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2019年09月19日更新

ローコスト住宅で後悔しないためにすべきこと

ローコスト住宅の中には約800万円の予算で建築が可能なものもあります。ローコスト住宅とはどのようなものなのか、800万円で建築可能な仕組みとローコスト住宅の間取り、ローコスト住宅を扱っている業者などについてご紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

ローコスト住宅の問題点

ローコスト 住宅 後悔

ローコスト住宅とは、一般的に坪単価50万円以下又は建物価格1,000万円台で建てられている住宅のことです。

住宅をこれだけローコストで建てることができるのには理由があります。

後悔のないローコスト住宅を建てるために、ローコスト住宅の特徴や問題点を知っておきましょう。

素材・設備のグレードが低い

ローコスト住宅は、屋根や外壁材、フローリングやクロス・クッションフロアなどの内装材、お風呂やキッチン・洗面・トイレなどの設備のグレードが一般的に低いといわれています。

ローコスト住宅の会社では、ローコストを実現するために、法律上や安全性上で必要な最低限の設備を標準仕様として用意しています。

標準仕様以外のグレードアップや追加する設備(浴室乾燥機や食器洗い機など)はオプション仕様となります。あくまでもローコストを実現するために、必要最低限のものを標準仕様としているのです。

耐久性・耐震性などが心配

ローコスト住宅は、耐久性や耐震性が心配といわれることがあります。

耐久性が心配な理由は、使用している素材や材料の質が低いことがあるからです。

使用する素材・材料を確認しておくとよいでしょう。

耐震性については、耐震等級を確認してみましょう。耐震等級は1~3まであります。

耐震性能をアップさせる方法はあるのか、費用はどのぐらいかかるのか、確認すると良いでしょう。

住宅性能が劣っている

住宅の性能には、暑さ、寒さをコントロールする断熱性やすき間面積の指標となる気密性、住宅にかかるエネルギーを省力化する省エネルギー性など様々な性能があります。

ローコスト住宅では、これら住宅性能が劣っているとされています。

住宅性能の質は、使用する素材や材料・設備の種類と施工技術の高さにより、性能の良し悪しが決まります。

最近では、住宅の性能を表す数値指標があります。「住宅性能表示」や「省エネルギー法などの法律により定められている仕様や数値」があります。

使用する材料・素材・設備の種類や施工方法を確認しておくとよいでしょう。

デザイン・間取りがシンプル

ローコスト住宅では、間取り、デザインがシンプルになっています。

同じ床面積の住宅でも、住宅の形状や階数によって、工事金額が違います。

住宅の形状では、正方形に近い四角い住宅が最も安く、凸凹が多い形状の住宅は割高となります。

また、平屋建てより総2階の住宅の方が坪単価は安くなります。

間取りでは、小さな部屋が数多くある間取りは窓やドア・壁などが増え割高になります。

そのため、ローコスト住宅は、坪数により部屋数が決まっています。

ローコスト住宅は、シンプルな住宅が好きな方に向いている住宅です。

オプションを選ぶと高くなる

ローコスト住宅を建てている会社では、ローコストで建てる住宅の屋根や外壁・内装材の仕様・キッチンやお風呂などの設備は「標準仕様」が決められています。

ローコスト住宅では標準仕様を決めることで、同じ材料・設備を多く使用することとなり、その商品を大量仕入れます。

その結果、通常より非常に安く仕入れることができ、ローコスト住宅が実現できます。

しかし、「標準仕様」以外の素材や設備を使えないわけではありません。標準仕様以外のオプション品を選ぶこともできます。

しかし、オプション品は、割安で仕入れられている標準仕様と比較すると、割高になってしまいます。

工事の質が良くない

現場の管理にかかる人件費を抑えるために、下請け会社に工事を全てまかせる、又は契約社員や外注社員に現場監督をまかせるローコスト住宅があります。

そのため、現場監督があまり現場に来ない、現場の管理や監理が十分にできていない現場があり、工事の質が良くなくなるといわれます。

また、工事日程を短期間にすることでコスト管理をしている会社もあり、厳しい工期のために、工事の質が良くないケースもあります。



ローコスト住宅で後悔しないための注意点

ローコスト住宅で建てる時には、よく確認しておきたい注意点があります。価格やオプションの確認、間取りやデザインの確認、材質の確認、アフター保証の確認の4つです。

価格&オプション料金を確認する

ローコスト住宅の見積もりが出てきたら、見積もりの内容を確認しましょう。一般的に住宅の見積もりは主に4つの項目にわかれています。

・住宅の見積もり 一般的な項目と内容の例

項目 内容 備考
建物本体価格 標準仕様の坪単価で計算される価格 坪単価×坪数
オプション価格 間取りや設備などの変更で追加になる価格 各々の価格の合算
付帯工事価格 屋外給排水設備工事や足場・アンテナ工事解体費など、住宅を建てるためにかかる費用。住宅の建築地などの状況により金額が異なる費用 各会社により、付帯工事の内容が違うため要確認
諸経費 消費税・登記費用・建築確認申請費用など

