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2019年07月31日更新

ローコスト住宅のランニングコストは高い?ありがちな後悔や失敗について

ローコスト住宅はメリットよりもデメリットが多く認識されているかもしれませんが、実はローコスト住宅を建築して住んでいる30代、40代の方がたくさんいます。ローコスト住宅のメリットとデメリットについてお伝えします。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

ローコスト住宅はランニングコストが高いのか

ローコスト 住宅 ランニング コスト

ローコスト住宅に限らず、新築の戸建てやマンションに入居すると、月々の光熱費がどれくらいかかるか気になるところではないでしょうか。

住居を維持するためには、月々の維持費とは別に10年目くらいに大規模なメンテナンスも発生します。

ローコスト住宅はどのくらいのランニングコストがかかるのでしょうか?

ローコスト住宅はイニシャルコストが安い

建築契約をして入居するまでにかかる費用を「初期費用(イニシャルコスト)」いい、ローコスト住宅でよく言われる3つのコストのうちのひとつです。

その他のコストには入居後の維持費としてのランニングコスト、外壁塗り替えや給湯器交換などの大型メンテナンス費のライフサイクルコストがあります。

ローコスト住宅の初期費用(イニシャルコスト)が低く抑えられている理由のひとつに、建物の形が正方形や長方形のシンプルな形で設計され、間取りのパターンが決められていることにあります。

注文主は建築会社が提示したプランから選ぶことでコストダウンにつながっています。

また、室内の壁を多用せず広い空間作りをしたり、設備も標準グレードを低めに設定されたりしていることも建築費用を抑える要因となっています。

ローコスト住宅を建築する会社は、材料費や人件費、広告宣伝費を抑えるなどさまざまなコストカットによって低価格住宅の建築を可能にしています。

建て方が雑だとランニングコストは高くなる

ローコスト住宅の欠点の一つに、気密性や断熱性が低いことがあります。

断熱材に低いグレードの物を使用すると遮熱性が得られず、熱効率が悪くなり、ランニングコストに影響してしまうのです。

断熱材は安価な繊維毛断熱材のグラスウールを使う事が多いのですが、気密性が低いと壁の内部で結露が起き、グラスウールが結露を吸い込んで湿ってしまい、カビが発生する原因になったり、断熱効果を失う事にもなります。

ローコスト住宅を建築する会社、業者が職人の手間賃を安く値切ったり、現場監督の管理不足による職人任せにしてしまった現場では雑な工事をされることがありますが、施行主にはなかなか発見できることではありません。

