2024年04月11日更新

監修記事

平屋1LDKの価格は?平屋でつくるコンパクトな暮らし

1LDKの平屋はコンパクトな暮らしができる

平屋 価格 1ldk

平屋で1LDKの物件と聞くと狭すぎて住めないという印象があるかもしれませんが、平屋の快適さゆえに、1LDKの間取りは1人または2人で暮らすには十分という声もよく聞かれます。

そこで1LDKの平屋のメリットを紹介します。

1LDKの平屋は1人~2人暮らしに最適

子供が社会人となり出て行ってしまった後に暮らす物件として、1LDKの平屋は注目されています。

1人または2人で暮らす物件としての1LDKは、生活に必要不可欠なものがそろう間取りのため暮らしやすいからです。

最近では使わなくなったものを減らす断捨離などでシンプルな生活を好まれる方が増えていますが、そうしたシンプルライフを求められる方にも最適な物件と言えるでしょう。

1LDKあれば1人で生活するには十分ですし、ご夫婦2人であっても寝室が一室で問題がなければ無駄のない間取りです。

1LDKより部屋数が多くなれば掃除をする手間も増え、日常生活が慌ただしくなってしまうでしょう。

1人または2人で暮らすのなら、1LDKの物件はおすすめと言えます。

平屋なら安心して暮らせる

平屋は構造的にしっかりしていので、安心して暮らすことができます。

その上、ワンフロアで生活するために必要な場所が集中しているので、動線が短いのもメリットのひとつとして挙げられるでしょう。

また2階建て住宅のように階段がないため空間を有効活用できるうえ、ワンフロアにすべての居室があることで空間的な広がりを演出することもできます。

バリアフリー仕様にも最適

平屋のもう一つのメリットとして、老後になっても安心して暮らせることです。

階段のある住宅では段差があるため高齢者の事故につながりやすいですが、平屋は段差のないバリアフリー仕様で設計することは難しいことではありません。

将来のことを考えて車いすでも余裕を持って暮らせるように、戸口や部屋の広さなどに十分な幅を持たせれば、末永く暮らすことができるでしょう。

「平屋は安い」は誤解?!平屋の価格相場

平屋の坪単価は高い

平屋と聞くと小さなお家というイメージがあり、建築費用も低いのではないのかと思われている方も多いのではないでしょうか。

ところが、平屋と同じ延床面積の2階建ての住宅とを比べると、建築費用の坪単価は平屋の方が高くなります。

住宅建築で特に費用がかかるのは、基礎部分と屋根、水回りなどの配管工事に設備類、さらには住宅設計から工事までにかかる人件費と言われています。

そのうち基礎部分と屋根は、同じ延床面積なら平屋の方が2階建て住宅よりも多く建材が必要になります。

さらに2階建て住宅が主流の昨今、平屋のための建材も多く受注されていないという現状があります。

また平屋の建設に慣れている職人も多くないため、人件費もかさむ傾向があります。

平屋は構造的にシンプルに見えますが、必要とする建材や人件費を考えると、「平屋は安い」とは言えないのです。

平屋で建築費用を抑えるポイント

延床面積からすると坪単価が高くなる平屋ですが、どのようにしたら建築費用を抑えることができるのでしょうか。建築費用を抑えるポイントを紹介します。

シンプルな1LDKなら建築費を抑えられる

建築費用を抑えるポイントは、間取りをシンプルにすることです。

部屋数が増えればその分、建材に加えて工程も長くなるのでコストがかかります。

1人で暮らすのに十分で2人暮らしも可能な1LDKなら、建築費用を抑えることができるでしょう。

凹凸のない箱型に設計

建築費用を抑えたいのなら、凹凸の少ないすっきりとした箱形の家がおすすめです。

凹凸があり壁面が多い家は建築費用がかさみます。

一方、住宅を真上から見たら凹凸のない長方形などの形状をした平屋なら作りがシンプルになり、必要とされる建材も削減できるため建築費用を抑えられます。

水回りを近いところに集中させる

キッチンや風呂場などの水回りに不可欠なのが配管の設備ですが、水回りが家の四方に分散しているような間取りだと配管が複雑になり、部材も増えて工期も伸びてしまいます。

配管をすっきりとさせるためには、水回りを近いところに集中させることです。

配管工事に時間を取られないで済む間取りは、コスト削減につながります。

坪数別!平屋の相場価格

実際の平屋の建築費用がどれほどかかるのか、坪数別に見ていきましょう。

10坪~15坪の平屋は900万円前後

建て坪が10坪~15坪ほどの平屋の相場価格は、大手ハウスメーカーなら約900万円前後、ローコスト住宅メーカーなら約500万円~600万円ほどです。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーの物件の違いは、注文住宅と規格住宅の違いです。

