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2019年07月10日更新

住宅の建て替えで仮住まい先に引っ越す際のポイントを解説

住宅の建て替えに伴って、仮住まいへの引っ越しが必要となります。短期間の仮住まいでの生活にはどれくらい費用がかかるのでしょうか。この記事では、仮住まいへの引っ越しに関するコストから各種手続き、できるだけ費用を抑える方法などを詳しくご説明します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

住宅の建て替えにおける仮住まい先の探し方

建て替え 仮住まい

まず、建て替え時の仮住まいの探し方について見ていきましょう。

仮住まいとは言え、しばらくの間生活の拠点になる場所ですので納得のいく場所を探すようにしましょう。

不動産賃貸のポータルサイトを利用して探す

多くの場合、賃貸物件を借りて仮住まいとして使用します。

不動産賃貸のポータルサイトで、住所や条件から探す方法は、インターネットでの検索に慣れている人には特に簡単な方法でしょう。

ほとんどのウェブサイトで細かな希望条件を指定することができますし、豊富な現場写真を見ることもできます。

また、気になる物件が見つかったら、そのまま不動産会社に問い合わせすればスムーズに進められるでしょう。

ただ、仮住まいとして数カ月から1年の間だけ住める物件は極めて少ないのが現状です。

2年契約縛りがある物件でも、大家さんによっては短期間の賃貸も許可してくれる場合もなくはありません。

根気よくこちらの希望を伝えていくとよいでしょう。

不動産会社に直接相談する

地元密着の不動産業者では、インターネットサイトや不動産業者間ではシェアしていないような物件の情報を持っている場合があります。

特に長くその場所で営業している不動産会社ではよく見られます。

建て替え時の仮住まいを探している、と丁寧に説明し依頼してみるのもひとつの手です。もし断られたら、しつこく追わず次に進むようにしましょう。

その他、大手ハウスメーカーや不動産会社に相談するのも有効です。

業界内の幅広いネットワークから、希望条件に合う物件を見つけてくれる可能性もあります。

自治体に問い合わせてみる

自治体の中には、空き家の一軒家を自己管理しているところもあり、短期間であっても入居してくれるに越したことはない、と対応してくれる場合もあります。

自治体管理物件となると、家賃も通常の賃貸よりは抑えられる可能性も高いでしょう。

ただ難点は、こうした自治体が非常に少ないこと、そして自治体ごとに利用できる条件が異なることなどです。

まずはお住まいの自治体に問い合わせて確認してみましょう。

ウィークリーアパートやマンションを探す

数カ月から1年ほどの仮住まいとしての利用を前提に探すのであれば、ウィークリーアパート、マンスリーマンションなどの賃貸物件もおすすめです。

一般的な賃貸物件は2年契約なので、それ未満の短期契約は難しいケースが多いのですが、これらのタイプであれば問題なく借りられるでしょう。

また、週単位で借りられる短期賃貸マンションだと、数カ月に至る場合は割引料金で利用できることも少なくありません。

ただ、通常の賃貸物件よりは基本料金が割高な物件がほとんどです。

また、一時的に住む人を想定して作られており、家具や家電付きの物件も多いため、その場合は引っ越しの際に持ち出した家具や家電を保管する場所を確保しなければならないでしょう。

