2023年12月15日更新

監修記事

ローコスト住宅でログハウスはできる!個性が光る家を安く建てよう

ローコスト住宅でログハウスが建てられるか

ローコスト 住宅 ログ ハウス

木材をふんだんに使用したログハウスでの生活は、まるで毎日森林浴をしているような癒される日々を送ることができると人気があります。

また、ビニール壁紙などを使用しないため、健康住宅としても需要があります。

以前からあった山小屋風のログハウスのほかに、モダンなデザインのログハウスも登場するようになり、都会での生活にもフィットするようになりました。

そのため個性の光る住宅として、ログハウスを検討する方が増えています。

ログハウスは、天然の木材を多く使って建てられるため建築費用が高いイメージでしたが、ローコストよりでも建てられるようになってきていると言われます。

ログハウスとは?

最初にログハウスとはどういう住宅をさすのか、確認しておきましょう。

ログとは丸太のことで、厚みのあるログを積み上げることで壁を作る住宅のことを言います。

ログハウスは、ログの壁が外壁であり内壁の仕上げでもあり、断熱も兼ねています。

北米や北欧で生まれたと言われており、丸太を手作業でカットして積み上げるハンドカットのほか、機械でカットするマシンカットのログハウスがあります。

国内のローコストログハウスは、マシンカットが中心です。

また、2×4(ツーバイフォー)と組み合わせたものや、ティンバーフレーム(柱や梁を表に出した工法)などもログハウスとして販売されています。

ほかに、「ログハウス風」という分類もあります。

ログハウスは自然素材の住宅ですので、外壁の塗り直しや丸太の収縮に対する微調整などのメンテナンスが頻繁に必要になります。

メンテナンスは手間と費用がかかるため丸太を組み上げたログハウスではなく、室内をログハウスのように木材で仕上げた住宅を「ログハウス風」として販売しています。

「ログハウス風」を選択することも、ローコストで建てる一つの方法でしょう。

ローコストの基準はあいまい

ログハウスであれば、いくらならローコストなのかという基準はあいまいです。

どちらかというと、以前は高額だったログハウスが、手に入れられる価格になってきたと言った方が適切かもしれません。

前述の通りログが住宅の外壁になるため、断熱材も兼ねるログの厚さが住空間の環境に影響します。

そのため価格を抑えて建てることばかりに目が行くと、住み心地の点で後悔する可能性が高くなります。

なぜならログの厚さが厚いほど断熱の効果が高くなり、木材の種類によって腐食に強いなどの耐久性に差がでてくるからです。

価格の安いログハウスは、ログが薄く安い種類の木であることが多く、注意が必要です。

木材の種類とログの厚さがログハウスの価格に反映されます。

つまりログハウスは、価格を抑えること以外にも目を向ける必要があるということになります。

ローコストなログハウス住宅は建てられる!

日本にログハウスが普及し始めた頃は別荘地に建てる高価な住宅の分類でしたが、現在は市街地でも選ばれることが増え比較的低価格のログハウスが誕生しています。

価格が下がって生きている理由として、ログハウスを建てる専門の業者があり、安定的に材料を仕入れられるようになったことが考えられます。

そのため、木材の種類によって変わりますが、坪単価50万円程度でも建てられるようになりました。
30坪なら約1,500万円です。

1,000万円台の家をローコストと考えると、ログハウスもローコストで建てられるということになります。

ログハウスを得意とする業者選びが大事

ログハウスを依頼する場合は、全国に多数あるログハウスを得意とする業者を探すことからスタートします。

その中から建てる地域で対応している業者に資料請求をして、モデルハウスがあれば見学に行ってみましょう。

ログハウスを専門に建てている業者であれば、材料も大量に仕入れているため価格がおさえられる可能性があります。

また、価格を抑えるためのアイデアや工夫などの提案も期待できます。

ログハウスへの希望や予算を明確にして相談すると、希望の予算で実現できる可能性が高くなります。

ローコスト住宅の建築費用

ログハウスの建設にかかる費用は?

では、実際にログハウスの建設にかかる費用はいくらなのでしょうか。

ログハウスの建築本体代は、前述のように坪単価50万円程度がローコストと言えます。

ほかに必要な費用として、土地代があります。

土地代は建設する場所によりますが、宅地ではないリゾート地などに建設する場合には注意が必要です。

その場合は地盤調査が必要になりますし、傾斜に基礎をつくることになると基礎工事が高額になる可能性が高くなります。

また、建築本体の費用にトイレなどの設備機器は含まれているかどうか、設備の引き込みや接続工事などが別途であれば、付帯設備工事費がいくらくらいになるかの確認が必要です。

そのほか、エアコンなどの別途工事や諸費用も予定しておきましょう。

ハンドカットとマシンカットの違いとは?

ログハウスには、丸太を丁寧に手作業でカットして組み上げるハンドカットと機械で加工するマシンカットがあります。

手作りの良さやダイナミックさが出るハンドカットですが、熟練の職人による作業が必要になり価格が高くなります。

ハンドカットの坪単価は70万円以上が一般的です。

マシンカットは、ログを機械で角型やD型、丸型に均一に加工します。

角型やD型を組み上げると室内の壁面をフラットにすることができ、モダンなイメージになります。

マシンカットログハウスで坪単価50万円程度になりますので、ローコストで建設する場合はマシンカットのログハウスになります。

「ログハウスキット」ならコストダウンできる

ログハウスキットとは、建物まるごとのログハウスの材料(ログ)がセットになったもので、ログハウスメーカーがパッケージ化したものです。

サイズは、倉庫のようなものから3LDKなどの住宅までそろいます。

間取りは決まっており、建てたい建物のキットを購入するイメージです。

施工については、キットと合わせて一括施工してもらう方法のほか、キットを使って自分で施工するセルフビルド、キットを使って施工してくれる業者に依頼する方法があります。

ログハウスキットを購入して、セルフビルドで建てる方法が費用を一番おさえることができますが、手間と時間と技術と道具が必要になります。

ログハウスキットを利用する場合は、キットに含まれない材料や設備機器を確認して購入する必要があります。

キットを使ってログハウスを建てる技術を教えてくれるスクールもありますので、トライしてみるのも家に対する愛情が増してよいかもしれません。

ログハウスキットの価格は、同じサイズのマシンカットのログハウスを建てるよりも価格が安いため、作ることを楽しめるのであればコストダウンができる一つの方法です。

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ローコスト住宅でおすすめの間取り

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ログハウスは平屋が人気

ログハウスには通常の住宅のように平屋や二階建てがあります。

ロフト付きの平屋も人気がありますが、ローコストなのはロフトのついていない平屋でしょう。

また、平屋には建てたあとのメリットがあります。

前述のように、ログハウスにはログの塗装などのメンテナンスが必要です。

二階建てになると、メンテナンスに足場が必要になり業者に依頼しなくてはいけませんし、足場を組むと費用が高くなってしまいます。

平屋であれば足場を組む必要がなく費用を抑えることができます。

また、自分で塗装するという選択も可能です。

シンプルな間取りならコストダウンできる

ログハウスは大きな外枠をログで組むことから、広い空間が実現できるのも魅力です。

逆に部屋を細かく仕切る場合は、壁の追加が必要になり費用アップにつながります。

また、部屋を区切ると照明やコンセントなどの電気工事もプラスになります。

部屋だけでなく、収納が増えるとコストアップになりますので、置き家具で対応するなどの工夫が必要です。

ローコストログハウスは、できるだけシンプルな一室空間にすることがコストダウンのポイントになります。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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