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- 平屋を建てるメリットや費用相場・注意点・快適な広さなど解説
最近では住宅の新築の際には2階建て住宅を建てるケースも多くなっていますが、依然として平屋建て住宅は強い人気を誇っています。
このページでは、平屋への建て替えを検討している方に向けて、平屋の費用相場やメリット・デメリット、快適な広さなどの情報を紹介します。
目次
- 1 平屋の特徴とは?
- 2 平屋を建てる場合の費用相場の目安
- 3 2階建てと比較して平屋の建築費用が高い理由
- 4 平屋の建築費用を安く抑えるコツとは?
- 5 平屋建て住宅のメリットとは
- 6 平屋建て住宅のデメリットとは
- 7 平屋で良くある失敗例とは?
- 8 平屋建て住宅の外観をおしゃれにするポイント
- 9 平屋建て住宅の内観をおしゃれにするポイント
- 10 平屋でおすすめな間取り
- 11 家族構成ごとに快適な平屋の広さ(面積)
- 12 夫婦2人暮らしに人気がある平屋住宅の間取り
- 13 2~3人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取り
- 14 4人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取り
- 15 子供が多い世帯に人気がある平屋住宅の間取り
- 16 平屋を建てる際の注意点を確認しよう
平屋の特徴とは?
平屋における一番の特徴は、全ての居住空間がワンフロアに収まることです。
リビングやキッチン、寝室やバスルームなど、居住に必要な空間がワンフロアに集約されます。
さらに、間取りの配置を柔軟に行うことができるため、設計の自由度も高く、各家庭の個性を活かすことができます。
例えば、間取りをコの字型やロの字型にすることで、家の中央に中庭を作ったり、天井を高くすることで家全体の開放感が得られます。
また、高さを低く抑えられるので家の重心が安定し、地震が来ても揺れ幅が大きくなりにくいです。
外壁面積も小さくなるので、台風の被害も軽微に抑えることができ、災害に強い住宅であると言えるでしょう。
半平屋と平屋の違い
半平屋とは、1.5階建て住宅または平屋にほぼ近い2階建て住宅のことを言います。
十分な土地の広さを確保できず、完全な平屋が建てられない場合に採用されている建築手法です。
例えば、2階部分をコンパクトにして子供部屋のみを配置することによって、それ以外の用途の生活は、1階部分で平屋の場合とほぼ同じように実現することができます。
平屋を建てる場合の費用相場の目安
平屋建てに建て替える場合、実際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
建築費用の相場および工期の目安について紹介します。
2〜3LDKの平屋建て住宅を新築する場合、約1,600万円〜約3,600万円が建築費用の相場となっています。
なお、こちらの記事に記載の金額・工期はあくまでも一例です。
詳しくは業者による現地調査が必要となります。
また、業者によっても金額・工期は変わるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。
こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
平屋の建築費用がふくらむ要因
平屋を建築する際には、様々な要因で費用がふくらみます。
主な要因は次の通りです。
- 延床面積や間取り
- 住宅に設置される各種設備
- 既存建物の解体費用がかさむ
- 土地代がかさむ
- 設計費用がかさむ
平屋を建築する際の工期
平屋を建築する際の工期は、約2カ月〜約6カ月です。
ただし、施工会社や住宅の販売形態によって工期は異なります。
ローコスト住宅やプレハブ住宅の工期は短く、ハウスメーカーや地元の工務店などの注文住宅は工期が長くなります。
半平屋の建築費用相場や工期の目安
半平屋の場合、延床面積が同じであれば建築費用はやや低くなります。
基礎や屋根の面積が平屋に比べてやや小さくなるためです。
2〜3LDKの半平屋建て住宅を新築する場合、約1,400万円〜約3,200万円が建築費用の相場です。
工期に関しては、一部2階の建築の手間が増すことにより平屋建てより若干長くなります。
2階建てと比較して平屋の建築費用が高い理由
同じ床面積の場合、平屋の建築費用は2階建てより高くなります。
2階建てと同じ居住スペースを1階のみで確保することになるわけですから、基礎や屋根の面積が最大では約2倍増えることになります。
基礎や屋根の面積がそれだけ増えることになった場合、敷地もその分広い面積が必要となります。
住宅の基礎や屋根の面積が増えた分、建築費用が加算されるため高くなるということです。
平屋の建築費用を安く抑えるコツとは?
