいほど高くなる傾向にあります。

延べ床面積が大きくなるほど、そのための建材が必要になり、工程も増えその分の人件費がかかってきます。

建築費用を抑えたいと考えている場合には、まず延べ床面積をなるべく抑えることがポイントです。

また延べ床面積は固定資産税などの金額にも影響していきます。

間取りをシンプルにする

建築費用を抑えるためには、建物を建てるために必要な建材の量や工事にかかる工程、人件費を抑えることがポイントになってきます。

間取りがシンプルなほど建材および人件費を抑えることができるため、建築費用を抑えたい際には間取りをできるだけシンプルなものにしましょう。

個室をいくつもつくるのではなく、1つの大きな部屋を必要に応じて仕切って使うようなスタイルにするといいでしょう。

設備や建材のグレードを見直す

設備や建材のグレードを見直すことも費用を抑えるために効果的です。

コストをカットしようと内外装の全般にわたってグレードの低いものにしてしまうと個性のない賃貸物件のような仕上がりになってしまいます。

そのため自分がこだわりたい場所にはお金をかけて、そのほかの部分でコストをカットすることをおすすめします。

自分が設備に求める機能性、家のどの部分にこだわりたいのか、自分のライフスタイルなどを明確にした上で設備や建材を検討しましょう。

平屋建築が得意な業者に依頼する

平屋は一般的な2階建てなどに比べて制約も多く、間取りも含めて業者のプランニングや知識、センスが問われます。

平屋住宅を建てる場合には、平屋建築を得意とする業者に依頼するようにしましょう。

平屋に力を入れている業者などは平屋プラン専用のカタログなどを用意しています。

業者を選ぶ際には実績はもちろんのこと、担当者などの対応の仕方やアフターケアなどの体制が明確にされているかなどもポイントです。

平屋にすることのメリット・デメリット

平屋建て住宅は、2階がないので移動が楽なことが大きなメリットです。

しかし、住宅内の家族コミュニケーションとプライバシーには、メリットもあればデメリットがあります。

平屋建て住宅のメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。

平屋建て住宅のメリット:バリアフリーになる

平屋建ての場合、2階がないため階段がありません。

そのため、リビング・ダイニングや水回り、寝室もすべて同じフロアになり、移動がとても楽になります。

子供が階段で遊んで落ちる事故や高齢になって階段でつまずいたりすることがなくなります。

階段の上り下りは、高齢になると身体的にも負担になるものです。

また、同じフロアで生活ができるということは、床の段差をなくせば、バリアフリー生活が可能になります。

バリアフリー住宅は、床に段差がないため、つまずくなどの事故を防止するだけでなく、車椅子での生活も可能になります。

バリアフリー住宅は、高齢者だけでなく、怪我をした時や妊娠中なども安心して生活できます。

平屋建て住宅のメリット:家事が効率的になる

平屋建て住宅は、家事の効率も良くなります。

洗濯物を持って、階段を上がりバルコニーに洗濯物を干したり、洗濯物を取り込み片付けるために、階段を上り下りする必要がなくなります。

朝の忙しい時間に、洗濯物を持って階段を上がるのは大変です。

平屋建て住宅ならば、重い洗濯物を運ぶのが楽になります。

また、掃除も効率的になります。

2階を掃除するために、掃除機を2階に運ぶ必要がありません。

階段の掃除もなくなり、一度に掃除機をかけることができ、自動掃除機もワンフロアなら一度で掃除できます。

平屋建て住宅のメリット:家族の会話が生まれる

ワンフロアにリビング・ダイニングのパブリックスペースと寝室や子供室のプライベートスペースがあると、外出から帰ってきて、そのまま個室にこもってしまうというケースが少なくなります。

キッチンや洗面で家事をしている時も声がかけやすいため、気がついたら出掛けていたということがなくなります。

また、家事をしながら、子供室にいる子供の様子もわかるので安心です。

子供もおかあさんやおとうさんの気配を感じることができるので、何か聞きたいことができた時など気軽に話しかけられます。

プライベートスペースが2階にある場合と比べると、平屋建ての住宅は家族の会話がしやすい間取りです。

平屋建て住宅のデメリット:広い平屋は2階建てより割高

平屋建て住宅は、基礎と屋根の面積が2階建て住宅の倍になります。

そのため、その分坪単価が2階建てより割高になります。

広い面積の平屋建ては、2階建てよりも割高になる基礎と屋根の金額がそのまま建築費に影響します。

平屋建て住宅のデメリット:プライベートな空間が減ってしまう

家族の様子がわかりやすい、会話がしやすいというメリットがある平屋建て住宅ですが、反面プライベート空間が減ってしまうというデメリットを合わせ持っています。

特にシンプルに、廊下やホールの面積を抑えた間取りにすると、その傾向がでてしまいます。

プライベート空間を確保するには、廊下やホールを経て、寝室や子供室に出入りできる間取りを考えます。

そうすると、廊下やホールが広くなり、延床面積が増えてしまいます。

廊下やホールの面積を減らすために、リビングから直接、寝室・子供室に出入りできるようにすると、音や話し声が聞こえる、部屋の出入りが気になる、トイレやお風呂の音が聞こえるなど、プライバシーの確保が難しくなるでしょう。

