2020年07月27日更新

建て替えで失敗しない業者選び

建て替えで納得のいく住宅を建てるためには優良な業者を選ぶことが重要です。建て替えの業者選びで失敗しないためには、どのように業者を選んでいけばいいのでしょうか。今回は建て替えで失敗しない業者選びのポイントについてご紹介します。

建て替えで業者選びの前にすること

建て替え 業者

家屋の建て替えは、今後の住まいの快適性を大きく左右するため、後悔しない住宅づくりをする必要があります。

建て替えの業者を選ぶ前にいくつかの項目を決めておくことで、業者選びや計画などをスムーズに進めることができます。

では、具体的にどのような内容なのか詳細を見ていきましょう。

建て替えの目的を明確にする

建て替え業者を選ぶ前にまずは建て替えの目的を明確にします。

住宅の老朽化やライフスタイルの変化、家族構成の変化など建て替える理由は様々ですが、建て替えをする目的を明確にしないと業者に建て替えプランを提案される際、決断に迷ったり、必要のない工事まで行ってしまい、後悔する可能性があるからです。

目的を明確にしておけば、業者とのやりとりもスムーズにでき、建て替えに最適なプランを提案してもらいやすくなります。

建て替え費用の予算を決めておく

次に重要なのが建て替えの予算です。

建て替えの際には様々な設備やプラン、デザインなどがあるので「少しでもいい家を」と思って何でも選んでいると、予算をオーバーしやすくなります。

少しのオーバーならなんとかなると思い設備などを選んでいると、結果的には少しの差が積み重なって予算を大幅にオーバーする可能性も高くなるでしょう。

建て替え費用にかける予算を決めておくことで、予算内でできることをある程度絞れるため、設備や仕様などが選びやすくなるでしょう。

どのような家にしたいか家族で決めておく

新しい住宅を建築するということは、今後家族がその家を拠点として生活するということです。

そのため、できるだけ家族の意見を汲んだ家にすることが理想です。

しかし、現実には家族全員の意見を100%取り入れた家を作るのは難しいでしょう。

その場合、譲れることと譲れないことを家族で決めて、優先順位をつけてから業者と交渉すると、家族の意見もまとまりやすくなり、決断もしやすくなります。

建て替えたいのは規格住宅か注文住宅か

建て替える際に規格住宅か注文住宅かどちらかを選ぶことになります。

規格住宅と注文住宅のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

規格住宅のメリット・デメリット

規格住宅の主なメリットとデメリットは以下の通りです。

【規格住宅のメリット】

  • 価格が決まっていることが多く予算が立てやすい
  • デザインや仕様が決まっているためイメージしやすい
  • 注文住宅より割安なことがある
  • 時代にあった間取りや設備になっている

【規格住宅のデメリット】

  • 間取りが変更できない
  • 広さや仕様が決まっている
  • シンプルな仕様が多い
  • 土地と合わないケースがある

注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅の主なメリットとデメリットは以下の通りです。

【注文住宅のメリット】

  • 自分が希望する間取りにできる
  • 設備などが自由に選べる

【注文住宅のデメリット】

  • 価格が高額になりやすい
  • 間取りや設備などを一から決める必要がある

規格住宅と注文住宅どちらを選ぶか

規格住宅と注文住宅どちらもメリットとデメリットがありますので、一概にどちらがいいのか断言することはできません。予算や新しい住宅に求めることなどが合致した方が最適な住宅と言えるでしょう。

