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2019年11月22日更新

輸入住宅の価格相場や価格を左右する要因について解説!

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

輸入住宅の価格相場について

輸入 住宅 価格

輸入住宅にはいろいろなスタイルがあります。

ヨーロッパ調なのか北米調なのかによっても価格は異なってきます。

また同じ北米調でも、仕上げのテイストによって大きく価格が異なってくるのです。

輸入住宅の価格相場について、その実情を含めて詳しくみていきましょう。

首都圏の価格相場

首都圏では、あまり広い敷地がとれないために、33坪から35坪の大きさの住宅が中心になっています。

この場合の価格相場は約2,500万円~約3,500万円です。

狭小地であるために、建材設備の搬入が困難になることや足場の設置が難しいといったこともあり、運搬費や人件費が高くなる傾向があります。

郊外の価格相場

郊外では40坪の住宅が中心になっています。価格相場は約2,000万円~約3,000万円です。

郊外では、大型車によって建築資材が搬入できることや大型レッカーも制約なく使用できるので、作業効率がよい条件が確保できます。

このため首都圏に比べて工期や経費も削減が可能で安上がりになります。

輸入住宅の坪単価の例

輸入住宅は、坪単価だけで検討すると現実と乖離する可能性があります。

価格の安いところでは、坪単価30万円で建てられる場合もありますが、建築様式や使用部材によっては、坪単価が100万円を超えることもあります。

また坪単価の計算方法も施工会社によって大きく異なります。たとえば吹き抜け部分の上部を面積にカウントするのかしないのかだけでも、まったく結果が変わってくるのです。

坪単価を安くみせようとすれば、本来延べ床面積に入らない吹き抜け部分を仮想面積として算入することで、坪単価はずいぶんと下がってしまいます。

また最初に提示される坪単価は標準工事で算出されたものであるため、追加工事や変更工事を発注することで、大きく金額が跳ね上がってしまいます。

このため輸入住宅においては、あまり坪単価にとらわれることなく、総合的な見積もりを取り寄せて価格を判断した方がいいのです。

輸入住宅の価格を左右する要因について

輸入住宅の価格は、安いところでは坪単価30万円台、多くの輸入住宅の中心価格は約50万円~約80万円となっています。

さらには構造材に樹齢200年を超える柱径18㎝の天然木を使用する住宅もあり、このような場合は坪単価が100万円を超えます。

このように輸入住宅は価格に大きな幅がありますが、この価格を左右するのはどういった要因があるのでしょうか。要因ごとにみていきましょう。

建築様式の違い

そのひとつが建築様式の違いによるものです。

ヨーロッパからの移民がアメリカに移って伝統的な様式を受け継ぎながら発展させたのが「北米様式」です。

これらがさらに、ドーマー窓を取り入れた「アーリーアメリカンスタイル」とレンガタイル張りを基調とした「ジョージアンスタイル」などに分類されます。

また「ヨーロッパ様式」は、南欧のリゾートをイメージした「南欧スタイル」と厳寒の北欧でも快適に暮らせる仕様の「北欧スタイル」に分類されます。

価格は、外壁を総レンガ張りにしたジョージアンスタイルが最も高く、坪単価約70万円~約100万円、他のスタイルは、坪単価約55万円~約70万円が一般的な相場です。

建材価格は円高・円安により変化する

輸入住宅の価格は、円相場によっても大きく変わってきます。

2000年以降を見れば1ドル110円前後で変動しています。その時期の変動幅をみると概ね103円~125円の範囲でしょう。

例外として、2010年頃には一時1ドル80円という極端な円高がありました。

こうした円高の時期にタイミングよく輸入できると、安く輸入住宅を建てることができます。

一方で1985年頃は1ドル220円前後の時もありました。

この頃、まだ輸入住宅が普及していなかったのは、こうした円安の影響もあると言われています。

たとえば輸入住宅の材料費が10万ドルだとすれば、1ドル105円であれば1,050万円で仕入れることができます。

ところが1ドル120円になると1,200万円になります。

この価格差が販売価格にも影響を与えますから、輸入住宅を購入するに際しては、円相場の見極めも非常に重要だといえるのです。

建築職人の人件費

建築職人の人件費は、熟練度によって大きく異なります。

輸入住宅は基本的にツーバイフォー工法であるため、大工もあまり熟練差を要求されません。

このため工事施工会社がコストカットを優先する方針であれば、単価が安く経験の浅い職人が集まります。

反対に仕事の出来上がりを優先する施工会社であれば、一定レベル以上の大工を集めて工事を行ないます。