雑な工事の影響は入居後の不具合となってから露見するので、それまでは判らないまま、住み続けてしまうことになります。

ローコスト住宅=雑とは限らない

しかし、ローコスト住宅が安かろう悪かろうと単純に結論付けることはできません。

建築会社は、自社の評判を落とすような粗悪品を建築する意図は当然持っていません。

コストをおさえても快適な生活が送れる家を提供することが社会に貢献するという気持ちを持っているからです。

後々クレームになるような症状が出るほとんどの原因は、職人の技術力の差で生まれるものが多いです。

特に大工の腕の良しあしが住まいの出来に大きな影響を与えます。

腕の良い大工さんなら建付けの狂いはあまり出ませんが、経験が足りない大工さんだと粗が目立ちます。

また、職人に支払う工賃を不当に値切っていたり、短い工期を強いていたりすると、職人のモチベーションもあがらず、作業レベルも高まりません。

その様な現場は入居後に色々トラブルに見舞わる可能性が出てきます。

ローコスト住宅にありがちな失敗や後悔について

ローコスト住宅には注文住宅の様な自由度はありません。

規格化された商品プランを組み合わせて家を建てることでローコストを実現しているので、細かい施主のこだわりを叶える選択肢がないことがほとんどです。

希望する設備を依頼するのも一つ一つ相談をしなければならず、自由に選択できない欠点が入居後の後悔につながることもあります。

ローコスト住宅の建築費は1,500万円未満が多く、土地の購入費用を含めると総額3,000万円から4,000万円台を買われる方が多いのも特徴です。

地方の工務店によってはローコスト住宅に特化して、土地代を除き1.000万以下でも小家族なら十分住みよい規格住宅も提供されています。

地場信用金庫などとの連携で、若年層向けの商品開発も進んでいます。

その反面、土地購入を含む融資限度額の壁や、建築仕様の選択肢の少なさゆえに夢を希望通りに実現できないことが根深い後悔として残るケースもあるようです。

実際、購入者は30代から40代が多くいることは統計で出ています。

住宅ローンの融資限度額も関係し、選択肢の少なさゆえに夢を希望通りに実現できないことが根深い後悔として残るケースもあるようです。

希望の間取りにできない

家の形状は基本的に正方形か長方形に限られるので、部屋の間取りもいくつかあるパターンから選ぶことになります。

プランニングされた間取りの長所は、材料に無駄が出ないことです。

一定の決まった長さで統一することで、無駄を無くしています。

プランが規格化されることによって設計の打ち合わせも少なくて済むので、設計費用のコストをカットできます。

ローコスト住宅は今までに規格化量産化されたプランを組み合わせた商品であることをまずは理解しておきましょう。

間仕切りを減らしすぎて空調が効きづらい

ローコスト住宅では、壁や扉を減らすことでもコストダウンを図っており、必然的にひと部屋は広めのスペースとなります。

また、換気を機械による強制換気に委ねることが多く、7割前後の住宅で使用されています。

この換気システムは、強制的に室内の汚れた空気を外に排出し、排出した圧力差を利用して室内に外気を取り込むものです。

設備費用やランニングコストが安く、計画換気が容易で大量換気もできる点はメリットで、キッチンのレンジフードやトイレ、浴室の換気扇によく使われています。

しかし、室内の暖房、冷房された空気をそのまま排出してしまうというデメリットもあります。

当然部屋の温度も室内の空気排出されることで変化し、エアコンの使用量が増え、ランニングコストが増加していきます。

この換気システムでは、外気温の影響が室内に大きく影響してしまい、空調が効きづらくなると言えます。

オプションが多いと結局高額になる

ローコスト住宅を建築する会社によって標準プランの内容が変わり、一概には言えない事ではありますが、TVの受信に必要なアンテナの設置工事などがオプションの場合などがあり、見積書や工事の打ち合わせでは確認すべきことが沢山あります。

オプションとなる主なものは

  1. キッチン、トイレなどのアップグレード
  2. フローリングの床材を無垢材にしたり、珪藻土などの塗り壁にする内装工事
  3. 耐震仕様にアップグレードする場合

などです。

これ以外にも、契約後の追加オプションの値引きには応じてくれるケースが少ないのです。

契約してくれたお客様が解約することがほとんどないと建築会社が見込むためです。



ローコスト住宅の寿命はどれくらいか

日本の家屋の平均寿命は約25年から30年で、夏と冬の温度差や湿度の高さが住宅の寿命を短くする要員とも言われています。

ローコスト住宅の寿命について

基本的に建物はメンテナンスをするべき時期に行う事や日々の住まい方で建物の寿命は変わると言われています。

ローコスト住宅であっても30年以上住まい続けることは可能でしょうが、世代交代と共に、建て替えるケースがほとんどです。

ローコスト住宅の骨組みは、か細く感じますが、現代の建築は耐震や結露に対する研究が進み、建築技術も格段に向上しています。

定期的なメンテナンスが建物の寿命を延ばすと考えると、住み方とメンテナンスをまめに行うことが重要と言えるでしょう。

工務店によって住宅の寿命は変わる

工務店やは建築会社によって建物の寿命の長短が決まることは余りありませんが、急成長しているハウスメーカーの中には職人の技術レベルが低すぎたり、現場監督の管理がいい加減で職人に現場を任せっきりというケースもあります。

