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2019年11月08日更新

高気密住宅の施工と高断熱との関係について解説!

  • 【監修者】タクトホームコンサルティングサービス
  • この記事の監修者
    タクトホームコンサルティングサービス
    亀田融

高気密住宅の施工前に知っておきたい高気密の定義とは

高 気密 住宅 施工

住宅建築のパンフレットでもよく目にする「高気密住宅」という言葉ですが、どのような住宅を指すのでしょうか。

「高気密住宅」とは「気密性が高い住宅」

高気密住宅とは、建物の壁や天井、床、窓枠の接合部などに生じやすい隙間をできる限り減らし、気密性を高めた住宅のことです。

キッチンの換気からも外に空気が逃げないようにすることで、冬ならば温かく温められた空気が、夏ならば冷やされた空気が逃げていくことのないように設計されています。

気密性の高めるための方法

住宅の気密性を高めるための方法として精度の高い建築部材を使用し、防湿シートや断熱材、気密テープなどを使用して住宅の隙間をふさぎます。

気密性を高めるという観点からすると住宅を密閉しているかのように見えますが、高気密と密閉とは意味が違います。

「密閉」とは、完全に隙間を失くすことを意味します。住宅の高気密性は、気密性は高まるものの密閉状態にはなりません。

高気密であるかどうかを表す数値「C値」

住宅の気密性は「C値」と呼ばれる数値によって表されます。住宅全体に対してどれほどの隙間があるのかを算出した値が「C値」です。

「C値」が低ければ気密性が高く、「C値」が高ければ気密性が低いということを示しています。

住宅の気密性を表すC値とは?

「C値」とは、「住宅の気密性を表す数値」です。

正式には「隙間相当面積」と言い、数値として気密性を知ることができるため、各住宅の気密性を簡単に比較することができます。

施工後の住宅を使って求められるC値

C値の測定は施工が終わった住宅で行われ、気密測定器という機械が使われます。

送風機を使って室内の空気を外へと放出して、その際に減圧した気圧と風量を気密測定器で測定し、隙間面積を算出します。

C値を求める公式

C値は、家全体の隙間面積を測定し、それを延床面積で割ることで求められます。

  • C値 = 家全体の隙間面積 ÷ 延床面積

低いC値は気密性が高い証拠

C値の値が低ければ気密性が高いことになり、C値が高ければ気密性が低くなります。

具体的には、寒冷地のような高い気密性の住宅が求められる地域では、C値は「2」程度の家が住宅基準となっていました。

高気密性住宅をセールスポイントにしているような住宅では0.2や0.3といったさらに低い数値も見られます。

平成14年までは次世代省エネルギー基準として国がC値の地域別の目標基準を設定していました。

それによれば、寒冷地ではC値は「2」、都市部ではC値は「5」を目標に建築計画が進められていました。

高気密と高断熱の関係とメリットとは

なぜ高気密だと高断熱住宅になるのでしょうか。

その理由は、気密性が高ければ、断熱性も高められるからです。

その関係を詳しく見ていきましょう。

断熱性と気密性の関係

断熱性の高い住宅とは、断熱材など用いて家の中と外の間に壁を作り、熱を伝わりにくくした住宅です。

しかし、もしも隙間風が多いような住宅だとしたら、どうなるでしょうか。

せっかく温められた熱は外へと逃げてしまいます。

そこで気密性の高さが大切になるのです。気密性が高ければ、温められた家の中の熱を外に逃がしにくくなります。

つまり冷暖房費用を抑えて快適に暮らすためには、高気密であり高断熱の住宅の方がよく、住宅の気密性と断熱性は切り離せない関係なのです。

そのため住宅は、高気密と共に高断熱をセットとして施工される例が多いのです。

高気密高断熱のメリット

高気密高断熱住宅のメリットの一つは、冷暖房費用を抑えつつ室内の温度を一定に保つことができることです。

冷暖房器具を酷使することなく、室内の温度が保ちやすくなります。

そのため省エネにもつながり、環境に優しい住宅と言えます。

また、室内の温度を一定に保つことができると、コールドドラフトや熱中症を防ぐことができます。

コールドドラフトとは外気の影響で壁や窓の表面温度が低くなり、そこに接している室内の気温も局部的に低くなってしまう現象です。

暖房をつけているのに部屋が寒い、といった場合はこの現象が起きている可能性があり、不快感につながります。

熱い夏場は、高気密高断熱ではない住宅の場合は気づかない間に室内の温度が上がってしまい、室内にいても熱中症になるケースが見られますが、高気密高断熱住宅なら冷房効率もあがり、そういったトラブルを防ぐことができます。