そうした職人の人件費の差は、輸入住宅の価格にも表れます。

また人件費は地域によっても格差があります。

国土交通省が決定した平成30年から適用する公共工事設計労務単価による大工の人件費をみてみましょう。

最も高い静岡県、岐阜県、三重県で25,500円、最も安い大阪府で20,400円と、実に5千円以上の差があります。

地盤改良工事費用

輸入住宅の場合、購入者にスタイルのこだわりがあるために建売住宅は少なく、注文住宅で建てることが主流になります。

注文建築の場合、住宅の工事請負契約を締結してから、地盤調査を発注することになります。

このため地盤調査に基づいて決定される基礎工事の仕様によって価格は大きく左右されます。

軟弱地盤が表層部2m程度だった場合は、表層部をかき混ぜて改良する表層改良工法を行います。

費用の相場は1坪あたり約2万円ですので、1階面積の20坪を施工すると、約40万円程度になるでしょう。

軟弱地盤が約2m~8mの場合は、地中にコンクリートの柱を建てる柱状改良工法で施工します。

工期は約1週間で、費用の相場は1坪あたり約5万円です。20坪施工すると約100万円程度が必要です。

軟弱地盤がさらに深い場合は、支持層まで鋼管杭を打ち込む鋼管杭工法で施工します。

工期は1日~2日ほど終わりますが、費用の相場は1坪あたり約5万円~7万円です。20坪施工すると約100万円~140万円になります。

このように地盤の状況によって、地盤改良工事の費用は大きく異なります。

しかもこの工事はしっかりと施工しておかないと、将来不同沈下によって家が傾く危険をはらんでいるのです。

ただし、これらの地盤工事にかかる費用は、輸入住宅に限ったことではありません。

すべての工法の住宅に共通しています。

地盤のしっかりした土地に住宅を建てるのであれば、こうした地盤改良工事は不要になります。

つまり強固な地盤の土地を選択することで、工事費の節約につながるということなのです。



輸入住宅の価格を抑える方法について

スタイルの違いによって価格差の大きい輸入住宅ですが、少しでも価格を抑えるためには、どのような点に注意をすればいいのでしょうか。

総2階や四角形などのシンプルな形状にする

建物の価格を下げるためには、極力外壁の面積、屋根の面積、基礎の長さを小さくすることが重要です。

外壁の面積は、住宅を正方形にすることで最もコンパクトにまとめることができます。

また、基礎の長さも同様に、正方形が最も短い長さで納めることができる形です。

屋根は総2階にすることで、最小面積にすることができます。

住宅の形をL型にしたり凹凸のある形状にしたりすると、それだけ工事価格が高くなるので注意しましょう。

スタンダードな材料を選ぶ

アルミサッシ、流し台、ユニットバス、サイディングボード、フローリング、瓦などの建築材料は、スタンダードとされているグレードの商品は大量に生産されているために、安い価格で仕入れることができます。

反対にスタンダード以外のグレードの商品を選択すると、生産量が少なく時には特注になることがあるため価格が大きく跳ね上がってしまうのです。

輸入住宅の価格を抑えるためには、極力スタンダード品を選択することがポイントです。

土地価格が安い地域に建てる

輸入住宅に限ったことではありませんが、住宅を建てる費用は土地価格も大きく影響してきます。

特に輸入住宅は、国内の住宅と比較して大きなサイズの仕様となっていることから、狭小敷地に建てることが難しく、どうしても広めの敷地を選択することになります。

そのため、住宅購入費全体の費用を抑えるためには、土地価格が安い地域を選んで建てることが重要です。

輸入住宅の価格の注意点について

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輸入住宅の価格についてどのような点に注意をすればいいでしょうか。

企画住宅の追加・変更費用に注意

企画住宅では、標準仕様の建材や設備による建築単価があらかじめ定まっています。

これを基本価格として、追加や変更による価格が加えられる仕組みになっているのです。

たとえばリビングを吹き抜けにしようと思えば、2階の床が不要になるので価格が下がるのではないかと考えられがちです。

しかし吹き抜けにすることで内部足場が必要になるため、費用的にはプラスマイナスゼロになるでしょう。

ただし吹き抜けにした場合、壁、天井、照明のグレードを上げる傾向があり、結果的に価格もアップする傾向があります。

この他も開口部をアールにしたりお洒落なサーキュラー階段にしたりと、輸入住宅特有の夢が広がります。

これらすべてが追加料金の対象になることを念頭に置いて、取り入れるか否かを検討する必要があるでしょう。

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