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2023年03月06日更新

高気密高断熱住宅のメリット・デメリットと住むときの注意点は?

昨今話題となっている高気密住宅ですが、そもそもどのような機能がある住宅なのか分からない方も多いのではないでしょうか。

この記事では高気密住宅について基準やメリット・デメリットを踏まえて解説しています。

また、施工方法や注意点についても解説しているため、この記事を読むことで高気密住宅における知識を幅広く身につけることができます。

高気密住宅を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

高気密住宅とは?

高気密住宅とは隙間風が入りにくい住宅

「住宅の気密化」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、気密性の高い住宅とは、簡単にいうと隙間風が入りにくいように設計された住宅のことです。

隙間風が入りにくいとは熱の出入りが少ないということですから、夏場なら冷房などで冷やされた空気が外へ逃げにくくなり、冬場なら暖房によって温められた空気を逃がしにくくなります。

そのため冷暖房器具のランニングコストを節約でき、1年を通して快適に過ごせるというメリットがあります。

高気密住宅の仕組み

高気密住宅では寸法の誤差が少ない高品質の資材が使われます。

またそれらの資材を組み立てていく過程では、資材と資材の間から隙間風が入ってこないように、気密シートや気密テープなどを使って隙間を埋めていく作業が行われます。

高気密住宅の施行では、高品質の資材が使われ、通常の住宅よりも施工手順が増えることから高い技術が必要とされ、通常の住宅よりも施工に時間がかかります。

そのため建設費用も高くなる傾向にあるのです。

「隙間相当面積」の見方とポイント

高気密住宅と通常の住宅との違いは、「隙間相当面積」という指標によってわかります。

しかし隙間相当面積とはどのようなものなのでしょうか?

その見方と見るときのポイントを解説します。

気密測定の基準となる数値「隙間相当面積」の見方

住宅の気密性の測定には「隙間相当面積」(すきまそうとうめんせき)と呼ばれる指標が使われます。

別称「C値」とよばれ、家全体の隙間面積を延べ床面積で割って算出される値です。

その数値が高いほど気密性が低く、その数値が低ければ気密性が高いことを示します。

現在ではC値の基準は公表されていませんが、かつては一般住宅ならば10平方センチメートル/平方メートルなのに対し、気密性の高い住宅なら5平方センチメートル/平方メートル以下という基準がありました。

モデルハウスのC値をあてにしてないけない

大手ハウスメーカーや工務店によっては、モデルハウスで測定されたC値を示して高気密住宅だと宣伝していることがありますが、その数値は信頼性に欠ける場合があります。

C値を測るタイミングは、建設途中の開口工事が完了した段階です。

そのタイミングでC値を測定して、十分な高気密性があるかどうかを判断します。

そのため、注文住宅で家を建てる場合、モデルハウスで測定されたC値通りに建てられるとは限らないのです。

モデルハウスで測定されたC値は参考程度に見るようにしましょう。

気密測定は第三者に行ってもらう

また公平な測定結果を得るためにも、気密測定は第三者に行ってもらうことが大切です。

建設業者による自社測定では、客観性に乏しく信頼性が疑わしい場合があります。

気密測定は気密測定技能者の資格があり、普段から気密測定を専門に行っている業者に依頼するようにします。

住宅を気密化する目的とは?