平屋建てに建て替える場合、建築費用を安く抑えたいと考えている方が多いでしょう。
そこで、建築費用を安く抑える3つのコツについて紹介します。
固定資産税評価額を抑える
家の構造や仕様をシンプルにしたり、木造住宅にすることで、固定資産税評価額を抑えられます。
構造や仕様をシンプルにすると、家屋調査員が調査した際に、この住宅が低コストであるという印象を与えられるようです。
そしてさらに、木造住宅で建築した場合は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも固定資産税額が下がります。
土地代の安い地域に建築する
土地代の安い地域に建築することで、総工費を抑えるという考え方もあります。
最近では、首都圏から地方へ移住される方も増えていますので、平屋建てを検討する際には地価の安い地域での建築を考えるのも選択肢の一つです。
建築費用の相見積もりを行う
建築費用の相見積もりを行うことで、費用を抑えることができます。
しかし、複数の業者から見積もりを入手するのは、手間と労力がかかるため面倒に思う方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、ハピすむです。
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平屋建て住宅のメリットとは
なぜ平屋建て住宅は人気があるのか、ここでは平屋建て住宅のメリットについて紹介します。
構造上安定しやすく地震に強い
平屋建て住宅は、2階建て住宅に比べて構造がシンプルで耐震性が高いという特徴があります。
また、建物自体の重量が軽いため地震による揺れの影響が少なく、台風等の強風にも比較的強いとされています。
メンテナンス費用が安くなる
2階建て住宅の場合は外壁の塗装等のメンテナンスを行う際に足場を組んでの作業が必須となります。
しかし平屋建て住宅の場合は足場を組まずにできる作業もあるため、比較的メンテナンス費用が安くなる傾向があります。
階段がないためバリアフリー設計にしやすい
階段があると、高齢者や身体の不自由な方は上下階の移動が困難に感じることがあるでしょう。
平屋建て住宅であればわずかなスロープや手すりを設置するだけで簡単にバリアフリー設計にすることが可能です。
階段のスペースを活用できる
2階建て住宅の場合は階段部分がデッドスペースとなってしまいます。
それに対し平屋建て住宅は階段が無いため、より多くのスペースを有効に活用することができます。
各部屋への動線が短い
平屋建て住宅は上下階の移動が不要なため、各部屋への動線が短くて済みます。
掃除の度に重い掃除用具を持って各部屋を移動する負担などを軽減することができるでしょう。
家族間のコミュニケーションが取りやすい
平屋建て住宅では住人全てが同じ階に住んでいるため必然的に顔を合わせる機会も多くなります。
そのため、自然と会話も発生して家族間のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
光熱費を抑えやすい
2階建て住宅の場合は冷暖房を使用しても暖気は上階へ冷気は階下へと移動しやすく、全体的な空調効率が良いとは言えませんが、平屋建て住宅では熱が上階へ逃げてしまうことがないため、住宅の断熱さえしっかりしていれば冷暖房にかかる光熱費を抑えることができます。
天井を高く設定できる
平屋建て住宅では上階が無いため1階部分の部屋の天井を高く設定することができます。
また、天井勾配を作ることによってロフトや屋根裏スペースを設置することも可能です。
設計の自由度が高い
平屋建て住宅では一階部分の天井高を気にする必要がないため、2階建て住宅では設置できないような大きな窓を設けることができます。
設計の自由度が高いという点も平屋建て住宅のメリットでしょう。
各部屋に外との連続性を作ることができる
平屋建て住宅は全ての部屋が1階にあるため各部屋に外との連続性を作ることができます。
また、各部屋に窓を設けることで外の景色を取り込むこともできます。
平屋建て住宅のデメリットとは
平屋建て住宅には次のようなデメリットもあるため注意しましょう。
限られた敷地では部屋数を増やすのが難しい
平屋建て住宅は土地の面積よりも建物の床面積が大きくなることはありません。
間取りや部屋の大きさは敷地の広さに左右されるため、限られた敷地では自由に部屋数を増やすことは難しいでしょう。