高気密高断熱住宅施工のデメリットをカバーする計画換気とは

様々なメリットのある高気密高断熱住宅ですが、デメリットもあります。

高気密で高断熱なため、室内で発生した湿気がこもって湿度が上がり、断熱材を傷めやすいことや、気密性が高いため空気がよどんだり汚れたりすることが挙げられます。

よどんだ空気や汚れた空気は、健康への悪影響も考えられます。

しかし、せっかく断熱して室内の温度を快適に保っていても、窓を開けて換気してしまうと外部の温度に大きく影響を受けてしまうことになります。

しかし、こうしたデメリットは、計画換気をすることで解消できます。

計画換気とは

計画換気とは、換気装置などを用いて室内の空気の流れをコントロールして、汚れた室内の空気を排出して家の中の空気をきれいに保つためのシステムです。

計画換気システムの種類

2019年現在、使われている計画換気システムには4つありますが、大きく分けると自然換気と換気装置を使った換気があります。

自然換気はパッシブ換気とも言われ、窓を開けることも方法のひとつですが、室内の温度差を利用して空気の移動を促す方法です。

換気装置を使った喚気には、換気ファンを用いて室内と室外の空気を入れ替える「第一種換気システム」があります。

室外から空気を機械的に入れて、室内の空気は自然排気をする「第二種換気システム」、そして室内の空気を機械的に排出し、室外からの空気は自然に任せるのは「第三種換気システム」です。

高気密高断熱住宅には第一種換気システムが最適

高気密高断熱住宅には、第一種換気システムが最適です。

換気装置を使い、強制的に空気の入れ替えを行うことで、室内の空気をきれいに保つだけでなく気圧も安定します。

喚気をしても気密性は変わらない

換気をすると気密性がなくなると誤解されやすいのですが、気密性とは住宅の隙間からどれだけの空気が出入りするかの性能のことですから、換気とは関係ありません。

高気密高断熱住宅施工は省エネになるのか?

高 気密 住宅 施工

高気密高断熱住宅は省エネになる

高気密高断熱住宅は住宅自体が、室内の温度を一定に保つ機能を持っています。

そのため冷暖房機器に頼りすぎなくても、室内温度を快適に保てます。

冷暖房機器の使用頻度が減るので、省エネにつながるのはもちろん、節約にもなります。

省エネ住宅なら助成金や補助金が受けられる

省エネ住宅は国や自治体が推奨する住宅性能です。

省エネ住宅を増やすための援助として、助成金や補助金が用意されています。

ZEH(ゼッチ)住宅を支援するZEH補助金では、ゼッチ住宅の基準に見合いゼッチ住宅と認められれば、新築やリフォームに限らず、2019年度は少なくとも70万円の補助金が受けられます。

省エネ住宅のリフォームなら、高性能の断熱材やガラスの改修、蓄電システムを導入などで、断熱リノベ補助金により120万円の補助金が支給されます。

助成金や補助金の例と注意点

高気密高断熱住宅にはさまざまな助成金や補助金が用意されているのですが、どの助成金や補助金に申請するにしても、住宅の建設前に申請するのが一般的です。

また各助成金、各補助金によって申請するための条件が異なるだけでなく、助成金額もその年によって変わることもあります。

省エネ住宅の建設、またはリフォームにより助成金や補助金の申請時には、必ずそれぞれの助成制度の詳細を事前に確認しましょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

こここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

正確な建て替え金額を知るためには、建て替え前に「見積もり査定」を受ける必要があります。

そのとき大事なのが、複数社に査定依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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