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2020年01月10日更新

3階建て住宅で木造はあり!メリットやデメリット・注意点について

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

3階建て住宅を木造で建てたときのメリット・デメリット

3 階 建て 住宅 木造

木造の3階建てにすると、部屋数を増やしたり、高さを利用して吹き抜けを作れたりするメリットがあります。

一方、木造の3階建てはデメリットもあるため、3階建てにした場合どのようなデメリットがあるのかをあらかじめ知っておく必要があります。

では、3階建て住宅を木造で建てたときの具体的なメリット・デメリットを見ていきましょう。

費用を抑えやすい

実は3階建ての場合、屋根や基礎部分、構造計算の費用が割高になる傾向にあります。

そのため、木造の3階建ては高いというイメージを持っている人が多いようですが、同じ「建築面積」の場合は立場が逆転します。

2階建ての場合、庭のスペースや駐車場を確保しなければならないため、その分広い土地が必要になります。

例えば40坪の敷地に建築面積30坪の2階建て住宅を建てる場合を考えてみます。

残った10坪が駐車場や庭などです。

3階建ての場合は1階に駐車場を確保すると庭や駐車場のスペースを省略できるため、同じ広さの建物を30坪の敷地に建築することができます。

つまり3階建ての場合は10坪分の土地取得費用を抑えることができることになります。

限られた敷地に家を建築するケースが多い都心部で3階建てがよく見られるのは、費用を抑えやすいという面もあるようです。

デザインの自由度が高くなる

木造住宅を3階建てにする場合、土地が狭くても床面積を広くすることが可能です。

そのため、狭小地であっても部屋数や水回りなどを増やすことができます。

また、吹き抜けを作ったり、光を取り入れ明るい空間にするためにスリット窓を設置したりと2階建てよりデザインの自由度も高くなるでしょう。

その他にも2階建てにはできないような、高さを利用したデザイン設計が可能です。

シロアリ対策は必要

シロアリは木造や鉄骨関係なく、被害にあう可能性があります。

シロアリが主に侵食するのは木造部分なので、木造部分に到達するまでに蟻道を作って移動し続けます。

特に木造の場合は、柱や梁などが木で造られているため、新築時にシロアリ対策を行うのは必須となります。

しかし、シロアリ対策は一度行えば終わりというわけではありません。

薬剤の効果が切れる約5年〜約10年のタイミングで再度シロアリ対策を行う必要があります。

費用は一般的に1階部分の床面積から算出されるため、3階建てであっても2階建ての費用とあまり変わらないでしょう。

耐震性が心配になってしまう

木造の3階建てで心配なことと言えば、耐震性ではないでしょうか。

近年地震が頻繁に発生しており、再度大地震が来ると言われているため命を守るためにも住宅に耐震性がないと不安になってしまいます。

何より2階建てより高くなるため上階部分が揺れやすく、重量が重くなるため耐久性に不安が出てくるでしょう。

また、3階建ての場合は1階部分が駐車場になっているケースも多く、1階部分に広い空間が空いているため、上階部分を支えられない可能性があります。

その他に、3階建てが建築される場所は狭小地が多く、細長い形状の3階建てが少なくありません。

その場合、地震に抵抗するための耐震壁が設置しにくくなるため、地震に弱くなる恐れがあります。

次の章で、木造3階建ての耐久性・耐震性についてご紹介します。



3階建ての木造住宅の耐久性や耐震性は大丈夫なのか

次に、3階建ての木造住宅の耐久性や耐震性についてご紹介します。

3階建て住宅の基準は年々厳しくなっている

そもそも木造住宅は、鉄筋コンクリートや鉄骨造に比べ耐久性や耐震性が劣るという印象を持つかもしれません。

しかし、本来木材は古くから使用されている優秀な建材なので、木造だからといって、耐久性や耐震性が劣るという訳ではありません。

木造3階建て住宅で一番重要なことは、構造部分がどうなっているのかということです。

建築基準法では、3階以上の住宅を建てる際「構造計算」を行うことを義務付けています。

3階建てを建てる際の建築確認申請書には、構造計算書を添付しなければなりません。

構造計算とは建物の耐久性・耐震性を数値化したもので、災害で受ける力に対し建物が耐えられるのかを計算します。

また2007年6月の建築基準法改正で以前よりも施工時のチェックが厳しくなり、使用する金物なども検査されるようになりました。

現在、国をあげて住宅の耐震化に力を入れていることもあり、木造3階建て住宅の耐久性や耐震性に対しても設計段階で厳しくなる傾向にあります。

都会の3階建てはメジャーになりつつある

先程も少し触れましたが、都心部の場合、土地が限られているため狭小地が多くなります。

その結果、十分な間取りを確保するために3階建てにするケースが少なくありません。

また、都心になると土地の値段も地方より高額になる傾向にあるため、広い土地が必要な2階建て住宅では費用が高額になってしまいます。

そのため、限られた土地や費用を考えると、木造3階建てが一番適しているのかもしれません。

都心では3階建ての建売も販売されており、多くの3階建て住宅が立ち並んでいることから、地方部に比べて3階建ての住宅があまり珍しくない光景となっています。

3階建ての木造住宅を建てるときの注意点

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3階建ての木造住宅を建てるときの注意点とはどのようなことがあるのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

機能的な間取りにする

3階建て住宅の場合、2階建てよりも1フロア多くなると同時に移動範囲が増えていきます。

一般的な3階建ての場合、1階が駐車場・お風呂・玄関、2階がLDK、3階が部屋のような間取りが多くなります。

生活動線が最短距離になるように、機能的な間取りにすることが重要です。

例えば、1階または2階に家事室を作り、洗濯機やアイロンがけ、洗濯物を干す場所を一箇所で済ませるようにします。

すると、無駄な往来がなくなり3階建てであっても不自由を感じさせない間取りになります。

また、収納スペースを1階に設けることで、荷物を持って階段を上り下りしなくても良い状態にできるため手間を省くことができます。

地盤改良に費用がかかることを意識しておく

3階建ての場合、2階建てよりも家の重量が重くなるため地盤を強固なものにする必要があります。

かかる費用や改良する工法などは実際に土地を調べてみないと分かりません。

多くの場合、土地を購入してから地盤調査を行うため費用がどのくらいかかるのかは地盤次第となります。

地盤改良には、表層改良工法・柱状改良工法・鋼管杭工法といった工法があります。

それぞれの工事内容は以下の通りです。

・表層改良工法:

軟弱な地盤が2m程度の深さまでの場合に行う工法。

軟弱な地盤の強度を上げ下部の固い地盤層と一体化させる工法のこと。

・柱状改良工法:

軟弱な地盤が8m程度の深さまでの場合に行う工法。

土の中にコンクリートの柱を作り硬い地盤まで掘り支持地盤を作る工法のこと。

・鋼管杭工法:

柱状改良工法と同じ工法。鋼の杭を深い地盤へと打ち込む工法のこと。

上記の地盤改良にかかる費用は約50万円〜約100万円以上となります。

3階建て住宅を建築する場合は、地盤調査費や地盤改良費も用意する必要があるでしょう。

信頼できる業者選びが何より大切

都心部にお住まいで木造3階建てを考えている人も多いのではないでしょうか。

これまで見てきたとおり、3階建てにはあらかじめ気を付けておくべきポイントがあります。

また、木造2階建てをメインに建築している業者が3階建てを建てる場合、3階建て用の建材などを特別に発注したり、構造計算にかかる費用が割高になってしまうこともあります。

都会に木造3階建てを建てたい場合は、3階建て住宅建築の実績が豊富で得意な業者を選ぶようにしましょう。

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