住宅の気密化が注目されていますが、なぜ住宅を気密化する必要があるのでしょうか。

ここでは住宅の気密化の目的について見ていきましょう。

住宅の気密化の目的

住宅の断熱性の低下を防ぐ

住宅の気密性と断熱性は大きく関係していて、気密性が高いと断熱性も高めることができます。

住宅の断熱性を高めるためには断熱材が使われますが、断熱材は風や湿気が入り込むとその機能が低下してしまいます。

しかし、気密性が高ければ風や湿気が入り込みにくいため、断熱材の断熱効果が下がることもありません。

内部結露を防ぐ

住宅に隙間があると湿気が壁の中に入り込み、壁の内部でも結露を起こすことがあります。

内部結露と呼ばれるこの現象は、見えない部分の木材や断熱材を劣化させて住宅の寿命を縮めてしまいます。

気密性が高まれば湿気が壁内部に侵入しにくくなるので、内部結露を防ぐことができるでしょう。

住宅の中の温度差を解消する

温かい空気は上へ上がる性質がありますが、住宅に隙間が多いと冬場にせっかく温めた空気が屋根から外へと逃げていってしまいます。

住宅の気密性が高ければ、温めた空気が屋根から逃げていくこともなく、また屋外からも冷たい空気が入ってこないため、上階から下階まで安定して室温を保つことができます。

住宅の中の湿度を安定させる

室内の温度管理には湿気のコントロールは欠かせません。

夏の湿気の多い空気が入り込めば蒸し暑くなり、冬場は室内の湿気が結露となって私たちの健康を損なうだけでなく住宅にも悪影響を及ぼします。

高気密住宅では、湿度が高くならないように24時間制の換気システムの取り付けが義務付けられているので年間を通じて湿度を安定させることができます。

住宅の中の空気の鮮度を保つ

室内で過ごせば室内の空気が汚れてしまいますが、高気密住宅には換気システムが取り付けられています。

換気システムには室内の汚れた空気を外に出す機能も付いていることから、室内の空気をきれいに保つことが可能です。

外から住宅に汚染物質が侵入することを防ぐ

都市部など特に人口が密集している地域では、空気汚染が社会問題にもなっています。

気密性が優れていると、住宅の隙間から隙間風と一緒に汚染物質が入ってくることが少なく、さらに換気設備に外気フィルターを導入すれば、換気による汚染物質の侵入を防ぐこともできます。

高気密高断熱住宅を建てるときの注意点は?

高気密高断熱住宅を建てる際にはいくつか注意点があります。

ここでは具体的に注意点を2つ、紹介します。

気密測定を行っているメーカーを選定

高気密高断熱住宅における断熱性については、使用している断熱材の種類や壁の厚さなどの数値から判断することができますが、気密性については、現場で指標となる数値を測定しなければ判断できません。

高気密高断熱住宅と宣伝しているメーカーは、基本的に気密測定を行っていることが一般的ですが、中には気密測定を行わない会社も存在しているようです。

気密性が確保できているか確認するためにも、気密測定を確実に行っている建築会社に依頼するようにしましょう。

換気システムの選定

高気密高断熱住宅は、その性能の高さゆえに、換気システムがしっかり機能していないと換気量不足に陥り、汚れた空気や湿気を排出できず、適切な量の新鮮な空気を取り込むことに困難が生じます。

