2019年07月12日更新

監修記事

【建て替え】20坪なら費用はどれくらい?コストダウンとおすすめの間取りプラン

20坪の家でおすすめの間取りやプラン

建て替え 費用 20 坪
20坪は畳40枚分の広さで、平方メートルに換算すると66.2平方メートルになります。

決して 広い空間ではありませんが、間取りを工夫することで快適な家に建て替えを行うことが可能です。

20坪の家の建て替えを行う場合のおすすめの間取りやプランニングのポイントについてご紹介します。

コンパクトな20坪は「開放感」がポイント

20坪の広さの場合、2階建て住宅でも2LDK〜3LDKの間取りを取ることができます。

部屋ごとの収納やウォークインクローゼットを設けることも可能です。

家族の人数や生活スタイルなどによって、どのような間取りにして何階建ての住宅にするのが適しているのかは異なるため、工事を依頼する業者と相談の上、自分に合ったプランを立てるようにしましょう。

部屋数が多いと、それぞれの部屋が狭くなってしまいます。

間仕切りを少なくし部屋数を減らすことで、開放感のある空間を作ることが可能です。

間仕切りを作らないことでバリアフリーに繋がるというメリットもあります。

一つのフロア全体をリビングスペースにするプランの場合、空間を広く使うことができ、開放感を感じることができるでしょう。

3階建ての場合は屋上にもこだわると楽しい

20坪のコンパクトな家でも、3階建てにすることで部屋数を確保することができます。

3階建てならば広いリビングやウォークインクローゼットなどの十分な広さの収納を実現することも可能になります。

また、狭い敷地で庭が十分に取れない場合には、屋根の部分をフラットにして屋上ルーフバルコニーにするのもよいでしょう。

物干しスペースや食事やお茶を楽しむスペースを確保することができます。

ルーフバルコニーを設置すると、隣家と密接して建てられた家であっても、隣家の視線などを気にせずに洗濯物を干したり、外の空気を楽しみながらくつろぐことが可能です。

平屋の場合にはウッドデッキを設置して開放感をプラス

平屋建ての住宅は階段の上り下りの負担がなく、掃除がしやすいというメリットがあります。

部屋数が多く取れないため、子どもが巣立った後の夫婦二人暮らしなど人数が少ない家族におすすめです。

リビングから掃き出し窓を通じて出入りが可能なウッドデッキを設置すると、ウッドデッキが部屋の一部のようになり、開放感のある空間になります。

ウッドデッキに屋根を設置すると日よけや雨よけの役割を果たし、利用方法が広がるためおすすめです。

夏場のバーベキューや雨の日の洗濯物干しなどが可能になるでしょう。

20坪の家の建て替えにかかる費用について

コンパクトな20坪の家は、比較的容易に建て替えにかかる費用を抑えることができます。

20坪の家の建て替えを行う際にかかる費用の相場や、費用が上がりやすいポイントなどについて見ていきましょう。

コンパクトな20坪の家ならば費用が抑えやすい

20坪程度のコンパクトな家の建て替えは、作業を行う面積が少なくて済むため、面積の広い住宅と比べて低価格になります。

住宅メーカーなどはおおよその坪単価を設定していることがあるので、参考にするとよいでしょう。

間仕切りを少なくしてシンプルな間取りにすると、壁や建具の数が少なくなるため、材料代をコストダウンすることができ、費用をおさえることができます。工期も短くなるため人件費も抑えられます。

20坪の家の建て替えにかかる費用の相場

家の建て替えを行う場合には、既存の家を解体する必要があります。

坪単価で相場の概算を出すことが可能で、20坪の場合のは木造住宅で約40万円、鉄骨造の住宅で約60万円、鉄筋コンクリート造の住宅では約80万円が解体費の目安です。

また、建築基準が昔と今とでは異なるため、既存の家を解体した後に土地を造成する必要が生じるケースがあります。

造成工事にかかる費用は各地域を管轄する国税局や工事内容によって異なりますが、約15万円〜が相場です。

家を建てているあいだは、別の場所で仮住まいをする必要があるため、引っ越しと仮住まいの家賃が約60万〜90万円程度必要となります。

本体工事にかかる費用は工事内容や使用する材料、依頼する業者によって大きく異なりますが、20坪の住宅の場合には、約1500万円〜の費用で建て替えを行うことが可能でしょう。

