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2019年10月03日更新

ローコスト住宅はなぜ安い?危険性や後悔しないポイントについて

ローコスト住宅の基準や安い理由

ローコスト 住宅 なぜ 安い

少ない予算でも住宅を建てられるということで、ローコスト住宅を選ぶケースがあります。

このローコスト住宅とは一体どのようなものなのでしょうか。

また、なぜローコストで住宅を建てることができるのかについて見ていきましょう。

ローコスト住宅の基準とは?

ローコスト住宅は一般的な住宅よりも低価格で住宅を建築することができます。

しかし、費用による基準などでローコスト住宅を定義されるものでもありません。

一般的には相場よりも安く建てられる住宅全般をローコスト住宅と呼び、設計の規格化や施工の合理化を図ることでローコストを実現しています。

ローコスト住宅が安い理由

ローコスト住宅が安いのには理由があります。

安さの理由を知らない人にとっては、ローコスト住宅は安かろう悪かろうといった誤ったイメージを抱いてしまうかもしれません。

ローコスト住宅が安い理由について、次の項目毎に説明します。

材料費

ローコスト住宅では使用する建材の費用を抑えています。

ただし費用を抑えるとは言っても、必ずしも低価格な粗悪品ばかりを使用しているというわけではありません。

住宅の間取りやデザインを規格化して使用する材料を限定することによって、業者は同じ材料を一度に大量に仕入れることができるようになります。

大量一括仕入れを行うことで仕入れ時の価格を抑えることが可能となり、結果として建築費もローコストに抑えることができるのです。

しかし、いくら大量一括仕入れを行っているとは言えハイグレードな建材ばかりを使用していては価格を抑えることはできないでしょう。

そのため、ローコスト住宅で標準として使用する建材のグレードは低いものである場合が多いようです。

壁材などのグレードが低い場合は断熱性や防音性、耐久性があまり高くないことがあるという点については留意しておきましょう。

人件費

ローコスト住宅の場合は一般的な住宅よりも広告宣伝や営業を控えめにすることで人件費に関するコストを抑えています。

また、使用する建材は事前に工場でプレカットしておくことによって建築現場での作業負担を減らしています。

建築現場での作業負担が軽減されることによって、工事に掛かる手間や時間が短縮されて工期が短くなり人件費を抑えることができるのです。

さらに、ローコスト住宅はある程度規格化されているため、経験豊富なベテラン作業員でなくても工事に携わることができるようになっています。

そのため、技術の習熟度に関わらず人件費の安い作業員を動員することによって人件費を抑えることができています。

諸経費など

注文住宅を建てる際には諸経費が必要となります。

この諸経費とは様々な細かな費用が含まれますが、部屋の間取りをシンプルなものにしたり部屋の数を減らすことによって抑えることができます。

多くのローコスト住宅では建物の形状が矩形であるなど、あまり複雑な形状をしていないものが多いのはそのためです。

他にも、ローコスト住宅では限られた施工業者が一貫して建築工事や水道工事、電気工事などの工事も行うことによってコストの削減を図っています。

工事の内容毎に複数の業者へ発注を掛けているとそれだけ諸経費も掛かってしまいますが、自社で全て完結させることによって諸経費を抑えることができるのです。

ローコスト住宅は危険なのか

ローコスト住宅と聞くと、コストを抑えて建築できる代償として危険な住宅なのではないかと疑われてしまうことがあるようです。

しかし、ローコストであるからと言って手抜き工事を行っていたり、基準を満たしていない建材を使用しているというわけではありません。

どういうことかについて説明します。

安い=危険とは限らない

ローコスト住宅は低価格で建築できるからと言って危険であるとは限りません。

たしかに工事を行う技術者が未熟であったり、使用する建材が安全基準を満たしていない場合は危険性があるかもしれません。

しかし実績があり、それなりに名の知れているハウスメーカー等であればローコストであるからといって品質について心配する必要はないでしょう。

安いということと危険であるということには直接の因果関係はありません。

なぜローコスト住宅は安いのかということを正しく理解することが、安心してローコスト住宅を建てることに繋がります。

家づくりの自由度は下がる

ローコスト住宅は価格を抑えるために建物の間取りやデザインがある程度規格化された物が多いでしょう。

予めハウスメーカー等によって決められたパターンの中から気に入った物を選んで組み合わせることで住宅にオリジナリティを持たせることはできます。

しかし、決められた範囲内でしか自由に選択することができないため、ローコスト住宅では施主の全ての要望を反映させることは難しいでしょう。

信頼できる業者に依頼しよう

ローコスト住宅は大手ハウスメーカーだけでなく中小規模のハウスメーカーや工務店等、多くの建築業者が販売を行っています。

そのためローコスト住宅を建てたいと考えた時にどの業者に建築を依頼すれば良いか迷ってしまうこともあるかもしれません。

建築を依頼する業者を選ぶ際には、業者の用意したカタログ等で完成後のイメージを確認しながら良し悪しを判断します。

信頼できる業者であれば問題ありませんが、良く知らない業者へ依頼しようとする場合には注意が必要です。

実際に完成したものを確認した時にイメージと違っていたり、予め確認して選択したはずの材料がなくなって代用品を提案されたりといったトラブルがあるかもしれません。

納得いく住宅を建てるためにも、建築を依頼する際には信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

ローコスト住宅で後悔しないポイント

ローコスト 住宅 なぜ 安い

ローコスト住宅は一般的な住宅よりも低価格で建築できるとは言え、高額な買い物であることには変わりありません。

妥協を重ねすぎたり事前の確認が不十分であれば満足いく住宅を建てることができずに後悔してしまうかもしれません。

せっかく住宅を建てるのであれば、納得した上で満足のいく住宅を建てたいものです。

ローコスト住宅を建てる際には次のポイントに注意しましょう。

こだわりたい部分は妥協しない

ローコスト住宅は住宅の間取りやデザイン、使用する建材等を簡素化し、グレードを下げることによって低価格を実現しています。

そのため、価格が安い住宅を建てたくてローコスト住宅の建築を選んだ人にとっても多少物足りなさを感じてしまうことがあるかもしれません。

そのような場合は費用を抑えるために全てを妥協するのではなく、費用を掛けるべきところにはかけるといったようにメリハリをつけると良いでしょう。

たとえば建物の外観についてはグレードを下げてコストを抑える代わりに、内装や家具については妥協せずに自分の気に入った物を選ぶという選択も可能です。

標準仕様について確認しておく

ローコスト住宅についてモデルハウスやカタログで確認する際のイメージは標準仕様でなく、グレードアップされた仕様だと考えた方が良いでしょう。

ローコスト住宅ではできるだけ費用を抑えるために標準仕様は最低グレードとなっていることが多いようです。

見本が魅力的であっても見本通りに実現するためには標準仕様から大幅なグレードアップが必要かもしれません。

せっかくローコスト住宅で家を建てるのにあちこちグレードアップした結果、通常の住宅と建築費用がさほど変わらないということにもなりかねません。

ローコスト住宅で建築する場合には標準仕様がどのようなものであるかについて確認するようにしましょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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