2024年02月15日更新

監修記事

建て替え中のペットの暮らしについて

建て替えで必ず発生する仮住まいについて

建て替え ペット

住宅を建て替える時は、どこかに仮住まいをしなければなりません。

仮住まいの期間は、解体から新築住宅の完成・引越しまで、平均して6ヶ月から1年ぐらいかかります。

短くても4ヶ月はかかります。

ペットを飼っている場合、住宅を建て替える間、ペットもどこかで仮住まいすることになります。

建て替え中は仮住まいを探す必要がある

仮住まいの場所は、アパートや戸建て賃貸住宅・家族(親や子・祖父母など)の家などがよく選ばれています。

仮住まいする期間によっては、マンスリーマンションやビジネスホテルを利用するケースもあります。

仮住まいする時には、今までの生活と変わらないように、できればペットも一緒の場所で仮住まいしたいものです。

ペットには、環境が変わること、飼い主と離れることはストレスとなります。

食欲がなくなったり、病気になったりする可能性もあるので、ペットにとっても快適な仮住まいを探しましょう。

ホテル暮らし

仮住まいが短期間の場合、ホテルを利用する方法があります。

ビジネスホテルの連泊割引などを利用して費用を抑えるようにします。

しかし、ペットも一緒にホテル暮らしはできません。

この場合、ペットだけペットホテルなど別のところで仮住まいすることになります。

建て替え専用賃貸物件

賃貸物件の中には、建て替え専用の賃貸物件があります。取り扱っている不動産会社、物件数は少ないですが、1ヵ月~1年の期間で借りることができます。

建て替え専用賃貸物件の費用は、マンスリーマンションよりリーズナブルです。

短期賃貸物件

賃貸物件は、入居者が変わるたびに修繕する費用がかかります。また、募集する広告費用もかかります。

そのため、賃貸物件のオーナーは、できれば長期で借りてくれる人に貸したいと考えています。

そのため、一般の不動産会社では短期賃貸物件の数が少ない傾向にあります。

賃貸物件を借りる時期にも、短期賃貸不可の傾向があります。

転勤・新入学の多い3月が近い1月から3月までは長期で借りる人が多いため、短期賃貸を了承するオーナーや不動産会社はあまりありません。

しかし、不動産賃貸の需要が減る4月以降から年末までに借りる場合、場合によっては短期でも借りることができます。

ペット不可の賃貸物件は多い

賃貸物件では、ペット不可の物件が多く、短期間に探すのはとても大変です。

ペットを室内飼いすると、ペットの種類によっては、部屋に臭いがついたり、周りの部屋と騒音トラブルになるからです。

また、室内の床や壁に汚れがついたり、傷がついたりします。修繕がむずかしい大きな破損になることもあるからです。

ペット可の物件は数が少ないため、すぐに借り手がつきなかなか空室になりません。

また、空室があっても賃料が高く、予算がどうしても合わない場合があります。

ペット可の物件は、戸建て賃貸に多く見られます。

もしペット不可の物件でも、戸建て賃貸は隣人がいないため、ペットの種類や飼育状況によっては賃貸物件のオーナーに交渉することが可能です。

建て替え中のペットの住まい対策について

住宅を建て替える時に仮住まいを探すのは、ペットが一緒の場合とても大変です。

引越しが近くなって、あわてて探しても、なかなか見つかりません。

引越し日のだいたいの日程を決める前に、仮住まい先を決めておきましょう。

できれば、地域の賃貸物件の状況を考えながら、半年は余裕を見て探すのが良いでしょう。

建て替え中のペットの仮住まいについて、詳しく見てみましょう。

ペット可の建て替え専用賃貸物件があればベスト

ペット可の建て替え専用賃貸物件があれば、安心して仮住まいができます。

しかし、建て替え専用賃貸物件も少なければ、ペット可の賃貸物件も少ないため、両方の条件をかなえる物件はなかなかありません。

どちらか片方の条件でも可の物件があったら、交渉してみましょう。

ペット可の物件だったら、多少の賃料アップや退去後のリフォーム代を少し多く払う交渉をしてみると良いでしょう。

短期賃貸可の物件だったら、ペットの種類によっては借りられるケースがあります。

鳥類や魚類などの場合は借りられる可能性が高くなります。

戸建て賃貸なら、戸外で飼うことを条件に貸してもらえる可能性があります。

簡単にあきらめず、不動産会社にアドバイスしてもらいながら探しましょう。

家族や知り合いが預かってくれれば安心

ペットと一緒に暮らせる賃貸物件が見つからない場合は、ペットを別の所に預けなければなりません。

その中で一番安心できるのが、家族や知人に預かってもらう方法です。

家族や知人に預かってもらえば、気軽に会いにいけます。ペットも慣れている家族や知人なら、なお安心です。

家族や知人に預ける場合、いくつか配慮したい点があります。

預ける家に他のペットがいる場合は、お互いの相性を事前に確かめておきましょう。

預けてから、はじめて生活できないことがわかり、新たにペットの仮住まい先を探すのは大変です。