規格住宅の方が割安で最新の設備が整っていることが多いため、間取りや仕様が希望通りで土地に合えば規格住宅がおすすめです。

一方で、凝ったデザインや間取りにしたい場合や、規格住宅に希望の仕様がない場合は注文住宅の方を選んだ方がいいでしょう。

建て替え業者は複数から選ぶ

建て替えの業者を選ぶときは複数の会社の中から選ぶようにします。

まずパンフレットなどの資料を10件くらい取り寄せ、中身を確認した上で、3社くらいを目安に絞っていきます。

その3社には実際足を運び、建て替えプランの内容や業者の対応をよく確認しましょう。

足を運ぶ際は予算や希望する内容、建て替えの目的などを明確化しておくと、ぶれることなく業者側も最適なプランを提案しやすくなります。

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建て替え業者選びのポイント

建て替えの際の業者を選ぶ時のポイントとは、どのようなことがあるのでしょうか。

詳細を見ていきましょう。

相見積もりを複数社に依頼し比較する

先程「建て替え業者は複数から選ぶ」でもご紹介しましたが、ある程度業者が絞られたら相見積もりを依頼してみましょう。

相見積もりとは複数社に見積もりを取ることです。

各会社によって得意とする仕様・デザイン・性能などが異なるため、どの会社が一番希望通りにできそうか、相見積もりを取ることでもより見極めやすくなるでしょう。

相見積もりを依頼時には全社に同じ条件で依頼するのがポイントです。

なぜなら同じ条件で相見積もりを依頼することで、各社で異なる点などを比較しやすくなり、業者の良し悪しや価格の差がよりわかりやすくなるからです。

また、相見積もりであることを業者に伝えておくと、価格競争が起きて値引きにも繋がりやすくなり、見積もり価格が割安になる可能性も考えられます。

建て替え業者を比較する際には会社紹介サービスを使うといいでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、 お住まいの地域や建て替え・リフォームのニーズを詳しく聞いた上で、 適切で優良な会社を最大3社紹介してくれます。

複数の大手リフォーム会社が加盟しており、 高額のリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。

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希望の間取りの見積もり価格を比較する

見積もり依頼時にはできるだけ希望の間取りを決めておきましょう。

見積もりが出てきた際に希望の間取りにかかる費用が把握できます。

しかし、業者によって見積もり価格が「本体工事」とだけ書かれているなど、表示の仕方などが異なります。

そのため、諸経費・別途工事費を含んだ総額で比較するようにしましょう。

見積もりが総額で表記されていない場合は、総額の見積もりを出してもらうよう依頼すると良いでしょう。

耐震性や省エネ性などの対応があるか比較する

近年耐震性や省エネ性に優れた住宅や、シックハウス症候群対策などが施された住宅が人気です。

特に日本は地震大国と言われているため耐震性は欠かせません。そのため、同じ金額であればこれらが備わった住宅の方が選ばれやすくなります。

しかし、機能や性能が良くなるほど金額も上がります。最終的には予算に近いかどうかや、対応が良いかどうかなども判断材料にして選ぶとよいでしょう。

外壁や屋根などのメンテナンスを比較する

建て替えた住宅には長い間住み続けていくため、メンテナンスを行う頻度なども重要なポイントとなります。

外壁や屋根、配管などは定期的にメンテナンスをしていかないと家の耐用年数に関わる劣化が発生しやすくなります。

外壁や屋根は初期費用が安くても、メンテナンス頻度が高い仕様だった場合、メンテナンス費用がその分必要になるため、長い目で見ると割高になる可能性があります。

建て替え後の対応が充実しているのか確認する

住宅は一度買えば終わり、ではありません。その後住み続けるためには定期的な点検や手入れが不可欠です。

建て替えの業者を選ぶ際は、建て替え後の対応が充実している会社を選ぶようにすることもポイントです。

もし建て替え後に外壁が剥がれてきたなどのトラブルが発生した場合、無料で修理が受けられるなどの保証がないと、後々トラブルの原因となる可能性もあります。

そのため、保証期間が長かったり瑕疵に関して無料で修理が受けられるなどの対応がある業者を選ぶようにしましょう。

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建て替え業者選びで迷ったら

建て替え 業者

建て替え業者選びで迷ったらどのようにしたら良いのでしょうか。

大手メーカーでの建て替えを検討している場合は、モデルハウスだけではなく、インターネットの情報も参考にするといいでしょう。

インターネットでは大手メーカーの口コミや基本的な金額などの情報が掲載されていることが多いため、気になる大手メーカーのホームページを調べることで、モデルハウスだけでは得られなかった情報を得ることができるかもしれません。

地域密着型の工務店での施工を検討している場合、完成見学会が開催されたら積極的に見に行きましょう。

完成見学会はその業者の技術力を実際に体感できるため、迷った時の良い判断材料となります。

また、実際の家を見ることで建て替え後の生活もイメージしやすくなります。

最後に建て替え業者選びで一番大切なのは建て替え業者の信頼性です。どんなに素敵な住宅を提案してきても、建て替え中に業者が手抜き工事を行ったり倒産したりしたら、満足のいく建て替えとは程遠いものとなるでしょう。

施主の希望を熱心に聞いてくれるか、質問や疑問点に対して真摯に答え、アドバイスをしてくれたりと、依頼主を満足させたいという気持ちが感じられるかなども考慮して選んでいきましょう。

費用や仕様ももちろん大切ですが、納得し満足のいく建て替えを行いたいのであれば業者の信頼性は重要になるでしょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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