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2019年06月28日更新

建て替えの挨拶はどこまで?ポイントを押さえてトラブル回避

自宅を建て替えるとしたら、近隣とトラブルなく完成させたいものです。そのためには、工事着手前にきちんと挨拶回りをしておくことがとても重要なのです。建て替え工事をする際の挨拶回りについて、どのように進めていけばいいのか見ていきましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

建て替えで挨拶回りをするべきかどうか

建て替え 挨拶

自宅を建て替える場合に、どうして事前に挨拶回りをした方がいいのでしょうか。

実は建て替え工事では、いろいろと近所に迷惑をかけることが多いのです。

このため事前の挨拶回りは最低限のマナーと言ってもけっして過言ではありません。

具体的にどういった理由で挨拶回りが必要だといえるのか、しっかりと押さえていきましょう。

建て替えは近隣に大きな迷惑がかかる

住宅を解体して、建て替え工事を行うとなると、着工から完成までに通常約6カ月~9カ月くらいの期間を要します。

この間に騒音や粉塵の飛散などで近隣に迷惑をかけ、少なからず他の家族の生活に影響を及ぼすことになります。

何の挨拶もなく工事が開始されれば、近隣の人達は、この工事がいつ終わるのだろうと不安になります。

そればりか、不信感を抱く人すら出てくるのです。

事前に挨拶をして、工事がいつから始まって、いつ完成するのかという情報を伝えるだけでも、近隣の人たちの安心材料になるでしょう。

そして何よりも、近隣の人達にしばらくの期間迷惑をかけて申し訳ないという気持ちを直接示すことで、不信感を払しょくすることができるのです。

また建て替え工事の場合、工事期間中建築主一家は仮住まいをすることになるため、不在になります。

そのため仮住まい先を知らない人からの問い合わせを近隣の人が対応することになることも考えられます。

このように近隣の人たちに有形無形の迷惑をかけることが明らかでありながら、なんの挨拶もなく工事に着手したとすれば、再入居後の生活が息苦しいものになることを覚悟しなくてはならないでしょう。

解体の騒音

近隣の迷惑という点からいえば、まずは解体工事から問題は発生します。

住宅の解体工事は、内装材を手作業で解体した後に重機を用いて外部の解体を行います。

周囲を足場で囲って防音シートを張っているとはいえ、とても解体中の騒音を生活音レベルまでに抑えることはできません。

また外部を重機で解体する際には、粉塵が舞い上がります。

多くの解体施工者はホースで水をまきながら作業を進めますが、粉塵をわずかに軽減させるくらいの効果しかありません。

このように解体工事による近隣への迷惑度は短期間とはいえ、とても大きなものなのです。

したがって近隣への挨拶回りは、必ず解体工事の前に実施しなければ、挨拶本来の目的を果たすことができません。

工事関係車両

工事期間中に建て替え工事現場に出入りする工事車両は、延べ台数にすると膨大な数に上ります。

まず解体工事では解体用の重機や廃材を運搬するトラックが出入りします。

基礎コンクリートを打つ段階になると、コンクリートポンプ車を路上に止めて作業することになり、そこにコンクリートミキサー車が何台か横づけされることになるでしょう。

木工事の段階になれば、レッカー車を路上に日中ずっと停車させたままで作業を行うことになります。

また建築廃材を回収する車も出入りします。この他ほぼ毎日なんらかの工事関係車両が頻繁に出入りすることになるのです。

車の出入りが増えると、幼い子供を抱えている家族であれば、最も危惧するのが交通事故です。

こうした心配を少しでも軽減するためにも、事前に誠意ある挨拶が必要なのです。

近隣トラブルは意外と多い

工事が開始されると思わぬところから想定外の苦情が出てきて近隣トラブルになることがあります。

たとえばどのようなものがあるのか、一例を挙げてみましょう。

  • 工事の振動で外壁にひび割れが生じた
  • 敷地境界が画定していないのに工事を始めるのはおかしい
  • 作業員が路上で煙草をポイ捨てした
  • 作業員の車が路上駐車をしている
  • バルコニーに目隠しをするように求められた
  • 午後5時以降の工事を止めるように言われた