その他、庭や駐車場などの外構工事が約100万円、住宅ローンの手数料や登記にかかる費用などが別途必要となります。

カーテンや家具、エアコンなども本体価格に含まれていないため注意が必要です。

費用が上がりやすいポイント

家を建て替えする際に費用が上がりやすいポイントとしては、新しく建てる家の間取りや設備機器のグレードなどが挙げられます。

これらはプランを工夫することで費用を抑えることが可能です。

家の工事費は工法によって相場が異なります。

伝統的な木造建築の工法である木造軸組工法(在来工法)が最もコストを抑えやすく、坪単価約30万円〜75万円が相場です。

2×4(ツーバイフォー)工法だと坪単価約50万円〜90万円、鉄骨工法とRC工法の場合は約60万円〜100万円が相場となります。

費用面とそれぞれの工法のメリット、デメリットを検討した上で選択するとよいでしょう。

また、道幅が狭いと大きな重機を乗り入れることができず、解体や材料の運搬費などが高額になることがあります。

解体は建て替え業者に紹介してもらうのが一般的ですが、高いと感じたら他の業者に依頼することも可能です。

まずは
無料のプラン比較から

20坪の家の建て替えにおいて費用を抑える方法

20坪の家の建て替えにおいて費用を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。

費用を抑える主なポイントについて紹介します。

複数の建て替え業者から見積もりを取る

建て替えの費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。

業者によってプラン内容が異なり、使用する材料も違うので、内容や価格をしっかりと比較、検討するとよいでしょう。

複数の見積もりを比較することによって、自分たちの暮らしに合ったプランを提案してくれているかどうか、使用する材料とその値段が適正かどうかなどを判断することが可能となります。

ただし、値段だけで決めてしまわずに、プラン内容、会社の雰囲気や担当者との相性なども踏まえて総合的に判断することが大切です。

できるだけシンプルな間取りにする

建て替え費用を抑えるポイントとしては、間取りを工夫することが有効です。

複雑な間取りにすると建築費用が高額になります。シンプルな間取りにすることで、手間代や材料代を節約できます。

家の形が複雑な場合は壁の面積が増え、材料代と手間代が高額になります。

1階と2階の外壁の位置が同じで間仕切りが少ない間取りにすると、骨組みやクロス、建具などの使用が少なくて済みコスト削減に繋がります。

また、屋根の形状も切妻や片流れなどのシンプルな形状の物を選ぶことで費用を抑えることができるでしょう。

設備のグレードを上げすぎない

設備や建材などはグレードによって価格が大きく変わります。

提案された商品のグレードが自分にとって過剰でないかを見極め、こだわる場所と費用を抑える場所を明確にしておくとよいでしょう。

お風呂やトイレ、キッチン、床材、壁材などは実にさまざまな選択肢が用意されています。

機能面だけでなく、サイズやデザインなどによっても価格は異なるため注意が必要です。施工方法や下地処理の方法なども価格に影響します。

一度よい商品を見てしまうとグレードを下げることは難しくなってしまいますが、予算に応じて上手に選択することが必要です。

業者に依頼する際の最適な選び方

建て替え 費用 20 坪

建て替えを依頼する際には、実績が豊富な業者を選ぶことが重要となります。

ホームページや実際に工事を依頼した人の口コミなどで、希望する工事内容の実績が豊富かどうかを調べることが可能です。

デザインや機能面など、業者によって得意とする工事内容が異なるため、実際に工事を行った現場を見学するなどして、自分に合った業者を選ぶようにしましょう。

打ち合わせの時の雰囲気なども参考になります。

費用が安いかどうかだけではなく、アフターサービスや保証が充実していることも大切です。

工事中の事故などに対する保険の制度についても確認しておく必要があります。

的確なプランを出してもらうためには、あらかじめ予算や工事内容の希望を明確にしておくことが大切です。

希望するデザインのイメージなどもしっかり伝えましょう。

まずは
無料のプラン比較から

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

無料のプラン比較はこちら>>

一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

まずは
無料のプラン比較から

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

まずは
無料のプラン比較から
無料建て替え
一括見積もりをする