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2019年09月11日更新

タイプで違う!二世帯住宅の暮らし方

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

二世帯住宅!3つのタイプ

二 世帯 住宅 タイプ

二世帯住宅は、共用部分の使い方によって、大きく分けて3つのタイプに分類できます。

どのようなタイプがあるのか、それぞれの特徴をみていきましょう。

完全分離型

完全分離型は、構造上は一棟の建物になっているものの、それぞれの世帯のエリアが独立した住宅として機能します。

建築基準法上は、入居者の属性が問われないので「一戸建ての住宅」ではなく、「長屋」もしくは「共同住宅」として取り扱われます。

このため、二世帯の住宅の間に防火と遮音性能を有する界壁を土台から天井裏まで建ち上げる必要があります。

完全分離型は、棟割形式で分離しているものばかりでなく、1階と2階に分離しているタイプもあります。

この場合、玄関戸を1階に2カ所設ける内部階段式か外部階段で2階に上がって玄関戸を開ける外部階段式になります。

一部共用型

一部共用型は、世帯別に完結できるように機能を揃えるものの、共用できる部屋や設備については、1カ所にまとめるように工夫した二世帯住宅です。

どの部屋を共用にするかは、世帯の考え方によってまちまちですが、一般的に多いのが玄関を共用にしているケースです。

これには2つの理由があります。

ひとつは、二カ所玄関を設けても、内部で区画できていないために、最終的に両方の扉の戸締りを確認する必要があるなどの不合理さがあるからです。

もうひとつは、建築基準法上は、入居する住民の属性は問わないために、玄関が2カ所あれば、まったく無縁の家族が住んでいるという前提で審査を行います。

このため長屋や共同住宅として取り扱われ、事実上完全分離型の二世帯住宅と同等の仕様が求められることがあるからです。

この他には、浴室、キッチン、トイレ、洗面所、リビングなどが共用スペースとして想定できますが、どれを共用にするかは、それぞれの世帯の生活スタイルによってまちまちになります。

たとえばキッチンを分離させることで、それぞれの世帯に合った食生活を送れたり、リビングを分離させることで団欒を世帯単位で過ごせたりするようなライフスタイルが選択できます。

完全共用型

完全共用型とは、一般的な一戸建て住宅の中に二世帯が同居するタイプの二世帯住宅です。個室や寝室を除き、基本的に世帯毎の専用部分はありません。

一戸建て住宅とはいえ、入居する家族数が一世帯住宅よりは多くなりますから、それに伴い部屋数も増えます。

たとえば寝室は、少なくとも2部屋は必要になります。

書斎や子ども部屋などの個室や収納庫も家族の要望によって増やすことになります。

また使用の重複が予測されるトイレは、一世帯住宅が1 ~2カ所が標準なのに対して、二世帯住宅だと2~3カ所は必要になります。

さらにリビングやキッチンも一世帯住宅に比べて余裕のあるスペースを設ける必要があります。



タイプごとに違いがある・・・二世帯住宅の暮らし方

それでは二世帯住宅のそれぞれのタイプが異なると、暮らし方はどのように変わってくるのでしょうか。

完全分離型

完全分離型は、それぞれの世帯で機能が完結しているために、日常的に濃厚な付き合いをすることはありません。

ライフサイクルもそれぞれの世帯に合わせて自由に生活をすることができます。

一部には内部に扉を設けたり、テラスからの出入りを可能にしたりすることで、自由に行き来ができるようなプランにする人もいますが、これは本来の完全分離型とはいえません。

それぞれの世帯の独立性を尊重するのが完全分離型の本来の姿です。

一部共用型

一部共用型は、何を共用にするかで、暮らし方は大きく異なってきます。

リビングを共用にした場合、世帯ごとの過ごし方が異なるために、ストレスが溜まる原因になることもあります。

キッチンを共用にした場合は、世帯ごとの食事の嗜好や時間が合うのであれば大きな問題にはなりませんが、嗜好が大きく異なる場合は、キッチンの使い方についてトラブルになることがあります。