事前に、ペットと一緒に遊びに行って、慣れてもらいましょう。

預ける時には、ペットのえさや衛生用品・専用の寝床・遊び道具なども一緒に渡して、ペットにとって安心できる環境を準備しましょう。

預ける家族・知人にも配慮するためにも渡しておきましょう。

仮住まいがはじまったら、ペットが安心するためにも定期的に訪問しましょう。

また、散歩なども積極的に家族が行くようにしましょう。

ペットホテル

賃貸物件がなかなか見つからない場合、ペットホテルを仮住まいにするケースも考えなければなりません。

ペットホテルでは、ご飯やお散歩のサービスなどもありますが、長期間預けるとなると、トラブルもあります。

ペットが散歩中にいなくなったり、事故や他のペットと喧嘩して怪我をしたりということが起こります。

また、ペットがなかなかホテル生活に慣れず、拒食になってしまったり、病気になったり、あまり期間が長いため捨てられたと思い鬱になってしまうペットもいます。

トラブルがあるかもしれないことも考えて検討しましょう。

ペットホテルの費用の相場は、月々5万~7万円です。半年預けると、30万~42万円の費用がかかります。

しつけ教室

犬の場合、しつけ教室で宿泊訓練をしながら、預ける方法があります。

しつけ教室は、ホテルを利用する場合より費用が高くなりますが、新しい住宅に入る前にしつけを考える場合は、良い預け先になります。

合宿しつけ教室の費用相場は、犬の大きさにより違います。

また、しつけ教室を開催しているところにより変わります。

●一般の合宿しつけ教室(ペットショップなどが開催)

月7万円~からあり、大型犬は割増となっています。

しつけ訓練の内容と期間により金額がかわります。コース別に月10万円~などいろいろなコースがあります。

●警察犬訓練所での合宿しつけ訓練

月6万円~あります。犬の大きさにより費用が変わり、別途部屋代などの費用が掛かるケースもあります。

警察犬訓練所によっては、ホテルとして利用できるところもあります。

合宿しつけ教室を利用する場合は、犬の大きさや性格・日常の生活などを伝え、費用を見積もりしてもらいましょう。

また、相性もあるので、訓練している様子も見てから、利用するか決めると良いでしょう。

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建て替え中のペットの仮住まいの注意点

建て替え ペット

ペットはとてもデリケートです。

ペットの仮住まいで特に注意したい点を見てみましょう。

ペットの性格に合わせて住まいを選びたい

猫は、家につくといわれる動物です。

家族が一緒にいれば、仮住まいすることもできますが、慣れるまではストレスで脱毛したり、拒食になったりしてしまいます。

犬の場合は、飼い主と長期間離れると寂しさのあまり、体調を崩すことがあります。

また、犬種それぞれの性質や性格に合わせて仮住まいを選びましょう。

ペット不可の物件に内緒で住ませてはいけない

仮住まいで絶対やってはいけないのは、「ペット不可」の賃貸物件に内緒でペットを住まわせることです。

ペットは、慣れない部屋では、無駄吠えをしたり、爪とぎやマーキングをしたりしてしまいます。

また、飼い主は気が付かなくても近隣の方は、匂いや音(鳴き声や走る、高いところから降りる音など)でペットがいることに気が付きます。

管理会社やオーナーにわかると、すぐに退去することになり、多額の修繕費用を請求されてしまいます。

また、近隣の方への印象も悪くなります。

ペットと一緒に仮住まいできる賃貸物件が見つかるように、早くから仮住まいを探しましょう。

建て替えに最適な不動産会社の選び方について

住宅を建て替える時は、早くから仮住まいを探しましょう。

地元の不動産会社や大手の不動産会社など幅広く探してみましょう。

その中でペットと暮らすことに理解のある不動産会社や仮住まい探しのサポートを嫌がらずしてくれる不動産会社を選びましょう。

また、ペット可や短期賃貸をオーナーさんに交渉してくれる不動産会社も良いでしょう。

賃貸物件を探す方法として、ペットと暮らしている住宅を新築した家族や知人に相談して、実績がある不動産会社を紹介してもらうのも良い方法です。

不動産会社に条件にあう賃貸物件を探してもらうために、物件の場所や間取り・予算・ペットの種類・性質などまとめておきましょう。

物件を探しながら、後から条件を追加すると、なかなか仮住まいを決めることができません。

また、早く決めるために、交渉条件も事前に家族と話し合い用意しておくと良いでしょう。

「修繕費用を割増で払う」「入居前の清掃不要」「ペット可になるなら、家賃を月々1万円多く払う」など考えておきましょう。

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建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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