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2020年01月17日更新

輸入住宅の値段は高いのか?

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

輸入住宅の値段の相場は

輸入 住宅 値段

輸入住宅は日本式住宅よりも高いというイメージが強いようですが、実際の価格相場はどの程度なのでしょうか。

ここでは輸入住宅の価格相場について、日本式住宅の価格相場と比較しながら見ていきましょう。

坪単価は日本式建築とさほど変わらない

輸入住宅は国内で知名度のある大手ハウスメーカーから輸入住宅専門の中小規模ハウスメーカーまで、様々な業者が取り扱っています。

住宅のグレードや使用する部材の種類によって建築にかかる費用は異なりますが、輸入住宅の坪単価は安いものでは約30万円程度から、高級仕様では100万円以上も珍しくありません、平均は約60万円~90万円程度と言われています。

一方、日本の大手ハウスメーカーで日本式建築の住宅を建てる場合、坪単価の平均は約70万円~80万円が一般的です。

両者を比較してみると、輸入住宅を建てる場合も大手ハウスメーカーで日本式建築の住宅を建てる場合も坪単価はあまり変わりません。

しかし、輸入住宅と日本式住宅のいずれも住宅のグレードによって坪単価は異なります。

標準タイプの住宅であれば両者のコストは同等かもしれませんが、ハイグレード住宅の場合は輸入住宅の方が日本式住宅よりも高くなる傾向にあるようです。

坪単価は住宅のグレードだけでなくどの業者に施工を依頼するかによっても異なります。

そのため坪単価の上限は無いとも言えますが、日本式住宅の場合は坪単価が約75万円~100万円であれば一般的に高級住宅と呼ばれる住宅を建てることができます。

一方、ハイグレードな輸入住宅の中には坪単価が100万円を超えるものもあるようです。

以前に比べて安くなっている

輸入住宅はお洒落な反面、日本式建築よりも建築コストが高いというイメージを持つ人も少なくありません。

たしかに以前は輸入住宅を建てようとしたら、日本式建築よりも建築費用が高額になってしまう傾向がありました。

なぜなら、まだ輸入住宅が一般的ではなかった頃は輸入住宅を扱う業者が少なく、価格を抑えたプランが今ほど充実していなかったためです。

また、施工できる職人の数も少なく、工事にかかる人件費が日本式建築より高額になっていたことも原因の一つとして挙げられます。

しかし、近年では輸入住宅を扱う業者が増え、職人の不足も解消されてきました。

さらに輸入住宅を扱う業者が増えて価格競争が生まれたことにより、輸入住宅の建築費用は以前よりも安くなってきています。



輸入住宅が高くつく場合もある

場合によっては日本家屋よりも輸入住宅の方が高くつくことがあります。

では、どのような場合に高くなってしまうのかについてご紹介します。

円相場の影響を受けやすい

輸入住宅は円相場の影響を受けやすいという特徴があります。

円相場が円高の時には外国産の資材を安く輸入することができますが、反対に円安の時には資材の価格が高くなります。

資材の価格が上がれば建築費用も高くなるため、輸入住宅は円相場の影響を受けやすいのです。

もちろん日本家屋を建てる際に使用する木材も輸入に頼っている場合があるため、円相場の影響を受けるのは輸入住宅に限った話ではありません。

しかし、輸入住宅の場合は資材のほぼ全てを輸入して建築するため、日本家屋建築よりも円相場の影響を強く受けることになります。

建築様式によって高くなる

輸入住宅は建築様式によっても価格が大きく変化します。

たとえば、アーリーアメリカンスタイルはツーバイフォー工法の住宅が多く、比較的手間のかからない工法のため建築費用を比較的安く抑えることが可能です。

この場合の費用の目安は、延べ床面積が40坪の住宅で2000万円台前半と言われています。

一方、外壁を総レンガ張りにすると建築費用は高くなります。

ジョーシアンスタイルや北欧スタイル、英国スタイルで外壁を総レンガ張りにする場合は資材コストが高くなるとともに工期も長くなり、人件費もかさみます。