住宅を建てる時は、これら4つの項目の費用が必ずかかります。

住宅会社によっては、建物本体のみの価格を表示して、坪単価を安く見せる工夫をしていることがあります。

どこまでが標準仕様・設備なのか、間取りや設備などのオプション金額はいくらになるのか、その他付帯工事の金額も確認することが大切です。

間取り・デザインについて

ローコスト住宅では、ローコストを実現させるために、色々な工夫をしています。

その中に、間取りやデザインについて細かいきまりのある規格住宅があります。規格住宅の場合、間取りもデザインも用意されています。

面積を広くできない、窓を減らせるが減額はない、壁は増やせないなど、規格通りに建てなければなりません。

しかし、坪単価は非常にローコストとなっています。

ローコスト住宅の中には、ある程度の間取り変更に対応できる注文型のローコスト住宅もあります。

規格型よりもルールが少ないため、坪単価は高めですが、完全注文住宅に近い住宅が建てられます。

ローコスト住宅を検討する時は、規格型なのか注文型のローコスト住宅なのか、どちらが自分たちにあうのか検討しましょう。

納得のいく材質を使っているか?

ローコスト住宅では、標準仕様の材料や設備が決まっています。標準仕様のものがすべてではありません。

住宅は一度建てると、簡単に建て替えなどできません。リフォームするにもある程度費用がかかります。

標準仕様の材料や設備が納得いかない場合は、オプションになっても代えてもらうように相談しましょう。

アフター保証はあるか?

家を建てること時に一緒に考えておきたいのが、「アフター保証」です。

家が完成した後、不具合が起きた時、重要なのが「アフター保証」です。

不具合が起きた箇所や症状・原因により保証内容が違いますが、住宅会社では独自の「保障約款」があり、工事請負契約時に契約書に添付することになっています。工事契約をする前に保証約款を確認しておきましょう。

ローコスト住宅を建てる前のポイント

ローコスト 住宅 後悔

ローコスト住宅の建築をスムーズにすすめ、後悔のないようにするためには、住宅を建てる前からいろいろと検討したり、確認したいポイントがあります。

ローコスト住宅に合う土地を用意する

土地を購入してから住宅を建てる時には、土地選びの段階からローコスト住宅を建てることを念頭に土地を検討しましょう。

ローコスト住宅を建てるのに向いている土地のポイントは3つあります。

1つは、土地の形状がシンプルであること。

土地の形状は、できれば整形地で道路や隣地との土地の高さに差がない土地を選びましょう。

ローコストで建てられる住宅の形状は、正方形に近い形です。

土地の形状が三角形や台形をした不整形な土地では住宅も凸凹した形状になってしまいます。

また、土地にも無駄なスペースができてしまいます。

また、道路や隣地との高低差があると、基礎や外構工事などの費用が通常より多くかかります。

高低差がなければ必要のない工事です。土地を見にいったときに確認しておきましょう。

もう一つは、土地に対する法規制があまりない土地を選びましょう。

家を建てる時、工事費用がかかる法規制があります。

防火対策をしなければならない防火・準防火地域や市への届出が必要な市街化調整杭域・風致地区・地区計画地域などは、別途費用がかかりますので確認しておきましょう。

加えて、小さな分譲地では、上下水道やガスの引込みができているかも確認しましょう。

特にもともと一つの土地を2つに分けた分譲地は注意が必要です。片方の土地は引込みされていないというケースがあります。

上下水道・ガスの引込みには費用がかかります。購入前には概算でもよいので費用を確認しておきましょう。

見積内容を把握する

ローコスト住宅の見積もりは、必ず複数社で見積もりをとりましょう。住宅の建築工事金額には定価がありません。

1社だけの見積もり書では、その金額が妥当なのか、相場より高いのか、安くてお得なのかわかりません。

複数社に見積もりを依頼して、相場を知り、比較しながら検討しましょう。

また、見積もりを依頼する時には、同じ間取り・床面積・仕様・設備で見積もりを依頼して、同条件のもとで比較・検討できるようにしましょう。

見積もり内容を把握するために、見積もりの説明は打合わせをしながら、家族みんなで聞くようにしましょう。

わからないことは質問して、不明な点がないようにするのが後悔なくローコスト住宅を建てるときのポイントです。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

こここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

正確な建て替え金額を知るためには、建て替え前に「見積もり査定」を受ける必要があります。

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後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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