敷地の占有面積が大きくなる
平屋建て住宅では、できるだけ住宅の部屋数を増やして各部屋の広さも大きく取ろうとすると、どうしても敷地に対する建物の占有面積(建蔽率も考慮)が大きくなってしまいます。
庭や駐車場を設置するのであれば、その分だけより広大な敷地が必要となるでしょう。
2階建てと同じ大きさにする場合は坪単価が高くなる
平屋建て住宅では2階建て住宅と同じ大きさにする場合、基礎部分の面積が大きくなるため坪単価としては高くなります。
また、一般的に平屋建て住宅の部屋は2階建て住宅よりも広い場合が多く、施工費用が高くなることが多いようです。
プライバシーや防犯面で注意が必要
平屋建て住宅は外部からの侵入が容易であるため、防犯面に注意が必要です。
また、周囲に2階建て以上の建物がある場合は簡単に中を覗かれてしまう可能性もあるため、プライバシーを確保するためには対策が必要です。
プライベート空間の確保が難しい
平屋建て住宅は住人同士が顔を合わせやすいため、家族間のコミュニケーションが取りやすい反面、プライベート空間の確保が難しいでしょう。
周辺環境の影響を受けやすい
平屋建て住宅は周囲に高さのある建物が建った場合に日照が遮られたり、外部からの視線が届きやすいといったように周辺環境の影響を受けやすいでしょう。
建物の中心部が暗くなりやすい
建物の中心部は外からの光を取り入れにくいため暗くなってしまいがちです。
対策としては、中庭を設置する等して採光を工夫すると良いでしょう。
水害があった場合に2階に逃げることができない
万が一水害が発生した場合、平屋建て住宅では2階に避難することができません。
もしもの時に備えて避難場所について家族間で確認しておきましょう。
平屋で良くある失敗例とは?
ここでは、平屋で良くある失敗例と、後悔しないための改善策について紹介します。
次に挙げる失敗例を把握した上で、過ごしやすい家に建て替えましょう。
中央の間取りの部屋の風通しが悪い
自分たちの思い描いていた間取りにしたものの、部屋の風通しが悪くなってしまったケースがあります。
風通しが悪いと、湿気がこもってしまい家の中にカビが生えるということも考えられます。
風の通りを良くするために、大きな窓を設置したり、中庭を設けて空気を循環させるようにすると風通しの問題は解決するでしょう。
道や周りの建物からの視線が気になる
自分の家が外から丸見え?という事態も起こりうることです。
カーテンを開けていたら通行人と目が合ってしまった、見えないと思っていた空間が隣の家のベランダから丸見えになっていた、というケースもあるでしょう。
干している洗濯物を見られたりするのも嫌なものです。
窓の外に可変式ルーバーを設置するとか、中庭を設置して洗濯物は中庭で干すなど、外からの視線を防ぐことを検討しましょう。
家の中が見えてしまうのは、防犯面からみても対策をした方がよいため早急な検討が必要です。
収納のスペースが少ない
部屋数を増やしすぎたり、各居室の面積を広く取りすぎたことにより、収納スペースが足りなくなったということも考えられるケースです。
収納スペースが足りない問題は、どうやって解消したら良いのでしょうか。
重要なのは、設計の段階で収納スペースを意識した間取りを心がけることです。
ロフトを作って屋根裏収納を設置するのも良いでしょう。
ロフトを作ることで新たに一部屋増えることになり、有効に活用することができます。
間取りによってはプライベートの確保が難しい
平屋建ては間取りによっては、家屋内でのプライバシーの確保が難しい部屋も出てきます。
家屋内以外でも、例えば、トイレの場所が隣家のリビングに近かったりすると、お互いに気まずいですし、近所付き合いに影響が出る可能性も考えられます。
間取りを決める際には、内部外部を問わずプライバシーの確保を考慮して部屋の配置を決めることが重要です。
熱がこもりやすい場合がある
平屋建ては、屋根の表面積が広くなる傾向があり、そのため屋根から伝わった熱が室内に入ってくる量が多くなります。
炎天下の駐車場に車を停めて、しばらくして戻ってきた時と似たような状況です。
風の通りが悪いと、熱が室内にこもってしまうこともあります。
そのため、風の通り道を確保することにも留意して計画することが大切です。
平屋建て住宅の外観をおしゃれにするポイント
次のポイントに注意することによって、平屋建て住宅をよりおしゃれな住宅に仕立てることができるでしょう。
