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2019年11月14日更新

輸入住宅の種類と業者の選び方について

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

輸入住宅とはどのような住宅を示すの?

輸入 住宅
特徴的なおしゃれな外観とゆったりした快適な室内というイメージから「家を建てるなら輸入住宅」と決めている方も多くいらっしゃいます。

では、具体的に輸入住宅とはどのような住宅をさすのでしょうか。

厳密な定義づけはされていませんが、「輸入住宅産業協会」のホームページには、「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」を輸入住宅と呼んでいます。

つまり、海外の文化とライフスタイルを反映した設計がされており、輸入された資材やパッケージを使って日本で建設する住宅ということになります。

特徴として、海外モジュールのゆったりした生活空間設計と、基本性能の高さ、個性的なデザインがあげられます。それぞれ詳しく確認してみましょう。

日本のモジュール(基本となる寸法)は910mmですが、海外は1200mmなど日本より大きなモジュールが一般的です。

そのため廊下や階段などが広くなるほか、大きな空間をつくることができ、全体的にゆったりした室内になります。

また、断熱性や気密性、遮音性などの基本性能の高さも人気の秘密です。

北米や北欧などの寒い地域や、地中海や南米などの暖かい地域で快適に居住できるように作られているため、寒さや暑さに強い住宅設計になっています。

さらに、海外では建て替えることを前提とせず、住み替えながら長く使用することが一般的なため、耐震性や耐久性にも優れています。

加えてデザイン性もはずせない特徴です。

輸入元の地域の特性や工法から完成したスタイルは、外観の仕上げ方法や屋根の形状などに表れます。

輸入住宅を選べば、映画で見るようなアメリカの家や、自然素材をふんだんに使った北欧住宅やログハウスなど、あこがれのデザインの住宅に住むことができるでしょう。

外観だけでなく室内デザインでも、木の扉やフローリングなど素材が感じられるインテリアが魅力です。

輸入住宅はどのように種類分けされているのか?