それは、結露によるカビなどが原因で健康をに影響を与える恐れがあるばかりでなく、壁体内の構造体を腐食させてしまう甚大な被害につながる危険性もあります。

そのため、換気システムの選定には細心の注意が必要なのです。

換気システムは第1種換気、第2種換気、第3種換気の3種類に分かれており、これらの方式は、給気と排気をそれぞれ機械で行うか自然に行うかなどにより異なります。

専門性の高い分野であるため、有識者に設計してもらう必要がありますが、選定する際の知識として覚えておくようにしましょう。

高気密高断熱住宅のメリットとは

空気の漏れが減り住宅の省エネ性がアップ

気密性が高い住宅では、屋内から屋外へまたは屋外から屋内への熱の出入りが少なくなります。

そのため冷暖房費をあまりかけなくても快適な室温を保ちやすくなります。

その結果、省エネルギー性の高い住宅になるのです。

高気密で表面温度だけでなく体感温度も上がる

心地よく暮らせる家とは、体感温度が丁度良いと感じられる住宅でしょう。

この体感温度には「室温」だけでなく、室内に面した内壁や窓の「表面温度」が大きく影響しています。

室内の温度が適温でも、表面温度が低いと体感温度も低くなるという傾向があるのです。

ところが高気密住宅なら住宅全体の室温が安定しているうえに、断熱性が高いので表面温度も変化しにくくなります。

そのため体感温度も低くならず快適に過ごせるでしょう。

熱交換換気でコールドドラフトが起きない

高気密住宅に義務化されている24時間制の換気システムに、さらに熱交換換気機能を付け加えると、より快適さが増します。

熱交換換気とは、夏は室内の冷えた空気を利用して屋外から入ってくる熱い空気を冷やし、冬は室内の暖かい空気を利用して外気の温めて室内に送り込むシステムです。

この熱交換換気を利用すれば室内の温度は安定し、高気密住宅なので窓や壁の表面温度も一定に保たれやすくなります。

そうなれば、夏は表面温度が低いことで室温が下がり、体の局所的な冷却を引きおこすコールドドラフトを防ぐことができます。

また、暖房をいくらつけても寒く感じるといったこともなくなるでしょう。

熱中症を防ぐことができる

夏場に気をつけたい熱中症ですが、熱中症は寝ている間にも起こることをご存知でしょうか。

熱帯夜のように暑い中では睡眠中でも熱中症を引き起こすことがあるのです。

しかし高気密住宅なら室温を安定させられるため、熱帯夜でも室温を適温に保つことができます。

そのため熱中症の防止や快適性の向上が期待できます。

高気密高断熱住宅のデメリットとは

高気密で高断熱住宅のメリットを挙げてきましたがデメリットもあります。

それぞれ見ていきましょう。

窓が小さくなる

住宅の気密性を上げるために高気密高断熱住宅では窓には小さなものが用いられます。

大きな窓は気密性を低下させるだけでなく、表面温度のコントロールも難しくなるためです。

そのため、十分な自然光を取り入れて、開放感のある明るい住宅にしたい場合には不向きであると言えるでしょう。

窓の位置と太陽の光が差し込む方向を計算して設計すれば、窓が小さくてもうまく自然光を取れることは可能です。

しかしそのためには住宅の立地等に合わせた緻密な計算が必要になるため、規格住宅の場合には難しいケースも多いでしょう。

換気が必須

高気密住宅では気密度が高く、窓が小さくなることもあって、窓を開けるなどの自然換気がしにくくなります。

そのため高気密住宅の建設時には24時間で換気するシステムの導入が義務化されています。

計画の段階で設計士が換気システムの導入について提案してくるはずですが、ただ施主としても必ず換気システムが取り付けられているか確認しておきましょう。

高気密高断熱住宅に向けられている誤解

近年、高気密高断熱住宅が話題になっていますが誤解も多いようです。

そこでここでは高気密高断熱住宅に関する誤解について取り上げます。

日本の気候や風土には合わない

日本の気候や風土には合わないという話が聞かれますが、むしろ四季の変化に富む日本の気候や風土だからこそ、高気密高断熱住宅は合っていると言えるでしょう。

なぜなら換気システムにより天候に関係なく室温や湿度を調整できるからです。

換気システムを有効的に使えるのは、高気密であり高断熱の住宅だからこそです。

室内が乾燥しやすい

換気システムを導入している高気密高断熱住宅では室内が乾燥しやすいのではないかと思われていますが、換気のし過ぎにより乾燥することは考えにくく、室内では湿度も適度に保たれます。

天気に左右されることなく湿度調整が行えるため、快適に過ごすことができるでしょう。

住宅には風通しも必要だから気密性は必要ない

室内の空気を入れ替え、湿度を適度に保つために換気を行うことはとても大切です。

しかし、風通しと気密性は別のこととして考えたほうがいいでしょう。

気密性が低い住宅の場合は隙間風が吹き、冬場は寒く、夏場は熱い室内になってしまいます。

しかし、気密性が高いと冬場は室内の暖まった空気が逃げにくく、夏場は冷えた空気が室内にとどまります。

気密性の高い住宅には上述の通り換気システムの導入が義務付けられているため、換気によって空気の入れ替えや湿度の調節が常時可能です。

そのため、室内にいても不快に感じられることはないでしょう。

夏場とても暑い

窓が小さい高気密住宅は夏場は熱いという話も聞かれます。

しかし高気密高断熱住宅では換気システムが取り入れられているだけなく、断熱性にも優れているため、外からの熱が室内に伝わりにくく、一度冷やされた室内の空気はそのまま維持できます。

