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2019年11月22日更新

ローコスト住宅のプランの特徴を詳しく解説!

ローコスト住宅の設計プランの特徴

ローコスト 住宅 プラン

一般の戸建住宅の建築相場(坪単価約60~70万円)と比べると、坪単価10万円以上抑えられると話題のローコスト住宅ですが、その住宅設計にはどのような特徴があるのでしょうか。

その特徴は、ローコスト住宅は規格住宅であるということです。

規格住宅とは、間取りや設備などが建築業者によってあらかじめ決められています。

住宅を注文する側は、業者の提示するプランから選ぶという方法で住宅を設計していきます。

それでは具体的にはどのような設計プランが用意されているのか、ローコスト住宅メーカーの提示する主な設計プランを紹介します。

住宅の形状を正方形や長方形などの箱型にするプラン

ローコスト住宅建築の特徴的な設計プランは、正方形や長方形などの箱型に住宅を設計することです。

凹凸のないすっきりとした間取りや外観に設計にすることで、壁や天井などの面積を減らすことができ、コスト削減することができるのです。

延床面積を絞ったプラン

建設費用を抑えるため家を設計する上で大切なことは、延床面積を小さくすることです。

ローコスト住宅の基本設計プランはすでにシンプルになっていますから、さらにローコストを目指すのなら、延床面積を小さくすることにより建築費用を抑えらることができるでしょう。

切妻屋根や片流れ屋根を採用するプラン

屋根の形状によっても建築費用が変わってきます。

一般住宅でよく使われる屋根の種類のうち、切妻屋根や片流れ屋根なら他の屋根よりもローコストで設置できます。

切妻屋根とは、屋根の最頂部の棟から両側にふきおろすような形状をした屋根で、昔から採用されているシンプルなデザインの屋根です。

一方、片流れ屋根とは、平面の屋根で一方に傾いた形状の屋根です。

モダンでおしゃれといった印象がある上に、太陽光発電も設置しやしやすいため実用性も高く、人気があります。

間仕切り壁を少なくしたオープンプラン

ローコスト住宅は凹凸の少ない箱型の設計が採用されていますが、間取りもシンプルなプランが採用されています。

間仕切り壁を少なくするオープンプランはよく使われる間取りで、コストを抑えるだけでなく部屋を広く見せる効果もあります。

水回りを近い位置にまとめたプラン

キッチンや風呂場などの水回りを近い位置にまとめると、建築費用を抑えることができます。

水回りの設計に欠かせないのが水道管などの配管であり、キッチンや風呂場などを振り分けてしまうと配管が複雑になり、部材が増えるだけでなく工期も伸びてしまいます。

水回りを近いところにまとめた間取りにすると、配管もシンプルな構造となり、無駄な建築費用を削減できます。

1階と2階の坪数を揃えて総2階にするプラン

同じ延床面積の住宅でも1階と2階で延床面積の坪数が異なると、壁や天井、さらには屋根が余分に増えてしまい建設費用がかかってしまいます。

ところが1階と2階の坪数を同じすると、建材を最小限にすることができて建築費用を抑えられます。

階段の位置を変えて廊下の面積を少なくするプラン

階段の位置によっても建築費用が左右されます。

階段を独立させて設置するよりも、壁に沿わせるように階段を設置して階段の仕上げを壁と統一することでコストを抑えることができます。

箱を積み上げるようにして造られた箱階段なら設計費用が比較的安いだけでなく、階段部分を収納として使うこともできるため、階段下を有効活用することができます。

既成品を利用するプラン

新築の住宅だとドアやサッシをオーダーメイドするのが普通だと思いがちですが、今やドアやサッシも質のいい既製品や規格品があります。

そうした既製品を採用することでコストダウンが図れます。

給湯器などは建築費に含まれますが、ソーラシステムやカーポートなどエクステリア設備はオプションとして別注のケースがほとんどなので気を付けましょう。

照明器具やキッチンの備品などの住宅設備なら、オーダーメイドと同様のクオリティのものがネット販売だと低価格で購入することができるでしょう。

取り付けるための費用がかかりますが、総合的に考えると節約につながります。

大きな収納を集中させるプラン

押し入れやクローゼットを各部屋に取り付ければ手間もかかり割高になりますが、ウォークインクローゼットのようにたっぷりとした収納スペースを作ればコストダウンになります。

クローゼットの中は、市販のラックや収納ボックスを工夫したDIYをすれば、さらに安く済むだけでなく自分仕様の使いやすい収納ができるでしょう。

ローコスト住宅のプランのデメリット

ローコスト 住宅 プラン

ローコスト住宅は選べるプランが少ない

ローコスト住宅のデメリットは、プランに制限があることです。

プランに幅を持たせて自由に組み合わせられるようにすると、仕入れなくてはならない部材の数が増えますし、部材によっては特別発注しなくてはなりません。

そうなれば部材の費用がかさみます。

加えてデザインも複雑にすれば、その分手間がかかり工期も伸びてしまうでしょう。

少しでも価格を抑えるために、ローコスト住宅ではプランを絞った規格住宅がほとんどです。

すでにあるプランから選ぶ規格住宅は、自由度は少なく、オプションとして追加をすれば追加料金がかかってしまいます。

規格住宅では納得がいかず、自分の理想とする住宅プランがあったり、一から設計に関わりたいという方にはローコスト住宅は不向きだと言えます。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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