外壁の色選びのポイント
外壁の色は多くとも2色までにした方が全体の統一感が取れておしゃれに見えます。
どの色にするか決められないからと言って多種類の色を使用するのは避けた方が良いでしょう。
窯業系サイディングは色やデザインが豊富
窯業系サイディングはサイディングの中でも最も色やデザインが豊富なため、お気に入りの外壁に仕上げることができるでしょう。
金属系サイディングはスタイリッシュ
最近では金属系サイディングを使用する住宅も増えてきているようです。
金属系サイディングはうまく活用すればスタイリッシュでモダンな雰囲気に仕上げることができます。
口の字やコの字の外観にするとプライバシーが保たれる
建物の形状をロの字型やコの字型にすることによって住人のプライバシーを確保することができます。
また、外観に凹凸があることによって陰影が生まれるなど、全体の美しさが増すでしょう。
片流れ屋根はロフトを設けることができる
屋根を片流れ屋根とすることによってロフトを設けることができる等、天井付近のスペースを有効活用することができます。
陸屋根はシンプル
屋根勾配が無いフラットな屋根の事を陸屋根と呼びます。
陸屋根はシンプルですが、屋根部分のスペースを活用できるため実用性が増します。
ウッドデッキやテラスを設ける場合は周辺の自然環境を観察しておく
ウッドデッキやテラスを設けることができるのも平屋建て住宅の魅力の一つです。
設置する場合は周囲の景観と上手く馴染むよう、周辺の自然環境を観察しておきましょう。
平屋建て住宅の内観をおしゃれにするポイント
次のポイントに気を付けて平屋建て住宅の内観もおしゃれな空間に仕立てましょう。
天井を高く設定すると開放的な空間に
平屋建て住宅は上階が無いので、天井を高く設定することが可能です。
高い天井とすることによって室内を広く開放的な空間にすることができます。
また、天井が高いということはそれだけ壁の面積も大きくなります。
広い壁に大きな窓や複数の窓を設けることによって室内を明るく開放的な雰囲気にすることもできるでしょう。
ダウンフロアリビングはメリハリが生まれ機能的
ダウンフロアリビングとはリビング部分が他のフロアより数十cm程度低くなっているリビングの事をいいます。
ダウンフロアとすることによって段差部分を椅子として活用することができるなど、大人数でも余裕を持って寛ぐことができるでしょう。
また、床に段差があることによって室内空間にメリハリを持たせることもできます。
あらわしは吹き抜けのようなイメージに仕上げられる
通常は天井の梁などといった構造体部分は仕上材によって隠してしまいますが、あらわしといって梁や柱を敢えて隠さずに見せる仕上げ方法があります。
あらわとすることによって吹き抜けのようなイメージに仕上げることができ、開放的な気分を味わえます。
平屋でおすすめな間取り
それでは、平屋を建てる際にはどのような間取りにすれば良いのでしょうか。
設計の自由度が高い平屋だからこそ、おしゃれな住まいにするためのおすすめな間取りを紹介します。
平屋の中央に広いリビングがある間取り
平屋の中央に広いリビングがある間取りは、風通しや日当たりが良く快適な空間を演出します。
30坪の平屋を建てた場合、約20畳をリビングスペースに充てるとゆとりのある広さを確保できます。
ロの字型の間取り
平屋の間取りをロの字型にして、中庭を設けるのもおすすめです。
中庭から風や光を取り込みやすくなり、また家の外からは見えない構造なので防犯対策にもつながります。
家族構成ごとに快適な平屋の広さ(面積)
家族構成によって快適な平屋の広さはどれくらいになるのでしょうか。
世帯数と平屋の面積について快適に過ごせる広さを紹介します。
【世帯数:平屋の面積(坪)】
単身者:約18坪~約20坪
夫婦:約22坪~約30坪
夫婦と子供1人:約25坪~約32坪
夫婦と子供2人:約30坪~約35坪
夫婦2人暮らしに人気がある平屋住宅の間取り
夫婦2人暮らしの場合はそれほど多くの部屋を必要としないため、特定の空間を大きく取って使い勝手の向上を図ることができます。
ここでは夫婦2人暮らしに人気がある平屋住宅の間取りについて紹介します。
書斎や屋根裏空間を設けた1LDK
平屋建て住宅であれば天井が高いため、屋根裏空間を設けることができます。
屋根裏空間はプライベートな空間として利用できる他、収納スペースとしても活用できるでしょう。