また、気密性の高さから冷やされた空気が外に逃げにくいため、夏場でも快適に過ごすことができるのです。

ただし夏の日射によって家の中が暑くなると熱が外に逃げないので、家の中に日差しが差し込まない様に工夫することが大切です。

高気密高断熱の住宅に住むうえで注意しておきたいポイントは?

高気密高断熱の住宅の場合、気をつけたいのが換気です。

基本的に高気密高断熱住宅には、通常、24時間稼働する換気システムが搭載されているため、そのシステムだけに頼り切っている方も多いのです。

しかしながら、この換気システムだけでは適切な換気量にならないケースも多く、実際には、時々は窓を開けて自然換気することも重要となります。

ここからは、自然換気が重要となるケースを2つ紹介します。

シックハウス症候群

シックハウス症候群とは床や壁などの建材に使用されている塗料や接着材から放出される化学物質によって空気汚染を引き起こし、それにより健康に悪影響が出ている状態を指します。

高気密高断熱住宅の場合には、気密性が高いことから化学物質が建物内に滞留しやすく、高気密高断熱ではない従来の住宅と比べると、シックハウス症候群を引き起こすリスクが高くなりやすい空間といえます。

シックハウス症候群を防ぐためには、できるだけ多くの空気の入れ替えを行うことが効果的であるため、24時間換気システムによる換気量だけでなく、窓を開けるなどによる自然換気も重要といえるでしょう。

暮らし始めて少しでも不調を感じるような場合には、シックハウス症候群の可能性も高いため、換気システムだけではなく、自然換気を併用するようにしましょう。

石油ストーブ使用時

外気が入りにくい高気密高断熱住宅では、石油ストーブの燃焼によって酸素不足を引き起こす可能性があります。

酸素不足の状態で燃焼を続けると、不完全燃焼を起こしてしまい一酸化炭素中毒になる可能性があるのです。

そのため、石油ストーブを使用する際には定期的に窓を開けて自然換気を行い、通常よりも換気の時間を長くした方が良いでしょう。

住宅の断熱性能が施工方法によって変わるのか?

住宅の断熱工法の主なものとしては、充填断熱工法と外張り断熱工法の2種類の工法があげられます。

ここでは、それぞれの施工方法とメリット・デメリットについて解説していきます。

充填断熱工法

充填断熱工法は、昔から一般的に使用されている断熱工法で、柱などの構造材の間に断熱材を充填していく工法のことです。内断熱と呼ばれていることも多いです。

壁の内側を利用する工法のため、断熱材を固定するための支持材などが不要で、スペースにおいても既存の空間を使用することから、外張り断熱などに比べ、断熱材以外の副資材などにかかるコストを抑えられるというメリットがあります。

しかしながら、断熱を充填する空間が複雑な形状をしていたりスペースが狭い場合、施工技術よっては、きちんと断熱材を充填できない部分が生まれ、その断熱欠損により本来の断熱性能が確保できないことになったり、結露の原因につながるなどの可能性があるというデメリットも持ち合わせています。

外張り断熱工法

外張り断熱工法は、断熱材を柱などの構造材の外側全面に張ることにより、家全体を断熱材で包み込む工法です。

充填断熱と異なり、断熱材が入っていないスペースが生まれないことから、均一な断熱施工が可能となり、断熱材自体の性能も発揮しやすいです。

そのため、予定された本来の断熱性能が得られやすい工法といえます。

断熱性能の他に得られるメリットとして、壁の内部の空間を配線や配管のスペースとして活用することができるため施工性が高まることや、通気性が良いことから腐食の可能性を軽減できる点も挙げられます。

