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2019年06月06日更新

家の建て替え価格の相場など知っておきたいことのご紹介

家を建て替える場合、建て替え費用はどれくらいかかるのでしょうか?建て替えに必要な費用の坪数別の相場と、費用の詳細、リフォームと建て替えの違いや工事を依頼する会社の選び方など、建て替えの際に知っておきたい情報をご紹介します。

建て替えで発生する費用と相場について

建て替え 価格

家屋の建て替えを行う場合、建築費以外にどのような費用が必要となるのでしょうか?

一般的な建て替え工事で必要な経費についてご紹介します。

既存住宅の解体費用

家の建て替えを行う際には、まず既存住宅を解体して土地を更地にしなければなりません。

建物の解体費用は建物の構造と広さによって変わり、頑丈な構造かつ広いものほど高額の解体費用がかかる傾向があります。

各構造ごとの解体費用の単価は、木造住宅なら1坪で約3万円から、鉄骨住宅の場合は1坪あたり約4万円から、RC造の場合は1坪あたり約5万円からが相場です。

例えば、延べ床面積が20坪の木造住宅を解体した場合の費用を計算してみると

  • 20(坪)×3万円=60万円

これに消費税として1.08%を掛けたもの、約65万円が解体費用の目安と言えます。

しかし、解体工事では建物を解体する以外に廃材処分費や地中配管の撤去といった付帯工事が必要になってくるため、この費用だけで解体を全て完了させるのは難しいのが現実です。

事例などを見てみると、実際に解体にかかった費用は基本的な坪単価の約2割増しが相場となっています。

つまり、上記の例なら、約65万円の2割増し、約80万円が解体費用の相場と言えるでしょう。

仮住まい費用

家を建て直す場合、家に住みつづけることができないため、賃貸物件やホテルなどを仮住まいとして利用する必要があります。

仮住まいの用意にかかる費用は、借りる物件によっても変わりますが、家賃10万円の物件を一般的な建て替えにかかる期間である約6カ月間借りたとすると、

  • 10万円×6ヶ月=60万円

これに敷金と礼金、事務手数料が追加で必要です。

敷金と礼金がそれぞれ1カ月、手数料が家賃の半額だとすると、合計費用は

  • 60万円(家賃)+10万円(敷金)+10万円(礼金)+5万円(手数料)=85万円

かかります。

また、短期間の工事の場合はホテルを借りるという方法もありますが、郵便物の受け取りなどの問題がありますし、合計費用が賃貸物件より高くなる可能性が高いため、家族が多い場合はあまりおすすめできません。

建て替え専門の業者の中には、建て替え中の仮住まいを安価に貸し出している場合もありますので、仮住まい費用の負担を抑えたいという方はこのようなタイプの会社を探すと良いでしょう。

家の建て替えにかかる費用について

実際に住宅の建て替えを行う場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか?

建て替えといっても、新しい家の建築費用は基本的に新築の場合と変わりません。

建て替えの場合は、新築と違い、解体費用が追加で必要となりますので、この費用を含めた合計の費用を建物の大きさ別に見てみましょう。

30坪の家を建て替える場合の費用

30坪の広さの家を建てる費用は、一般的な坪単価が約50万円ですので、約1500万円からが相場です。

解体費用については、30坪の家を解体したとすると、木造住宅なら約110万円、鉄骨住宅は約140万円、RC造の場合は約170万円からが相場とされています。

合計での費用は、解体と新築工事を含め、約1700万円からが相場です。

40坪の家を建て替える場合の費用

40坪の家を建て替える場合の費用は、坪単価50万円の家を建てる場合、新築費用が約2000万円、これに元の家屋の解体費用を加えます。

解体費用は40坪の場合、木造なら約140万円、鉄骨住宅は約200万円、RC造では240万円が相場です。

合計費用は、新築の建設費用と解体費用を合わせ、約2200万円と見ておくと良いでしょう。

50坪の家を建て替える場合の費用

50坪の家を建て替える費用についても、上で説明しているのと同じ方法で計算することができます。

家の建築費用は一般的な坪単価相場の50万円に50坪を掛けて約2500万円、解体費用は木造なら約180万円、鉄骨住宅は約240万円、RC造で約300万円です。

解体費用を安く抑える方法は?

建て替えは建物の解体工事を行わなければならないため、どうしても通常の新築に比べて追加の費用がかかってしまいます。

このような場合、費用をできるだけ安価に抑えるにはどのような方法を用いれば良いのでしょうか?