平屋建て住宅のデメリット:陽当たりに工夫がいる

平屋建て住宅の場合、面積が広くなると住宅の中心には、外からの光がとどきづらくなります。

間取りを考える際に、部屋に陽の光があたるように配置すると、中心部には陽があたらなくなるのです。

改善するには天窓を設けたり、室内のドアを陽の光が通るガラス戸にしたり、中庭を設けて、陽当たりを検討すると良いでしょう。

注文住宅で平屋を建てる際の注意点

防犯対策を十分に

平屋は2階建て住宅やマンションよりも泥棒に狙われやすいと言われています。

主な理由として、まず窓の多さが挙げられます。

平屋は採光や通気性確保のために窓を多く設置する傾向にあるため、その分狙われやすくなります。

また平屋は1階に全ての部屋があるため、生活状況が把握されやすいことも狙われやすい理由の一つです。

平屋を建てる際には防犯対策を十分に行うことが大切になってきます。

日当たりを考慮する

平屋を建てる際には日当たりも考慮する必要があります。

平屋は家自体の高さがない分、周辺の環境に日当たりが左右されてしまいます。

家と家の距離が近い場合には後から建物が建ってしまい、全く日が当たらないなんてことにもなりかねません。

また広い平屋になるほど北側の部屋は日が当たりにくくなりがちです。

平屋を建てる際には周辺の環境を考慮して間取りだけでなく、天窓をつける、中庭をつくるなどの工夫をするようにしましょう。

風通しを考慮する

家の風通しは住む人の体調にとってはもちろんのこと、建物自体を長持ちさせるためにも大切な要素です。

平屋では理想の間取りなどを強引に押し通してしまうと、風通しがよくない家になってしまいます。

南北に開口部をつくる、壁を多くしすぎない、大きな窓を設置するなどの工夫をして風通しのいい家になるようにしましょう。

外からの視線対策をする

平屋は全ての部屋が1階に集まるため、何もしないと外部から丸見えになってしまいます。

特に隣家との距離が近い住宅街などは注意が必要です。

暮らしやすい住宅にするために、外部からの視線を考慮することはとても大切です。

周辺環境を十分に考慮し、間取りなどを工夫をするようにしましょう。

二階建てと平屋のどっちを建てるべき?

新しく住宅を建てる際には平屋にするか二階建てにするかで悩まれる方もいらっしゃると思います。

ここではそれぞれ二階建てが向いている場合、平屋建てが向いている場合についてご紹介していきます。

二階建てが向いている場合

まず土地の広さが限られている場合には二階建てがおすすめです。

土地があまり広くない場合でも、二階建てであれば必要な部屋数を確保することができます。

また二階建ては階段を隔てて空間を分けやすいため、二世帯住宅や家族間のプライバシーを確保したいといった場合にも二階建てがいいでしょう。

建物の立地が住宅地などの場合には、二階建ての方が防犯やプライバシー面からも安心でしょう。

洪水などの際の垂直避難は二階建てのほうがしやすいです。

そのため海沿いなど水害が想定されるエリアに家を建てる際には、二階建てを検討することをおすすめします。

平屋建てが向いている場合

土地の広さが十分に確保できるといった場合には平屋が向いています。

平屋でも広さがあれば、好みの間取りで住宅を建てることができます。

平屋住宅は安全なバリアフリー空間にしやすいため、年配の方のみで住む場合などには階段などがない平屋のほうが安心できるでしょう。

1階にすべて集まっているので家事動線がコンパクトになり、家事などもスムーズに行うことができます。

また平屋は室内と屋外をゆるやかにつないだ開放的な空間づくりがしやすいため、周辺の自然環境などを生かした家づくりがしたい方は平屋にすることをおすすめします。

注文住宅の依頼に最適な不動産業者の選び方を知りたい

地価の高い都市部近郊では、ほとんどの宅建業者は2階建ての標準モデルを基準に分譲区画を造成し販売しています。

平屋建てを前提で計画する場合は注文住宅となり、平屋建て住宅の施工実績が豊富な会社を選びましょう。

そのためには、その会社が施工した住宅を見学したり、写真を見せてもらうのがお勧めです。

また、平屋建て住宅のモデルハウスを持っている会社は、平屋建て住宅に力をいれていて、実績や設計・施工のノウハウももっています。

検討している会社の見学会があったら、ぜひ参加しましょう。

平屋建て住宅の広さや家事動線・移動の便利さなど、体験することができます。

平屋建て住宅を建てるにあたり、土地から探す人は、早いうちから土地探しを始めましょう。

平屋建て住宅の場合、2階建てより広い土地が必要になります。

直ぐに自分たちの希望に合った土地が見つからないこともあるので、ハウスメーカー選びと同時に土地探しも始めると良いかもしれません。

土地を探す場合は、住宅建築の知識がある不動産会社又は、土地探しを一緒に手伝ってくれる建築会社(ハウスメーカーや工務店など)と一緒に土地を探しましょう。

「土地は見つかったけど、どうやって平屋建ての間取りを頼んだらいいかわからない」、「この土地で希望の平屋建てが建てられるのか判断できない」など土地だけでは中々イメージできません。

土地を購入する際は的確な判断をするために、土地と住宅建築の両方の知識と経験がある会社に手伝ってもらうと良いでしょう。

その際、事前に学区や最寄り駅・住宅の希望(広さや間取り)などの希望をまとめておきましょう。

希望を細かく伝えることで、気持ちも伝わり、希望の土地が早く見つけることができます。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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