この場合の費用の目安は、延べ床面積40坪の住宅で2000万円台後半~約4000万円でしょう。

また、ログハウスの場合は太い天然木を大量に使用するため、最低でも約3000万円はかかるようです。

外観で高くなる

輸入住宅は日本式住宅に比べて外観のデザインにお金をかける傾向があります。

輸入住宅では外壁材としてレンガを使用することが多々ありますが、木材よりもレンガの方がコストがかかります。

また、ベランダや玄関の庇、フラワーボックスなどデザイン性の高い設備をどの程度取り入れるかもコストに影響します。

デザイン性を重視し、欧米の外観デザインを全て取り入れようとすると日本家屋に比べて建築費用が高くなるため注意しましょう。

設備の費用で値段が高くなる

輸入住宅と日本家屋のコストの違いは、設備が国産であるか輸入品であるかという点でも差が生じます。

輸入品は輸送コストが費用に含まれるため、同じ性能の品物であってもコストが割高になるのです。

木材に関しては日本式住宅も輸入品を使用していることがありますが、設備に関しては日本のメーカー品を使っているケースが多いようです。

一方、輸入住宅の場合は室内設備にも輸入品を使うことが多くなるため費用が割高になります。

もし少しでも費用を安く抑えたいのであれば、ドアノブやキッチン設備は日本製にするなど、設備ごとに検討することが大切です。

輸入住宅の値段を安くする工夫

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ここでは輸入住宅を安く手に入れるためにどのような工夫が有効であるかについてご紹介します。

工法で工夫する

シンプルで施工が比較的簡単な工法を選ぶことによって費用を安く抑えることができます。

たとえば、ツーバイフォー工法であれば決まった規格の木材を使用するため量産技術が確立しており、費用を安く抑えることが可能です。

また、ツーバイフォー工法の魅力は建築費用が安価であるというだけではありません。

実はツーバイフォー工法は日本の在来住宅よりも耐震性に優れていると言われているのです。

日本は地震大国なので、ツーバイフォー工法は日本に合っている工法でもあるとも言えるでしょう。

外観が凝った建物は建築費用が高い

外観に凹凸があるような凝ったデザインの建物は建築費用が高くなります。

そのため、費用を抑えたいのであればできるだけ建物の形状をシンプルにすることが重要です。

複雑な形状であればその分外壁の表面積が大きくなり必要な外壁材の量も増えます。

外壁材にかかる費用の割合は建築資材の中でも比較的大きく、外壁材を節約することができれば建築費用の総額を抑えることができるでしょう。

内装で工夫する

内装にかかるコストを削減することも重要です。

輸入住宅では建物の雰囲気に合う輸入品の設備や内装を選びたくなりがちですが、全てを輸入品にするとコストも高くなってしまいます。

妥協できる部分とそうでない部分を見極め、輸入品だけでなく国内品も上手に使ってコストを削減しましょう。

ローコストの輸入住宅を建てることを得意とするハウスメーカーで建てる

ローコストの輸入住宅を建てることを得意とするハウスメーカーであれば、複数のモデルタイプの輸入住宅を取り扱っています。

選択肢が多ければ多いほど、住宅に対する要望を実現できる可能性が高くなるでしょう。

ローコストの輸入住宅を主に扱っているハウスメーカーとして、「ロビンスジャパン」があります。

ロビンスジャパンで扱っている住宅の中でも低価格帯のものは約600万円から建てることが可能です。

この価格帯で建てられるタイプはオレゴン・カントリー風のもので、間取りは1LDKなどのシンプルなものが多いようです。

他にも比較的高価格帯のものとしてビクトリアンスタイルの家があり、こちらは約1500万円以上から建築可能です。

この価格帯の住宅では建物の外観が複雑な形状のものが多くなり、間取りもファミリー向けで広いものが多いようです。

輸入住宅には、各々産出国の気候風土に適応した設計特性があります。見た目だけでなく性能や構造特性を十分理解して選択することをお勧めします。

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