屋根裏空間にも出窓等を設けることによって採光が可能です。
大きなシューズクロークや洗面所を設けた1LDK
夫婦2人暮らしの場合は大部屋や多くの部屋が必要ないため、特定の設備に空間を割くことができます。
たとえば、大きなシューズクロークや洗面所を設けることができるでしょう。
1LDKの場合は部屋数が少ないためどうしても収納スペースが限られてしまいます。
しかし玄関先に大きなシューズクロークを設けることで収納場所の不足に悩むことがなくなるでしょう。
間仕切りが可変式の洋間を2つを設けた3LDK
こちらは洋間同士が可変式の間仕切りで仕切られている3LDKです。
2つの洋間の間仕切りを取り外すことによって1つの大部屋とすることができるため、大勢の来客にも対応することが可能です。
間仕切りで仕切った状態でも採光できるよう、それぞれの部屋に十分な大きさの窓を設けると良いでしょう。
2~3人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取り
2〜3人家族世帯の場合はもう少し多くの部屋が必要となります。
ここでは2〜3人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取りについて紹介します。
東側に玄関を設けた2LDK
東側に玄関があることによって朝の出勤や通学時に朝の光を浴びながら気持ち良く外出することができます。
夏の日差しが強い時期であっても庇を付けることによってストレスなく過ごすことができるでしょう。
リビングを南側に設置すれば日当たりが良くなるため室内が明るくなり、洗濯物の室内干しも可能です。
西側に玄関を設けた2LDK
西側に玄関がある場合、西日によって玄関の損傷が激しくなってしまう可能性があります。
西側に玄関を設ける場合は対候性の高い素材を選ぶようにしましょう。
玄関以外の部屋は南向きに設置することができるため、室内全体の日当たりは良くなるでしょう。
対面キッチンを設けた2LDK
キッチンで料理をしながらリビングにいる家族と会話をしたいと感じることもあるでしょう。
リビングと隣接する対面キッチンとすることで、家事を行いながらも家族間のコミュニケーションをとることができます。
パントリーを設けた2LDK
パントリーとは食糧や調理器具などを保管する貯蔵庫のことをいいます。
常温で保存可能な食糧をよく利用する場合等はパントリーがあると便利です。
パントリーは単に貯蔵庫として利用できるだけでなく、ディスプレイを工夫すればおしゃれな空間を演出でき、家事が楽しくなるかもしれません。
4人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取り
4人家族世帯の場合は家族それぞれのプライバシーを確保するために多くの部屋が必要となります。
また、それぞれの私物も増えてくるため多くの収納スペースが必要となるでしょう。
ここでは4人家族世帯に人気がある平屋住宅の間取りについて紹介します。
ファミリーコンテナを設けた3LDK
ファミリーコンテナとは家族全員が共用で利用できる収納スペースのことを言います。
家族全員が使用するため、ファミリーコンテナは誰かの部屋ではなくリビング等の共有スペースから出入りできるのが望ましいでしょう。
吹き抜けとロフトを設けた3LDK
平屋建て住宅では、天井を高く設定することで吹き抜けやロフトを設けることができます。
ロフトがあれば子供たちの遊び場になるだけでなく、収納スペースとしても利用することが可能です。
また室内が広く感じられるので開放感が増すでしょう。
寝室や子供部屋への動線がリビングを経由する形になっている3LDK
玄関から家族の各部屋へ移動する際に必ずリビングを経由する形になっている間取りも人気があります。
外出時や帰宅時に家族が顔を合わせる機会が増えるため、家族間のコミュニケーションの機会を増やすことができるでしょう。
家事動線が良いダイニングキッチンを設けた3LDK
洗濯や料理等で家の端から端まで移動する必要の無いよう、家事動線を短くしたダイニングキッチンも人気です。
家事動線をよくするためにはキッチンの出入り口を2か所設ける等、行き止まり部分を作らないことも重要です。
ゆったりとした広さの洗面所やホールを設けた3LDK
家族が多いと朝に洗面所付近が混雑することがあります。
