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2021年02月22日更新

輸入住宅をローコストで建てるためのポイントとは?

輸入住宅をローコストで建てるためのポイント

輸入 住宅 ローコスト

輸入住宅とは海外から輸入した住宅のことですが、家に必要な資材を全て輸入して日本で組み立てるケースもあれば、海外の建築デザインや雰囲気などを真似して、一部輸入した建材を使いながら建てる住宅もあります。

輸入住宅はお洒落で高級な住宅というイメージがあるとおり、高額な輸入住宅も存在します。

しかし、輸入住宅でも格安、ローコストで建てることが可能です。輸入住宅をローコストで建てるためのポイントについて見ていきましょう。

四角形や総2階などのシンプルな構造にする

住宅の建築費用の相場は、坪単価×床面積によって概算できます。

坪単価はさまざまな要素で変わるため、同じ床面積の住宅でも住宅の階数や形状によって金額が違います。

しかし同じ床面積の場合、平屋建ての住宅より総2階の住宅の方が坪単価は安くなると言われています。

また、長方形の住宅より正方形に近い形状の住宅の方が坪単価は安くなる傾向にあり、凹凸が多い住宅より少ない住宅の方が坪単価は下がるのです。

【総面積36坪の住宅の例】

  • 基礎の面積…総2階の住宅は18坪 < 平屋建ての住宅は36坪
  • 外壁の周長…長方形の住宅 9m×4m=36坪の場合、26m
    正方形の住宅 6m×6m=36坪の場合、24m

このように、正方形より長方形の住宅の方が外周の長さが長いため、外壁に必要な資材も多くなります。

正方形に近いシンプルな形状の総2階にすると、費用を抑えて住宅を建設することができるでしょう。

壁を少なくする

輸入住宅の多くは、柱を必要としない「壁式構造」で建てられます。

壁式構造の場合、強度を必要とする壁が外周部に多いため、高い天井を設けたり広い空間を確保できるというメリットがあります。

また、強度を必要とする壁が内部に少ないため、構造強度に関係のない壁は減らすことが可能です。壁を少なくすることで、壁の造作に必要な資材や工程を減らし費用をより抑えることができます。

プランを検討するときに部屋の使い方や動線を考慮して、壁が必要か必要でないかを検討してみましょう。

基本プランに忠実に建てる

住宅を建てる際「見積もりが予算をオーバーした」「オプション工事が多くなり、高くなった」「工事中の追加金額が高くて驚いた」など、想定よりも費用が高くなったというケースがよく聞かれます。

輸入住宅をローコストで建てるには、まず輸入住宅の基本プランに忠実に建てるようにしましょう。

輸入住宅は、2×4を基本としたインチ単位(約120cm)を基本としており、資材も海外から輸入されます。

半間(約91cm)を基本寸法としている日本の家屋の建材や設備とは取り合いがよくありません。それらを変更したり、追加工事を増やしたりすると建築工事費用がその分高くなるのです。