で完成した住宅は多くのトラブルを抱えていることは事実です。

10年前、20年前にTVでやたらと取り上げた欠陥住宅問題の中にローコスト住宅も取り上げられていたことから、ローコスト住宅=欠陥住宅と決めつけられたような印象がありますが、これは違います。

大手ハウスメーカーや大手建設会社でも欠陥住宅は露見しています。

この様に見ていくと、建物の寿命を決める要因の一つは建てる職人の技量があることは事実です。

しかし、欠陥住宅でなくても、不具合箇所が見つかった時に建築会社や入居されているオーナーの方が早めに修繕したり手当をすることで、建物の寿命は延びます。

一概に建築する会社や業者によって建物の寿命が代わると断言することは出来ません。

家を長持ちさせるポイントについて

戸建て住宅は空き家にすると、たちまち劣化老朽化が進み、廃屋になってしまいます。

家が生きていると実感できる現象だと思います。

ローコスト住宅でも、日々手入れを怠らず、適時な手入れを施せば、長期優良住宅並みに長く暮らせるものです。

例えばキッチンの排水管を高圧洗浄するタイミングは5年に一度とか、ガスコンロ給湯器の交換時期は10年が目安になります。

外壁の塗装やサイディングの継ぎ目のコーキングの打ち直しも10年以内に行う事がベストと言えます。

また、緊急に修理をしなければならない不具合が起きることもあります。

キッチンの推薦の水漏れや水栓金具のハンドルが取れて水が吹き上げる時などは、当日中に専門業者に来てもらう必要があります。

建築を担当した建築会社に連絡が取れない場合は、引き渡し時に内部仕様書と図面を貰っていれば、設備に使われている部品の製造会社が判るので、修理依頼窓口に相談が出来ます。

また、便利屋さんでも対応できるところがあるので、早めに修理依頼をしたほうがいいでしょう。

長らく放置することは家にとってあまり良くないことないと認識しておきましょう

ローコスト住宅の依頼先はどこが良いか

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ローコスト住宅の建築契約はどこと結べばよいか悩むところです。

主な契約先には以下のようなものがあります。

1:ハウスメーカー

積水ハウスや住友林業、野村不動産、旭化成等大手は予算に合わせた見積もりを出してくれますが、希望する予算額と大きくかけ離れた見積書の提示を受ける可能性もあります。

全国展開をしていない地場のハウスメーカーの中には外構工事を諸経費に入れてくる会社もあるようなので気を付けなければなりません。

しかし、大手ハウスメーカーは入居後のアフターメンテナンスが充実していて、定期的に訪問して瑕疵を指摘してくれたり、大きな手直しの相談にも乗ってくれます。

2:工務店

比較的地元に根差した営業展開をしているので土地の長所や短所を良く分かっていて、細かい相談にものってくれることがあります。

工務店を経営される多くの方は大工さんや設計士等の職人集団とも言えます。

水道、電気、ガスなどの業者さんは工務店との付き合いが長く、気心が知れているため仕事がスムーズに捗ります。

地元であるが故に仕事が丁寧な工務店を多く見付けることが出来ます。

3:設計事務所

設計士が監理する住宅はデザイン性が優先され、住みやすさが後回しになると思う人や設計料が高いと決めつけている人がいると思いますが、施主の相談には適切なアドバイスをしてくれることがあります。

ただし設計から施工、完了引き渡しまでの時間が掛かるため、敬遠される方が多くいます。

通常、戸建て住宅は3か月強から1年ほどで完成しますが、設計事務所の場合最長3年以上という例もあります。

ローコスト住宅を建てるにあたり、依頼先は多岐にわたりますが、少なくとも数社の建築会社や工務店から見積もりを取り寄せ、各社の営業担当と話を重ねてみましょう。

相談をすすめるうちに、必然的に建築に関する知識と見極めが育ってくるので、打ち合わせを重ねることに損はありません。

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