浴室も別世帯が一つの浴槽を使うことを嫌悪する人もいるため、入居する家族の意向を汲んで、共用か分離を選択した方がいい場合もあります。

共用にすることで、さまざまなストレスを抱えることが多いため、一部共用型にするのであれば、リビングや浴室の共用は極力避けた方が円満な生活が望めます。

完全共用型

完全共用型は、個室以外の部屋はすべて共用になるため、非常にストレスの溜まりやすい二世帯住宅だといえます。

このため寝室や個室はきちんと確保しておくことが重要です。

二世帯住宅のタイプごとのメリット、デメリット

二 世帯 住宅 タイプ

それでは二世帯住宅のタイプごとにどのようなメリットとデメリットがあるのかみていきましょう。

完全分離型のメリット

完全分離型は、それぞれの世帯で住宅の機能が完結しているため、世帯間のプライバシーが守られるうえに、自分たちの生活パターンを維持することができます。

また電気、水道、ガスの使用量がそれぞれの世帯で管理できるので、料金の支払いでトラブルになることはありません。

完全に自分たちのペースが守られていながら、隣接しているために必要に応じて助け合うことができるという二世帯住宅ならではの特色を生かすことができるのは大きなメリットです。

将来一世帯分を使用することがなくなった場合でも、その箇所を賃貸住宅として貸し出すことも可能です。

一部賃貸という使い方ができるために、全面売却する際にも、他の二世帯住宅のタイプに比べて購入希望者の対象が広がります。

完全分離型のデメリット

完全分離型の場合、住宅として機能が完結したものを2カ所作ることになることから、他の二世帯住宅に比べて、工事費が高くなります。

工事費の相場は約4,000万円です。

一部共用型のメリット

一部共用型は、それぞれの世帯のライフスタイルに合わせて共用部を選択することができます。

このため、共用できる部屋や設備をひとつにまとめることができるので、完全分離型に比べて工事費を抑えることができます。

工事費の相場は3,600万円~3,800万円になります。

一部共用型のデメリット

各部屋に自由に行き来ができるために、基本的にプライバシーを確保することはできません。

また電気、水道、ガスの使用量を世帯間で分けることができないので、料金負担の問題でトラブルになることがあります。

また二世帯のライフスタイルに合わせた独特のプランになっているため、将来の売却の際には、買主がなかなか現れないことがあります。

完全共用型のメリット

完全共用型は、基本的にすべてが共用になるので、他の二世帯住宅に比べて、工事費を安価に抑えることができます。

一般的な一戸建て住宅と比べて、相対的に面積が大きくなるものの、坪単価があまり変わらないので、工事費の相場は約3,200万円です。

また家族が、それぞれ目の届く範囲にいるため、身体の不調や心配事についても早い段階で異変に気づくことができるため、大事に至るまでに問題を解決することができます。

将来一世帯になった際にも、大きく生活スタイルを変えることなく、そのまま住み続けることができます。

完全共用型のデメリット

完全共用型は、世帯間のプライバシーの保護という面ではまったく機能しません。

世帯間においては、生活のリズムが大きく異なるために、親世帯が朝型で子ども世帯が夜型だった場合、出入りのちょっとした騒音でも眠れないといった事態も発生します。

食事も親世帯と子ども世帯で好みがまったく違うと、別々の料理を作る必要があり、調理スペースの問題でもめることがあります。

その他、食事時間や風呂に入る順番、それぞれの家事の区割りなど、取り決めるべき事項が多数生じてくることから、早々に二世帯の分離を考える人も決して少なくありません。

家族間のストレスが溜まりやすい点が、完全同居型の大きなデメリットです。

また電気、水道、ガスの使用量を世帯間で分けることができないので、料金負担のことでトラブルになることがあります。

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