どうしても変更したい、追加したい工事がある場合は、必ず工事前に見積もりをとって、金額を確認してから工事をするようにしましょう。

地価が低い地方に建てる

輸入 住宅 ローコスト

家を建てるときに土地も一緒に購入する場合、土地代が建築費用の大部分を占めます。

地価は都市部が高く、地方や郊外にいくほど安くなる傾向があります。

輸入住宅の間取りの多くは、日本の住宅と比較すると床面積が広く、ひろびろとした室内になるため十分な土地面積が必要です。

そのため郊外の広い土地にゆったり建てたほうが、同じ面積の住宅を都市部に建てる場合よりも、土地代を抑えることができます。

また、郊外の土地が向いている理由として、輸入住宅の材料の搬入・保管にも広いスペースが必要であるという点が挙げられます。

地価の高い都市部で、資材の運搬や保管を行うためのスペースを確保するには多くの費用が必要です。

輸入住宅を建てる土地を探す際には、土地の価格や建築資材の運搬、保管にかかる費用も検討して決めると良いでしょう。

地質調査費用を抑える

建築費用の中で、金額がわかりづらい費用として地盤調査と地盤改良工事の費用が挙げられます。

地盤調査だけなら一般的に10万円以内で行うことができますが、調査の結果、地盤改良工事が必要となると、約100~200万円の費用が必要です。

地盤改良工事の要・不要は、地盤調査をしなくてはわかりません。

地盤調査と地盤改良工事の費用を抑えるには、地盤調査済みで改良工事が必要のない土地を購入すると良いでしょう。

しかし、地盤調査は土地購入後に行うケースもあります。

その場合は、地盤調査・改良工事専門会社に直接依頼することで、住宅建築会社を通して依頼した場合に比べて中間マージン分の費用を抑えることができます。

土地を購入するときには、地盤の状況や地盤調査の有無、地盤改良工事の要・不要や費用をあらかじめ確認しておきましょう。

円高のタイミングで購入する

輸入する建材や設備は、為替相場により価格が大きく変わります。円高になるほど建材の価格は安くなり、円安になるほど価格が高くなります。

【建材の為替相場による価格の違いの例】

  • 構造材を30,000ドル分、輸入した場合
為替相場日本円にした場合の金額
1ドル=100円(円高)30,000ドル×100円=3,000,000円
1ドル=120円(円安)30,000ドル×120円=3,600,000円

このように同じ資材でも、円高のときに購入した方が600,000円安く輸入することができるのです。

輸入住宅をローコストで建てるには、為替相場が円高になっているタイミングを見計らって購入するのも一つの手段でしょう。

平屋の輸入住宅をローコストで建てる方法

輸入住宅を建てる場合、2階建てにした方が平屋よりもローコストとなります。しかし、工夫次第で輸入住宅でもローコストで平屋を建てることが可能です。

建物はシンプルな設計に

同じ延べ床面積の場合、平屋の住宅だと1階の床面積がそのまま延べ床面積になるため、2階建ての住宅よりも基礎部分の面積が大きくなります。

さらに、平屋の住宅は2階建ての住宅に比べて、屋根や外壁の面積が大きいため、平屋の方が住宅全体の建材のコストが高くなるのです。

輸入住宅をローコストに抑えたいのであれば、建物をシンプルな設計にすることをおすすめします。凝ったデザインを避ければ、その分建材にかかるコストを下げることが可能です。

妥協可能な箇所には国内建材や設備を

輸入住宅を建てる場合は、資材や設備を海外から輸入するため、為替相場の変動によってコストが変わります。円高のときに見積もりをしていたのに、契約時に円安になると、その分コストがかかってしまいます。

少しでもコストを抑えたいのであれば、住宅全体のイメージに影響がない箇所に、国内建材や設備を使うのも一つです。

建材などの運搬にかかるコストを下げることができますし、為替相場の変動に影響されることはありません。

ローコストな平屋造りが得意な輸入住宅メーカーを選ぶ

住宅にかかるコストは、住宅メーカーの選び方でも変わってきます。家づくりに関して少しの知識と工夫だけでも、必要な費用が数百万円違うとも言われています。

ローコストに仕上げたいのであれば、ローコストな平屋造りを得意とする輸入住宅メーカーを選ぶことをおすすめします。

輸入住宅をローコストで建てる間取り

輸入住宅をローコストで建てるには、間取りにも工夫が必要となります。ローコストに仕上げるためには、どのような間取りにするのが良いのでしょうか。

間取りを正方形にする

住宅を建てる場合、最もコストがかかるのが住宅の外側の部分になります。屋根や外壁、住宅の基礎部分については、面積が大きくなればなるほどコストがかかってしまうのです。

ローコストにしたいのであれば、間取りを正方形にしましょう。同じ床面積でも、長方形よりも正方形の間取りの方が壁面積が小さくなり、必要な建材などの量も少なくて済むからです。

また、設計や間取りを複雑にすればするほど、建材のコストや人件費がかかってしまいます。間取りは正方形にして、シンプルにすることをおすすめします。

水回りを一箇所にまとめる

住宅をローコストで建てるためには、キッチンやお風呂、トイレ、洗面所といった水回りを一箇所にまとめると良いでしょう。

水回りの設備が離れていると、それぞれに配管工事が必要となり、その分コストがかかってしまいます。水回りを一箇所にまとめれば、あちこち水道の配管を延ばす必要もないので、配管工事のコストを抑えることが可能になります。

また、水回りを一箇所にまとめることで、メンテナンスのコストも抑えることができます。家事の動線をみても、水回りをまとめておくと移動が少なく済むので便利です。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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