逆に、充填断熱工法に比べ、断熱材自体の価格が高いことや、専用の長ビスやテープなど断熱材以外の副資材の費用もかかることから、材料費が割高になります。

また、施工面においても、専用ビスの強度・長さ・本数などに留意し、外壁荷重を十分に負担できるだけの断熱材の固定・保持が適切に行われない場合には、経年劣化に伴い外壁がずり落ちてしまう可能性がある点などがデメリットと言えるでしょう。

高気密住宅に虫は侵入してくるのか?

結論から申し上げると、高気密住宅であっても虫は侵入してきます。

具体的な侵入経路とその対策についてそれぞれ6つ紹介していきますので、虫の侵入を防ぎたい方はぜひ参考にしてみてください。

排水管

排水管は一般的にSトラップやPトラップなどのトラップの他に封水部分があるため、虫が侵入しにくくなっていますが、排水管が劣化して封水が機能していない場合や飛来する虫が存在する場合には侵入する可能性があります。

こまめに掃除したり、隙間がある場合にはパテを使用して埋めることである程度の侵入を防ぐことができます。

万が一、侵入してくる虫の量が目立つ場合には、専門業者に依頼して対処してもらうことをおすすめします。

床下点検口

床下点検口も虫の侵入経路となり得るポイントです。

床下点検口を普段使用しない場合にはテープを使用して目張りすることが一番の侵入対策になりますが、定期的に使用する場合には防虫剤を使用するなどの対策を行いましょう。

宅配便で届いた段ボール

意外と見落としがちなのが、宅配便で届いた段ボールに虫が付着していて、気づかないまま家に入れているということです。

外から運ばれているため、虫が付着するケースは少なくありません。

また、段ボール内に虫が散乱しており、放置していた段ボールで孵化してしまったという事例もあります。

侵入を防ぐためには、段ボールを室内に入れる前に虫が付着していないことを確認し、用済みの段ボールは速やかに廃棄するようにしましょう。

屋外から持ち込んだ植物

屋外から持ち込んだ植物も、宅配便の段ボール同様に虫が付着していても見落としがちな侵入経路です。

こちらも植物に産卵している可能性があるため、室内に入れる前に殺虫剤や防虫剤を使用して侵入対策をするようにしましょう。

玄関や窓

普段出入りのために開け閉めを行う玄関や、換気を行うために使用する窓は、直接外と繋がっているため、虫の侵入経路と言えます。

対策をすることが難しいポイントですが、吊り下げ式の防虫剤や網戸に設置するタイプの防虫剤を使用するなどしてある程度の対策をすることが可能です。

エアコンのドレンホース

エアコンのドレンホースは結露水が排出される部分であり、暗くてじめじめとした環境であることから虫が好んで侵入する部分と言えます。

対策としては、ドレンホース用の防虫キャップを使用したり、ドレンホースを地面から離して設置する方法がありますので、エアコンから虫が侵入している場合には試してみてください。

高気密住宅にして後悔した点は?

高気密住宅にしても残念ながら後悔してしまう場合があります。

ここでは3つのポイントを例に挙げて解説します。

冬暖かいと思っていたら寒い

高気密高断熱住宅と聞くと、冬でも暖かく快適という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

確かに、気密性や断熱性の性能が高い住宅の場合には冬でも快適に過ごすことができますが、気密性や断熱性の性能が低い場合には、思っていた以上に寒さを感じる可能性があります。

また、残念ながら気密性や断熱性が高くないにも関わらず、高いと謳っているハウスメーカーも存在しており、このような会社に施工を依頼した場合には気密性や断熱性の性能が低くなってしまうのです。