日本に輸入されている住宅は、大きく分けて「北米スタイル」と「欧州スタイル」の2つの様式に分類されます。

北米スタイル

アメリカやカナダで生まれたスタイルが「北米スタイル」です。

植民地や開拓地など、自然豊かな大地で形成されてきたスタイルであるため、冬の寒さ、夏の暑さ、さらに強い雨など、厳しい自然の中でも対応できるように作られています。

具体的には、断熱性や気密性が高く、1年を通して快適な室内空間を維持できるという特徴があります。

ほとんどが「2×4(ツーバイフォー)工法」で建てられ、耐震性にも優れています。

欧州スタイル

欧州スタイルは、北欧と呼ばれるフィンランドやスウェーデンなどのほか、南欧と言われる南フランスや地中海で生まれたスタイルです。

北欧は、長くて厳しい冬の間に家の中で快適に過ごせるよう、気密性や断熱性が高く作られます。

また、家の中で長時間過ごすため、室内でも自然を感じられるように木材などのナチュラルな素材が使われます。

南欧は、厳しい暑さを遮る白く塗られた外観と素焼きの瓦屋根が特徴です。

室内は、リゾート地やパリのアパルトマンを思わせるデザインが人気です。

北米スタイルも欧州スタイルもさらに細分化されて多くのスタイルが存在しますので、ここからはスタイルごとに詳しくご紹介していきます。



輸入住宅の印象を分けるスタイルとは

それでは「北米スタイル」と「欧州スタイル」それぞれに存在する多種多様なスタイルの中から、日本の輸入住宅としてよく知られるスタイルについて解説します。

希望するスタイルがどのスタイルになるのかを確認してから、輸入住宅の業者を探せばスムーズに見つけられるでしょう。

北米スタイル

アーリーアメリカンスタイル

アーリーアメリカンスタイルの外観の特徴は、横張りの板を少しずつ重ねて仕上げるラップサイディングです。

また、ドーマー窓と呼ばれる屋根の中に設けられる窓が印象的です。

玄関前にはポーチが作られるのが定番です。

ジョージアンスタイル

左右対称の重厚なイメージのジョージアンスタイルは、レンガ張りが特徴です。

屋根の上のドーマー窓のほか、壁面に窓が整然と並んでいるものが多くなります。

玄関は中央にあり均整の取れたシンメトリーなデザインが印象的なスタイルです。

ニューヨークスタイル

ニューヨークスタイルは、マンハッタンやブルックリン地区をイメージしたデザインです。

外観はラップサイディングや赤いレンガが特徴で、屋根はフラットで四角いイメージになり、多くの窓がならびます。

近年は、モノトーンや赤レンガ、ブラックアイアンを使用したブルックリンスタイルのインテリアも人気があり、ニューヨークスタイルが注目されています。

カリフォルニアスパニッシュ

スペインの気候に合わせた住宅がカリフォルニア周辺で発展した様式です。

外観は、赤い瓦屋根と厚く塗られたスタッコ壁、窓につけられた飾りアイアン格子が特徴です。

玄関扉は木製で、窓などの開口部は上部にアーチ形のデザインが使われます。

カナディアンスタイル

多彩なカナディアンスタイルは、勾配のきつい三角屋根が多く、かわいらしいイメージもあります。

窓は気密性の高い木製窓が使われ、木材を多く使った室内が人気です。

欧州スタイル

スカンジナビアン(北欧)スタイル

北欧とは、ヨーロッパ北部に位置するスウェーデン、フィンランド、デンマークなどの国々のことで、厳しい冬の寒さが特徴の地域です。

外観はシンプルでナチュラルなデザインが多く、冬は日照時間が短いことから室内にはカラフルなカラーも使われます。

プロバンススタイル

プロバンススタイルは南フランスの素朴なデザインの住宅です。

一定の雨と強い日差しが特徴の地域のため、素焼きの赤茶色の瓦と、厚く塗られた漆喰の壁がポイントになります。

イタリアネイトスタイル

イタリアネイトとはイタリア風スタイルということで、古代ローマの住宅をモチーフにしています。

円形に近い搭のようなものがある場合が多く、外観のアクセントになっています。

また、窓上部のアーチが設けられるのも特徴です。

スパニッシュスタイル

スペインの強い日差しをやわらかく反射する白い塗り壁と赤茶色の瓦屋根が特徴のスタイルです。

窓にはアクセントと防犯をかねたアイアン飾りが取り付けられています。

チューダースタイル

アメリカでも見られた様式で、急こう配の三角屋根が印象的なスタイルです。

また、玄関ポーチの屋根も同じように切妻屋根であることが多く、柱や梁などの木を見せた外観デザインも特徴的です。

輸入住宅に用いられている工法とは

輸入 住宅

輸入住宅は資材やパーツを輸入して建設しますが、日本で一般的に知られている輸入住宅には4つの工法があります。

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4は、構造体として使われる木材の断面のサイズからつけられた名前です。
(単位はインチです)

この工法は北米の輸入住宅の多くで採用されおり、2×4の構造体と床・壁・天井に張られる壁パネルで構成されます。

住宅の6面すべてを面で支える構造になるため耐震性が高く、壁パネルの利用によって気密性が高くなります。

断熱材や二重窓を組み合わせて建てられることで、少ない光熱費で快適な住空間を実現することができるでしょう。

パネル工法

北欧の輸入住宅に多く見られる工法で、工場であらかじめカットされた壁や床などの構造パネルを組み立てて建てられます。

4面の壁と天井、床の6面すべてで支える構造になり、耐震性に優れています。

また、現場でパネルをカットすることがないため工期が短く、精度が高くなるため気密性が高くなるという特徴があります。

丸太組工法

ログハウスなどで知られる丸太組工法は、丸太を交互に積み上げて壁を作る工法です。

地震に強く、厚みのある丸太のおかげで断熱性にも優れています。

また、丸太そのものが仕上げになることから、多くの木材が使われる健康住宅としても人気があります。

機械でカットするマシンカットは、モダンにもカントリーにもなり精度も高くなります。

ほかにハンドカットという丁寧な手作業で作る贅沢なログハウスもあります。

山小屋風の自然の雰囲気を好む方にぴったりの工法ですが、近年はモダンなタイプも増え普通の住宅として建てる方も増えています。

ティンバーフレーム工法

ティンバーフレーム工法は、美しく配した柱や梁を表に見せる工法です。

木をふんだんに使用し、天井の高い空間をつくることができます。

柱や梁の木組みの間を漆喰やレンガで埋めて壁を作る工法はハーフティンバーと呼ばれ、チューダー様式などに見られます。

柱や梁を室内に見せる場合はしっかりと外断熱を施すことで、室内環境が整えられます。

輸入住宅の業者はどのように探せばいいのか

これまで解説してきた通り、輸入住宅には多くのスタイルと工法があります。

希望のイメージのスタイルが決まれば、そのスタイルの輸入住宅を扱う業者を探すと良いでしょう。

すべてのスタイルに対応した業者はいないため、まずは希望のスタイルを決め、そのスタイルが施工できる業者を探す必要があります。

探す方法は、ホームページや住宅専門誌などが一般的です。

施工例の写真などを見て建てたいイメージにあっているかどうかを確認するとよいでしょう。

また、輸入住宅について正しい知識を持ち、正しい施工ができる業者に依頼することをおすすめします。

なぜなら、正しい施工ができて初めて耐震性や断熱性、気密性の高い住宅が実現するからです。

業者を数社選定し、モデルハウスやオープンハウスがあれば見学に行くとよりイメージがしやすくなります。

実際に居住する人に住み心地などが確認できるとさらによいでしょう。

同じスタイルであっても業者によって坪単価が異なることもあるため、最初から1社だけに絞らず、数社を比較検討することが必要です。

ほかに、アフターケアについても確認しておくと安心でしょう。

輸入住宅は、部材やパッケージで輸入したものを使い建てるため、修理やメンテナンスでは資材がすぐに手に入らないかもしれませんし、修理に対応できる業者も限られるからです。

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