インターネットで、「ウィークリーマンション 地域名」などで検索すると、簡単に多数の物件を見つけることができます。

敷地に余裕がある場合はプレハブに住むという選択肢も

自宅の敷地内に余裕がある場合、建て替えている間にプレハブ式の仮設住宅に住むという選択肢もあります。

近所の空き地など利用できる土地がある場合にも、仮設住宅を一時的に建設することで利用できるでしょう。

ただ、プレハブ住宅では十分な耐震性や遮音性、耐久性が確保しにくいため、住まいとしての快適さに欠けるというデメリットは大きいでしょう。

さらに、建築基準法上では原則プレハブ住宅を建て替え中の仮住まいとして使用することは認められていない、という点も注意が必要です。

それでもプレハブ住宅を仮住まいとして利用したい場合は、建築基準法に基づいて申請をし、許可を得ておかなければなりません。

こうした法的手続きを飛ばしてしまうと、仮住まいを建設できないだけでなく、建て替え工事自体も中止になる可能性もあります。

プレハブ住宅はあくまでもひとつの選択肢として考慮し、借りられる賃貸マンションやアパート、一軒家を探すほうが賢明でしょう。

住宅の建て替えで仮住まい先に引っ越す際にかかる費用の内訳

ここからは、建て替え時の仮住まいに引っ越し際、かかる費用について具体的に見てきます。

仮住まいの際に必要になる費用は賃貸物件の家賃以外にも、引っ越し費用など多岐に渡ります。

賃貸物件の場合にかかる費用

まず、賃貸物件を借りるのにかかる費用についてです。

立地条件や広さなどによって異なりますが、家賃10万円のマンションに3カ月住む場合を想定すると、費用の内訳は次のようになります。

  • 初期費用(敷金・礼金・鍵交換費用):家賃の1カ月分ずつ+1万円=21万円
  • 仲介手数料:10万8,000円
  • 家賃:10万円×3カ月=30万円
  • 退去時のクリーニング費用:5万円
  • 仮住まいへの引っ越し:15万円
  • 新しい住宅への引っ越し:15万円

合計で約97万円ほどです。

これに加え、自家用車がある場合などは荷物が入りきらず、一時的に倉庫を借りる費用などが発生するケースもあるでしょう。

  • 駐車場:1万円×3カ月=3万円
  • レンタル倉庫料金:約6,000円×3カ月=約18,000円

これらの費用を加えると、合計金額は100万円を超すことになり、非常に大きな費用となります。

通常、建て替え住宅工事は6~9カ月はかかるので150万円以上は必要でしょう。

短期賃貸マンションの場合にかかる費用

ではウィークリーアパートやマンスリーマンションを借りた場合の費用をみてみましょう。

借りる期間によって金額が変わるシステムになっていますので、期間ごとの金額を算出してみます。

場所や広さによって異なりますが、都内某所のマンションを例とすると下記のようになるでしょう。

1カ月以内の利用

  • 初期費用(契約手数料・清掃費):10,000円+7,500円=17,500円
  • 家賃:5,000円
  • 光熱費:850円/日
  • 管理費:900円/日

1カ月以上3カ月未満の利用

  • 初期費用(契約手数料・清掃費):15,000円+8,500円=23,500円
  • 家賃:132,000円
  • 光熱費:25,500円
  • 管理費:900円/日

3カ月以上7カ月未満の利用

  • 初期費用(契約手数料・清掃費):26,000円+14,000円=40,000円
  • 家賃:123,000円
  • 光熱費:25,500円
  • 管理費:900円/日

7カ月以上12カ月未満の利用

  • 初期費用(契約手数料・清掃費):42,000円+18,000円=60,000円
  • 家賃:111,000円
  • 光熱費:25,500円
  • 管理費:900円/日