高気密高断熱というだけでは基準が曖昧であることも多いため、自分の目指すある程度もの基準を定めて、施工を依頼することが重要ということを覚えておきましょう。

温度は快適だが住み心地が悪い

気密性と断熱性を重視することにより、室温環境においては快適になったとしても、その他の住み心地に関する要素を蔑ろにしてしまうことで、結果的に住み心地が悪く感じてしまう場合があります。

特に掃除のしやすさに関する要素や、設備機器などの使い勝手に関する要素は、高気密高断熱住宅にした場合、性能の良さや価格を抑えることを優先して、疎かになりがちなポイントと言えます。

実際に生活をしてみると、掃除のしやすさや機器の使い勝手は非常に大切な要素となりますので、気密性と断熱性を重視しすぎるのではなく、さまざまな要素をバランス良く取り入れていくことが重要です。

結露が発生する

高気密高断熱住宅であっても、適切な断熱施工・気密施工と計画的な換気ができていない場合には、結露が発生してしまいます。

特に換気においては24時間換気システムだけの使用では換気量が足りない場合も多いことから、窓を開けるなどの自然換気を行うことが大切です。

一般的な住宅よりも結露は発生しにくいですが、必ずしも発生しないわけではないということを覚えておきましょう。

気密性能が優秀な代表的なハウスメーカーは?

高気密高断熱住宅において、断熱性や気密性を表す指標としてQ値、UA値、C値があり、数値が低いほど優秀な性能となっています。

Q値は熱損失係数、UA値は外皮平均熱貫流率、C値は家にどのくらいの隙間があるかを示す相当隙間面積を表しています。

その中で気密性能を表しているのがC値であり、C値が0.5未満の場合は、気密性に優れた住宅と言えます。

ここではC値の優れたハウスメーカーを5つ紹介していきます。

土屋ホーム

土屋ホームは、木造軸組構造と壁構造を組み合わせた構造をしており、点と面で家を支えることで、耐震性や耐風性を上げている構造の建物です。

外張断熱工法を採用していることから、断熱性においても優れた建物となっています。

C値は0.38で、非常に高い気密性を誇っており、今回紹介している大手ハウスメーカーの中ではトップの気密性能であるため、性能の高さが魅力的なハウスメーカーと言えるでしょう。

フィアスホーム

フィアスホームはLIXILグループのLIXIL住宅研究所という所で打ち出しているブランド名でフランチャイズ展開を行っています。

C値は0.43で、木造軸組工法とパネル工法を組み合わせた構造の住宅であるのが特徴です。

また断熱においては、構造体とオリジナルの断熱パネルを組み合わせたものを壁の内側と外側に使用しており、断熱性能としては世界基準を満たす性能を有しています。

気密性、断熱性、共に優れている点は大きな魅力と言えるでしょう。

一条工務店

一条工務店は、モノコック構造と呼ばれる、パネルにより一体型の箱を構成する構造を採用しており、高い耐震性を有した建物になっています。

断熱材は厚みのあるウレタンフォームのパネルを壁の内側と外側に施工するダブル断熱工法を採用しているため、断熱性の高さも確保されています。

C値こそ0.59と、若干他のメーカーと比較すると数値が高めですが、気密性の他に耐震性の高さや断熱性の高さを売りにしており、その上で費用も比較的抑えめであることから、コストパフォーマンスの高さが大きな魅力のハウスメーカーです。

FPの家

FPの家は、独自のFPパネルという断熱材入りの構造パネルを、柱や梁などの軸組構造体のフレームに入れ込んで構成される、FP軸組工法を展開しています。

C値は0.44となっており、気密性の高さも十分に確保されています。

建物1棟1棟がフルオーダーであるため、設計における自由度が非常に高く、自分好みのデザインを追求できる点は大きな魅力です。

アエラホーム

アエラホームは、木造軸組構造に耐震ジョイント金物を使用して耐震性を上げている住宅で、C値は0.47です。

外張断熱工法を取り入れているため、断熱性の高い住宅となっています。

アエラホームの魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスで、ローコスト住宅に分類されていながら高性能の住宅を展開しています。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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