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2019年06月06日更新
土地購入で失敗・後悔しないポイント
土地購入は高額な買い物になるため失敗しないよう事前によく下調べをしておく必要があります。では土地購入を後悔しないためにはどのようなことを行えばいいのでしょうか。今回は土地購入で失敗しないための基礎知識をご紹介します。
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- 監修者亀田融
土地購入で後悔しがちなのは予算オーバーすること
土地購入をする際には、立地・利便性・手放すとき売りやすいかなどを考慮するのではないでしょうか。
土地探しをしているうちにできるだけ良い条件の土地をと欲が出てきて、気がついたら予算オーバーをしていたというケースも少なくありません。
もちろん、条件に沿って土地探しすることも満足のいく土地を購入するために重要です。
しかし、条件を重要視し過ぎて予算オーバーした場合、その後住宅を建築する際にかかる費用などに影響を与えてしまう可能性があります。
新居を建築するために土地を購入する場合は、土地購入と新居建築にかかる総費用を考慮して予算を決めなければ、想定していた費用をオーバーする可能性が高くなるでしょう。
忘れてはいけないのが、土地購入時にかかる費用と新居建築費用の際にかかる諸費用です。
加えて新居建築時にいくらか現金が必要になるため、その諸費用も考慮した上で予算を決めなければなりません。
また、新居を建築する際は建物建築費用だけではなく、外構工事や上下水道引き込み工事、屋外給排水工費用なども必要になります。
したがって、上記の費用全てを含めた総額として予算を決めておかないと、新居を建設する際、希望する広さやグレードの家を建てられない可能性があるのです。
土地購入は何度も足を運ばないと失敗する
土地を決めるときは、その土地に何度も足を運ぶことが大切です。では足を運ぶ時に、具体的にどのようなことに気をつけたらいいのかをご紹介します。
駅やスーパー、学校までの距離
駅やスーパー、学校までの距離が広告などに記載されていても、実際に歩いてみると異なることがあります。
基本的に距離は1分あたり80mで換算されていますが、実際はそれより時間がかかると思っていいでしょう。
また駅やスーパー、学校までに信号や開かずの踏切、坂道などがある場合は書かれている距離よりもさらに時間がかかる恐れがあります。
そのため、広告に記載されている目的地までの時間はあくまで目安と考え、実際の時間はその土地に足を運び計測するようにしましょう。
ご近所トラブルについて
ご近所トラブルは実際に住んでみないと分からないケースもありますが、何度も足を運んで住んでいる人に聞いてみることでトラブルの有無が分かることがあります。
近隣の方に周りの様子を伺うときは、「住みやすそうな場所ですね」などとコミュニケーションを取りながら様子を聞くと近隣の情報を相手から聞き出しやすくなるでしょう。
その他にも、ゴミ集積所が綺麗になっているかや隣の家の樹木が張り出したままになっていないか等を確認することで、トラブルになりうる可能性を把握できるでしょう。
夜道や日照状態
土地に足を運ぶ際は日中明るい時間に行うことが多いと思いますが、夜などの違った時間帯や、異なる季節に足を運ぶと分かることもあります。
例えば、夜行ってみると土地周辺に街灯が少なく夜道が危険だったり、冬は日差しが差し込みにくなるなどの問題点が見えてくるかもしれません。
周辺環境に希望する優先順位を考える
購入した土地には長年に渡って住み続けていくことになるため、周辺環境にこだわることも大切です。
しかし、希望した条件が100%備わっている土地を見つけるのは困難なため、譲れることと譲れないことを明確にしてきましょう。
周辺環境に希望する優先順位を決めることで、土地を決める際の基準が明確になり、決断が下しやすくなります。
また、予算内におさまるよりよい土地を見つけられる可能性もあるでしょう。
土地購入で失敗しないための基礎知識
次に土地購入で失敗しないための基礎知識をご紹介します。
販売図面の見方について
販売図面では土地の形や道路の位置などを確認しましょう。
そして図面横の「土地の概要」欄には、その土地の詳細が記載されているため、忘れずにチェックしましょう。
特に土地の権利に関する項目の確認は大切です。「所有権」になっている場合、購入した際は購入者のものになりますが、「借地権」と書かれている場合は、借地であるケースがあるため注意が必要です。
建ぺい率と容積率について
建ぺい率とは敷地面積に対して何%までの建物が建てられるかということで、容積率とは土地の何%までの延床面積の家を建ててられるかという上限を表した数値となります。
例えば、100平方メートルの敷地で容積率が80%の場合、建てられる家の延べ床面積は80平方メートルです。住宅に住む人数によっては狭く感じられる可能性もあります。
建ぺい率や容積率は販売図面に記載されているため、購入する際は必ず確認しましょう。
敷地のセットバックについて
土地が接している前面道路の道幅が4m未満の場合は、建築基準法によってセットバックしなければなりません。セットバックとは、敷地を後退させることです。
土地の販売図面などに「要セットバック」と記載してある場合は、家を建てる際にセットバックを行う必要があるため、記載されている土地面積よりも狭い面積しか建物を建てられない恐れがあります。
旗竿地について
旗竿地とは、その名の通り旗のような形状をした土地のことで別名「敷延」とも呼ばれています。
旗竿地は細い通路部分に奥まった敷地が特徴で、土地の価格が比較的安価となります。
旗竿地で気をつけなければならないのが「通路の幅」です。
通路の幅が2mの場合、軽自動車がやっと通れるくらいの幅であるため、車を駐車したり自転車が通行しずらくなる可能性があるでしょう。
その他にも、家を建てる際に重機が入りづらかったり、水道管や電気などのインフラ設置時に費用がかかってしまうことがあります。
建築条件付き土地のメリット・デメリット
建築条件付き土地とは、ある一定期間内に指定された建設業者またはハウスメーカーで家を建築しなければならない制約つきの土地のことです。
建築条件付き土地のメリットは以下の通りです。
【建築条件付き土地のメリット】
- 周辺の相場より土地が安価
- 立地条件が良い
- プランが決まっているため総額がわかりやすい
- 建売よりも間取りや設備が自由に決められる
【建築条件付き土地のデメリット】
- 期間内に建築の請負契約を結ばないと契約が白紙になる
- ハウスメーカーが決まっている
- 注文住宅のように自由に設計できない
- 値引きされないため総額が高くなる可能性がある
定期借地権付き土地のメリット・デメリット
定期借地権付き土地とは、一般的に50年間の期間で土地を借りる契約をする土地のことです。
「借地」とあるため、50年後には返却しなければなりません。
定期借地権付き土地のメリット・デメリットは以下の通りです。
【定期借地権付き土地のメリット】
- 立地の条件が良い
- 価格が安いので土地の購入費用を建築費用に充てられる
- 土地購入の税金がかからない
【定期借地権付き土地のデメリット】
- 土地代が発生するため総額で考えると高額になる可能性がある
- 50年後に土地を更地にして返却しなければならない
- 定期借地権付き土地を売却したくても買い手がつきにくい
建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?
こここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
正確な建て替え金額を知るためには、建て替え前に「見積もり査定」を受ける必要があります。
そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。
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