建て替えにともなう解体作業は、ハウスメーカーに依頼すると下請けや外部業者に依頼することが多いためマージンが発生し、解体のみを個別に依頼した場合に比べて割高になる傾向があります。

そのため、費用を抑えたいという場合には、解体と新築工事を別の業者に依頼すると、解体費用が抑えられ、合計費用を少なくすることができるでしょう。

ただし、ハウスメーカーによっては解体から建築まで一括で依頼すれば費用の割引を受けられるサービスを行っている場合もありますので、こういった場合はまとめて任せてしまっても費用を抑えることができます。

建て替えとリフォームの違い

「建て替え」と「リフォーム」にはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴や、どちらを選択する方が良いのかについて見ていきましょう。

また、最近は「リフォーム」を「リノベーション」とも呼ばれ比較的大規模修理を呼称しますが厳密な定義はありません。あくまで「建て替え」とは異なります。

建て替えとは

建て替えとは、現在居住中の住宅を取り壊し、新しい家を建てることです。

基礎部分から全て解体して新しい家にするため、構造なども全て新しくなり、長期間住みつづけられる家を作ることができます。

しかし、新しい家の設計は、現行の建築基準法などの規制に従ったものにする必要があるため、土地の容積率が下がっている場合などは元の建物より面積の小さい建物にしなければなりません。

リフォームとは

リフォームとは、建物を取り壊さずにできる限りの範囲で新しい材料へ交換する工事のことです。

部分リフォームと全体リフォームとがあり、部分リフォームでは建物の一部分だけ、例えば個別の部屋や内装などを新しいものに交換し、全体リフォームでは家全体の材料を交換します。

近年では、容積率の低下を回避する目的で、基礎と構造部材のみを残し、その他の部分を全て交換してほぼ新築のように改装するリフォームも行われており、このような方式はスケルトンリフォームまたは「リノベーション」と呼ばれています。

リフォームは建て替えと違い、建物全体を解体しないため、費用をある程度抑えられる傾向があり、引っ越しの手間がかからない可能性があるのが魅力です。

しかし、スケルトンリフォームのような構造まで手を加える工事の場合、基礎や構造を改修する手間がかかりますし、残す部位を傷めないように解体する手間もかかるため、建て替えより費用がかかる場合もあります。

もちろん、建物の大部分を解体するため、引っ越しも行わなければなりません。

建て替えとリフォームのどちらが良いのか?

建て替えもリフォームも既存の住宅を作り替えて快適な住まいを作るという点では同じですが、建て替えの場合は法改正によって容積率が低下していた場合、家面積を狭くしなければなりません。

リフォームの場合は建築時のままの容積率で家を作り直すことができるため、家の大きさを変えたくないという方はリフォームがおすすめです。

ただ、基礎部分が傷んでいるような場合や耐震性を強化するために構造部に大きく手を加える必要がある場合などは、リフォームでも工事費用が建て替えよりも高額になる傾向があります。

リフォームと建て替えのどちらを選ぶかは、建物の状態や規制の変化など、さまざまな要因から総合的に判断し、迷ったときは建築会社などのプロにアドバイスを求めると良いでしょう。

建て替えに最適な業者の選び方について

建て替え 価格

建て替えを行う際には、どうやって工事業者を選べば良いのでしょうか?

基本的な会社選びでは、まず広告やインターネット上の比較サイトなどを利用し、自分の希望する工事ができる会社を選択してから見積りを依頼します。

この時、複数の業者を選んで見積りを依頼する相見積もりを行えば、工事プランや費用について比較することができるため、より希望に添った業者を選びやすくなるでしょう。

見積りを依頼する際には、対応が丁寧で信頼できるかどうか、建て替えの実績が豊富かどうかも重要なポイントです。

経験が豊富な業者なら突発的な問題にも対処できるでしょうし、工事中に発生する可能性がある問題についてもあらかじめ教えてくれるでしょう。

また、見積もり時に対応が丁寧な会社なら、工事中のちょっとした疑問にもきちんと答えてくれる可能性が高く、信頼して工事を進めやすいと考えられます。

相見積もりを依頼する際には間取りや予算などをできる限り明確にしておけば、より精度が高く比較しやすい見積りが得られます。

どうしても設置したい住宅設備がある場合や、採光性、通気性などについての希望がある場合も、見積り段階でしっかりイメージを伝えておくようにしましょう。

一度は会社を訪問しておくべきでしょう。

資材置き場や工事車両などが小規模でもキチンと整備され、責任者が工事実績などをしっかり具体的に説明してくれるような業者であれば、ほぼ安心ですが、中にはデスクと電話だけで100%外注工事の営業専門会社もあるので要注意です。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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