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2020年06月18日更新

【輸入住宅スタイル】種類と工法について解説!

輸入住宅スタイルを決める前に知っておきたい輸入住宅の特徴とは

輸入 住宅 スタイル

どのような輸入住宅を建てるかを決める前に、まずは輸入住宅に共通する特徴について知っておきましょう。

輸入住宅の特徴とは

輸入住宅とは海外の設計思想によってデザインされ、日本国内で建てられる住宅のことを言います。

輸入住宅は海外のライフスタイルを反映した構造となっており、建築に使用する資材も輸入で調達します。

外観や内装のデザインはクラシックなものが多く、流行に左右されにくいという特徴があります。

輸入住宅のメリット

輸入住宅の最大のメリットとしては、まず外観の美しさが挙げられます。

北欧やアメリカ、地中海などの地域をイメージした輸入住宅は日本の住宅には無い個性的な魅力を持っています。

また、輸入住宅はデザイン性の高さだけでなく、断熱性や気密性などの機能面でも優れているというメリットを持っています。

輸入住宅のデメリット

住宅はどんなに大切に扱っていても一定の周期でメンテナンスが必要となります。

場合によっては劣化した資材や部品を交換しなければならないこともあるでしょう。

しかし、輸入住宅の場合は資材の調達を輸入に頼っているため、新たな資材の調達が困難になる可能性があるというデメリットがあります。

輸入住宅スタイルの種類はどのように分けられているのか?

輸入住宅の代表的なものとして、地域的特徴から大きく「北米スタイル」と「欧州スタイル」の2つに分類されます。

それぞれの違いで最も分かりやすい特徴は見た目の差ですが、デザイン以外にも素材の違いや時代的特徴から更に細分化することができます。

輸入住宅のスタイルは多種多様であるため、まずは自分の好みのスタイルを探してみると良いでしょう。

代表的な北米スタイル

代表的な北米スタイルとしては次のようなものがあります。

アーリーアメリカンスタイル

アーリーアメリカンスタイルとは、まだアメリカがイギリスに統治されていた頃によく建てられていたデザインの家です。

ラップサイディングの外壁と三角形の切妻屋根やドーマーが特徴的で、輸入住宅の中でも代表的なスタイルです。

ジョージアンスタイル

ジョージアンスタイルは17世紀のイギリスで富裕層の人気を集めたスタイルです。

総レンガが特徴的で、優雅で威厳のあるシンメトリーなデザインは現代でも憧れを抱く人が少なくありません。

ニューヨークスタイル

ニューヨークスタイルはレンガや木材などの自然素材を活かしたレトロさと、流行の最先端であるモダンさの調和が取れたスタイルです。

大きな窓やブリックの外壁が特徴的で、お洒落な照明や重厚なドアなどの建具によって洗練された大人の高級感を演出することができます。

カリフォルニアスパニッシュ

カリフォルニアスパニッシュはアメリカの南西部でイギリスとスペインの文化が交わって生まれたスタイルです。

石や木材などの自然素材を活かした、まるでリゾート地の建物であるかのような開放的な建物が人気です。

カナディアンスタイル

カナディアンスタイルはカナダの厳しい自然条件下でも快適に過ごすことができるよう工夫された住宅です。

デザインの豊富さもさることながら断熱性や気密性に優れた構造を持っているため、年間を通して快適に過ごすことができるでしょう。

また、カナダは早くから環境保全にも取り組んでおり、カナディアンスタイルは地球に優しい家であるとも言えます。

代表的な欧州スタイル

代表的な欧州スタイルとしては次のようなものがあります。

スカンジナビアン(北欧)スタイル

スカンジナビアン(北欧)スタイルは厳しい冬を乗り越えるために考案されたスタイルで、素朴でシンプルな外観が特徴的です。

北欧では日照時間が短いため室内で過ごす時間が長くなります。

そのため、室内でも快適に過ごせるよう腰壁に木材を使用するなど自然素材の持つ温かみを最大限活かした造りとなっています。

プロバンススタイル

プロバンススタイルは地中海のリゾート地をイメージさせるようなスタイルです。

強い日差しを受けるため、断熱のために白い外壁やオレンジ色のテラコッタ瓦がよく利用されます。

イタリアネイトスタイル

イタリアネイトスタイルは荘園邸宅をモチーフとしたエレガントな外観を持つスタイルです。

窓や玄関、擬石モールなどには細部まで美しい装飾が施されており、それら全ての調和がとれたクラシックな雰囲気が特徴的です。

スパニッシュスタイル

スパニッシュスタイルはスペイン南部で誕生した、大きな窓やベランダのあるコロニアル様式のスタイルです。
オレンジや赤茶色の屋根瓦やアーチ状の玄関ポーチ、緩い勾配の切妻屋根が特徴的です。