注文住宅なら自分の希望を設計士に伝え、予算の許す限り望み通りの住宅を作ることがでますが、規格住宅はすでにあるプランから選択方式で住宅を設計します。

自由度が少ない分、建築費用が抑えられています。

20坪の平屋は1,500万円前後

20坪~25坪の建坪になると1LDK、間取りによっては2LDKも可能な広さですが、相場価格は大手ハウスメーカーなら約1,500万円前後、ローコスト住宅なら約1,000万円~1,200万円ほどです。

相場価格は建築物そのものの価格だけでなく設備費用も含まれていますので、設備のグレード次第で予算も左右されます。

相場価格はあくまでも目安としてみておくのがいいでしょう。

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1LDKの平屋でおすすめの間取り

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1LDKの平屋ならどのような部屋の配置が考えられるのでしょうか。おすすめの間取りと平屋をおしゃれにするコツを建て坪数別に紹介します。

建坪10坪の平屋で快適な間取り

1LDKにも間取りはいろいろあるのですが、建て坪10坪程度の平屋なら、収納スペースも含めてLDKが10帖ほど、寝室が6帖ほどの広さを取ることができるでしょう。

居間と寝室が隣り合わせの間取りならば、広々とした空間を演出ができます。

居間と寝室の間に廊下を設計すれば、来客があった場合にもプライバシーを守ることができますし、生活の時間帯が違うカップルが暮らすのにも向いた間取りになります。

ただ建坪10坪の平屋では収納スペースはそれほど広く取れませんので、できるだけ物を減らしたシンプルライフのシングルまたはカップルにお勧めです。

建坪20坪の平屋なら余裕のある間取り

建坪が20坪で1LDKの住宅となると、各部屋は広々とした印象のある部屋にすることができます。

LDKなら12帖以上が見込めますし、寝室も10帖ほどの広さが可能になります。

これだけの広さがあれば、収納スペースも十分に取ることができるので、2人暮らしで物が多めの方にもおすすめです。

20坪の平屋ならLDKを10帖ほどでまとめれば6帖ほどの寝室を二部屋作ることもできますので、2人暮らしでそれぞれのプライバシーを守りたいカップルにも向いています。

平屋をおしゃれにするポイント

平屋をおしゃれに見せるために、外観と住宅内部のそれぞれにこだわってみたいポイントを紹介します。

外観にこだわる

常に人から見られる外観にこそ、住んでいる人のこだわりを見せればおしゃれな平屋になるでしょう。

漆喰の白い壁が目を引く平屋や、木目を活かしたナチュラルウッドの外壁、外壁いっぱいに大きな窓を付けた平屋など見た目がおしゃれになります。

自分が住んでみたいと思える住宅を参考にして、外観にこだわった平屋を設計してみてはいかがでしょうか。

屋根にこだわる

屋根の形で家の印象は大きく変わります。

昔ながらの三角屋根が印象的な切妻屋根や、屋根の棟から一方に流れるように設計された直線がきれいな片流れ屋根など、屋根の形を変えただけで印象は大きく変わるでしょう。片流れ屋根はモダンなイメージがあるだけでなく、太陽光発電も設置しやすいため実用的です。

さらに設置費用はほかの屋根と比べても比較的安いという点でもメリットがあります。

ロフトをつける

平屋にロフトをつけるという発想は意外にも聞こえて、おしゃれな印象になるのではないでしょうか。

ロフトは屋根裏を使ったスペースで、天井までの高さを1.4メートル以内で設計します。

直立することはできなくても、子供が来た時にはプレイルームになりますし、ゲスト用の寝室としても使えます。

また居間にロフトを設ければ、居間全体が天井の高い開放感のある空間になるでしょう。

より広い空間が作れるロフトは、一味違った素敵な住宅になるのではないでしょうか。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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