このように期間によって金額は異なり、半年以上になると家賃は多少安くなります。

また、家具や家電が揃っており、インターネットも無料で利用が可能といったメリットも、このタイプのマンションやアパートの魅力です。

一方で初期費用として敷金や礼金がかからない分、家賃が比較的高いのと清掃費などがかかる点がコスト面でのデメリットとなるでしょう。

ペット可の仮住まい先を探すのは難しく費用が割高になる

ペットがいるかどうかでも、仮住まい探しに大きな差がでます。

ペット可の賃貸物件自体が一般的な賃貸の中でも少なく、その数は約10分の1ほどとも言われています。

そのため、ペットが住めてかつ短期間の利用が可能な物件、となると非常にハードルが高くなることは想像できるでしょう。

さらに、ペット可物件の多くは単身用が多く、家族で住むとなると広さ的にも不便です。

対策としては、建て替えの間だけペットを実家やペットホテルなどに預けるなどの方法があります。



住宅の建て替えにおける仮住まいにかかる費用を抑える方法

以上のように、仮住まいへの引っ越しだけでかなりの費用がかかることがわかります。

少しでも費用を抑えるためにできることをご紹介します。

引っ越し業者の荷物預かりサービスを利用する

引っ越し業者によっては荷物を一時的に預かってくれるサービスを行っていますので、相談してみましょう。

預けることができれば、レンタル倉庫の費用を節約することができます。

ただ、最長で6カ月ほどと長期間は難しいので、長くなりそうな場合は最終的にレンタル倉庫に荷物を入れなければならないかもしれません。

また、引っ越しシーズンには特に期間が短くなる傾向にあります。

地元密着型の不動産屋に相談する

その土地で長く個人でやっているような地元密着型の不動産会社では、古くからの付き合いの大家さんも多く、柔軟な対応が期待できます。

管理会社や大家さんとの仲介をしてくれるかもしれませんので、建て替えによる仮住まいでこの条件が希望、などと相談してみましょう。

住宅の建て替えにおいて仮住まい先に住む期間

建て替えによる仮住まい生活をする期間は、どれくらいになるのでしょうか。

基本的に業者が提示する工期プラス1カ月

基本的には、業者が提示する工期にプラス1カ月した期間が、仮住まい生活の目安です。

工期の延長にも対応できるように、余裕を持って1カ月は長くしておくとよいでしょう。

一般的には解体工事から引渡しまで6カ月程度でしょう。

工期が延長になった場合

台風や雨など天候が原因で工期が伸びてしまった場合は、依頼主側の負担となります。

そのため、仮住まいを新たに探す必要がでてきますが、予定外で急な事態なのでホテルなどを利用することが多いようです。

施工者側のミスなどで工期が延長した場合は、基本的には施工者側が負担しますが、条件次第ですので事前に確認しておきましょう。

住宅の建て替えで仮住まいに引っ越す際の手続き

建て替え 仮住まい

実際に建て替えによる仮住まいを利用する際、引っ越しの手続きについて詳しくみていきます。

賃貸の契約以外にも必要な手続きが多いため、あらかじめ把握しておくとよいでしょう。

仮住まい先での住所変更手続き

住所変更の手続きは必ず行うようにしましょう。住民票は1年未満であれば異動する必要はないとされていますが、異動しないことにより地域サービスの利用や確定申告などに制限がでてしまいます。

自治体のルールに従って確実に行うようにしてください。

住民票の異動により、免許証や保険証、会社への通勤手当なども併せて変更が必要なので手続きするようにしましょう。

各ライフラインの解約と契約の手続き

水道やガス、電気などの手続きも引っ越しに伴い必要になります。

建て替え工事にも支障が出る恐れがありますので注意が必要です。

東京電力では、ホームページなどで引っ越しの登録をすると、水道やガス、電話、新聞、インターネットなど他のライフラインも一括変更ができる便利なサービスもあります。

お住まいの地域にこのようなサービスがある場合には利用するとよいでしょう。

また郵便物に関して転送届を出すことも忘れずに行ってください。

住宅の建て替えで仮住まいに引っ越す際のインターネット手続き

仮住まい利用時のインターネット利用については、別途手続きが必要な場合が多いでしょう。

数カ月以上の期間になるので、しっかりと必要な手続きを行うようにしましょう。

仮住まい先でインターネットを使用しない場合の手続き

仮住まい先でインターネットを使用しない場合は、現在のサービスを解約するのが最も早い方法です。

建て替え完了時に新たに契約し、使い始めることができます。

ただ、違約金や工事費の残高が高くつく場合は、そのまま契約しつづけた方がお得になるケースもあるでしょう。事前に解約費用を計算してみましょう。

また、同じ電話番号を建て替え後も利用したい場合は、アナログ回線に一度戻すことでインターネット費分を安く抑えることができます。

そのまま放置して建て替え後に使用を再開する、という選択肢もありますので解約の手配や費用を含めて検討しましょう。

仮住まい先でインターネットを使用する場合の手続き

仮住まいでもインターネットを利用したい場合、ケースバイケースで必要な手配が異なります。

今使っている回線を利用できる建物であれば、移転手続きをすることでそのまま使い続けることが可能です。

市町村が変わるなどで同じ番号が使用できないこともあります。その場合、アナログ回線に戻すか、そのまま契約のみ継続しておくかの二択になるでしょう。

インターネットネット開通まで時間がかかる時は、新しいサービスに申し込んでしまう方が早い場合も少なくありません。

また、レンタルWi-Fiを利用するのもひとつの手です。

条件や費用を考慮して、ベストな方法を選びましょう。

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