チューダースタイル

チューダースタイルはイギリスで誕生したスタイルで、梁や柱などの骨組みが外から見えるようにデザインされています。

急勾配の屋根や縦長の窓、レンガ造りの外壁などが特徴的で、日本でもハーフティンバーデザインとして高い人気があります。

輸入住宅スタイルはどのような工法で建てられるのか?

海外から資材を輸入する輸入住宅の工法は主に次の4つがあります。

2×4(ツーバイフォー)工法

建築に使用する木材の寸法が2インチ×4インチであることからツーバイフォー工法と呼ばれています。

2×4工法と似た工法に2×6工法というものもあり、使用する木材の寸法によって工法名が異なります。

日本古来の住宅が柱や梁を使った木造軸組工法で住宅を線で支えますが、2×4工法は壁や床、天井の面で住宅を支えるという特徴があります。

2×4工法はアメリカで生まれた工法で、北米スタイルの輸入住宅ではよく使われています。

パネル工法

パネル工法は北欧で生まれた工法です。

予め壁や床、天井などをパネルで作成し、それらを組み合わせることによって箱状の空間を造ります。

建物を線ではなく面で支えるという考え方としては、2×4工法や2×6工法と共通しています。

パネル工法はパネル同士を隙間なく接合するため、住宅の断熱性や気密性が高くなります。

また、地震の揺れにも強い構造となっているため地震大国である日本にも適した工法であると言えるでしょう。

パネル工法は北米だけでなく北欧の輸入住宅でも良く使われています。

丸太組工法

丸太組工法とは丸太や角材を積み重ねることによって壁を造る工法のことで、一般的にはログハウスと呼ばれています。

使用する丸太は樹皮を剥いただけの丸太なので吸湿性に優れています。

ただし、吸湿するため時間の経過とともに建物に歪みが生じる恐れがあり、小まめなメンテナンスが必要となります。

カナディアンスタイルではよくこの丸太組工法が使用されています。

ティンバーフレーム工法

ティンバーフレーム工法はヨーロッパで生まれた工法です。

まず角材同士のほぞと仕口を接合して建物のフレームを造り、レンガや石材などで柱の間を埋めて壁を造ります。

建物の外部からも美しい柱と梁が見えるのが特徴的です。

ティンバーフレーム工法はチューダースタイルの輸入住宅で使われています。

輸入住宅スタイルを実現してくれるハウスメーカーはどう探せばいいのか?

輸入 住宅 スタイル

輸入住宅を建てようと考えてハウスメーカーを探してみても、一般的なハウスメーカーでは輸入住宅を扱っていない場合があります。

また、輸入住宅を扱っているハウスメーカーを見つけられたとしても、全てのスタイルを扱っているとは限りません。

ハウスメーカーによって扱っているスタイルや得意とするスタイルが異なるため、自分の好みに合ったハウスメーカーを選ぶ必要があります。

希望するハウスメーカーの選び方としては、ウェブサイトで輸入住宅ハウスメーカーを検索する、カタログを請求する、輸入住宅スタイルブックを活用するなどの方法があります。

まずは坪単価の価格帯を参考にしてハウスメーカーを絞ると良いでしょう。

最後に

住宅の建築費用は家の規模やデザイン、設計、内装などによって大きく異なることがあります。

ハウスメーカーを選定する際に坪単価は一つの目安となりますが、実際にその通りの金額で家を建てられるとは限らないということは留意しておきましょう。

最近では輸入住宅を扱っているハウスメーカーも増えており、どこのハウスメーカーに依頼したら良いか迷ってしまうこともあるかもしれません。

ハウスメーカーの選び方としては、扱っている輸入住宅のスタイルと坪単価を参考にすることで効率的に選ぶことができます。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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