建て替え工事が開始されると、今まで付き合いのなかった人からも直接苦情が入ってくることがあります。

苦情の中には、工事施工会社の責任で解決するべき問題もありますから、工事施工会社の現場責任者と一緒に挨拶回りをすることが重要です。

建て替え工事の下請けとして解体工事会社が入っているのであれば、解体工事前に建て替え工事の施工会社と一緒に挨拶回りをして、工事全体の概要を説明しておきましょう。

工事に伴う近隣トラブルは、事前の挨拶や日頃のコミュニケーションで解消できる問題も少なからず存在します。

だからこそ事前の挨拶は必ず行うべきなのです。



建て替えの際どこまで挨拶回りをしたらいいのか

それでは建て替えの工事で事前に挨拶回りをする場合、いったいどこまでの範囲を対象にすればいいのでしょうか。

挨拶回りの範囲についてポイントを押さえていきましょう。

家の並びで挨拶の範囲は変わる

挨拶の範囲は家の並び方で範囲は変わってきますが、両隣や向かい側など共通の前面道路に接している家は、両端の交差点までの範囲は回った方がいいでしょう。

裏側の家は、真裏に位置する家とその両隣が一般的な挨拶回りの範囲になります。

範囲が広いと思われる方もいるかもしれませんが、工事前の挨拶は広めに回った方がトラブルの回避につながります。

必ず挨拶しておきたい家

ただし広い範囲への挨拶先の選択は、感覚的なこともありますから、必ずしもすべて回る必要があるわけではありません。

しかしそんな中にあって、必ず挨拶に行くべき家もあります。

それは工事による影響が著しく大きい家です。

具体的には敷地が接している範囲で、両隣と真裏、斜め裏がこれに該当します。

また真向いとその両隣についてもむ、工事による影響が大きいので必ず事前の挨拶回りをしておきましょう。

また、距離に関係なく町内会長など地域の世話役にも挨拶をしておいた方が良いでしょう。

工事車両が通るルートは挨拶しておきたい

気をつけたいのが工事車両による影響のある範囲です。

雨の日などタイヤに泥が付着したまま走行して、前面道路に泥を残すことがあります。

このために前面道路で接している家を回る必要があるのですが、この他にも幹線道路から自宅までの間で、工事車両による影響があると想定できる範囲は挨拶回りをした方がいいでしょう。

建て替えで近隣にどうやって挨拶をしたらいいか

建て替え 挨拶

建て替え工事で挨拶をする近隣の範囲を決めたら、次はどのような挨拶をすればいいのかが課題になります。

どのような挨拶が理想的なのか見ていきましょう。

ベストなのは直接挨拶回りする

建て替え工事で解体工事と新築工事をそれぞれ別の会社に依頼したのであれば、施工会社の紹介をかねてそれぞれの着工前の段階で挨拶回りをする必要があるでしょう。

口頭挨拶だけでなく必ず工事概要と連絡先を記述した文書を手渡しましょう。

ほとんどの建築業者は定型文書の雛形を持っていますので利用するのも良いでしょう。

もし解体工事会社が新築の施工会社の下請けで入っているのであれば、解体工事の着工前に挨拶回りを行えば、新築の工事前には改めて挨拶をする必要はありません。

時期は解体工事の1カ月前が適切ですが、工事日程や担当者などの詳細が決まっていなければ、もう少し後の段階でも構いません。

ただし遅くとも2週間前までに済ませておく必要があります。

挨拶は直接出向いて行うのが基本です。

この際に、タオルや洗剤など約500円~約1000円程度の生活必需品を持参しましょう。

ポストに手紙を入れる方法もある

何度挨拶に伺っても不在の家もあるでしょう。こうした事態に対応するために、工事の事前挨拶の文面をポストに投函する方法があります。

隣接する住宅であれば、何度でも足を運んで直接会った上で挨拶をするのが原則ですが、少し距離が離れたお宅であれば、書面の投函による方法でも大きな問題はないでしょう。

建て替えを依頼する際の最適な工事施工会社の選び方

建て替えを依頼するに際しては、大きく分けて2つの方法があります。

設計事務所をまず選択をしてから工事施工会社を決定する方法と、最初に工事施工会社を決定する方法です。

予算に余裕がありデザインにこだわりたいのであれば、お気に入りのデザインを設計してくれそうな建築士に依頼すれば、思い描いた住宅が実現する可能性が高くなります。

直接工事施工会社に依頼する場合は、建築士の選定は基本的には工事施工会社に委ねることになります。

多くの方は、この工事施工会社や住宅メーカーを最初に決定する方法を選択しています。

建て替え工事ともなると多額の費用を費しますから、何より信用のおける工事施工会社を選択することが重要です。

インターネットで検索するのもひとつの方法ですが、インターネットの情報だけでは真の姿が見えてこないこともあるでしょう。

特に地元の工務店に依頼しようと考えているのであれば、口コミなどの生きた声に耳を傾けることが重要です。

依頼するに際しても、最初から依頼すること前提での態度では臨まず、工事施工会社の対応などから判断をする方法も視野に入れておきましょう。

さらには工事実績が近所で具体的にどれくらいあるのかを確認しておくのも重要です。

工事施工会社に直接依頼する場合は、具体的に自分の思いを提案した方がスムーズに準備を進められます。

必要な部屋の数や考えている部屋の大きさ、そしてどこまで予算があるかなどを伝えることで、理想の建て替え工事を実施することができるでしょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

こここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

正確な建て替え金額を知るためには、建て替え前に「見積もり査定」を受ける必要があります。

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