ゆったりとした広さの洗面所とすることによって混雑を回避し、住人がストレスを感じることなく利用できるでしょう。
ウッドデッキを設けた4LDK
敷地に余裕のある場合はウッドデッキを設けることもおすすめです。
ウッドデッキがあることによって室内と屋外の空間が繋がり、居住空間を広く感じることができるでしょう。
リビングに畳スペースを設けた4LDK
リビングに畳スペースを設ければちょっと休憩したい時などに便利です。
畳スペースを設ける場合は他のフロアよりも1段高さを出すと良いでしょう。
子供が多い世帯に人気がある平屋住宅の間取り
子どもが多い世帯は多くの部屋数が必要となります。
住人の数に対して十分な部屋を用意できなければ窮屈な思いをしてしまうでしょう。
ここでは子供が多い世帯に人気がある平屋住宅の間取りについて紹介します。
洋間を3つ、和室を2つ設けた5LDK
部屋数が多くなってくると各部屋への移動は建物の中心部にある廊下を利用します。
敷地面積のうちいくらかを廊下に充てる必要が出てくるため、5LDKとするなら各部屋の広さは少し狭くなってしまうでしょう。
各部屋やリビングをやや狭く設定することで、30〜40坪の敷地でもこの間取りは実現できるようです。
洋室を5つ、和室を1つ設けた6LDK
洋室が5つあれば夫婦の寝室の他、子ども部屋として割り当てる部屋も用意できるでしょう。
洋室同士は隣接した間取りでも構いませんが、和室は廊下で他の部屋とは分断した間取りとするのが良いでしょう。
他の部屋と少し距離を置くことで応接室としても利用でき、来訪者が宿泊する場合のプライバシーも確保できます。
各部屋に備え付け収納を設けた6LDK
各部屋に備え付けの収納を設けた6LDKの場合は住人それぞれが私物を自分の部屋に収納できます。
そのため、リビング等の共用スペースが私物で溢れることを避けることができるでしょう。
大きなリビングと2部屋を繋げられる和室を設けた5LDK
元々のリビングも十分なスペースが確保されていますが、こちらは他の部屋と繋げることができるタイプの間取りです。
間仕切りを取り外してより大きな部屋とすることができるため、大勢の来客にも対応可能です。
平屋を建てる際の注意点を確認しよう
快適な平屋建て住宅にするために、注意点を4つ挙げていきます。
ハザードマップを確認する
平屋には2階などの上階がないため、床上浸水になった場合の避難上のリスクが非常に高いといえます。
一旦外部へ出て屋根に上がるしか垂直避難の方法がありません。
日本では頻繁に水害が起きるので、事前に、家を建てようとしている土地のハザードマップや浸水履歴をしっかり確認することが大切です。
近隣の住民に聞いてみるのも良いでしょう。
また、平屋を建てる際には、地盤や基礎を高くしておくことも有効です。
収納スペースの確保を意識した設計にする
平屋建ての場合、どうしても収納スペースが足りなくなる傾向があります。
設計段階で収納スペースを確保することを意識しましょう。
新しくロフトを設けて屋根裏収納にすることも有効です。
デッドスペースが収納スペースに変わるだけで、かなりのメリットになります。
家事動線を考慮した間取りにする
平屋を建てる時に優先順位が高いのは、家事の動線を考慮した間取りにすることです。
家事をされる方にとって家事動線は重大なポイントになります。
限られた面積で効率良く移動ができるように、家事におけるストレスの少ない動線づくりを考えていきましょう。
断熱性能を考慮した設計にする
平屋は、屋根からの熱を遮る2階部分がないため、外気の影響を受けやすくなります。
特に夏場は室内温度が上昇しやすくなるので、断熱性能を考慮した設計にしましょう。
断熱には、外断熱と内断熱があり、外断熱の方が断熱効果は得られやすい工法です。
断熱性能の高い窓を設置するのも有効です。
外から室内に入ってくる熱の約4割〜約6割は窓からといわれています。
そのため、断熱性能の高いサッシや内窓などを設置して外から侵入してくる熱を遮断しましょう。
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この記事の監修者プロフィール

IEMUS
岩納 年成 大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。
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